HeNeレーザーの取扱いおよび取付け方法
Please Wait
HeNeレーザ:取扱いならびに取付けガイドライン
Click to Enlarge
図1:HeNeレーザの外部筐体は、レーザ共振器の部品と機械的に結合しています。外部筐体への応力は、レーザ共振器部品のミスアライメントと、破損につながる可能性があり、出力ビーム(赤い矢印)の質とパワーに悪影響をおよぼし、最悪、レーザの故障につながる場合があります。
1. | 高反射光学素子 | 7. | アノード |
2. | ガス溜 | 8. | ガラス製内孔 |
3. | 外側の筐体 | 9. | |
4. | ガラス | 10. | ポッティングコンパウンド |
5. | ガラス-金属封止 | 11. | カソード |
6. | 出力光学素子 |
HeNeレーザは、損傷を防ぐために慎重な取扱いと取付けが必要です。
レーザ筐体には決して曲げ力を加えてはなりません。レーザの外部筐体への応力は、レーザ共振器内部品のミスアライメントや、損傷につながる場合があります。これにより下記に影響をおよぼす恐れがあります。
- 出力ビーム品質への影響
- 出力パワーの低下
- ビームポインティングへの影響
- マルチモード成分の誘因
工場では、HeNeレーザを輸送時の衝撃や振動から保護するための梱包が行われ、十分に保護されておりますが、HeNeレーザの損傷につながるような応力がかかってしまう可能性は、お客様が直接取り扱うときに最も高くなります。
HeNeレーザの最適な性能維持のため、落としたり、力づくで取付け具に挿入しないようにしてください。マウントへの取り付け、ケージ部品やリングアクセサリの使用による筐体の固定、輸送、保管時には十分にご注意ください。
HeNeレーザを丁寧に扱うことにより、長期にわたって最適な性能を得ることができます。
「Insights-ヒント集」は下記リンクからご覧いただけます。 | 最終更新日:2019年12月4日 |
Posted Comments: | |
No Comments Posted |