Cerna®複屈折イメージング顕微鏡
- Stress- and Strain-Induced Birefringence Imaging
- Raw Measurement Mode with Multiple Input Polarizations
- Measurements of Retardance and Azimuth (Fast Axis Orientation)
- Custom Operating Wavelengths Available from 488 to 780 nm
CM501
Cerna Birefringence Imaging Microscope with Manual Objective Arm
The optical table, sample holder,
and laptop are sold separately.
Sample Measurement Results Using the CM50x Software
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顕微鏡CM502の側面
CM50x Configuration Comparisona | ||
---|---|---|
Item # | CM502 | CM501 |
Included Motion Controller | MCM301 and MCMK3 | N/A |
Included Objective Arm | ||
Item # | PLSZ and PLSZ1 | ZFM1020b |
Type | Motorized | Manual |
Travel Range | 1" (25.4 mm) | |
Resolution | Bidirectional Repeatability: 5 μm Min. Incremental Movement: 424 nm | ~ 2 mm / 30° |
Recommended Objectivesc | N4X-PF, N10X-PF (Included), or N20X-PF | N4X-PF or N10X-PF (Included) |
特長
- 試料のリターダンスは633 nmにおいて最大1/2波長(316 nm)まで、ファスト軸角度(Azimuth)は最大±90°まで測定可能
- 空間分解能:1.055 μm(付属の倍率10倍、NA0.3の対物レンズ使用時)
- このほかにも精度検証済み対物レンズを別売りでご用意(下記参照)。
- 633 nm光源内蔵
- 2タイプの構成をご用意
- 電動式対物アーム(顕微鏡型番:CM502)
- 手動式対物アーム(顕微鏡型番:CM501)
- 動作波長は488~780 nmの範囲内でカスタマイズも可能。当社までお問い合わせください。
用途例
- 応力誘起複屈折イメージング
- 複屈折性に敏感な組織の分析
- 無染色(ダイフリー)および無標識(ラベルフリー)でのイメージング
- 構造イメージング
- 病理診断
- 材料研究
- 品質検査
Cerna®複屈折イメージング顕微鏡は、複屈折性材料のリターダンスとファスト軸角度(Azimuth)を測定するためのコンプリートなシステムです。付属の対物レンズを使用して、リターダンスの測定精度±1 nm、ファスト軸角度の測定精度±1°、空間分解能1.055 μmが得られます。Cernaプラットフォームの高い柔軟性により、さまざまな複屈折イメージングにご利用いただけます。CM50xシリーズの顕微鏡は学術研究、医療診断、工業生産、製品品質保証などの用途向けに設計されています。液晶デバイスをベースにして動作するため、内部に機械的動作が無く、従って非常に安定した振動の無いシステムになっています。これらの顕微鏡の動作原理や、実際に取得されたデータの例は「技術」タブでご覧いただけます。
下記のシステムの照明波長は633 nmです。この波長は488 nm~780 nmの範囲内でカスタマイズ可能です。 カスタマイズをご希望の場合は当社までご連絡ください。システムに付属する倍率10倍の標準的な対物レンズを使用すると、リターダンスは633 nmにおいて最大1/2波長(316 nm)まで、ファスト軸角度(Azimuth)は最大±90°まで測定可能です。これらの顕微鏡の詳細な仕様は「仕様」タブをご覧ください。
顕微鏡ボディは95 mmのアリ溝が付いた柔軟性の高いCernaプラットフォーム上に構築されているため、対応する様々なサンプルホルダを簡単に組込むことができます。また、Cerna顕微鏡ボディ用アタッチメントを用いると、カタログ内の多くのオプトメカニクスコンポーネントを統合することができ、そのようにして構成したカスタム仕様のモジュールを組込むのも容易です。また、顕微鏡CM50xには2対物切換えレボルバCSN1202が組込まれており、2つの対物レンズを保持できます。当社が推奨する、複屈折計測用としての精度が検証されたサンプルホルダや対物レンズについては、「顕微鏡のアドオン」タブをご参照ください。
顕微鏡CM50xは、顕微鏡ボディ、LED照明モジュール、倍率10倍のNikon製対物レンズ、サイエンティフィックCMOSカメラ、電動焦準モジュール(顕微鏡型番CM502の場合)または手動焦準モジュール(顕微鏡型番CM501の場合)で構成されています。CM501とCM502の構成の比較については右の表をご覧ください。各顕微鏡に含まれるコンポーネントは「発送品リスト」タブで一覧できます。
複屈折イメージング顕微鏡には、システム制御からデータ取得までのすべてを行うことができる、Windows®ベースのソフトウェアパッケージが付属します。ソフトウェアの情報と測定例については「ソフトウェア」タブをご覧ください。
これらのシステムはお客様側で設置いただけます。詳しい設置方法はCM50xのマニュアルに記載されています。組立て手順の概要は「組立て」タブでご覧いただけます。また、「接続」タブではすべてのシステム接続をご覧いただけます。 オプションで設置サービス(有料)も行っております。お見積りについては、当社までお問い合わせください。
広い視野が必要な場合には、リターダンスとファスト軸角度の測定範囲と精度は同じですが、Ø20 mm以上の視野を有する複屈折イメージングシステムLCC7201B をご利用いただけます。ただし、空間分解能は9.77 μmと低くなります。
顕微鏡CM50xの仕様
General Specifications | |||
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Item # | CM502 | CM501 | |
Light Source Wavelengtha | 632.8 nm ± 1 nmb | ||
Microscope | Cerna® Series Microscope | ||
Measurement Range | Retardance | Standard Retardance Range: 0 nm to 316 nm Low Retardance Range: 0 nm to 100 nm | |
Azimuth | ±90° | ||
Measurement Accuracy | Retardance | Standard Retardance Range: ±10 nm Low Retardance Range: ±1 nm | |
Azimuth | Standard Retardance Range: ±3° Low Retardance Range: ±1° | ||
Measurement Rate | < 20 s (Based on Default Camera Settings) | ||
Field of Viewc | 0.84 mm x 0.71 mm | ||
Spatial Resolutionc | 1.055 μm | ||
Interfaces | USB 2.0 and USB 3.0 | ||
Imager Resolution | 2448 x 2048 Pixels (H x V) | ||
Dimensions (D x W x H) | 469.6 mm x 354.1 mm x 836.3 mm (18.5" x 13.9" x 32.9") | ||
Weight | 22.4 kg (49.4 lbs) | 21.9 kg (48.3 lbs) | |
Operating Temperature | 0 °C to 40 °C | ||
Storage Temperature | -15 °C to 65 °C |
Scientific Camera Specificationsa | |
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Item # | CS505MU |
Sensor Type | Monochrome CMOS |
Number of Active Pixels | 2448 x 2048 (H x V) |
Pixel Size | 3.45 μm x 3.45 μm |
Imaging Area | 8.4456 mm x 7.0656 mm (H x V) |
Host PC Interface | USB 3.0 |
Vertical Digital Binninga | Continuous Integer Values from 1 to 16 |
Horizontal Digital Binninga | Continuous Integer Values from 1 to 16 |
Exposure Time | 0.021 ms to 7330 ms in ~0.007 ms Increments |
Region of Interest (ROI) | Frame Rate |
Full Sensor (2448 x 2048) | 53.2 fps |
Half Sensor (1224 x 1024) | 133.7 fps |
~1/10th Sensor (260 x 208) | 563.2 fps |
Min ROI (260 x 4) | 947.3 fps |
Camera Port Specificationsa | |
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Item # | WFA4100 |
Magnification | 1X |
Dovetail | Male D1N |
Tube Lens Focal Length | 200 mm |
Objective Specificationsa | |
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Item # | N10X-PF |
Magnification | 10X |
Numerical Aperture (NA) | 0.3 |
Working Distance (WD) | 16 mm |
Parfocal Length | 60 mm |
Design Tube Lens Focal Length | 200 mm |
Coverslip Correction | 0.17 mm |
Barrel Diameter | 30.0 mm |
Length | 48.7 mm |
Threading | M25 x 0.75 |
CM502の電動アームの仕様
MCM301 Controller Specifications | |
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Motor Output | |
Motor Drive Voltage | 24 V |
Motor Drive Current | 7.0 A (Peak) 3.0 A (RMS) |
Motor Drive Type | 12-Bit PWM Control |
Control Algorithm | Open/Closed-Loop Microstepping |
Stepping | 128 Microsteps per Full Step |
Position Feedback | Quadrature Encoder (QEP) Input 5 V |
Encoder Feedback Bandwidth | 1 MHz |
Position Counter | 32-Bit |
Operating Modes | Position and Velocity |
Velocity Profile | Trapezoid |
Motor Drive Connector | |
Mechanical Specifications | 15 Position D-Type, Female Pin Connector |
Motor Drive Outputs | Phase A and B |
Quadrature Encoder (QEP) Input | Single Ended |
Limit Switch Inputs | Forward, Reverse (+ Common Return) |
Encoder Supply | 5 V |
Input Power Requirements | |
Voltage | 24 VDC |
Current | 6.67 A |
General | |
Computer Connection | USB 2.0 |
Housing Dimensions (W x D x H) | 5.91" x 4.52" x 1.91" (150.0 mm x 114.8 mm x 48.5 mm) |
Compatible Motor Specifications | |
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Motor Type | 2-Phase Bi-Polar Stepper |
Rated Phase Current | Up to 7 A Peak |
Coil Resistance (Nominal) | 5 to 20 Ω |
Position Control | Open or Closed Loop |
PLSZ Motorized Translation Stage Specificationsa | |
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Travel Range | 1" (25.4 mm) |
Bidirectional Repeatability | 5 µm |
Backlash | 10 µm |
Minimum Achievable Incremental Movement | 424 nm |
Minimum Achievable Repeatable Movement | 1.06 μm |
Velocity (Max) | 7 mm/s |
Acceleration (Max) | 11 mm/s2 |
Cable Length | 6' (1.8 m) |
Pin Diagram | Click to View |
Load Capacityb | Recommended: ≤5 lbs (2.3 kg) Maximum: 8 lbs (3.6 kg) |
Stepper Motor Specifications | |
Thread Screw Pitch | 0.3 mm |
Step Angle | 1.8° |
Limit Switches | Hall Effect Sensors |
Phase Current | 0.49 A |
Phase Resistance | 5.1 Ω |
Insulation Resistance | 20 MΩ |
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複屈折顕微鏡CM50xの光学系の概略図
複屈折イメージング
偏光顕微鏡法
偏光顕微鏡法では複屈折性材料の高コントラスト画像を得ることができ、この方法は材料のリターダンスとファスト軸角度(Azimuth)の定性的測定と定量的測定の両方にご利用いただけます。 標準的な偏光顕微鏡法では、回転可能な交差した2枚の偏光子、白色光源、および調整可能な位相補償板が必要です。1枚目の偏光子で試料に入射する偏光を設定し、2枚目の偏光子はアナライザーとして機能します。リターダンスとファスト軸角度の測定は、試料ステージを回転させ、位相補償板を調整し、干渉色を記録して完了します。試料の定量的なリターダンスはミシェル・レヴィ(Michel-Levy)のカラーチャートを使用して決定できます。試料の厚さがわかっている場合は、この光路長の差を屈折率の差に変換できます。逆に、屈折率の差がわかっている場合は、この測定値は厚さの決定に利用できます。偏光顕微鏡法を実行するには、いくつかのステップが必要です。カラーカメラが必要であり、また試料の回転や位相補償板の調整などが必要なため、時間がかかる場合があります。
顕微鏡CM50xの長所と動作
Cerna®複屈折イメージング顕微鏡CM50xでは偏光分析法を用いています。この方法では、試料を回転させたりカラーカメラを使用したりせずに、複屈折性を有する透過性材料のリターダンスやファスト軸方向を素早く簡単に測定できます。これらを測定することは、工業生産、生物学、医学などの分野における研究に有用です。この顕微鏡は、取得した複数の強度画像とともに、液晶モジュールによって正確に制御された様々な偏光状態も記録します。 顕微鏡内部で機械的な動きがないため、非常に安定で振動の無い動作が可能です。
右の図は顕微鏡CM50xのシステム動作を示しています。マウント付きLED M625L4にコリメート用レンズとフィルタFL632.8-1(旧製品)を組み合わせて633 nmのコリメート光源とし、その出射光を透過照明モジュールWFA1000によって液晶モジュールに導きます。液晶モジュールは、その光を様々な状態の直線偏光や円偏光に設定して出射します。試験対象の試料は、付属の倍率10倍の対物レンズN10X-PF(NA0.3のNikon製プランフルオール(プランフルオリート)の焦点面に設置します。CM50xシステムで使用したときに複屈折を正確に測定できることを予め検証した対物レンズとして、NAのより大きなレンズや、より小さなレンズもご用意しております。推奨される対物レンズは「顕微鏡のアドオン」タブでご覧いただけます。 透過光をフィルタリングするために、対物レンズの後焦点面に円形のアナライザーが設置されています。モノクロサイエンティフィックカメラCS505MUでは、順次入力される偏光状態ごとに強度画像を記録します。
システムのセットアップおよび一般的な動作についての詳細はCM50xのマニュアルをご覧ください。
用途
顕微鏡CM50xは、様々な研究や製造の分野でご使用いただけます。複屈折イメージングシステムLCC7201Bと比較するとリターダンスとファスト軸角度の測定範囲と精度は同じですが、付属の倍率10倍の対物レンズを使用したときに空間分解能として1.055 μmが得られます。これはLCC7201Bの空間分解能9.77 μmよりも高く、複屈折イメージング用として様々にお使いいただけます。
以下では、ポリマ波長板におけるレーザ誘起複屈折の測定例と生体組織内における複屈折の例を示しています。下のタブをクリックすると拡大できます。
ポリマ波長板におけるレーザ誘起複屈折
ポリマ波長板におけるレーザ誘起複屈折の変化
水晶または液晶ポリマの波長板が特定のアプリケーション用としてシステムに組込まれているとき、レーザによって複屈折(リターダンスとファスト軸角度(Azimuth))が変化すると重大な影響を及ぼす場合があります。ほんのわずかな変化でも実際のアプリケーションにおいて問題となる場合があるため、そのような変化の検証は不可欠です。
以下の画像は、レーザ損傷閾値(LIDT)試験中に損傷した液晶ポリマーゼロオーダー波長板WPH10E-830の、約200 µm x 200 µmの領域におけるリターダンスとファスト軸角度の測定値を示しています。損傷領域(各画像の中央)のリターダンスは大きく変化しているため、これらの測定では付属のソフトウェアの測定レンジをStandard Retardance Rangeに設定しました。損傷領域におけるリターダンスの変化が小さくても性能に大きな影響が生じる場合は、標準的な偏光顕微鏡では測定が困難な場合があります。顕微鏡CM50xの測定レンジをLow Retardance Rangeにすると、リターダンスとファスト軸角度について、それぞれ±1 nmおよび±1°の変化まで検出できるため、品質検査中により微妙な性能の変化を識別することが可能です。設定可能な測定モードの詳細については「ソフトウェア」タブをご覧ください。
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液晶ポリマ波長板のリターダンスの2次元表示
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液晶ポリマ波長板のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
生体組織内における複屈折
Cerna複屈折イメージング顕微鏡は、生体の超顕微鏡的な組織を明らかにするための強力なツールです。横紋筋、神経ミエリン、有糸分裂紡錘体、真皮コラーゲン、ストレスファイバなどの生体構造を研究して理解しようとするときに、染色や標識(ラベリング)なしで迅速に計測することができます。以下では、0.84 mm x 0.71 mmの全視野をカバーした測定例を提示しています。
Berry Hairのホールマウント(w.m.)
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Berry Hair(ホールマウント、w.m.)のリターダンスの2次元表示
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Berry Hair(ホールマウント、w.m.)のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
タンポポの綿毛のホールマウント(w.m.)
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タンポポの綿毛(ホールマウント、w.m.)のリターダンスの2次元表示
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タンポポの綿毛(ホールマウント、w.m.)のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
キョウチクトウの葉の切片(t.s.)
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キョウチクトウの葉(切片、t.s.)のリターダンスの2次元表示
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キョウチクトウの葉(切片、t.s.)のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
トマトの果肉のホールマウント(w.m.)
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トマトの果肉(ホールマウント、w.m.)のリターダンスの2次元表示
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トマトの果肉(ホールマウント、w.m.)のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
ヒトの髪の毛のホールマウント(w.m.)
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ヒトの髪の毛(ホールマウント、w.m.)のリターダンスの2次元表示
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ヒトの髪の毛(ホールマウント、w.m.)のファスト軸角度(Azimuth)の2次元表示
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CM502のコンポーネント
Cerna®複屈折イメージング顕微鏡CM502、電動式対物アーム付き
CM502の構成内容:
- 顕微鏡CM502本体
- カメラアセンブリ
- LEDアセンブリ
- 倍率10倍の対物レンズ(型番N10X-PF)
- USAF 1951複屈折性分解能ターゲット、50.8 mm x 50.8 mm(型番R3L1S1B)
- 12 VDC電源(型番DS12)
- 国内対応AC電源ケーブル
- USBドライブ、ソフトウェアとマニュアル(写真には表示されていません)
- USB 2.0 A型-B型ケーブル、長さ2 m
- USB 3.0ケーブルA型-Micro B型、長さ3 m(外観が写真と異なる場合があります)*
- 制御ケーブル、長さ2 m
- 輸送・保管時の保護用テープ(写真には表示されていません)
- ミリ規格の六角レンチセットCCHK/M(写真には表示されていません)
- 電動高剛性スタンドとPLSシリーズステージ用の3チャンネルコントローラ(型番MCM301):下記のコンポーネントが含まれます。
- コントローラーボックス
- 電源と電源コード(日本国内用)
- USBケーブル(A型-B型)
- 3ノブ型USB HIDジョイスティック(型番MCMK3)
*顕微鏡の性能に関する仕様は、付属のUSB 3.0ケーブルを使用した場合にのみ保証されます。
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CM501のコンポーネント
Cerna複屈折イメージング顕微鏡CM501、手動式対物アーム付き
CM501の構成内容
- 顕微鏡CM501本体
- カメラアセンブリ
- LEDアセンブリ
- 倍率10倍の対物レンズ(N10X-PF)
- USAF 1951複屈折性分解能ターゲット(型番 R3L1S1B)
- 12 VDC電源(型番DS12)
- 日本国内対応のAC電源ケーブル
- USBドライバ、ソフトウェアとマニュアル(写真には表示されていません)
- USB 2.0 A型-B型ケーブル、長さ2 m
- USB 3.0 A型-Micro B型ケーブル、長さ3 m(外観が写真と異なる場合があります)*
- 制御ケーブル、長さ2 m
- 保管または輸送用の表面保護テープ(写真には表示されていません)
- ミリ規格の六角レンチセットCCHK/M(写真には表示されていません)
*顕微鏡の性能に関する仕様は、付属のUSB 3.0ケーブルを使用した場合にのみ保証されます。
実験用途に合わせたCerna顕微鏡の構築
Cerna顕微鏡のプラットフォームは、独自のモジュール方式で柔軟性が高いため、さまざまな実験用途の厳しい要求に応えることができます。お客様が独自の顕微鏡の設計や自作を検討される際は、是非当社までご相談ください。
厳選されたアクセサリ
複屈折イメージング顕微鏡CM50xを使用してイメージングを行うには、サンプルホルダを追加する必要があります。そのため、当社ではCerna®顕微鏡が様々なアクセサリに対応できるよう努めてきました。以下では、推奨するいくつかのCerna対応コンポーネントについての比較をしています。サンプルホルダのラインナップについてはDIY Cernaシステム用サンプルホルダのページをご覧ください。
顕微鏡CM50xには2対物切換えレボルバCSN1202が組み込まれており、2個の対物レンズを保持できます。システムには対物レンズN10X-PFが付属します。性能検証済みのその他の対物レンズについては以下に記載しています。
内容
性能検証済みの対物レンズ
Item # | N4X-PF | N10X-PF | N20X-PF |
---|---|---|---|
Photo (Click to Enlarge) | |||
Objective Class | Plan Fluorite | ||
Magnificationa | 4X | 10X | 20X |
Numerical Aperture (NA) | 0.13 | 0.3 | 0.50 |
Working Distance (WD) | 17.2 mm | 16 mm | 2.1 mm |
Parfocal Length | 60 mm | ||
Threading | M25 x 0.75 |
- M25 x 0.75ネジ付き対物レンズ(Nikon社製)はイメージングシステムCM50xに直接取り付け可能
- 検証されていない対物レンズのご使用はお勧めしていません。
レボルバCSN1202は、Nikon製対物レンズで一般に使用されているM25 x 0.75ネジの付いた対物レンズを2個保持できます。 各顕微鏡CM50xには、倍率10倍、NA0.3の対物レンズN10X-PFが1個付属します。高NA光学素子は残留複屈折の原因となってシステムの精度に影響を与える可能性があるため、当社では右の表に示す3種類のNikon製ワイドフィールド対物レンズについて性能の検証を行い、対物レンズを交換してもシステムの精度を保証できるようにしています。検証されていない対物レンズを使用すると、精度低下の原因となる場合があるのでお勧めしていません。
倍率が10倍以上の対物レンズを、手動型対物アーム付き顕微鏡CM501に使用することはお勧めしていません。高NA対物レンズを使用するのに十分な焦点の解像度が得られないためです。
注:検証されていない対物レンズを使用すると、その残留複屈折により、正確な複屈折測定ができない場合があります。 このページで推奨している対物レンズ以外の製品を必要とする場合は、当社までご相談ください。
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顕微鏡CM502と、それに取付けられたアダプターアームCSA1051、手動XYステージCSS2001、およびスライドホルダCS2000
サンプルホルダ
- 高剛性スタンドで試料を対物レンズの下またはその周囲で保持
- スライドグラス、ペトリ皿、ウェルプレート、記録チャンバ、マイクロマニピュレータ、およびカスタムインサート用に設計
- XY移動の可能な電動および手動移動ステージをご用意
- 固定式アームにより高速XYステージ、手動XYステージ、レンズチューブ、ケージシステムを光路に直接配置可能
- CSA1000: 高速XY走査ステージMLS203-1用
- CSA1051: Olympus製手動ステージCSS2001用
- CSA1001: Ø25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブおよび30 mmケージシステム用
- CSA1002: Ø50 mm~Ø50.8 mm(Ø2インチ)レンズチューブおよび60 mmケージシステム用
当社ではCerna顕微鏡の対物レンズの下に試料を取り付けるための、様々に構成可能な製品をご用意しております。高剛性スタンドには複数のプラットフォームがあり、スライド、ペトリ皿、記録チャンバ、マイクロマニピュレータ、およびカスタムインサートの取付けが可能です。付属のカラーを用いて、お客様の決められた高さや角度に固定することができます。右端の写真には、顕微鏡CM501と組み合わせて取付けられた高剛性スタンドが見えます。当社ではこの高剛性スタンド用の移動ステージもご用意しており、それを使うと試料を水平方向に電動で移動させることができます。
固定式アームは顕微鏡本体の全長に渡って付いているアリ溝に直接取り付けられるため、サンプルステージを顕微鏡のどの高さにも設置可能です。また、試料を顕微鏡の光路上に直接置くことができるうえ、顕微鏡の設置面の有効活用もできます。構成済みの電動式サンプルホルダには、固定式アームCSA1000と高速XY走査ステージMLS203-1(上左端の写真)をご使用ください。 このステージに当社のピエゾ駆動インサートMZS500-Eを取付けて、高分解能なZ軸調整をさせることも可能です。アダプターアームCSA1051にOlympus製手動ステージCSS2001とOlympus製スライドホルダCSS2000を取付けて、手動のXY移動を行うことができます(上中央の写真)。 また、固定式アームのCSA1001およびCSA1002は当社の様々なオプトメカニクス部品に対応しているため、それらを用いてカスタム構成のサンプルホルダをこの顕微鏡に組み込むことができます。
いくつかの取付け可能なオプションを以下に示します。オプションのラインナップについては、DIY Cernaシステム用サンプルホルダのページをご覧ください。
高剛性スタンド
Click to Enlarge 長方形インサートホルダMPRM/M、ポストMPP20、ポストホルダLPH200 | Click to Enlarge レコーディングチャンバーホルダMPRC/M、ポストMPP25、および ポストホルダLPH250
| Click to Enlarge プラットフォーム付き高剛性スタンドMP20/M
|
固定式アーム
Click to Enlarge 固定式アームCSA1000
| Click to Enlarge アダプターアームCSA1051
| Click to Enlarge 固定式アームCSA1001 | Click to Enlarge 固定式アームCSA1002 |
これらの顕微鏡システムはお客様側で設置いただけます。詳しい設置方法はマニュアルに記載されています。また、オプションで有料の設置サービスも行っております。詳細は当社までお問い合わせください。
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ステップ1:上の写真のようにメインユニットを両手で保持し、光学テーブルに移動させます。ハンドリングやセットアップ、およびシステム取扱い時には常に手袋を装着してください。
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ステップ2:ネジを4個以上(各隅に最低1個ずつ)使用して、メインユニットを光学テーブルに取り付けます。
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ステップ3: 照明モジュールのダストカバーに付いている2個のロックネジを緩めてカバーを外します。
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ステップ4:ケージプレート用ロッドを4本使用して、LEDアセンブリを接続します。照明モジュールの4個のロックネジを締め付けて、ケージロッドを顕微鏡本体に固定します。
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ステップ7:顕微鏡前面の製品ラベルの上にあるロックネジを2 mm六角レンチで緩め、カメラポートのダストカバーを取り外します。
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ステップ8:カメラアセンブリをカメラポートに設置し、ロックネジで固定します。
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ステップ9:完成した顕微鏡アセンブリCM501
顕微鏡CM50xの接続部
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CM50xのカメラ
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CM50xの制御ボックス
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CM50x本体
Camera Connections | |
---|---|
Callout | Description |
1 | USB 3.0 Micro B Connector (to Computer)a |
2 | 12 Pin Hirose Female Connector (Not Used) |
3 | Status LED |
Control Box Connection | |
---|---|
Callout | Description |
1 | Control Cable Connection (to Main Body) |
Microscope Main Body Connections | |
---|---|
Callout | Description |
1 | Control Cable Connection (to Control Box) |
2 | Service Switch (for Technical Support Only) |
3 | USB 2.0 Type B Connector (to Computer) |
4 | LED Connector |
5 | Power Supply Connector |
6 | Power Switch |
CM502の電動式アーム用コントローラの接続部
MCM301 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
モータードライブ用アダプターケーブルコネクタ | PC接続 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
Cerna®複屈折イメージング顕微鏡には、システム制御からデータ取得までのすべての機能を納めた、Windows®ベースのソフトウェアパッケージが付属します。このシステム用の最新ソフトウェアをダウンロードするには、右のSoftwareボタンをクリックしてください。
特長
- 標準モードおよび低ノイズモード:リターダンスおよびファスト軸角度(Azimuth)の測定用
- ローサンプル(Raw Sample)モード:強度の測定用
- 関心領域(ROI)の形状は長方形、円形または多角形から選択可能
- カメラの設定(ゲイン、露光時間、ブラックレベル)をダイナミックに調整可能
- 過剰露光の検知
- 光源の自動レベル調整
- 測定結果の1次元、2次元、3次元での表示
- バイナリ、CSV、画像(PNG、TIFF)形式でのデータ出力
- C++、LabVIEW™、およびPythonのプログラミング環境用SDK
ソフトウェアの測定モードには、試料のリターダンスとファスト軸角度(Azimuth)を測定するための標準(Standard)モードと低ノイズ(Low Noise)モード、および入射光の異なる偏光状態ごとの強度を測定するためのローサンプル(Raw Sample)モードの3種類があります。標準モードと低サンプルモードを比較すると、前者では測定速度は速いが信号対雑音(S/N)比は低いのに対して、後者では測定速度は遅いがS/N比は高くなります。露光時間はデフォルトで300 msに設定されており、そのときの測定時間は標準モードで20秒以内、低ノイズモードで4分以内です。
この2つのモードでの測定範囲や精度は、仕様表などでそれぞれStandard Retardance RangeとLow Retardance Rangeと表記されています。Standard Retardance Range:リターダンス測定の正確さは測定範囲0~316 nmにおいて±10 nm、ファスト軸角度(Azimuth)測定の正確さは全測定範囲で±3°です。Low Retardance Range:リターダンス測定の正確さは測定範囲0~100 nmにおいて±1 nmに向上し、ファスト軸角度(Azimuth)測定の正確さは全測定範囲で±1°に向上します。最小露光時間は0.021 msで、最大露光時間は7330 msです。
下の図はユーザーインターフェイスのスクリーンショットです。様々な測定表示モードをご覧いただけます。1次元、2次元および3次元表示のプレビュー画面は、全てポリマーゼロオーダ1/2波長板(型番WPH10E-830)を使用して取得しています。
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ファスト軸角度(Azimuth)およびリターダンスの1次元表示
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カメラのプレビュー画面
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リターダンスの3次元表示
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リターダンスの2次元表示とファスト軸角度(Azimuth)の2次元ベクトル表示
デモルームやオンラインデモのご予約は当社までご連絡ください。
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デモルーム例(中国オフィス)
デモルーム・オンラインデモのご案内
ソーラボの技術者は、世界9カ所のオフィスをベースにしており、お客様の実験用途に適したイメージングシステムをお選びいただくためのお手伝いをいたします。生物学のあらゆる課題解決に向けて研究を行うお客様のために、ニーズに合致し、かつ使いやすく、高い信頼性と対応力のあるシステムを提供いたします。
当社では、実際に当社顕微鏡システムなどを無償でお試しいただけるデモルームをご用意しています。オンラインデモも承ります。 デモルームやオンラインデモのご予約、お問い合わせは当社までご連絡ください。
カスタマーサポート(海外)
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デモルームのご案内
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ソーラボジャパン株式会社
東京都練馬区北町3-6-3
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デモルーム常設顕微鏡システム *ほかのデモをご希望の場合もご相談ください。
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- E-mail: ImagingTechSupport@thorlabs.com
Demo Rooms
- Bergamo® II Series Multiphoton Microscopes
- Veneto® Inverted Microscopes
- Four-Channel Cerna®-Based Confocal Microscopes
- Cerna Birefringence Imaging Microscopes
- Multiphoton Mesoscope
- OCT Systems: Telesto® and Ganymede™
Lübeck, Germany
Thorlabs GmbH
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23562 Lübeck
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Demo Rooms
- Ganymede™ Series SD-OCT Systems
- Telesto® Series SD-OCT Systems
- Telesto® Series PS-OCT Systems
- Atria® Series SS-OCT Systems
- Vega™ Series SS-OCT Systems
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Thorlabs China
Room A101, No. 100, Lane 2891, South Qilianshan Road
Shanghai 200331
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- 性能検証済みのすべての対物レンズに対応(「顕微鏡のアドオン」タブ参照)
- 倍率10倍の対物レンズが付属
- 倍率4倍および20倍の検証済み対物レンズもご用意(下記参照)
- 移動量25.4 mmの電動式焦点調整
- 付属の3チャンネルコントローラMCM301とジョイスティックMCMK3により操作
電動式対物アーム付き複屈折イメージング顕微鏡CM502には、速度可変の電動式焦準モジュールPLSZが装備されています。それにより、Z軸に沿って25.4 mmの範囲で精密なシステムの焦点調整を行うことができます。焦準モジュールを操作するには、顕微鏡CM502に付属する3チャンネルコントローラMCM301が必要です。精密なZ軸制御が可能なため、高分解能の対物レンズ(付属していません)をご使用いただけます。 高NA光学素子は残留複屈折の原因となり、システムの精度に影響を与える可能性があります。そのため、当社では精度が検証された対物レンズのみを推奨しています。検証済み対物レンズの一覧は、「顕微鏡のアドオン」タブをご覧ください。
PLSZ Motorized Translation Stage Specifications | |
---|---|
Travel Range | 1" (25.4 mm) |
Bidirectional Repeatability | 5 µm |
Backlash | 10 µm |
Minimum Achievable Incremental Movement | 424 nm |
Minimum Achievable Repeatable Movement | 1.06 µm |
Velocity (Max) | 7 mm/s |
Acceleration (Max) | 11 mm/s2 |
移動制御の追加機能として、当社の移動ステージPLSXまたはPLSXYに高剛性スタンドとサンプルホルダ(すべて別売り)を取り付けて、顕微鏡CM502に組み込むことができます。ステージPLSXおよびPLSXYを操作するには、3チャンネルコントローラMCM301が必要です。標準仕様のCM502に付属するMCM301は3チャンネルのコントローラで、そのうちの2チャンネルは自由に使用することができます。そのため、電動サンプルステージを使用する場合でも、MCM301を追加購入する必要はありません。右の写真では、顕微鏡システムCM502に電動XY移動ステージPLSXYと高剛性スタンド、およびスライドホルダMLS203P2が取り付けられています。この高剛性スタンドでは、インサートホルダ MPRM/Mを取付けたポストMPP20を、高剛性スタンドポストホルダLPH200で支持しています。
その他の推奨するサンプルホルダについては、「顕微鏡のアドオン」タブをご覧ください。サンプルホルダのラインナップについては、DIY Cernaシステム用サンプルホルダのページをご覧ください。
- 低分解能のイメージング用途に適した粗い焦点調整
- 倍率10倍の対物レンズ(付属します)または倍率4倍の性能検証済み対物レンズ(別売り、下記参照)に対応
- 移動量25.4 mmの手動式焦点調整
手動式対物アーム付き複屈折イメージング顕微鏡CM501には、手動式コンデンサ焦準モジュールZFM1020が内蔵されており、対物レンズの焦点をZ軸に沿って25.4 mmの範囲で粗調整できます。手動式の焦準モジュールは、手動ノブを30°回転するごとにZ軸上を約2 mm移動します。手動式コンデンサ焦準モジュールZFM1020の仕様については、製品紹介ページをご参照ください。顕微鏡CM501は、広い視野を低分解能でイメージングするのに適しています。 この顕微鏡には、付属の倍率10倍の対物レンズや、イメージング用対物レンズN4X-PFのような低倍率のレンズを使用することをお勧めします。
Manual Focusing Module Specificationsa | |
---|---|
Travel Range | 1" (25.4 mm) |
Distance per Degree Turn of Focus Knobb | ~2 mm / 30° |
顕微鏡システムにはサンプルホルダが必要です。右に構成例の写真を示します。この顕微鏡CM501には、ポストMPP20に取付けたインサートホルダMPRM/Mに、スライドホルダMLS203P2を載せたシステムが組合わされています。ポストは高剛性スタンドポストホルダLPH200で支持されており、それらは長距離移動ステージXR25P/MおよびXR25C/Mに取付けられているため、XYZ軸の手動操作が可能です。Z軸移動の可能な電動式サンプルステージを追加すると、顕微鏡CM501を高分解能の用途にも対応させることができます。
推奨するサンプルホルダおよびステージのその他の例は、「顕微鏡のアドオン」タブをご覧ください。オプションのラインナップについては、DIY Cernaシステム用サンプルホルダのページをご覧ください。
- 無限遠補正されたプランフルオール設計
- 複屈折イメージング顕微鏡CM50x用として性能検証済み
- M25 x 0.75ネジ付き
- 焦点距離200 mmのチューブレンズ用に設計
- 同焦点距離60 mm
こちらのページでは、倍率4倍と倍率20倍のNikon製プランフルオール(プランフルオリート)対物レンズをご紹介しています。これらの対物レンズはUV域~近赤外(NIR)域の波長範囲で透過率が高く、視野全体に渡ってフラットな画像が得られるように設計されています。また、顕微鏡CM50xに使用したときに正確な測定結果が得られることが、予め検証されています。多目的にご使用可能で、明視野顕微鏡や蛍光顕微鏡のほかに、偏光に感度を有する観察などにもお使いいただけます。対物レンズN20X-PFは、明視野顕微鏡やDIC顕微鏡にも好適です。
各対物レンズは焦点距離200 mmのチューブレンズ用に設計されており、当社のDIY Cerna®システムに取付け可能です。これらの対物レンズにはM25 x 0.75ネジが付いていますが、異なるネジ規格の製品にご使用になる場合は、顕微鏡対物レンズ用ネジアダプタのページをご覧ください。
尚、こちらの対物レンズは-18 °C~60 °Cでのご使用いただくように設計されており、極端な温度環境での使用はお勧めいたしません。
Item # | Wavelength Range | Ma | WD | EFL | NA | EPb | Resolutionc | PFL | Cover Glass Thickness | Objective Threading |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
N4X-PF | UV to NIR | 4X | 17.2 mm | 50 mm | 0.13 | 13 mm | 2.6 µm | 60 mm | 0 - 0.17 mm | M25 x 0.75; 3.6 mm Depth |
N20X-PF | 20X | 2.1 mm | 10 mm | 0.50 | 10 mm | 0.7 µm | 0.17 mm | M25 x 0.75; 5 mm Depth |
*価格について - こちらの製品は新設研究室サポートプログラムをはじめとするすべてのお値引きの対象外となります。予めご了承ください。