ナノ秒パルスレーザー


  • Center Wavelength Options from 405 nm to 980 nm
  • Fixed or Adjustable Pulse Widths
  • Repetition Rates up to 10 MHz
  • Compact Laser System with Collimated Free Space Output

Application Idea

Adjust beam pointing angle tip and tilt when the laser (NPL52B shown) is mounted on the PY005 five-axis stage.

NPL52B

The drive electronics and temperature stabilization circuits for the laser diode are all integrated into the laser head.

Two ECM225 mounting clamps are included with each NPL Series laser.

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Key Specificationsa
Item #Center
Wavelengthb
Pulse
Widtha
Pulse
Energy
Peak
Power
Average
Power
Max Rep.
Rate
Internal
Trigger
NPL64A640 nm10 ns0.12 nJ13 mW1.2 mW10 MHzNo
NPL41B405 nm6 to 38 ns1.5 nJ38 mW15 mW10 MHzYes
NPL45B450 nm5 to 39 ns3.0 nJ75 mW30 mW
NPL49B488 nm6 to 39 ns2.0 nJ50 mW20 mW
NPL52B520 nm5 to 39 ns1.2 nJ30 mW12 mW
NPL64B640 nm5 to 39 ns2.0 nJ50 mW20 mW
NPL79B785 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL82B820 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL91B905 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL98B980 nm6 to 39 ns1.5 nJ38 mW15 mW
NPL41C405 nm6 to 129 ns128 nJ1000 mW6.4 mW50 kHzNo
NPL45C450 nm204 nJ1600 mW10.2 mW
NPL52C520 nm186 nJ1500 mW9.3 mW
NPL64C640 nm126 nJ1000 mW6.3 mW
NPL81C808 nm186 nJ1500 mW9.3 mW
  • 許容範囲やグラフ、その他の詳細については「仕様」タブをご参照ください。
  • ± 10 nm

特長

  • 中心波長:405 nm~980 nm
  • レーザーヘッド内にレーザの駆動回路と温度安定化回路を内蔵
  • パルス幅固定または可変のモデルをご用意(右の表参照)
  • 最大10 MHzの内部トリガ付きのモデル(型番末尾がB)
  • パルスのピークパワーが最大1600 mWの高パワーモデル(型番末尾がC)
  • レーザーヘッドをポストに取り付けるためのクランプECM225が2個付属
  • 交換用の電源もご用意しております。

当社のナノ秒パルスレーザはターンキーで使える便利な光源で、最大10 MHzまでの繰返し周波数でナノ秒パルス列を出力します。こちらのコンパクトな機器には、レーザーヘッド、+15 Vの外部電源とACアダプタ、取付用クランプECM225が2個付属します。半導体レーザ用の駆動回路と温度安定化回路、およびセーフティインターロックがすべてレーザーヘッドに組み込まれています。また下の写真のように、安全シャッタを回転して光出力ポートを覆うことができます。パルスの最大ピークパワーは13 mW~1600 mWです(型番に依存、右の表参照)。

可変パルス幅/固定パルス幅
パルスレーザNPL64Aは、背面パネルのSMAコネクタに入力されたトリガ信号に応じて、10 ns幅(固定幅、典型値)のパルスを出力します。型番の末尾がBまたはCのレーザは、右の表に記載の範囲で出力パルス幅を調整できます。

トリガ
こちらのレーザは全て外部トリガに対応し、パルスレーザを生成するためにトリガ信号を必要とします。外部トリガ信号が対応可能なエッジの最大遷移時間は1 msです。型番末尾がBのレーザには内部トリガも付いています(下記参照)。繰返し周波数はシングルショットから最大繰返し周波数(右上の表参照)間で設定可能です。

内部トリガ付きのレーザ(型番末尾がB)には内部発振器も付いており、1、5、10 MHzのトリガ信号が生成されるため、外部トリガ無しでも安定したナノ秒レーザのパルス列を生成できます。内部トリガと外部トリガの設定は、背面パネルのRep Rateセレクタで簡単に行えます。Rep Rateセレクタにより、背面パネルのSMAコネクタから内部トリガーパルスと同期したパルスを出力するか、あるいはSMAコネクタに外部トリガ信号を入力するかの選択もできます。詳細については「仕様」タブならびに「背面パネル」のタブをご覧ください。

発光
出力光は、組み込まれた非球面コリメートレンズによって、直線偏光のコリメートビームとして自由空間に出力されます。コリメートレンズはシャッタの後ろのチューブ内に恒久的に固定されています。出力ビームは楕円形です。これはビームを円形にするためのアナモルフィック光学部品を使用しない場合、半導体レーザにおいては一般的なものです。ビームを円形にする必要がある場合のために、当社ではアナモルフィックプリズムペアなどをご用意しております。ビームの円形化方法について詳細は「実験データ」のタブをご覧ください。

ファイバ出力型の製品についてはNPLシリーズの大径ビームに対応する当社のカプラ・コリメータのパッケージをお勧めいたします。

出力パワー
これらのパルスレーザの平均出力パワーは、繰返し周波数、パルス幅、パルスのピークパワーの積になります。最大出力パワー(右の表に記載)は各ユニットごとに工場で設定されており、最大繰返し周波数および最大パルス幅で出力する条件となります。この平均パワーを繰返し周波数とパルス幅で割ると、パルスのピークパワーを推定することができます。しかし、パルス幅は同じモデルでもユニットごとに異なります。型番の末尾がBまたはCのレーザの場合、ピーク出力パワーは右の表内の値よりも最大で15%高くまたは24%低くなる可能性があります。下のグラフで示されているように、短いパルス幅の時では最大出力パワーに達しない場合がありますのでご注意ください。従って、短いパルス幅を有するレーザの平均出力パワーは長いパルス幅のレーザよりも低くなっています。

レーザ筐体の取り付け
NPLシリーズのレーザ筐体は、付属の取付用クランプECM225を2個使用してステージやベースまたはポストに取り付けることができます。クランプにはM4キャップスクリュ(付属しません)に対応するザグリ穴が3つ付いています。レーザを取り付ける際はクランプを2個使用することで、レーザが動いてしまうことを防ぐことができます。接触点が1つの場合、力が加わると回転しますが、接触点が2つ以上になると回転が抑えられます。

レーザ筐体に取り付ける前に、まずクランプをステージやベースまたはポストに取り付けてください。その後、各クランプの2 mm固定ネジを緩め、クランプ内にレーザ筐体を配置して、筐体がしっかりと固定するまでネジを締め付けます。5軸ステージPY005/Mやチップ、チルト&回転ステージTTR001/Mなどのあおり調整(チップ&チルト、ピッチ&ヨー)機能付き取付用部品に対応しているため、レーザービームのポインティング角度の調整が必要な用途にご使用いただけます。下記でご紹介している取付用クランプECM175は、レーザ筐体の側面に取り付けたい場合にご使用ください。

110 GHzまでの製品の設計、開発、製造に対応

特注や量産、製品組み込み用途(OEM用途)のご要望、

デモ機のお貸出しのご相談は

お気軽に当社までお問い合わせください。

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Nanosecond Pulsed Laser Shutter
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シャッタは回転させることで開閉し(開:左の写真、閉:右の写真)、シャッタに内蔵された磁石により状態が保持されます。シャッタが閉じているときは、カバーに付いているターゲットがビームのおおよその位置を示します。
MTD415L Temperature Controller
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温度コントローラMTD415Lにより、半導体レーザの温度が制御され、光出力パワーと波長が安定化されます。
Item #NPL64ANPL41BNPL45BNPL49BNPL52BNPL64BNPL79BNPL82BNPL91BNPL98B
Center Wavelength (Typical)640 ± 10 nm405 ± 10 nm450 ± 10 nm488 ± 10 nm520 ± 10 nm640 ± 10 nm785 ± 10 nm820 ± 10 nm905 ± 10 nm980 ± 10 nm
Pulse Width (FWHM)Min, Setting 1a10 ± 1 nsb6 ± 1 ns5 ± 1 ns6 ± 1 ns5 ± 1 ns6 ± 1 ns
Max, Setting 16a38 ± 3 ns39 ± 3 ns39 ± 3 ns39 ± 3 ns39 ± 3 ns
Typ. Pulse Width vs. Control Settinga,cN/Ab
Typical Pulsesc
Internal TriggerNoYes (1, 5, or 10 MHz)
Max Trigger Frequencyd
10 MHz
Pulse Energy (Typical Max)e0.12 nJ1.5 nJ3.0 nJ2.0 nJ1.2 nJ2.0 nJ3.5 nJ3.5 nJ3.5 nJ1.5 nJ
Average Power (Max)e
1.2 mW15 mW30 mW20 mW12 mW20 mW35 mW35 mW35 mW15 mW
Peak Power (Typical Max)f
13 mW38 mW75 mW50 mW30 mW50 mW88 mW88 mW88 mW38 mW
Output Spectrum (Typical)c
NPL64A Typical SpectrumNPL41B Typical SpectrumNPL45B Typical SpectrumNPL49B Typical SpectrumNPL52B Typical SpectrumNPL64B Typical Spectrum
Beam Pointing Accuracyg≤3°
Beam Divergenceh
(1/e2), Typical
Major Axis1.5 mrad0.5 mrad0.5 mrad0.5 mrad1.5 mrad1.5 mrad0.3 mrad0.5 mrad1.0 mrad0.5 mrad
Minor Axis0.5 mrad0.3 mrad0.25 mrad0.3 mrad0.5 mrad0.5 mrad0.15 mrad0.6 mrad0.5 mrad0.5 mrad
Beam Full Widthh
(1/e2) at 5.0 m
Major Axis5.3 mm2.5 mm3.3 mm3.0 mm3.2 mm4.8 mm3.8 mm2.9 mm5.0 mm2.6 mm
Minor Axis2.1 mm1.7 mm1.6 mm1.8 mm2.0 mm2.7 mm3.3 mm1.4 mm2.8 mm1.3 mm
Output Beam Image (Typical)i,jNPL Typical Beam
  • 型番末尾がBまたはCのレーザのパルス幅は、最小から最大までを16段階で設定できます。この設定の段階はほぼ等分割されています。典型的なパルス形状についてはTypical Pulsesの行のグラフをクリックしてご覧ください。
  • NPL64Aは固定幅のパルスを出力します。典型的なパルス形状についてはTypical Pulsesの行のグラフをクリックしてご覧ください。
  • 各レーザの典型的なパルス形状のグラフは表内のアイコンをクリックしてください。
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
  • 各製品の最大パルス幅および10 MHzで駆動させた場合の仕様値
  • 最大出力パワーに達するパルスを対象とした最大値(典型値)。パルス幅が短いと最大出力パワーに達しない場合があるため(Typical Pulsesの行のグラフ参照)、平均出力パワーは低くなります。
  • 前面パネル面に垂直な軸に対して
  • レーザーヘッドの底面が水平面にあるとき、楕円の主軸は垂直方向になります。
  • 出力ビームは楕円形です。これはビームを円形にするためのアナモルフィック光学部品を使用しない場合、半導体レーザにおいては一般的なものです。ビームを円形にする方法の詳細は「実験データ」タブをご参照ください。 
  • クリックすると画像が拡大します。これは、レーザ出力部から10 mの位置にある透過スクリーンに投影されたビーム像です。
Item #NPL41CNPL45CNPL52CNPL64CNPL81C
Center Wavelength (Typical)405 ± 10 nm450 ± 10 nm520 ± 10 nm640 ± 10 nm808 ± 10 nm
Pulse Width (FWHM)Min, Setting 1a6 ± 1 ns
Max, Setting 16a129 ± 5 ns
Typ. Pulse Width vs. Control Settinga,b
Typical Pulsesb
Internal TriggerNo
Max Trigger Frequencyc
50 kHz
Pulse Energy (Typical Max)d128 nJ204 nJ186 nJ126 nJ186 nJ
Average Power (Max)d
6.4 mW10.2 mW9.3 mW6.3 mW9.3 mW
Peak Power (Typical Max)e
1000 mW1600 mW1500 mW1000 mW1500 mW
Output Spectrum (Typical)b
NPL41C Typical SpectrumNPL45C Typical SpectrumNPL52C Typical SpectrumNPL64C Typical Spectrum
Beam Pointing Accuracyf≤3°
Beam Divergenceg
(1/e2), Typical
Major Axis4.9 mrad2.4 mrad3.7 mrad10.2 mrad9.5 mrad
Minor Axis0.2 mrad0.14 mrad0.6 mrad0.5 mrad0.85 mrad
Beam Full Widthg
(1/e2) at 5.0 m
Major Axis21 mm19.2 mm16.5 mm43 mm49 mm
Minor Axis1 mm1.3 mm1.9 mm1.2 mm1.3 mm
Output Beam Image (Typical)h,iNPL Typical BeamNPL Typical BeamNPL Typical BeamNPL Typical BeamNPL Typical Beam
  • 型番末尾がBまたはCのレーザのパルス幅は、最小から最大までを16段階で設定できます。この設定の段階はほぼ等分割されています。典型的なパルス形状についてはTypical Pulsesの行のグラフをクリックしてご覧ください。
  • 各レーザの典型的なパルス形状のグラフは表内のアイコンをクリックしてください。
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
  • 各製品の最大パルス幅および50 kHzで駆動させた場合の仕様値
  • 最大出力パワーに達するパルスを対象とした最大値(典型値)。パルス幅が短いと最大出力パワーに達しない場合があるため(Typical Pulsesの行のグラフ参照)、平均出力パワーは低くなります。
  • 前面パネル面に垂直な軸に対して
  • レーザーヘッドの底面が水平面にあるとき、楕円の主軸は垂直方向になります。
  • 出力ビームは楕円形です。これはビームを円形にするためのアナモルフィック光学部品を使用しない場合、半導体レーザにおいては一般的なものです。 ビームを円形にする方法の詳細は「実験データ」タブをご参照ください。 
  • クリックすると画像が拡大します。これは、5 mの位置で取得したビームプロファイルです(当社の旧製品ビームプロファイラBC106N-VISを使用)。
Trigger Specifications
CouplingAC Coupled
Max Input
Frequencya
Item #s Ending in A or B10 MHz
Item #s Ending in C50 kHz
Input Voltage200 mVpp to 2 Vpp
Input Impedance5 kΩ
Output Voltageb900 mV (Hi-Z Load)
600 mV (50 Ω Load)
Max Jitterc20 ps RMS
100 ps Peak-to-Peak
Delay from External Trigger Input to Optical Outputd35 ± 5 ns
Delay from Internal Trigger Output to Optical Outputb28 ± 5 ns
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
  • 型番末尾がBのNPLシリーズのみ。
  • 外部トリガ(すべての型番)および内部トリガ(型番末尾がBのタイプのみ)に適用。
  • 外部トリガ遅延はSMAコネクタと光の出力部(レンズ)の間で測定されています。
NPL Block Diagram
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レーザーヘッドの内部構造図。パルス駆動回路、セーフティインターロック、トリガ回路、および温度安定化システムが内蔵されています。2色(赤・青)LED状態表示器は多くのレーザ保護メガネを通しても視認できるよう設計されています。
Power Specifications
DC Input Voltage Range to Laser Head14 to 16 V
DC Input Current to Laser Head (Max)800 mA
AC Input Frequency Range to Power Supply50 - 60 Hz
AC Input Voltage to Power Supply100 to 240 V
Environmental and Physical Specifications
Operating Temperature Range10 to 40 °C
Storage Temperature Range0 to 50 °C
Humidity Range (RH)5 - 85%
Trigger Connector on Back PanelaFemale SMA
Power Connector on Laser HeadMale Mini-XLR Type
Dimensions
(L x W x H)
Without ECM225 Clamps139.6 mm x 61.5 mm x 48.7 mm
(5.49" x 2.42" x 1.92")
With ECM225 Clamps139.6 mm x 61.5 mm x 54.7 mm
(5.49" x 2.42" x 2.15")
  • NPL64Aと型番末尾がCの製品は入力のみ、型番末がBの製品は入力・出力

パルスレーザーシステムの背面パネル

NPL64A Back Panel
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NPL64Aの背面パネル
CalloutDescription
A1Power Key Switch
A2LED Laser Status Indicator, Dual Color (Red/Blue)
A3Male Mini-XLR Connector for the +15 V Power Supply Jack
A42.5 mm Mono Phono Interlock Jack, Interlock Pin Installed
A5Female SMA Connector for the Trigger In Connector

Back Panel of Item #s Ending in B
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型番末尾がBのシステムの背面パネル
CalloutDescription
B1Power Key Switch
B2LED Laser Status Indicator, Dual Color (Red/Blue)
B3Pulse Width Selectora
B4Male Mini-XLR Connector for the +15 V Power Supply Jack
B52.5 mm Mono Phono Interlock Jack, Interlock Pin Installed
B6Chart of Repetition Rate Options vs. Selector Settings
B7Repetition Rate Selectora
B8Female SMA Connector for the Trigger In/Trigger Out Connector
  • 付属の2.5 mmマイナスドライバで調整可能

Back Panel of Item #s Ending in C
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型番末尾がCのシステムの背面パネル
CalloutDescription
C1Power Key Switch
C2LED Laser Status Indicator, Dual Color (Red/Blue)
C3Pulse Width Selectora
C4Male Mini-XLR Connector for the +15 V Power Supply Jack
C52.5 mm Mono Phono Interlock Jack, Interlock Pin Installed
C6Female SMA Connector for the Trigger In Connector
  • 付属の2.5 mmマイナスドライバで調整可能

ナノ秒パルスレーザーシステムの同梱部品

NPL64A Laser System Components
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型番NPL64A

型番末尾がAのシステム

  • レーザ駆動回路および温度安定化回路を内蔵したレーザーヘッド
  • DS15 (15 V電源、Mini-XLRコネクタ、国内用電源プラグ)
  • アルミニウム製クランプECM225(2個)
  • インターロックポートに差し込まれたインターロックピン(表示されていません)
  • キースイッチ用のキーセット(表示されていません)
  • クイックスタートならびにセーフティガイド(表示されていません)

NPL64B Laser System Components
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型番NPL64B

型番末尾がBまたはCのシステム

  • レーザ駆動回路および温度安定化回路を内蔵したレーザーヘッド
  • DS15 (15 V電源、Mini-XLRコネクタ、国内用電源プラグ)
  • アルミニウム製クランプECM225(2個)
  • インターロックポートに差し込まれたインターロックピン(表示されていません)
  • キースイッチ用のキーセット(表示されていません)
  • 2.5 mmマイナスドライバ
  • クイックスタートならびにセーフティガイド(表示されていません)

レーザの安全性とクラス分類

レーザを取り扱う際には、安全に関わる器具や装置を適切に取扱い、使用することが重要です。ヒトの目は損傷しやすく、レーザ光のパワーレベルが非常に低い場合でも障害を引き起こします。当社では豊富な種類の安全に関わるアクセサリをご提供しており、そのような事故や負傷のリスクの低減にお使いいただけます。可視域から近赤外域のスペクトルでのレーザ発光がヒトの網膜に損傷を与えうるリスクは極めて高くなります。これはその帯域の光が目の角膜やレンズを透過し、レンズがレーザーエネルギを、網膜上に集束してしまうことがあるためです。

Laser GlassesLaser CurtainsBlackout Materials
Enclosure SystemsLaser Viewing CardsAlignment Tools
Shutter and ControllersLaser Safety Signs

安全な作業および安全に関わるアクセサリ

  • クラス3または4のレーザを取り扱う場合は、必ずレーザ用保護メガネを装着してください。
  • 当社では、レーザのクラスにかかわらず、安全上無視できないパワーレベルのレーザ光線を取り扱う場合は、ネジ回しなどの金属製の器具が偶然に光の方向を変えて再び目に入ってしまうこともあるので、レーザ用保護メガネを必ずご使用いただくようにお勧めしております。
  • 特定の波長に対応するように設計されたレーザ保護眼鏡は、装着者を想定外のレーザ反射から保護するために、レーザ装置付近では常に装着してください。
  • レーザ保護眼鏡には、保護機能が有効な波長範囲およびその帯域での最小光学濃度が刻印されています。
  • レーザ保護カーテンレーザー安全保護用布は実験室内での高エネルギーレーザの遮光にご使用いただけます。
  • 遮光用マテリアルは、直接光と反射光の両方を実験装置の領域に封じ込めて外に逃しません。
  • 当社の筺体システムは、その内部に光学セットアップを収納し、レーザ光を封じ込めて危険性を最小限に抑えます。
  • ピグテール付き半導体レーザは、他のファイバに接続、もしくは他のファイバとの接続を外す際には、レーザ出力をOFFにしてください。パワーレベルが10 mW以上の場合には特にご注意ください。
  • いかなるビーム光も、テーブルの範囲で終端させる必要があります。また、レーザ使用中には、研究室の扉は必ず閉じていなければなりません。
  • レーザ光の高さは、目線の高さに設定しないでください。
  • 実験は光学テーブル上で、全てのレーザービームが水平を保って直進するように設定してください。
  • ビーム光路の近くで作業する人は、光を反射する不要な装飾品やアクセサリ(指輪、時計など)をはずしてください。
  • レンズや他の光学装置が、入射光の一部を、前面や背面で反射する場合がありますのでご注意ください。
  • あらゆる作業において、レーザは必要最小限のパワーで動作するようにご留意ください。
  • アライメントは、可能な限りレーザの出力パワーを低減して作業を行ってください。
  • ビームパワーを抑えるためにビームシャッタフィルタをお使いください。
  • レーザのセットアップの近くや実験室には、適切なレーザ標識やラベルを掲示してください。
  • クラス3Rやクラス4のレーザ(安全確保用のインターロックが必要となるレーザーレベルの場合)で作業する場合は、警告灯をご用意ください。
  • ビームトラップの代用品としてレーザービュワーカードを使用したりしないでください。

 

レーザ製品のクラス分け

レーザ製品は、目などの損傷を引き起こす可能性に基づいてクラス分けされています。国際電気標準会議(The International Electrotechnical Commission 「IEC」)は、電気、電子工学技術関連分野の国際規格の策定および普及を行う国際機関で、IEC60825-1は、レーザ製品の安全性を規定するIEC規格です。レーザ製品のクラス分けは下記の通りです

ClassDescriptionWarning Label
1ビーム内観察用の光学機器の使用を含む、通常の条件下での使用において、安全とみなされているクラス。このクラスのレーザ製品は、通常の使用範囲内では、人体被害を及ぼすエネルギーレベルのレーザを発光することがないので、最大許容露光量(MPE)を超えることはありません。このクラス1のレーザ製品には、筐体等を開かない限り、作業者がレーザに露光することがないような、完全に囲われた高出力レーザも含まれます。 Class 1
1Mクラス1Mのレーザは、安全であるが、望遠鏡や顕微鏡と併用した場合は危険な製品になり得ます。この分類に入る製品からのレーザ光は、直径の大きな光や拡散光を発光し、ビーム径を小さくするために光を集束する光学素子やイメージング用の光学素子を使わない限り、通常はMPEを超えることはありません。しかし、光を再び集光した場合は被害が増大する可能性があるので、このクラスの製品であっても、別の分類となる場合があります。 Class 1M
2クラス2のレーザ製品は、その出力が最大1 mWの可視域での連続放射光に限定されます。瞬目反射によって露光が0.25秒までに制限されるので、安全と判断されるクラスです。このクラスの光は、可視域(400~700 nm)に限定されます。 Class 2
2Mこのクラスのレーザ製品のビーム光は、瞬目反射があるので、光学機器を通して見ない限り安全であると分類されています。このクラスは、レーザ光の半径が大きい場合や拡散光にも適用されます。 Class 2M
3Rクラス3Rのレーザ製品は、直接および鏡面反射の観察条件下で危険な可視光および不可視光を発生します。特にレンズ等の光学機器を使用しているときにビームを直接見ると、目が損傷を受ける可能性があります。ビーム内観察が行われなければ、このクラスのレーザ製品は安全とみなされます。このクラスでは、MPE値を超える場合がありますが、被害のリスクレベルが低いクラスです。可視域の連続光のレーザの出力パワーは、このレベルでは5 mWまでとされています。 Class 3R
3Bクラス3Bのレーザは、直接ビームを見た場合に危険なクラスです。拡散反射は通常は有害になることはありませんが、高出力のクラス3Bレーザを使用した場合、有害となる場合もあります。このクラスで装置を安全に操作するには、ビームを直接見る可能性のあるときにレーザ保護眼鏡を装着してください。このクラスのレーザ機器にはキースイッチと安全保護装置を設け、さらにレーザ安全表示を使用し、安全照明がONにならない限りレーザがONにならないようにすることが求められます。Class 3Bの上限に近いパワーを出力するレーザ製品は、やけどを引き起こすおそれもあります。 Class 3B
4このクラスのレーザは、皮膚と目の両方に損傷を与える場合があり、これは拡散反射光でも起こりうるとみなされています。このような被害は、ビームが間接的に当たった場合や非鏡面反射でも起こることがあり、艶消し面での反射でも発生することがあります。このレベルのレーザ機器は細心の注意を持って扱われる必要があります。さらに、可燃性の材質を発火させることもあるので、火災のリスクもあるレーザであるとみなされています。クラス4のレーザには、キースイッチと安全保護装置が必要です。 Class 4
全てのクラス2以上のレーザ機器には、上記が規定する標識以外に、この三角の警告標識が表示されていなければいけません。 Warning Symbol

特注&製品組み込み用途(OEM用途)について

ご用意している標準品や設定機能がご希望の用途に合致しない場合は、当社までご相談ください。特注品や製品組み込み用途(OEM用途)のご要望に対応いたします。

デモ機の貸出し

こちらの製品のデモ機をご希望の場合は、当社までご相談ください。現在国内にデモ機がない場合でも対応させていただきます。

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MX40B with cover removed
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 デジタルトランスミッタMX40B

設計、製造および試験

当社の超高速オプトエレクトロニクスのチームは、最大周波数応答110 GHzまでの様々なフォトニクス用途向けの高速コンポーネントおよび機器の設計、開発、製造を行っています。RF/マイクロ波の設計や光学素子、光ファイバ、オプトメカニクスの設計、混合信号を用いた電子機器などに関する専門知識を生かし、高速フォトニクスの分野において多岐にわたる実績を積んで参りました。20,000点以上の製品を手がける垂直統合型企業の1部門として、数多くの機器の販売およびサポートを行い、今後もさらに取扱い製品の幅を広げていく予定です。

当社の標準品および特注品のラインナップには光トランスミッタや変調器ドライバ、コントローラ、ディテクタ、光受信機、パルスレーザ、可変光減衰器、そして様々なアクセサリが含まれます。これ以外の特注品やOEM製品の設計、製造に関するご要望もお待ちしております。当社では主に以下の項目についてご対応可能です:

  • 70 GHzまでのディテクタおよび光受信機の設計
  • 110 GHzまでの光トランスミッタの設計
  • RF/マイクロ波の設計およびシミュレーション
  • 光ファイバおよびフォトニクスサブアセンブリの設計
  • 110 GHzまでの高速試験
  • マイクロアセンブリおよびワイヤーボンディング
  • マイクロ波モジュールのハーメティックシール
  • ファイバ融着接続
  • 特注レーザ刻印
  • 品質試験

特注品および標準品の概要 

当社の標準品のラインナップには、光トランスミッタや変調器ドライバ、コントローラ、ディテクタ、パルスレーザ、ならびにアクセサリが含まれます。これ以外にも、受信機などの関連製品や標準品のカスタマイズも取り扱い可能です。以下のセクションでは、当社で対応可能な特注品および標準品(内蔵型から部品レベルまで)についての概要を記載しています。  

光学装置

幅広いご要望に応えるため、当社では光学装置を部品レベルからご用意しています。トランスミッタには、波長可変レーザ、ドライバ増幅器およびバイアスコントローラ付き変調器、フル制御の光出力機能、直感的なタッチパネルが内蔵されています。波長可変レーザ、変調器ドライバ、変調器バイアスコントローラは個別にご購入いただけます。以下の機器にはフル遠隔制御機能が付いており、PCから送られるシリアルコマンドを用いて対応可能です。

  • 110 GHzまでの光トランスミッタ
  • リニア(アナログ)およびデジタルトランスミッタ
  • 110 GHzまでの電気-光(EO)変換機
  • 変調器ドライバ
  • 変調器用バイアスコントローラ
  • CおよびLバンド波長可変レーザ

内部レーザ光源、動作波長範囲、光ファイバのタイプ、増幅器のタイプなどのカスタマイズも承ります。

光コンポーネント

当社の特注品および標準品の光コンポーネント製品には、モジュール設計とハーメティックシール機能が採用されています。50 GHzまでの周波数応答を有するディテクタや、40 GHz以上で動作する光受信機の開発も行っています。また、関連する製品として、ご要望に応じてカスタマイズ可能な増幅モジュールや、可変光減衰器、マイクロ波ケーブル、ケーブル用アクセサリもご用意しています。

  • 50 GHzまでのハーメティックシール付きディテクタ
  • 40 GHzまでの光ファイバ用受信機
  • 増幅モジュール
  • 可変光減衰器
  • マイクロ波ケーブルおよびアクセサリ

シングルモードおよびマルチモードファイバ(該当品のみ)、時間または周波数領域での駆動用に最適化されたディテクタなどのカスタマイズも承ります。

自由空間用機器

当社の自由空間用機器には、周波数応答が1 GHz程度のディテクタやパルスレーザが含まれます。様々な幅のナノ秒パルスレーザを発生させるパルスレーザを、幅広い波長と出力パワーのモデルでご用意しております。ユーザ設定可能な繰返し周波数およびトリガ入出力信号が柔軟性を向上させ、電子ディレイライン製品によって実験中に複数のレーザを同期させることができます。当社の標準品のパルスレーザにゲインスイッチングデバイスを適用すると、100 ps領域までのパルスを発生させることもできます。

  • パルス幅10 ns(固定)のパルスレーザ
  • パルス幅および繰返し周波数を変更可能なパルスレーザ
  • NPLシリーズのパルスレーザを同期する電子遅延装置
  • 増幅ディテクタ

発光波長、光出力パワー、サブナノ秒のパルス幅など、パルスレーザのカスタマイズも承ります。

Beam Circularization Setup
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図1: 実験セットアップ上の黄色い四角で囲まれたエリアにビーム円形化システムを設置
Spatial Filter Setup
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図4: 空間フィルターシステム
Anamorphic Prism Pair Setup
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図3: アナモルフィックプリズムペアシステム
Cylindrical Lens Pair Setup
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図2: シリンドリカルレンズペアシステム

楕円ビームの円形化技術の比較 

端面発光型半導体レーザは、発光開口部の断面が長方形になっているため、楕円形のビームを出射します。開口部の短辺から出射されるビーム成分は、これに直交するビーム成分よりも大きな広がり角を有します。一方のビーム成分がもう一方よりも大きく拡散するため、ビームの形状は円形ではなく楕円形になります。

楕円形のビーム形状は、円形のビームよりも集光ビームのスポットサイズが大きいことで放射照度(面積あたりのパワー)が低くなってしまいます。楕円ビームを円形化する技術は複数ありますが、ここではシリンドリカルレンズアナモルフィックプリズムのペア空間フィルタを利用した3種類の方法で実験を行い性能を比較しています。 円形化されたビームの特性は、M2測定、波面測定、伝送パワー測定によって評価しました。

これらの円形化技術によって楕円形の入射ビームの真円度は向上しますが、それぞれの技術ごとに円形化やビーム品質および伝送パワーの特性が異なることを示しました。この「実験データ」タブ内に記載されている結果から、用途に必要な要件を満たした円形化技術を選択するべきである事がわかりました。

実験の設計とセットアップ

この実験セットアップは図1の写真で示されています。図2~4では温度制御された670 nm半導体レーザからの楕円コリメート光をそれぞれの円形化システムに入射させています。コリメートにより、広がり角は小さくなりますが、ビーム形状はレーザ出力時と変わりません。各システムは下記の光学系をベースに構成されています。

ビーム円形化システム(右写真参照)を黄色い四角で囲まれた空きスペースに1台ずつ設置しました。このようにすることでそれぞれの円形化技術を同じ実験条件で評価できるため、実験結果を直接比較することができます。この実験上の制約により取り付け方法も制約されるため、コンパクト化という点では最適化されていません。またアナモルフィックプリズムペアについても、より便利で光学的にも調整されたマウント済みの製品を使わずに、マウント無しの製品を用いています。

それぞれの円形化システムから出射されたビームの特性は、パワーメータ波面センサならびにM2システムを使用して測定を行い、評価されました。例示目的のため、実験セットアップの写真内、テーブルの右側に、これらの評価機器がすべて表示されていますが、評価は1種類ずつ行います。 パワーメータは、ビーム円形化システムが入射ビームの強度をどの位減衰させるのかを測定するために使用します。波面センサは、出射ビームの収差を測定するために使用します。M2システムは出力ビームのビーム品質(理想のガウシアンビームからの劣化具合)の測定に使用します。円形化システムはレーザービームの減衰もされず、収差も生じず、完全なガウシアンビームを出射することが理想的です。

端面発光型半導体レーザからの発光には非点隔差があるため、直交するビーム成分の変位した焦点をオーバーラップで望ましい形状が得られます。ここで調査している3種類の円形化技術のうち、シリンドリカルレンズペアのみが非点収差も補償することができます。直交するビーム成分の焦点間の変位はこれらすべての円形化技術で測定できます。シリンドリカルレンズペアの場合、構成を調整することでレーザービーム内の非点収差を最小限に抑えます。この非点収差は規格化しています。 

実験結果

実験結果を下の表にまとめています。緑色のセルは各カテゴリ内における最も良い結果を示しています。円形化の方法にはそれぞれの利点があります。用途に最適な円形化技術は、ビーム品質、伝送パワー、セットアップの制約に対するシステムの要件によって決まります。

空間フィルタは真円度とビーム品質を著しく向上させますが、ビームの伝送パワーは低くなります。シリンドリカルレンズペアは、伝送ビームを綺麗な円形にし、バランスの良い円形およびビーム品質を実現します。また、シリンドリカルレンズペアはビームの非点収差のほとんどを補償します。アナモルフィックプリズムペアによるビームの真円度はシリンドリカルレンズペアによる真円度と比較しても遜色ありません。シリンドリカルレンズと比較して、プリズムからの出力ビームのM2値は小さく、波面誤差は少なくなりますが、伝送パワーはやや低くなります。

MethodBeam Intensity ProfileCircularityaM2 ValuesRMS WavefrontTransmitted PowerNormalized 
Astigmatismb
Collimated Source Output
(No Circularization Technique)
Collimated
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Scale in Microns
0.36X Axis: 1.28
Y Axis: 1.63
0.17Not Applicable0.67
Cylindrical Lens PairCylindrical
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Scale in Microns
0.84X Axis: 1.90
Y Axis: 1.93
0.3091%0.06
Anamorphic Prism Pair
Anamorphic
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Scale in Microns
0.82X Axis: 1.60
Y Axis: 1.46
0.1680%1.25
Spatial FilterSpatial
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Scale in Microns
0.93X Axis: 1.05
Y Axis: 1.10
0.1034%0.36
  • 真円度(Circularity)=dminor/dmajor、ここでdminorとdmajorは対応する楕円(強度:1/e)の長径と短径を表し、真円度 = 1は完全な円形ビームを表します。
  • 規格化された非点収差(Normalized Astigmatism)はビームの2つの直交する成分のウェスト位置の差で、ウェストが小さい方のビーム成分のレイリ長で割った値です。 

円形化システムに使用されている部品は、同じ実験セットアップで全ての実験を行えるように選択されています。これにより、全ての円形化技術を直接比較することができます。ただし、円形化システムのセットアップを個別に最適化した方が性能は向上します。コリメートレンズおよびアナモルフィックプリズムペア用のマウントを使用すると、操作や実験システムへの取り付けが簡単に行えます。小型のマウントを使用して、それぞれのペア同士をより精密に設置して、実験結果を向上させることもできます。 また、焦点距離をカスタマイズした受注生産品のシリンドリカルレンズを使用して、シリンドリカルレンズペアの円形化システムの実験結果を向上させることもできます。ビームプロファイルソフトウェアのアルゴリズムを用いて、真円度の計算に使用するビーム半径を決定すると、全ての実験結果に影響を与えます。

追加情報

この実験で使用したコンポーネントの選択および構築方法についての情報は、下記のリンクをクリックしてご覧いただけます。

パルスレーザ:パワーとエネルギーの計算

パルスレーザからの放射光が、使用するデバイスや用途に適合するかどうかを判断する上で、レーザの製造元から提供されていないパラメータを参照しなければならない場合があります。このような場合、一般には入手可能な情報から必要なパラメータを算出することが可能です。次のような場合を含めて、必要な結果を得るには、ピークパルスパワー、平均パワー、パルスエネルギ、その他の関連するパラメータを必要とすることがあります。

  • 生物試料を損傷させないように保護する
  • フォトディテクタなどのセンサにダメージを与えることなくパルスレーザ光を測定する
  • 物質内で蛍光や非線形効果を得るために励起を行う

パルスレーザ光のパラメータは下の図1および表に示します。参照用として、計算式の一覧を以下に示します。資料を ダウンロードしていただくと、これらの計算式のほかに、パルスレーザ光の概要、異なるパラメータ間の関係性、および計算式の適用例がご覧いただけます。

 

計算式

周期と繰り返し周波数は逆数の関係:   and 
平均パワーから算出するパルスエネルギ:      
パルスエネルギーから算出する平均パワー:       
パルスエネルギーから概算するピークパルスパワー:           

平均パワーから算出するピークパワー、ピークパワーから算出する平均パワー :
 and
平均パワーおよびデューティーサイクルから算出するピークパワー*:
*デューティーサイクル() はレーザのパルス光が放射されている時間の割合です。
Pulsed Laser Emission Parameters
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図1: パルスレーザ光の特性を記述するためのパラメータを、上のグラフと下の表に示します。パルスエネルギ (E)は、パルス曲線の下側の黄色の領域の面積に対応します。このパルスエネルギは斜線で表された領域の面積とも一致します。

パラメータシンボル単位説明
パルスエネルギEジュール[J]レーザの1周期中に放射される1パルスの全放射エネルギ。
パルスエネルギはグラフの黄色の領域の面積に等しく、
これは斜線部分の面積とも一致します。
周期Δt 秒 [s] 1つのパルスの開始から次のパルスの開始までの時間
平均パワーPavgワット[W]パルスとして放射されたエネルギが、1周期にわたって
均一に広がっていたと仮定したときの、
光パワーの大きさ(光パワー軸上の高さ)
瞬時パワーPワット[W]特定の時点における光パワー
ピークパワーPpeakワット [W]レーザから出力される最大の瞬時パワー
パルス幅秒 [s]パルスの開始から終了までの時間。一般的にはパルス形状の
半値全幅(FWHM)を基準にしています。
パルス持続時間とも呼ばれます。
繰り返し周波数 frepヘルツ [Hz]パルス光が放射される頻度を周波数で表示した量。
周期とは逆数の関係です。

計算例

下記のパルスレーザ光を測定するのに、最大入力ピークパワーが75 mW 
のディテクタを使用するのは安全かどうかを計算してみます。

  • 平均パワー: 1 mW
  • 繰り返し周波数: 85 MHz
  • パルス幅: 10 fs

1パルスあたりのエネルギは、

と低いようですが、ピークパワーは、

となります。このピークパワーはディテクタの
最大入力ピークパワーよりも5桁ほど大きく、
従って、上記のパルスレーザ光を測定するのに
このディテクタを使用するのは安全ではありません


Posted Comments:
Darren Earl  (posted 2023-09-21 07:31:46.457)
Hello, I am interested in the NPL79B but would prefer it to be fiber coupled (FC/PC or FC/APC). Do you have any suggestions on accessories to allow this. Even if there is significant coupling loss. Many thanks Darren Earl
jpolaris  (posted 2023-09-22 12:13:36.0)
Thank you for contacting Thorlabs. For coupling the light from an NPL79B laser into a fiber, we recommend using an adjustable collimator such as CFC8-B or CFC11P-B, mounted in an LM1XY post-mountable translation mount. You can use an AD15F2 adapter to mount the CFC-series adjustable collimators in LM1XY. We have found the beam profile of these NPL79B to stabilize ~20 cm from the output aperture. To optimize coupling efficiency into your fiber, we recommend placing the CFC-series collimator ~20 cm or further from the NPL79B. With this configuration, we have seen > 80% coupling efficiency into 50 μm core multimode fibers such as FG050LGA. Our M42L01 is a 1 m, FC/PC connectorized patch cable using FG050LGA. Into single mode fibers such as 780HP, coupling efficiencies in the 20% - 30% range are typical. Our P1-780A-FC-1 is a 1 m, FC/PC connectorized patch cable using 780HP.
Mathieu Perrin  (posted 2023-07-11 17:50:13.9)
Hi, I would need some more information about the beam quality or focusability of these lasers in order to work out the expected fluence after circularization and focusing. Are they transverse monomode ? What is the M² in both directions ? I am more particularly interested in the -C lasers. (Note: the quoted values of beam diameters for the minor axis suggest that the waist is located after the collimating lens, out of the laser.)
cdolbashian  (posted 2023-07-21 01:56:06.0)
Thank you for emailing us with this inquiry. Although we do not specify an M2 value for the C series of lasers we do have results for fiber coupling of these devices into optical fibers which gives you an idea of the beam quality. For the C series of NPLs we can achieve 20% coupling into single mode fiber and 80% coupling into multimode fiber (50 or 62.5 um core).
user  (posted 2023-03-30 18:29:58.597)
Hello, I am using NPL41C. However, it is having difficulty adjusting the pulse width. I am measuring the laser using PMT and oscilloscope, but pulse width is not nanosecond (Almost 1 us). How can I solve it?
ksosnowski  (posted 2023-03-30 03:31:38.0)
Hello, thanks for reaching out to Thorlabs. NPL41C's adjustable pulse width only goes up to 129ns, so it is more likely that the detector and amplifier in your system are bandwidth limited, and causing some apparent skew in rise/fall times. I have reached out directly to discuss your application in greater detail.
Sarit Israeli  (posted 2023-03-16 00:32:51.827)
Does Thorlabs has a product like NPL91B but with 940nm laser instead of 905nm?
ksosnowski  (posted 2023-03-16 04:49:10.0)
Hello Sarit, thanks for reaching out to Thorlabs. Currently we do not have any NPL series or other similar pulsed lasers around 940nm. NPL98B has CWL 980nm which is the next closest to this.
Victor Garcia Muñoz  (posted 2023-02-21 14:41:33.477)
hi, What is the lower repetition rate? Can we work @10Hz for the shortest pulse width? Thanks, Victor
jdelia  (posted 2023-02-23 01:25:34.0)
Thank you for contacting Thorlabs. The NPL- series lasers do not have a minimum rep rate. They have been used in low-rep rate and even single shot applications. Yes, you can use the NPL64C at 10 Hz.
user  (posted 2023-01-09 17:41:10.39)
Clarification required regarding external trigger jitter of NPL52C The delay spec 35+/-5nsec is it for unit to unit variability or its short term instability from external trigger to optical output
cdolbashian  (posted 2023-01-23 12:01:23.0)
Thank you for reaching out to us with this inquiry. From the web page specs, it seems like we list this as the time delay between the input trigger signal and the output optical signal. I have reached out to you directly to further discuss this.
Soocheol Kim  (posted 2022-05-23 15:36:33.4)
I tried to acquire a photodetector by driving a pulse laser with a trigger signal of 10 kHz. It would be easier to understand if I show the graph I have acquired, but I will explain it in words. Although the pulses come out with a period of 10 kHz, the pulse power changes with a certain period (132~133 Hz).
cdolbashian  (posted 2022-05-27 12:57:56.0)
Thank you for reaching out to us with this inquiry! As you mentioned troubleshooting this will be easier with some visible data. I have reached out to you directly to troubleshoot the erroneous behavior which you are seeing.
Matias Berasategui  (posted 2022-05-19 09:28:28.173)
Hello, My name is Matias Berasategui. I work at the Helmholtz-Zentrum Berlin and I am interested in purchasing the NPL81C laser (808nm with 1500mW Peak Power), and I would like to ask if you can provide the equivalent for 980nm. Is it possible to buy a 980nm nanosecond laser with 1500mW Peak Power? Thank you very much, Matias Berasategui.
jdelia  (posted 2022-05-19 09:44:43.0)
Thank you for contacting Thorlabs. We are reaching out to you directly to discuss the feasibility of this custom part.
Alex Mokhnatyuk  (posted 2021-09-09 18:36:31.77)
Please can you provide mounting holes with thread for fiber port PAF2 on laser exit flange? This would be very helpful.
YLohia  (posted 2021-09-17 05:01:31.0)
Hello, thank you for your feedback! We will certainly consider your suggestion for a future revision/iteration of this product line.
Storm Liao  (posted 2021-05-24 17:37:25.573)
Dear sirs, I can't find trigger out function on NPL52C, and how can I synchronized NPL52c with our oscilloscope? Best regards, Storm
YLohia  (posted 2021-05-27 02:32:34.0)
Hello Storm, the C series of these nanosecond lasers don't have a built in trigger, so there is no trigger output function. If you would like to sync the laser pulses with your scope, you will have to use a direct output from your function generator and connect that to your scope.
Lee Aspitarte  (posted 2021-02-16 16:57:00.223)
Hi, I am using the NPL64B laser, and I am having issues with the system turning off intermittently. I hear an audible click, but the light on the back stays on (which doesn't appear to be the case with triggering the interlock). This happens with somewhat random timing and happens regardless of the trigger setting. Is it possible the TEC is overheating and suppressing the diode temporarily?
YLohia  (posted 2021-03-15 03:26:32.0)
Thank you for contacting Thorlabs. We are sorry to hear about the issues you're experiencing with the NPL. What is the serial number of your NPL64B and what was the Thorlabs Sales Order Number under which it was purchased? Have you always had this issue or is this a recent problem? What is the environmental temperature (and humidity) at which you're using this? Are there any backreflections going into the laser? Does this problem occur if you use a shorter pulse width and a much lower rep rate (from external trigger), on the order of a few Hz? This would prevent the LD from generating a lot of heat and can tell us if this is a TEC issue or not. I have reached out to you directly to troubleshoot further.
liangze pan  (posted 2020-07-02 15:04:15.147)
Hello, would you mind provide the specific data of the spetcral distribution of laser source NPL64B at each control setting? If not, would you mind provide the data of typical spectral distribution?Thanks!
YLohia  (posted 2020-07-02 10:34:26.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The spectrum will not change much as a function of pulse width. Please refer to the typical spectrum plot we have on the Specs tab. While we don’t have this type of granular data, we have seen some change in spectral response as a function of duty cycle. For duty cycles near the maximum (40%), we have seen that the spectrum collapses into a smaller number of modes.
Thomas Allison  (posted 2019-08-14 16:15:43.627)
Can you make one of these pulsed lasers at 1035 nm (or 1030 would be close enough). This would be very helpful for diagnosing my cavity via ringdown.
YLohia  (posted 2019-08-15 08:28:24.0)
Hello, thank you for your interest in our products. I have reached out to you directly to discuss the possibility of offering this.
K. Morgan  (posted 2019-04-19 17:15:12.963)
What is the output polarization of the beam?
YLohia  (posted 2019-04-22 10:57:51.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The output of these lasers is linearly polarized. When we build our NPLs, we align the ellipticity of the beam to the housing with ±5 degrees accuracy. Polarization follows this, so the NPLCs are vertically polarized with respect to the housing. We have measured the PER to be > 100:1 (and as high as 500:1 for the NPL41C and NPL52B).
chien  (posted 2018-07-10 12:30:30.163)
We would like to use the NPL41B with a wave guide. I found that the output of NPL41B has SM05 series internal thread. Do you have a wave guide that I can use? I could not find an appropriate one on your site. Thanks alo. Best regards,
YLohia  (posted 2018-07-10 09:08:40.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. You may use one of our modules from this page (https://www.thorlabs.com/navigation.cfm?guide_id=27) to couple the light into a fiber of your choice. I will reach out to you directly to discuss your specific requirements for a particular part recommendation.
aspitarte  (posted 2018-05-01 11:14:27.127)
Hi, Can you answer the questions about the safety compliance of these lasers and the power supply? Is device classified per Center for Devices and Radiological Health (CDRH)? Is device listed / approved by an (Nationally Recognized Testing Laboratory) NRTL*?
YLohia  (posted 2018-05-01 04:19:51.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The lasers shown on this page are classified with the CDRH and have accession numbers. The FDA Accession Number for the NPL64A is 1710115-000. The products themselves are currently not tested by an NRTL. However, the power supplies for these lasers do have NRTL certifications. The DS15 power supply used in the NPL family of products is UL Listed. I have reached out to you directly with additional information about these certifications.
wenzel.jakob  (posted 2017-11-28 20:12:52.39)
Could you provide information on the on the dimensions of the beam if collimated using the included lens? (I am primarily interested in the 405nm device, i.e. NPL41B)
tfrisch  (posted 2017-12-06 04:10:31.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The NPL41B has a typical beam size of 4mmx2.5mm at 20ft.
h.wu  (posted 2017-11-01 10:13:17.097)
Could I set the repetition rate to be 1 ~ 20 Hz by an external trigger? Thank you.
tfrisch  (posted 2017-12-19 02:43:09.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. Those slow rep rates would be achievable as long as the triggering edge has a transition time of 1ms or less. I will reach out to you to discuss your application.
jonas.wietek  (posted 2017-08-03 21:02:00.107)
is it possible to somehow only get a single laser pulse?
tfrisch  (posted 2017-08-17 03:59:23.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The trigger can be used to produce a single pulse. The pulse width may be slightly different for a single pulse compared to a high rep rate pulse. I will reach out to you directly to discuss your application.
pavel.psota  (posted 2017-05-07 17:04:31.84)
Dear madam or sir, I join the previous question considering spectral bandwidth? Is the source suitable for interferometric applications? Thank you. Regards,Pavel
tfrisch  (posted 2017-05-18 05:13:32.0)
Hello Pavel, thank you for contacting Thorlabs. The bandwidths of these lasers are a few nm, so whether they can be used in an interferometric application depends on the coherence length required. I will reach out to you to share spectral data we have collected, and I expect we will publish similar curves to our webpage soon.
ahmed  (posted 2017-03-26 05:05:01.763)
Dear Sir/Madam regarding your product (NPL64B) Nanosecond Pulsed Lasers. Kindly can you provide me with the spectral bandwidth in nanometer for this laser? and if you can provide me with an image for the optical spectrum analyzer signal for the same laser. Thank you in advance for your help Best Regards
tfrisch  (posted 2017-04-18 03:12:34.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The diode inside is a Fabry-Perot laser diode with several modes. I will contact you directly with more information.
mojtaba.zamani.a  (posted 2017-02-23 03:13:02.39)
Its nice to see these new grate products.well done!
tfrisch  (posted 2017-03-03 07:57:23.0)
Hello, thank you for your feedback, it is good to know these will be useful in customer applications.
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パルスレーザ、パルス幅:10 ns固定、パルスエネルギ:0.12 nJ

Back Panel of the NPL64A
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背面パネル(詳細は「背面パネル」タブをご覧ください)
  • 典型的な中心波長:640 nm ± 10 nm
  • パルス幅:10 nsに固定
  • パルス生成には外部トリガ入力が別途必要です
  • 背面パネルにトリガ信号入力用SMAコネクタ
  • 10 MHzの最大繰返周波数

こちらの640 nmのパルスレーザーシステムは、レーザーヘッドの背面パネルにあるTRIGGER INポート(右図参照)に入力されたトリガ信号に応じて、パルス幅が10 nsに固定されたパルスを出力します。パルスは最大10 MHzまでの周波数でトリガすることができます。典型的なパルス形状は下の表でご覧いただけます。 レーザーヘッドに組み込まれた非球面レンズは、工場で恒久的に固定され、出力光をコリメートするように設定されています。

背面パネルの機能については「背面パネル」タブならびにマニュアルをご覧ください。

このレーザーシステムには、レーザーヘッド、+15 Vの電源、レーザーヘッドをポストに取り付けるクランプECM225が2個付属しています。付属部品一式については「発送品リスト」のタブをご覧ください。

Key Specificationsa
Item #Center
Wavelength (Typ.)
Output
Spectrum (Typ.)
Pulse
Width
Typical
Pulse
Pulse Energy
(Typ. Max)b
Peak Power
(Typ. Max)c,d
Average Power
(Max)b,d
External Trigger
Frequency (Max)e
Internal Trigger
NPL64A640 ± 10 nm10 ns0.12 nJ13 mW1.2 mW10 MHzNo
  • 詳細については、「仕様」タブをご参照ください。
  • 10 MHzで駆動させた場合の仕様値
  • 最大出力パワーに達するパルスを対象とした最大値(典型値)
  • パルス幅が短いと最大出力パワーに達しない場合があるため、平均出力パワーは低くなります。
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
NPL64A Support Documentation
NPL64ANanosecond Pulsed Laser Diode System, 640 nm, 10 ns Fixed Pulse Width
¥176,072
7-10 Days
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パルスレーザ、パルス幅可変:5~39 ns、パルスエネルギ:1.2~3.5 nJ

Back Panel of the NPL64B and NPL52B
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背面パネル(詳細は「背面パネル」タブをご覧ください)
  • パルス幅はユーザ設定可能
  • 外部トリガによるパルスの生成が可能
  • 1、5、10 MHzの内部トリガーパルス
  • 背面パネルにトリガ信号の入力/出力用SMAコネクタ
  • 10 MHzの最大繰返周波数

こちらのナノ秒パルスレーザーシステムは、レーザーヘッドの背面パネル(右参照)にあるTRIGGER INポートに入力されたトリガ信号に応じて、パルス幅が変更可能なナノ秒パルスを出力します。パルスは最大10 MHzまでの周波数でトリガすることができます。内部トリガも内蔵されており、1、5、10 MHzの繰返し周波数に対応します。レーザーヘッドに組み込まれた非球面レンズは、工場で恒久的に固定され、出力光をコリメートするように設定されています。

パルス幅は5 ns~39 nsをほぼ等分割した16段階で設定できます。パルス幅は下表のとおり、製品によって異なります。詳細については「仕様」タブをご覧ください。典型的なパルスの形状のグラフは下表内でご覧いただけます。パルス幅と繰返し周波数は背面パネルで設定します(右の写真参照)。設定には付属の2.5 mmマイナスドライバをご使用いただけます。

背面パネルのRep Rateセレクタでは、パルス生成のためのトリガ信号として3種類の内部トリガから選択したり、あるいは外部トリガ信号を受け入れる設定を選択したりすることができます。内部トリガはレーザーヘッド内の発振器で生成され、Rep RateセレクタのA、B、Cは、それぞれ1、5、10 MHzの内部トリガによる繰返し周波数に対応します。内部トリガでパルスを生成した場合、Trigger IN/OUTポートからはそのパルスと同期した信号が出力されます。Rep RateセレクタをDの位置に設定すると、パルスはTrigger IN/OUTに入力された外部トリガ信号により生成されます。この設定を選択した場合、パルスは最大10 MHzまでの周波数でトリガできます。背面パネルの機能については「背面パネル」タブならびにマニュアルをご覧ください。

これらのレーザーシステムには、レーザーヘッド、+15 Vの電源、2.5 mmマイナスドライバ、そしてレーザーヘッドをポストに取り付けるクランプECM225が2個付属しています。付属部品一式については「発送品リスト」のタブをご覧ください。

Key Specificationsa
Item #Center
Wavelength (Typ.)
Output
Spectrum (Typ.)
Pulse
Width
Typical
Pulses
Pulse Energy
(Typ. Max)b
Peak Power
(Typ. Max)c,d
Average Power
(Max)b,d
External Trigger
Frequency (Max)e
Internal Trigger
NPL41B405 ± 10 nm6 to 38 ns1.5 nJ38 mW15 mW10 MHzYes
(1, 5, and 10 MHz)
NPL45B450 ± 10 nm5 to 39 ns3.0 nJ75 mW30 mW
NPL49B488 ± 10 nm6 to 39 ns2.0 nJ50 mW20 mW
NPL52B520 ± 10 nm5 to 39 ns1.2 nJ30 mW12 mW
NPL64B640 ± 10 nm5 to 39 ns2.0 nJ50 mW20 mW
NPL79B785 ± 10 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL82B820 ± 10 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL91B905 ± 10 nm6 to 39 ns3.5 nJ88 mW35 mW
NPL98B980 ± 10 nm6 to 39 ns1.5 nJ38 mW15 mW
  • 詳細については、「仕様」タブをご参照ください。
  • 各製品の最大パルス幅および10 MHzで駆動させた場合の仕様値
  • 最大出力パワーに達するパルスを対象とした最大値(典型値)
  • パルス幅が短いと最大出力パワーに達しない場合があるため、平均出力パワーは低くなります。
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
NPL41B Support Documentation
NPL41BNanosecond Pulsed Laser Diode System, 405 nm, 6 - 38 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
Today
NPL45B Support Documentation
NPL45BNanosecond Pulsed Laser Diode System, 450 nm, 5 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
Today
NPL49B Support Documentation
NPL49BNanosecond Pulsed Laser Diode System, 488 nm, 6 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
7-10 Days
NPL52B Support Documentation
NPL52BNanosecond Pulsed Laser Diode System, 520 nm, 5 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
Today
NPL64B Support Documentation
NPL64BNanosecond Pulsed Laser Diode System, 640 nm, 5 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥227,427
Today
NPL79B Support Documentation
NPL79BCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 785 nm, 6 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥220,091
7-10 Days
NPL82B Support Documentation
NPL82BCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 820 nm, 6 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
7-10 Days
NPL91B Support Documentation
NPL91BCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 905 nm, 6 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
7-10 Days
NPL98B Support Documentation
NPL98BCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 980 nm, 6 - 39 ns Adjustable Pulse Width
¥234,763
7-10 Days
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パルスレーザ、パルス幅可変:6~129 ns

Back Panel of the NPL41C
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背面パネル(詳細は「背面パネル」タブをご覧ください)
  • パルス幅はユーザ設定可能
  • 外部トリガによるパルスの生成が可能
  • 背面パネルにトリガ信号入力用SMAコネクタ
  • 50 kHzの最大繰返周波数

こちらのナノ秒パルスレーザーシステムは、レーザーヘッドの背面パネルにあるTRIGGER INポートに入力されたトリガ信号に応じて、パルス幅が変更可能なナノ秒パルスを出力します。発生するパルスエネルギは、型番の末尾がAまたはBのレーザよりも高くなっています。パルスは最大50 kHzまでの周波数でトリガすることができます。 レーザーヘッドに組み込まれた非球面レンズは、工場で恒久的に固定され、出力光をコリメートするように設定されています。

パルス幅は6~129 nsをほぼ等分割した16段階で設定できます。パルスの中心波長は下表のとおり、製品によって異なります。詳細については「仕様」タブをご覧ください。典型的なパルスの形状のグラフは下表内でご覧いただけます。パルス幅は背面パネルで設定します(右の写真参照)。パルス幅は付属の2.5 mmマイナスドライバで調節可能です。

背面パネルの機能については「背面パネル」タブならびに マニュアルをご覧ください。

これらのレーザーシステムには、レーザーヘッド、+15 Vの電源、2.5 mmマイナスドライバ、そしてレーザーヘッドをポストに取り付けるクランプECM225が2個付属しています。付属部品一式については「発送品リスト」のタブをご覧ください。

Key Specificationsa
Item #Center
Wavelength (Typ.)
Output
Spectrum (Typ.)
Pulse
Width
Typical
Pulses
Pulse Energy
(Typ. Max)b
Peak Power
(Typ. Max)c,d
Average Power
(Max)b,d
External Trigger
Frequency (Max)e
Internal Trigger
NPL41C405 ± 10 nm6 to 129 ns128 nJ1000 mW6.4 mW50 kHzNo
NPL45C450 ± 10 nm204 nJ1600 mW10.2 mW
NPL52C520 ± 10 nm186 nJ1500 mW9.3 mW
NPL64C640 ± 10 nm126 nJ1000 mW6.3 mW
NPL81C808 ± 10 nm186 nJ1500 mW9.3 mW
  • 詳細については、「仕様」タブをご参照ください。
  • 各製品の最大パルス幅および50 kHzで駆動させた場合の仕様値
  • 最大出力パワーに達するパルスを対象とした最大値(典型値)
  • パルス幅が短いと最大出力パワーに達しない場合があるため、平均出力パワーは低くなります。
  • 対応可能なエッジの最大遷移時間は1 ms
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
NPL41C Support Documentation
NPL41CCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 405 nm, 6 - 129 ns Adjustable Pulse Width
¥410,836
Today
NPL45C Support Documentation
NPL45CCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 450 nm, 6 - 129 ns Adjustable Pulse Width
¥272,179
7-10 Days
NPL52C Support Documentation
NPL52CCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 520 nm, 6 - 129 ns Adjustable Pulse Width
¥297,123
Today
NPL64C Support Documentation
NPL64CCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 640 nm, 6 - 129 ns Adjustable Pulse Width
¥256,772
Today
NPL81C Support Documentation
NPL81CCustomer Inspired! Nanosecond Pulsed Laser Diode System, 808 nm, 6 - 129 ns Adjustable Pulse Width
¥249,436
Today
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アルミニウム製サイドクランプ

  • どちらのクランプもすべてのNPLシリーズのレーザ筐体に対応
  • ECM225はレーザ筐体の底部または上部取り付け用
  • ECM175はレーザ筐体の側面取り付け用

NPLシリーズのパルスレーザーシステムには、アルマイト加工されたアルミニウム製クランプECM225が2個付属します。このクランプはレーザ筐体の底部または上部にスナップオンで取り付けられ、2 mm六角穴付きネジでフレクシャーロックを締め付けて固定できます。 クランプECM225、レーザ筐体の側面に取り付ける追加のECM175は別途お買い求めいただけます。ECM225ならびにECM175は当社のアルミニウム製サイドクランプシリーズ製品で、直方体の電子回路用筐体をしっかりと取り付けることができます。

ECM225にはM4ザグリ穴が3つ、ECM175には1つ開いています。 これらのザグリ穴を用いて、クランプをØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストや、M4タップ穴のある表面に取り付けることができます。クランプは電子回路用筐体を取り付ける前にポストなどに取り付ける必要があります。筐体がクランプに固定されるとザグリ穴は使用できません。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
ECM175 Support Documentation
ECM175アルミニウム製サイドクランプ、カスタムデバイス用小型筐体、幅44.5 mm用
¥2,833
Today
ECM225 Support Documentation
ECM225アルミニウム製サイドクランプ、幅57.2 mmの小型デバイス筐体用
¥2,913
Today
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交換用15 VDC出力ACアダプタ

DS15 Region-Specific Power Supply Adapters
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DS15用アダプタ(地域対応)
Female Mini-XLR Connector
  • ±15 VDC安定化電源
  • Mini-XLRコネクタ
  • 当社のナノ秒パルスレーザーシステムに対応

DS15は15 Vの安定化電源で長さ1.53 mのケーブルとMini-XLRコネクタが付いています。15 VDCの出力電圧が必要なMini-XLRに対応する機器に適しており、当社のナノ秒パルスレーザーシステムには直接取り付けることができます。日本国内向けのアダプタープラグと共に発送します。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
DS15 Support Documentation
DS1515 VDC出力ACアダプタ、1.2 A、Mini-XLRコネクタ付き、100/240 VAC
¥7,190
Today