イメージングシステム


イメージングシステム


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研究用途に応じた専用イメージングプラットフォーム

当社の顕微鏡システムは、数十年にわたる専門知識と垂直統合された組織の利点を最大限に生かし、組み込まれるほぼすべてのコンポーネントがプラットフォームに適合するように仕上げています。当社の研究者と技術者は、あらゆる主要研究分野での経験を活かして、最先端のイメージングシステムの設計、開発、製造、そしてサポートを行っています。

各システムの設計は、お客様が意図された実験をその基本から実行できるように、白紙の状態から行います。社内の幅広い設計・製造能力を活用することで、設計上のトレードオフを最小限に抑え、困難な問題に対する的を絞ったソリューションを開発し、さらに個々のシステムをお客様が希望する仕様にカスタマイズすることが可能になります。ご提供可能なイメージングシステムについては下記をご覧ください。

多光子顕微鏡
Bergamo® III

倒立顕微鏡
Veneto®

機能イメージング用
多光子顕微鏡Prelude®

超小型2光子顕微鏡
Mini2P

2光子メゾスコープ

共焦点顕微鏡システム

OCTイメージングシステム

顕微鏡プラットフォームCerna

 

Bergamo III Microscope
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多光子顕微鏡 Bergamo IIIシリーズ

多光子顕微鏡 Bergamo IIIシリーズ

当社では実験に合わせて構成できるモジュラー構造の顕微鏡が必要であることを認識し、多光子顕微鏡における新しい参照標準とも言える製品を開発しました。堅牢な筐体、豊富な補助的画像モダリティ、検出器、モーションコントロール、レーザービームの制御などについて選択することができ、Bergamo IIIシリーズでは極めて多様な構成を実現できます。

詳細は多光子顕微鏡Bergamo IIIシリーズの製品紹介ページをご参照ください。

 

Veneto Microscope
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倒立顕微鏡Veneto: 2光子 + ワイドフィールドの構成

 

倒立顕微鏡 Veneto

当社のモジュール式倒立顕微鏡プラットフォームは、ワイドフィールド、共焦点および多光子でのイメージング用としてご使用いただけるターンキーシステムです。倒立顕微鏡は蛍光、in vivoex vivo、3D、高分解能、高速(ビデオレート)、生組織のイメージングなど、幅広い用途に対応する強力で汎用性の高い研究用ツールです。 このプラットフォームはターンキーシステムとしてご提供していますが、DIYでカスタマイズできるように内部のオプトメカニクスや光学素子にアクセスできるようになっています。当社ではワイドフィールド、暗視野、位相、Dodt、共焦点、多光子などでのイメージングに対応する構成をご用意しております。

詳細は倒立顕微鏡Venetoシリーズの製品ページをご覧ください。

 

Prelude
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顕微鏡Preludeと、対物レンズ用ピエゾスキャナPFM450Eに取り付けられた対物レンズTL10X-2P

 

機能イメージング用多光子顕微鏡 Prelude

当社では、機能イメージングの柔軟性向上を目指して、位置決めの要件が厳しい試料に適した完全統合型の2光子顕微鏡システムを開発しました。コンパクトなファイバ結合型の設計により、Preludeでは複雑なアライメント手順が不要になり、高度な操作性が得られます。 付属する920 nmの近赤外(NIR)域フェムト秒パルスレーザと内蔵のフィルターセットは、いずれもGFPの2光子蛍光イメージングに適しています。Preludeでイメージングする際、作動距離の長い対物レンズを使用して振動の無いリモート焦点調整を行えば、試料に外乱を与えることなくイメージングができます。

詳細はPreludeの製品紹介ページをご参照ください。

 

Bergamo II Microscope
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光学ポストに取り付けられたMini2P

 

超小型2光子顕微鏡 Mini2P

当社の超小型2光子イメージングシステム(Mini2P)は、非静止試料のin vivo 2光子イメージング用に設計された高速・高解像度のミニスコープです。軽量なヘッドマウント型の設計により、試料に影響を与えずに安定したカルシウムイメージングができます。対物レンズが交換可能なため、頭蓋窓、プリズム、およびGRINレンズと組み合わせて使用することが容易になり、様々な深さと方向で組織をイメージングできます。Mini2Pを使用すると数百のニューロンを単一の視野でモニタすることができ、内蔵のマイクロチューナブルレンズで制御されるマルチプレーンイメージングによって、最大1000個の細胞を可視化できます。

詳細はMini2P の製品紹介ページをご参照ください。

 

Bergamo II Microscope
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2光子メゾスコープはHHMI Janelia Research Campusからライセンスを取得した技術を利用しています。

 

2光子メゾスコープ

脳の広い領域が協調して機能する様子を解析するために、5 mm x 5 mmの大きな視野(FOV)で高速機能イメージングができる2光子メゾスコープを開発しました。このメゾスコープは視野全体を走査したり、空間的に離れた複数領域を高速にイメージングしたりすることができます。in vivo の覚醒している試料の神経活動を、ビデオフレームレートレベルの速度とサブ細胞レベルの分解能で調べることができます。

詳細は2光子メゾスコープの製品紹介ページをご参照ください。

 

Confocal Microscope
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倒立顕微鏡Veneto: 共焦点+ワイドフィールドの構成

 

共焦点顕微鏡システム&コンポーネント

共焦点顕微鏡としては、レーザ走査型蛍光顕微鏡や反射型顕微鏡のシステム一式のほか、自作や独自のアプリケーションのためのコンポーネント類をご提供しています。当社のシステムはCernaシリーズのモジュール式顕微鏡コンポーネントを取り付けられるように設計されているため、機能を追加してアップグレードするのが容易です。

当社の共焦点顕微鏡のラインナップについては、共焦点顕微鏡の製品紹介ページをご覧ください。

 

Ganymede OCT System
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スペクトルドメインOCTイメージングシステムGanymede™

 

光コヒーレンストモグラフィ(OCT)イメージングシステム

当社ではin vivo、血管、眼科などの医療・バイオ分野でのイメージングや、非破壊検査(NDT)、工業製品検査、品質管理など、様々な用途向けのOCTイメージングシステムをご用意しております。当社のOCTはモジュール設計であるため柔軟性が高く、ご用途の独自のニーズに合わせてシステムを最適化できます。 構成済みのシステムをご希望の場合や、1つ1つの構成部品をお選びになりたい場合など、当社までご希望をお知らせください。製品選定のお手伝いをさせていただきます。

OCTイメージングシステムの詳細はこちらをご覧ください。

 

Cerna
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ワイドフィールドイメージング用に構成されたDIY顕微鏡Cerna

 

モジュール式顕微鏡プラットフォームCernaシリーズ

Cernaシリーズは調整が容易なDIY型の顕微鏡プラットフォームで、細胞生物学、発生生物学、電気生理学、オプトジェネティクス、機械検査など、幅広い実験や検査の要件に対応できます。その汎用性、拡張性、および操作性に優れた設計により、当社製あるいはお客様ご所有のアクセサリとも互換性があります。Cerna顕微鏡は構成済みの製品をお選びいただくこともできますし、当社の豊富な顕微鏡コンポーネントを用いてカスタム仕様の顕微鏡を構築することもできます。Cernaをベースにした構成済みのシステムとしては、シンプルなイメージング用の製品もご用意しております。

詳細はCernaシリーズの製品ページをご参照ください。

画像の説明(上部左から)

  • Thy1-YFP発現マウスにおける海馬ニューロンの2光子顕微鏡画像 (画像ご提供:2017 Imaging Structure and Function in the Nervous System Course at Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, NY)
  • DAPI (405 nm)、Alexa 488 anti-S100B、Alexa 555 anti-Neurofilament、Alexa 633 anti-GFAPでタグ付けした野生型マウスの脳切片 (試料ご提供:Lynne Holtzclaw, NIH/NICHD/MIC.)
  • 機能イメージング顕微鏡Preludeで取得したGFP標識マウスの脳切片のZスタック画像。神経細胞は深度によって色分けされています。
  • Mini2Pで撮像したマウスの内側嗅内皮質の2光子カルシウムイメージングの画像( Large-scale two-photon calcium imaging in freely moving miceより引用)
  • 複数の脳部位を同時に捉えるメゾスコープの性能を示す例。黒い円はØ5 mmの視野を表しています(A Large Field of View Two-Photon Mesoscope with Subcellular Resolution for In Vivo Imagingより引用、CCライセンスにより使用)
  • 当社の共焦点システムを用いて取得したショウジョウバエの頭部全体のスティッチング画像。倍率40倍の対物レンズを使用。
  • 当社のOCTシステムTelesto®で撮影したゼブラフィッシュの断面の3D画像
  • Cerna顕微鏡で取得したウシ肺動脈内皮細胞の画像(画像ご提供:Lab of Dr. Peter Stys, University of Calgary)

当社では、お客様のニーズに合わせたご提案を心掛けています。
ご意見・ご要望、またご質問などございましたら当社までお気軽にご連絡ください。

In Vivo深部組織イメージング

深部組織イメージングは多光子励起顕微鏡の特長です。Bergamo® IIIシリーズの超高感度検出器は全視野ノンデスキャンGaAsP光電子増倍管検出器を用いており、サンプル深部で散乱した光子を最大限捉えることができます。 この効率的なデザインによって、組織を切り出すことなくサンプルの深部の形態学的特長を捉え再構成することが可能となります。

左の画像は、8週齢のthy1-YFP発現マウスの1次体性感覚野のXZプロジェクション画像で、サンプル厚は1.0 mmを超えています。 励起波長は960 nmで、Nikon Apo LWD 25倍対物レンズ(NA 1.10)を用いて画像を取得しました(データ提供:Dr. Hajime Hirase and Katsuya Ozawa, RIKEN Brain Science Institute, Wako, Japan)。

発生生物学

受精後48時間のゼブラフィッシュ胚における発達中のニューロンの最大値投影法(背側面および側面像)。 ニューロンはAlexa488ラベルしたアセチル化チューブリンに対する抗体で標識しました。

これらの画像は当社の共焦点顕微鏡を用いて撮影しました。 蛍光色素は488 nmのレーザで励起され、オリンパス20倍水浸対物レンズ(NA 1.0)を用いて画像化しました (データ提供: Aminah Giousoh and Dr. Robert Bryson-Richardson, School of Biological Sciences, Monash University, Victoria, Australia)。


Merged Image
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シグナルを組み合わせた画像

非線形イメージングによる構造の洞察

蛍光タンパク質は厚いサンプルやin vivoサンプルの観察における制限をある程度克服しましたが、蛍光シグナルのそれらサンプルの透過は必ずしも容易ではなく、蛍光以外の手法による可視化が望まれる場合もあります。 2光子励起をはじめとする非線形顕微鏡は、構造を可視化するためのいくつかの補完的なコントラストを提供します。 コヒーレント反ストークスラマン散乱(CARS)、第2高調波発生(2光子蛍光)、および第3高調波発生(3光子蛍光)は、レーザと興味対象となる構造の直接的な相互作用によってコントラストを生じる非線形画像化技術です。 ある条件下において、これらの手法は蛍光(物質)を用いることなく、検出可能なシグナルを発生することができます。

右に示す図は、CARS、SHG、および和周波発生(SFG)のシグナルを組み合わせた画像で、下はそれぞれのイメージング手法で得られた像を示しています。 これら全ての画像は当社の多光子顕微鏡で取得しました。

High-Resolution Imaging
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赤色蛍光蛋白質tdTomatoを発現した樹状突起スパイン

高解像イメージング

tdTomatoを発現するマウスにおける視覚野神経細胞の樹状突起スパイン拡大図。

この画像は当社の多光子顕微鏡で取得されました。 励起波長は1040 nmで、データはNA 1.0のOlympus 60倍対物レンズ(NA 1.0)を使用してデータを取得しました (画像提供: Dr. Tobias Rose, Max Planck Institute for Neurobiology, Martinsreid, Germany)。 

OCT Scan Control Screen Shot
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スズメバチのサンプル

深部3次元イメージング

スズメバチのサンプル画像。サンプルの光学像は、右下隅に見ることができます。

この画像は当社のスペクトルドメインOCTシステムTelesto®シリーズで撮影しました。励起波長は1300 nmです。

当社では、お客様のニーズに合わせたご提案を心掛けています。
ご意見・ご要望、またご質問などございましたら当社までお気軽にご連絡ください。

深部観察

 

神経のIn Vivo機能イメージング

大きな体積を持つ脳の内部における神経活動の相関を調べるためには、広視野でありながらも高い時間・空間分解能を保ったイメージングが必須です。こちらの動画では、球形トレッドミルを走行中のGCaMP6f発現マウスにおけるニューロン発火を示しています。低倍率の像では、体性感覚野、頭頂葉、運動野を含む複数の脳領域の神経活動が、視野6.3 mm x 5.4 mm、フレームレート4.3 Hz で可視化されています。4つの非連続の関心領域においては、視野600 μm x 600 μm、9.6 Hzでイメージングされ、それぞれのニューロンからの蛍光信号をサンプリングし、活動の相互相関を解析しました。

これらの動画のセットは、2光子メゾスコープで取得されました。励起波長は970 nmです。データセットご提供:Nicholas James Sofroniew, Daniel Flickinger, Jonathan King, and Karel Svoboda; Janelia Research Campus and Vidrio Technologies, Virginia, USA (動画: https://elifesciences.org/content/5/e14472/article-data Creative Commonsライセンスにより使用許諾されています。)

 

生体イメージング

腸間膜のような薄い組織以外にも、生きた動物の実質臓器イメージングへと可能性が広がった事実に代表されるように、生体顕微鏡は大きな進歩を遂げたと言えます。 この動画では血液灌流をモニターすることができています。 血液は尾静脈から注入された赤色蛍光微粒子を含むFITCデキストランで標識されており、微粒子の追跡により血流速度を求めることができます。 また赤血球は、緑の血管内の暗い影として見ることができます。

これらの画像は当社の多光子励起顕微鏡で取得しました。 励起波長は780 nmで、Olympus XLUMPLFLN 20倍対物レンズ(NA 1.0)を用いております(画像ご提供: Dr. Simon Rhodes, IUPUI School of Medicine, Indianapolis, Indiana)。

脳深部のイメージング

深部組織イメージングは多光子励起顕微鏡の核心的な特長といえます。Bergamo®IIIシリーズの超高感度検出器は全視野ノンデスキャンGaAsP PMT検出器を用いており、サンプル深部で散乱した光子を最大限捉えることができます。 その効率的なデザインによって、組織を切り出すことなくサンプルの深部の形態学的特長を捉え、再構成することが可能となります。

上の画像は、8週齢のthy1-YFP発現マウスの1次体性感覚野のXZプロジェクション画像で、サンプル厚は1.0 mmを超えています。 励起波長は960 nmで、Nikon Apo LWD 25倍対物レンズ(NA 1.10)を用いて画像を取得しました(データご提供:Dr. Hajime Hirase and Katsuya Ozawa, RIKEN Brain Science Institute, Wako, Japan)。

 

共焦点反射顕微鏡

全てのサンプルが外因性の造影剤(この場合蛍光色素)で標識することができるわけではありません。 共焦点反射顕微鏡は、反射したレーザ光を観察することによって、光学切片を画像化できます。 この動画はナシヒメシンクイ(Grapholita molesta, Oriental Fruit Worm、Peach Worm)のZスタックを表しています。

これらの画像は当社の共焦点顕微鏡で撮影しました。 励起波長は488 nmで、Olympus UPlanFl 20倍対物レンズ(NA 0.50)を用いて撮影しました。

当社では、お客様のニーズに合わせたご提案を心掛けています。
ご意見・ご要望、またご質問などございましたら当社までお気軽にご連絡ください。

デモルームやオンラインデモのご予約は当社までご連絡ください。

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デモルーム例(中国オフィス)

デモルーム・オンラインデモのご案内

ソーラボの技術者は、世界9カ所のオフィスをベースにしており、お客様の実験用途に適したイメージングシステムをお選びいただくためのお手伝いをいたします。生物学のあらゆる課題解決に向けて研究を行うお客様のために、ニーズに合致し、かつ使いやすく、高い信頼性と対応力のあるシステムを提供いたします。

当社では、実際に当社顕微鏡システムなどを無償でお試しいただけるデモルームをご用意しています。オンラインデモも承ります。 デモルームやオンラインデモのご予約、お問い合わせは当社までご連絡ください。

カスタマーサポート(海外)
(クリックすると詳細がご覧いただけます)

デモルームのご案内
(クリックすると詳細がご覧いただけます)

パンフレット

当社のイメージング製品の各種パンフレット(PDF形式)を下記よりダウンロードいただけます。


Posted Comments:
Lingjie Kong  (posted 2024-04-18 18:53:17.253)
Hi there, We recently developed the random-access wide-field mesoscopy, which was published on Nature Photonics on April 17th 2024, at https://www.nature.com/articles/s41566-024-01422-1 I wonder if you are interested in getting it commercialized? Feel free to contact me. Thanks! Best, Lingjie
cdolbashian  (posted 2024-04-26 02:40:22.0)
Thank you for reaching out to us Lingjie. We have contacted you directly to discuss your publication.
Last Edited: Nov 08, 2013 Author: Dan Daranciang