Polaris®低ドリフトキネマティックミラーマウント、SM2ネジホールドタイプ

- SM2-Threaded Mounting Bore
- Matched Actuator and Back Plate Threading Minimize Drift and Backlash
- Minimal Temperature-Dependent Hysteresis
- Sapphire Adjuster Seats Prevent Wear Over Time
Application Idea
POLARIS-K2T Mount with Dielectric Mirror on a Ø1" Pillar Post Secured by a POLARIS-CA1 Clamping Arm
POLARIS-K2T
3 Adjuster Knobs
POLARIS-K2T2
2 Hex Adjusters

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| Quick Links | |
|---|---|
| Ø2" Mounts with 3 Adjusters | |
| Ø2" Mounts with 2 Adjusters | |
| Adjuster Accessories | |
| Lock Nut | |
| Locking Collar | |
| Torque Wrench |
特長
- 熱膨張係数(CTE)の小さい熱処理済みステンレススチールより機械加工
- SM2ネジ穴により光学素子やレンズチューブなどのコンポーネントの取付けが可能
- 高い耐久性と滑らかな動きを実現するために、硬化処理ステンレススチール製ボールとの接点にはサファイアシートを使用
- 整合したアクチュエータと背面プレートにより、安定性と滑らかなキネマティック調整を実現
- 様々な試験により、温度幅12.5 °Cの温度サイクル後の角度変化として2 μrad未満を保証(詳細は「試験データ」タブ参照)
- 真空用および高出力レーザ共振器用に適した不動態化処理済みのステンレススチール製
- カスタム仕様のマウントについては当社までお問い合わせください。
SM2ネジホールドタイプのPolaris®ミラーマウントは、長期安定性を厳しく求められる用途にお勧めします。
光学素子保持機構
ここに掲載されている全てのマウントの光学素子取付け穴には、SM2内ネジが付いています。これを用いて、マウント内に様々な光学素子を取り付けることができます。各マウントにはステンレススチール製の固定リングが2個付属しています。この固定リングは別途追加購入も可能です。
Polarisミラーマウントの光学素子取付け穴は、温度変化や移動時の衝撃・振動など、様々な環境変化に対して最良のビームポインティング安定性が得られるように精密加工されています。これらのマウントに、外径公差が0より大きい光学素子や、外径が小さなØ50 mm(ミリ規格)の光学素子を取り付けると性能が低下します。
設計
熱処理済みのステンレススチールから機械加工されたPolarisマウントには、ボール接触やサファイアシートを用いて精密に整合されたアジャスタが使用されているため、滑らかなキネマティック調整が可能です。「試験データ」タブでご覧いただけるように、これらのマウントは様々な試験により、その高い性能が実証されています。Polaris製品は、ビームに生じるミスアライメントの一般的な要因にすべて対応するように設計されています。詳しくは「設計の特長」タブをご覧ください。
ポストへの取り付け
ミラーマウントには、ポストへの取付け用にM4用ザグリ穴が付いています。また、その取付け用ザグリ穴の周りにはØ2 mmのアライメントピン用の穴が付いており、Polarisミラーマウント用のØ25 mmポストと組み合わせて使用すると精密にアライメントできます。光学素子を正確に取り付け、また光学素子表面の歪みを防止するために、トルクドライバまたはスパナレンチのご使用をお勧めしています。 推奨する取付け方法等については「使用方法」タブをご覧ください。
クリーンルームおよび真空への対応について
こちらのページでご紹介しているPolarisマウント、止めナット、およびロック用カラーは、すべてクリーンルームおよび真空で使用できるように設計されています。詳細は「仕様」タブおよび「設計の特長」タブをご覧ください。
| Item # Suffixa | -K2T | -K2T3 | -K2T1 | -K2T2 |
|---|---|---|---|---|
| Optic Sizes | Ø2" | |||
| Optic Thickness (Max) | 0.50" (12.7 mm) | |||
| Number of Adjusters | Three | Two | ||
| Adjuster Drive | Removable Knobs | 5/64" Hex | Removable Knobs | 5/64" Hex |
| Adjuster Pitch | 100 TPI Matched Actuator/Body Pairs | |||
| Measured Point-to-Point Mechanical Resolution per Adjuster | 5 µrad (Typical) 2 µrad (Achievable) | |||
| Measured Adjuster Lock Mechanical Resolution per Adjuster | 5 µrad (Typical) 2 µrad (Achievable) | |||
| Resolutionb | ~5 mrad/rev | |||
| Front Plate Translation (Max) | 6 mm | N/A | ||
| Mechanical Angular Range (Nominal) | ±3.4° | |||
| Beam Deviationc After Thermal Cycling | < 2 µrad | |||
| Recommended Optic Mounting Torque | 10 - 24 oz-in for 12.7 mm Thick Optics | |||
| Maximum SM-Threaded Component Mounting Torqued | 45 lb-in for SM2-Threaded Parts | |||
| Maximum Front Plate Payload (Torque / Weight) | 2.5 lb-in (0.28 N·m) / 1.25 lb (5.6 N) | |||
| Mountinge | Four #8 (M4) Counterbores | |||
| Alignment Pin Holes | Two Ø2 mm Holes for DIN 7-m6 Ground Dowel Pin at Each Counterbore | |||
| Vacuum Compatibilityf | 10-9 Torr at 25 °C with Proper Bake Out; 10-5 Torr at 25 °C without Bake Out DuPont Krytox® LVP High-Vacuum Grease Vapor Pressure: 10-13 Torr at 20 °C ,10-5 Torr at 200 °C EPO-TEK® 353ND (353NDPK) Epoxy Meets Low Outgassing Standards NASA ASTM E595, Telcordia GR-1221 | |||
| Operating Temperature Range | -30 to 200 °C | |||
Polaris®ミラーマウント試験データ
Polaris低ドリフトキネマティックミラーマウントのすべての製品は、高い水準の性能を保証するために広範囲の試験を実施しております。 Polarisのミラーマウントを Ø1インチ(Ø25.4 mm)のステンレススチール製ポストに取付け、その後温度管理された環境下のステンレススチール製光学テーブルに固定しました。 温度制御された半導体レーザからのビームは、ミラーから位置センシングディテクタ(PSD)に反射されます。 このミラーは、Polarisマウントに付属する2個の固定リングの間に固定されています。
熱衝撃後の位置の再現性
目的: この試験は、光学系のアライメントがミラーをヒステリシス無く、どの程度原点に戻すかを確認するものです。この測定によって、光学系のアライメントが熱衝撃の影響を受けないことが示されました。
手順: 各ミラーマウントの温度を上昇させ、その状態を一定時間維持しました。その後、ミラーマウントの温度を開始時の温度に戻しました。この試験結果をFigures 3.1~3.4に記載します。
結果: Figures 3.1~3.4のように、Polarisマウントが初期の温度に戻ると、マウントに取り付けられているミラーの角度(ピッチとヨー)の位置は、初期位置の 2 µrad以内に戻りました。 Polarisマウントの性能は、連続した温度変化サイクルを実施してさらにテストされています。 各サイクルの後に、ミラーの位置は確実に初期位置の2 µrad以内に戻りました。
比較のための参考値: Ø50.8 mm(Ø2インチ)光学素子用Polarisマウント上の130 TPIアジャスタをわずか0.1512° (1回転の1/2380)回転するだけで、マウントの角度は2 μrad変わります。高度な技術を有する作業者が行える微調整は0.3°(1回転の1/1200)ほどで、これはマウントの角度として4 µradの変化に相当します。
結論: Polarisミラーマウントは、温度変化サイクルの後でも確実にミラーを元の位置に戻す高性能かつ高安定型のマウントです。 以上のことから、Polarisマウントは長期にわたるアライメントの安定性を必要とする用途に適したミラーマウントと言えます。
![]() Click to Enlarge Figure 3.1 このグラフは、マウントPOLARIS-K2Tを加熱・冷却したときの、ピッチ方向とヨー方向の変動を示しています。 |
![]() Click to Enlarge Figure 3.2 このグラフは、マウントPOLARIS-K2T1を加熱・冷却したときの、ピッチ方向とヨー方向の変動を示しています。 |
![]() Click to Enlarge Figure 3.3 このグラフは、マウントPOLARIS-K2Tに対して熱衝撃試験を10回連続して行ったときの、各試験後のマウントの角度位置を表しています。図に示されている温度変化は各試験の開始時と終了時の温度差であり、これには室温の変動などの影響も含まれています。 ![]() Click to Enlarge Figure 3.4 このグラフは、マウントPOLARIS-K2T1に対して熱衝撃試験を10回連続して行ったときの、各試験後のマウントの角度位置を表しています。図に示されている温度変化は各試験の開始時と終了時の温度差であり、これには室温の変動などの影響も含まれています。 |

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Figure 4.1 SM2ネジホールドタイプPolarisマウントの設計の特長
光学系のミスアライメントに繋がりやすい共通要因は通常、いくつかあります。 温度が誘因となるミラー位置のヒステリシス、クロストーク、ドリフト、バックラッシュなどです。 Polarisミラーマウントは特にこれらのミスアライメントの要因が最少化されるよう設計されており、その結果として極めて高い安定性が実現しました。 長期にわたる広範囲な研究、有限要素解析ソフトなど先進の設計ツールを用いた数多くの設計検証や何ヶ月間にも渡る安定性確認テストの結果、キネマティックミラーマウントについて、極めて高い安定度が求められる実験のために適した部品を選択することができたのです。
熱ヒステリシス
多くの研究室内の温度は、空調や室内にいる人数、設備の動作状況等の影響を受けて不安定です。 そのため、アライメントに敏感な光学セットアップで使用されるマウントでは、温度によるアライメントへの影響が最小限となる設計が求められます。 温度からの影響は、ステンレススチールのように熱膨張係数(CTE)が低い材質を選ぶことによって抑えられます。 しかしCTEが低い材質で作られたマウントであっても、通常は、初期温度に回復時、ミラーは元の位置に戻りません。 Polarisミラーマウントの重要部品は全て組立前に熱処理が施されています。この工程によって内部ストレスが除去されて、温度ヒステリシスのミラー位置への影響が抑制できます。 その結果、ミラーマウントの温度をアライメントの時点での温度に戻すと、光学系のアライメントも回復できます。
Polarisのもう1つの重要な設計要素は、ミラーのマウントへの取付け方法です。 このページでご紹介しているPolarisマウントは、接着剤を使用せずに優れた性能を実現します。 こちらのマウントでは、代わりにSM2のネジ切り加工が施された内孔があり、光学素子を位置固定するステンレススチール製の固定リングが2個付属します。 ステンレススチール製固定リングの保持力を利用すると、周囲温度にかかわらず、ミラーをしっかりと固定することができます。 このネジ切り加工された穴を利用すると、その他のSM2ネジ切り加工付きの部品がマウントに固定できます。
クロストーク
クロストークは、マウントの前面と背面のプレートの寸法公差を注意深く管理して、ピッチとヨーのアクチュエータを直交の位置関係にすることで最小化できます。 当社ではさらに3つの接触点で全てサファイアシートを使用しております。標準的な金属-金属のアクチュエータの接触点では時間が経過するにつれて摩耗します。 Polarisマウントでは研磨されたサファイアシートが使われており、硬化処理されたステンレススチール製のアクチュエーターチップとの間の接触面では時間が経過しても整合性が保たれます。
ドリフトならびにバックラッシュ
ミラーマウントの位置ドリフトとバックラッシュを最小限に抑えるためには、アジャスタ内のあそびと潤滑剤の量を制限することが必要です。 アクチュエータが調整されると、余分な潤滑剤は絞り出されて他の部位に移動し、そこで蓄積します。 潤滑剤はゆっくりと平衡状態に戻っていきますが、 その過程でマウントの前面プレートが移動する場合があります。 Polarisミラーマウントでは、工業規格よりも厳しい基準で本体と整合性のあるアジャスタを使っているので、アジャスタの潤滑剤はほんのわずかしか必要ありません。 また、アジャスタは非常に滑らかに動かすことができるので、繰り返し細かい調整を行なうことができます。
クリーンルームおよび真空への対応
こちらのページでご紹介しているPolarisマウントは、すべてクリーンルームや真空での使用が可能です。マウントは、Carpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。

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Figure 4.2 Polarisマウントは、2重の真空バッグに封入して発送しています。
サファイアシートは、NASAで認証されたアウトガスの少ない手法を用いて、所定の位置に接着されています。また、アジャスタには、DuPont社製LVP高真空対応グリースKrytox(超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリース)を使用しています。このような技術により、高真空への対応とアウトガスの低減を実現しています。10-5 Torrより高い真空度で使用するときは、アウトガスによる汚染を最小限に止めるために、マウントの設置前に適切なベークアウト処理を施すことを強くお勧めします。なお、Polarisに付属しているM4キャップスクリュは、10-5 Torr以上の真空度には対応していませんのでご注意ください。
クリーンルーム対応の梱包
真空対応のPolarisマウントは、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立てられた後、Figure 4.2のように2重の真空バッグに封入されます。真空気密により袋が密着するためマウントが安定し、輸送時の衝撃等による前面プレートの移動も制限されます。また、密着することで袋とマウントの摩擦も最小限に抑えられるため、袋の材料が削られてクリーンなマウントを汚染することも防げます。
真空封止の工程では、水分が含まれた空気がパッケージから排出されます。そのため、乾燥剤を使用することなく、不要な表面反応を防止できます。真空バッグは、輸送および保管中の空気や埃による汚染からマウントを保護し、さらに2重であることでクリーンルームへの入室手順をシンプルで有効性の高いものにすることができます。クリーンルームの外で外側の袋を外し、汚染されていない内側の袋に入ったマウントをクリーンなコンテナに入れてクリーンルーム内に搬入できます。この間、真空バッグの利点は保持されています。クリーンルーム内では、マウントを内側の袋から取り出して、すぐにご使用いただくことができます。
Polarisキネマティックミラーマウントは、温度変化や振動のある環境下においても、長期の使用に耐える設計となっています。 ここでは最適性能を引き出す使用方法についての情報を掲載します。
整合材料の使用
Polarisマウントの前面ならびに背面プレートの材料として熱膨張係数が比較的小さなステンレススチールが選ばれています。 取付けの際には、同じ材料から加工された部品、例えば当社のPolaris用Ø25 mmポストやノンブリッジクランプアームなどのご使用をお勧めします。
太いポストの使用
Polarisマウントは、Ø25 mmポストやクランプアームPOLARIS-CA1/Mを使用すると性能が最適化されます。このポストはステンレススチール製で、マウントに対して2つの接触面があることにより周囲温度が変化してもマウント底面を安定させ、アライメントの問題を最小限に抑えます。
光学素子の取り付け
光学素子は取付け用の穴の中で動いてしまうことがあります。Polarisマウントに光学素子を取り付ける際には、いったん光学系から取り外すことにより、光学素子が確実に取付けられ、ミスアライメントによる影響を最小限に抑えることができます。 Figure 5.1のように、SM2ネジ付きPolarisマウントには、トルクレンチTD24をスパナビットSPB2と一緒に使用することをお勧めします。 推奨するトルクについては「仕様」タブをご参照ください。固定リングに過度なトルクを加えると表面に大きな歪みが生じます。
SM2ネジ部品の取り付け
Polarisマウントの前面プレートは背面プレートとは別に可動するため、SMネジ部品を取り付けている間は前面プレートを固定する必要があります。固定することにより、前面プレートが回転し、両プレートの接触点にあるサファイアシートが割れるのを防げます。
前面プレートの位置
こちらのPolarisマウントは、最大6.8°の調整が可能です。 最良の性能を得るためには、前面プレートを可能な限り背面プレートに対して平行に保つことをお勧めします。 これにより、安定性が向上します。
テーブルの表面にできるだけ近い位置に取り付け
振動や温度変化の影響を最小限に抑えるために、光学系は最も低い位置での設置をお勧めします。 短いポストを使用すると温度変化によるY軸移動が低減し、振動がもたらす動きを小さく抑えられます。 Polarisマウントをブレッドボードのように平坦な表面に、M4 x 0.7 - M6 x 1.0変換アダプタ(AE4M6M)または#8-32 - 1/4"-20変換アダプタ(AE8E25E)を使用して直接取付けてください。 この方法によりポストに不安定さがなくなります。
Video 5.3 低歪みPolarisマウントへの止めナットPOLARIS-LN1取付方法。 止めナット締め付け時のミスアライメントを防ぐには、止めナットをアジャスタの先にそっと置いてください。 止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分を合わせてからアジャスタに締め付けてください。
接触面の研磨とクリーニング
マウントとポストの接触点、ならびにポストとテーブルの接触点は清浄に保ち、傷や損傷を受けないようにご注意ください。最良の結果を得るためにテーブル面のクリーニングに研磨石を使用し、ポストの上面・底面とマウントの底面に研磨パッド(LF1P)を使用することをお勧めします。
推奨しない使用方法
本体からアジャスタを取り出さないでください。ネジ切り加工部に汚れが付着する場合があります。 このことで精密調整性能が大きく損なわれる可能性があります。 また前面プレートを引きはがすような動作は避けてください。バネが作動範囲以上に伸びてしまい、サファイアシートにクラックが生じることがあります。
アジャスタ用止めナット
下記のPolarisマウントに止めナットPOLARIS-LN1をお使いいただくことで、長期的安定性の確保や、衝撃や振動に曝される用途でのご使用が可能になります。手(工具を使用しない)もしくは薄型レンチかコーンレンチで止めナットを軽く締め付ける際は、調整用つまみネジ、または六角レンチでビーム位置を保持することができます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットは手またはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。 長期安定性を必要とする場合には、各止めナットに適切なトルクをかけるのに下記のトルクレンチがご使用いただけます(トルク値については Table 714Cをご覧ください)。止めナットPOLARIS-LN1を締め付けるには13 mmの六角レンチが必要です。
POLARIS-LN1締付け時のミスアライメントを防ぐには、止めナットをアジャスタ部分に置いた際、止めナットがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後アジャスタに締め付けてください(Video 5.3参照)。 止めナットは、Polaris同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFE潤滑油が塗布されており、アジャスタとの適合性が試験されています。
| Table 122E SM05 Threading: Ø1/2" Lens Tubes, 16 mm Cage Systems | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 0.535"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 0.535"-40.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 0.5340" | Min Major Diameter | 0.5350" |
| Min Major Diameter | 0.5289" | Min Pitch Diameter | 0.5188" |
| Max Pitch Diameter | 0.5178" | Max Pitch Diameter | 0.5230" |
| Min Pitch Diameter | 0.5146" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.508" |
| Max Minor Diameter | 0.5069" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.514" |
| Table 122F RMS Threading: Objective, Scan, and Tube Lenses | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 0.800"-36.0 UNS-2A | Internal Thread, 0.800"-36.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 0.7989" | Min Major Diameter | 0.8000" |
| Min Major Diameter | 0.7934" | Min Pitch Diameter | 0.7820" |
| Max Pitch Diameter | 0.7809" | Max Pitch Diameter | 0.7866" |
| Min Pitch Diameter | 0.7774" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.770" |
| Max Minor Diameter | 0.7688" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.777" |
| Table 122G C-Mount Threading: Machine Vision Lenses, CCD/CMOS Cameras | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 1.000"-32.0 UN-2A | Internal Thread, 1.000"-32.0 UN-2B | ||
| Max Major Diameter | 0.9989" | Min Major Diameter | 1.0000" |
| Min Major Diameter | 0.9929" | Min Pitch Diameter | 0.9797" |
| Max Pitch Diameter | 0.9786" | Max Pitch Diameter | 0.9846" |
| Min Pitch Diameter | 0.9748" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 0.966" |
| Max Minor Diameter | 0.9651" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 0.974" |
| Table 122H SM1 Threading: Ø1" Lens Tubes, 30 mm Cage Systems | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 1.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 1.035"-40.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 1.0339" | Min Major Diameter | 1.0350" |
| Min Major Diameter | 1.0288" | Min Pitch Diameter | 1.0188" |
| Max Pitch Diameter | 1.0177" | Max Pitch Diameter | 1.0234" |
| Min Pitch Diameter | 1.0142" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 1.008" |
| Max Minor Diameter | 1.0068" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 1.014" |
| Table 122J SM30 Threading: Ø30 mm Lens Tubes | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g | Internal Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g | ||
| Max Major Diameter | 30.480 mm | Min Major Diameter | 30.500 mm |
| Min Major Diameter | 30.371 mm | Min Pitch Diameter | 30.175 mm |
| Max Pitch Diameter | 30.155 mm | Max Pitch Diameter | 30.302 mm |
| Min Pitch Diameter | 30.059 mm | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 29.959 mm |
| Max Minor Diameter | 29.938 mm | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 30.094 mm |
| Table 122K SM1.5 Threading: Ø1.5" Lens Tubes | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 1.535"-40 UNS-2A | Internal Thread, 1.535"-40 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 1.5339" | Min Major Diameter | 1.535" |
| Min Major Diameter | 1.5288" | Min Pitch Diameter | 1.5188" |
| Max Pitch Diameter | 1.5177" | Max Pitch Diameter | 1.5236" |
| Min Pitch Diameter | 1.5140" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 1.508" |
| Max Minor Diameter | 1.5068" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 1.514" |
| Table 122L SM2 Threading: Ø2" Lens Tubes, 60 mm Cage Systems | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 2.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 2.035"-40.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 2.0338" | Min Major Diameter | 2.0350" |
| Min Major Diameter | 2.0287" | Min Pitch Diameter | 2.0188" |
| Max Pitch Diameter | 2.0176" | Max Pitch Diameter | 2.0239" |
| Min Pitch Diameter | 2.0137" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 2.008" |
| Max Minor Diameter | 2.0067" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 2.014" |
| Table 122M SM3 Threading: Ø3" Lens Tubes | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 3.035"-40.0 UNS-2A | Internal Thread, 3.035"-40.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 3.0337" | Min Major Diameter | 3.0350" |
| Min Major Diameter | 3.0286" | Min Pitch Diameter | 3.0188" |
| Max Pitch Diameter | 3.0175" | Max Pitch Diameter | 3.0242" |
| Min Pitch Diameter | 3.0133" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 3.008" |
| Max Minor Diameter | 3.0066" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 3.014" |
| Table 122N SM4 Threading: Ø4" Lens Tubes | |||
|---|---|---|---|
| External Thread, 4.035"-40 UNS-2A | Internal Thread, 4.035"-40.0 UNS-2B | ||
| Max Major Diameter | 4.0337" | Min Major Diameter | 4.0350" |
| Min Major Diameter | 4.0286" | Min Pitch Diameter | 4.0188" |
| Max Pitch Diameter | 4.0175" | Max Pitch Diameter | 4.0245" |
| Min Pitch Diameter | 4.0131" | Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread) | 4.008" |
| Max Minor Diameter | 4.0066" | Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread) | 4.014" |
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当社では、側面固定型、SMネジ付き、低歪み、 ピエゾアジャスタ付き、上部アジャスタ付き、接着固定式などのキネマティック光学マウントのほかに、固定式モノリシックミラーマウント、固定式光学マウント、XY移動マウント、5軸キネマティックマウント、キネマティックプラットフォームマウント、キネマティック固定式コリメータなど、様々なPolarisマウントをご用意しております。下の表では、当社のすべてのPolarisマウントのラインナップを、マウントのタイプ、光学素子取付け穴のサイズ、光学素子の保持方法、アジャスタの種類(固定式マウントの場合は用途)などで分類して表記しています。また、Table 103Gに示すように、Polarisマウント用に設計されたアクセサリもご用意しています。下の表では、簡潔に表記するために冒頭の「POLARIS」を省略し、型番末尾のみを掲載しています。下の写真をクリックすると拡大できます。
| Table 103B Polaris Mount Adjuster Types | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| Side Hole | Hex | Adjuster Knobs | Adjuster Lock Nuts | Piezo Adjusters | Vertical-Drive Adjusters |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
| Table 103C Polaris Kinematic Mounts for Round Optics | ||||
|---|---|---|---|---|
| Optic Retention Method | Side Lock | SM Threaded | Low Distortion | Glue-In |
| Ø1/2" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | - | - | - | -K05C4 -K05G4 |
| 2 Hex Adjusters | -K05S1 | -K05T1 | -K05F1 | - |
| 2 Adjusters with Lock Nuts | -K05S2 | -K05T2 | -K05F2 | - |
| 2 Piezoelectric Adjusters | -K05P2 | - | - | - |
| 2 Vertical Adjusters | -K05VS2 -K05VS2L | - | - | - |
| 3 Hex Adjusters | -K05 | - | - | - |
| 3 Adjusters with Lock Nuts | - | -K05T6 | -K05F6 | - |
| 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K05XY | - | - |
| Ø19 mm (3/4") Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K19S4 | - | -K19F4/M | -K19G4 |
| Ø25 mm Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K25S4/M | - | -K25F4/M | - |
| Ø1" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K1S4 | - | - | -K1C4 -K1G4 |
| 2 Hex Adjusters | -K1E2 -K1-2AH | -K1T2 | -K1F2 | - |
| 2 Adjuster Knobs | - | -K1T1 | -K1F1 | - |
| 2 Piezoelectric Adjusters | -K1S2P | - | - | - |
| 2 Vertical Adjusters | -K1VS2 -K1VS2L | - | - | - |
| 3 Side Hole Adjuster | -K1S5 | - | - | - |
| 3 Hex Adjusters | -K1E3 -K1-H | -K1T3 | - | - |
| 3 Adjuster Knobs | -K1E -K1 | -K1T | -K1F | - |
| 3 Piezoelectric Adjusters | -K1S3P | - | - | - |
| 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K1XY | - | - |
| Optic Retention Method | Side Lock | SM Threaded | Low Distortion | Glue-In |
| Ø1.5" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K15S4 | - | -K15F4 | - |
| 2 Vertical Adjusters | -K15VS2 -K15VS2L | - | - | - |
| 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | - | -K15XY | - | - |
| Ø50 mm Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K50S4/M | - | -K50F4/M | - |
| Ø2" Optics | ||||
| 2 Hex Adjusters | -K2S2 | -K2T2 | -K2F2 | - |
| 2 Adjuster Knobs | -K2S1 | -K2T1 | -K2F1 | - |
| 2 Piezoelectric Adjusters | -K2S2P | - | - | - |
| 2 Vertical Adjusters | -K2VS2 -K2VS2L | - | - | - |
| 3 Hex Adjusters | -K2S3 | -K2T3 | -K2F3 | - |
| 3 Adjuster Knobs | -K2 | -K2T | -K2F | - |
| Ø3" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | -K3S4 | - | - | - |
| 3 Side Hole Adjusters | -K3S5 | - | - | - |
| Ø4" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | - | - | -K4F4 | - |
| Ø6" Optics | ||||
| 2 Side Hole Adjusters | - | - | -K6F4 | - |
| Table 103D Polaris XY Translation Mounts for Round Optics | ||
|---|---|---|
| Optic Retention Method | SM Threaded | Representative Photos |
| Ø1/2" Optics | ![]() ![]() | |
| 2 Hex Adjusters (X/Y) | -05CXY | |
| -05XY | ||
| 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | -K05XY | |
| Ø1" Optics | ||
| 2 Hex Adjusters (X/Y) | -1XY | |
| 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) & 2 Hex Adjusters (X/Y) | -K1XY | |
| Ø1.5" Optics | ||
| 2 Hex Adjusters (X/Y) & 3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) | -K15XY | |
| Table 103E Polaris Fixed Mounts for Round Optics | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Optic Retention Method | Side Lock | Low Distortion | Glue-In | Representative Photos | ||
| Ø1/2" Optics | | |||||
| Optimized for Mirrors | - | -B05F | -C05G | |||
| Optimized for Beamsplitters | -B05S | - | -B05G | |||
| Optimized for Lenses | - | - | -L05G | |||
| Ø19 mm (Ø3/4") Optics | ||||||
| Optimized for Mirrors | -19S50/M | - | - | |||
| Ø1" Optics | ||||||
| Optimized for Mirrors | - | -B1F | -C1G | |||
| Optimized for Beamsplitters | -B1S | - | -B1G | |||
| Optimized for Lenses | - | - | -L1G | |||
| Ø2" Optics | ||||||
| Optimized for Mirrors | - | -B2F | -C2G | |||
| Optimized for Beamsplitters | -B2S | - | - | |||
| Table 103F Polaris Kinematic 1.8" x 1.8" Platform Mount | ||
|---|---|---|
| Adjustment Method | Item # Suffix | ![]() |
| 2 Adjuster Knobs | -K1M4(/M) | |
| Table 103G Polaris Kinematic, Fixed Focus Collimators | ||
|---|---|---|
| Adjustment Method | Item #s | Representative Photo |
| 2 Side Hole Adjusters | PF2F53(/M) PF2F63(/M) PF2F78(/M) PF2F85(/M) | ![]() |
| Table 103H Accessories for Polaris Mounts | |
|---|---|
| Description | Representative Photos |
| Ø1/2" Posts for Polaris Mounts | ![]() |
| Ø1" Posts for Polaris Mounts | |
| Non-Bridging Clamping Arms | ![]() |
| 45° Mounting Adapter | ![]() |


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Figure G1.2 POLARIS-K2Tには着脱式ノブが装着された3つのアジャスタが、POLARIS-K2T3には六角レンチで調整可能な3つのアジャスタが付いています。
- 3つのアジャスタ、ノブまたは六角レンチで調整、アクチュエータと本体の組み合わせは100 TPI
- 厚さ12.7 mmまでのØ50.8 mm(Ø2インチ)光学素子a、またはSM2シリーズの部品用に設計
- 可変角度範囲:±3.4°、分解能:約5 mrad/rev
- 12.5 °Cの温度サイクル試験後のズレは<2 µrad(「試験データ」のタブをご参照ください)
- 安定性向上bのために、剛性強化バネをご使用したマウントもご用意(詳細は当社にお問い合わせください)
キネマティックミラーマウントPOLARIS-K2TならびにPOLARIS-K2T3の光学素子マウント部にはSM2ネジ切り穴があり、厚さ12.7 mmまでのØ50.8 mm(Ø2インチ)サイズの光学素子やその他の製品を取り付けることができます(Figure G5.1参照)。アジャスタが3つあることで、あおり調整(チップ&チルト)に加えて、Z軸(光軸)調整が可能です。2アジャスタのタイプもございます(下記参照)。
六角レンチで調整を行うPOLARIS-K2T3に対し、POLARIS-K2Tには取り外し可能な3つのØ15.2 mm調整つまみが付属しています。この2つのマウントのアジャスタは、2 mm六角レンチまたはつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)で調整可能で、固定には止めナットPOLARIS-LN1あるいはロック用カラーPOLARIS-LNS1(いずれも別売り。下記参照)がご使用いただけます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットまたはロック用カラーはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N·mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。
光学素子の固定には2個のステンレススチール製の固定リング(付属)を使用します。固定リング(型番:POLARIS-SM2RR)は、追加で別途購入していただくこともできます。4つのM4ザグリ穴を利用してポストに取り付けることが可能です。その際には、付属のM4ならびに#8-32のキャップスクリュが使用できます。カスタム仕様にされる場合には、取付け面の両側にあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取付け角度の設定が可能です。ここで用いるピンには、標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めしています。詳細については下の赤いアイコン(
)をクリックしてご覧ください。
a. なお、こちらのマウントはØ50.8 mm(Ø2インチ)光学素子用で、Ø50 mm光学素子には対応しませんのでご注意ください。
b. 剛性強化バネにより、角度調整に必要なトルクが増大します。


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Figure G2.2 POLARIS-K2T1には着脱式ノブが装着された2つのアジャスタが、POLARIS-K2T2には六角レンチで調整可能な2つのアジャスタが付いています。
- 2つのアジャスタ、ノブまたは六角レンチで調整、アクチュエータと本体のネジ組み合わせは100 TPI
- 厚さ12.7 mmまでのØ50.8 mm(Ø2インチ)光学素子a、またはSM2シリーズの部品用に設計
- 可変角度範囲:±3.4°、分解能:約5 mrad/rev
- 12.5 °Cの温度サイクル試験後のズレは<2 µrad(「試験データ」のタブをご参照ください)
- 安定性向上bのために、取付けに剛性の強化されたバネをご使用いただくことも可能です。詳細は当社にお問い合わせください。
2つのアジャスタが付いたØ50.8 mm(Ø2インチ)用Polarisキネマティックミラーマウントは、上記掲載の標準の3アジャスタ型の製品と似ていますが、3つ目のアジャスタの代わりに硬化鋼ボールがあるのが特長です。2アジャスタ設計により自由度が制限されるため、取付け状態の安定性が向上します。SM2ネジ加工された内孔に厚さ12.7 mm以内のØ50.8 mm(Ø2インチ)光学素子やSM2ネジ付き部品を取り付けることができます。
六角レンチで調整を行うPOLARIS-K2T2に対し、POLARIS-K2T1には取り外し可能な2つのØ15.2 mm調整つまみが付属しています。この2つのマウントのアジャスタは、2 mm六角レンチまたはつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)で調整可能で、固定には止めナットPOLARIS-LN1あるいはロック用カラーPOLARIS-LNS1(いずれも別売り。下記参照)をご使用いただけます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットまたはロック用カラーはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。
2個のステンレススチール製の固定リング(付属)を用いて光学素子を固定します。固定リング(型番:POLARIS-SM2RR)は、追加で別途購入していただくこともできます。4つのM4ザグリ穴を利用してポストに取り付けることが可能です。その際には、付属のM4ならびに#8-32のキャップスクリュが使用できます。カスタム取付け構成にされる場合には、取付け面にあるØ2 mmの位置合わせピン穴を利用して、精密な位置と取付け角度の設定が可能です。ここで用いるピンには、標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めしています。詳細については下の赤いアイコン(
)をクリックしてご覧ください。
a. なお、こちらのマウントはØ50.8 mm(Ø2インチ)光学素子用で、Ø50 mm光学素子には対応しませんのでご注意ください。
b. 剛性強化バネにより、角度調整に必要なトルクが増大します。


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Figure 408A ミラーマウントPOLARIS-K1Eに取り付けられたノブF25USK2
- 角分解能を高めるØ23.5 mm(0.925インチ)ノブ
- 六角ソケットに対応する貫通穴
取外し可能なアジャスターノブはØ25.4 mm(Ø1インチ)、Ø38.1 mm(Ø1.5インチ)およびØ50.8 mm(Ø2インチ)のPolarisキネマティックマウントとPolarisキネマティックプラットフォームマウントを含めた当社の1/4"-100アジャスタにご使用いただけます。Ø23.5 mm(Ø0.925インチ)と大型なので、標準のPolarisノブに比べて高い角分解能をご提供します。
なお、ノブF25USK2は、サイドホールタイプのアジャスタが付いたPolarisマウントには対応しません。ノブの穴はサイドホールアジャスタのネジに届くほどの深さはありません。

- 2 mm(5/64インチ)の六角レンチを使用するアクチュエータの調整に便利
- 赤色アルマイト加工の調整ノブで六角レンチのサイズが刻印
- 六角チップは取り替え可能
- 1パック4個入り
この2 mm(5/64インチ)六角レンチ型の調整用つまみネジを使用することで、2 mm六角レンチで調整するアクチュエータ(またはノブを取り外した標準タイプのアクチュエータ)が迅速に調整できます。 これは取り外し可能なノブであるため、調整の合間にネジの六角穴に取り付けたままにしておくことができて便利です(Figure 206A参照)。 #8-32止めネジ(2 mm六角)が取り替え可能の六角形のビットを固定します。この取り替え可能なビットは、一方の先端がつぶれてしまっても、逆向きで再利用できます。 交換用の六角レンチ型ビットが必要な場合には、当社にお問い合わせください。
つまみネジ型六角レンチには、0.050~3/16インチと2 mm~5 mmのサイズの製品があります。

Video 591A クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように止めナットを取り付けるには、まずアジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分が整合してからアジャスタに締め込むようにしてください。 動画では止めナットPOLARIS-LN1を低歪みマウントPOLARIS-K1F1に取り付ける方法をご紹介しています。
- アジャスタの長期安定性を保つ止めナット
- Polarisマウントに対応(一部使用できない製品あり)
- 厚さ1.9 mm
- 13 mm六角ナットは薄型レンチまたはコーンレンチで締めることができます。
この止めナットはピエゾ駆動のマウントや低頭アジャスタ付きのマウント(型番POLARIS-K1E3、POLARIS-K1E2)、そして垂直方向に調整可能なマウント(型番POLARIS-K1VS2、POLARIS-K1VS2L)を除く、1/4"-100アジャスタが付いたPolarisマウントに対応します。アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されており、Polaris同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが塗布されており、またアジャスタとの適合性が試験されています。
アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで手で軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N·mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。POLARIS-LN1を締め付けるには13 mmのレンチが必要です。止めナットを取り付ける時にクロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように、まず止めナットをアジャスタ部分に置き、次に止めナットがアジャスタのネジに整合するまで緩める方向に回し、その後でアジャスタに締め込むようにしてください。

- アジャスタの長期安定性を保持
- Polarisマウントに対応(一部使用できない製品あり)
- Ø8.4 mm x 厚さ1.9 mmの薄型
- スパナレンチPOLARIS-T2を使用して回転軸に沿った締め付けが可能
こちらのロック用カラーは、ピエゾ駆動のマウントや低頭アジャスタ付きのマウント(型番POLARIS-K1E3、POLARIS-K1E2)を除く、1/4"-100アジャスタが付いたPolarisマウントに対応します。アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されているこちらのロック用カラーには、Polarisマウントと同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが塗布されており、またアジャスタとの適合性が試験されています。
スパナレンチPOLARIS-T2は、ロック用カラーPOLARIS-LNS1の固定用に特化して設計されています。ダブルスパナヘッドにより完全にかみ合い、またロック用カラーの調整はアジャスタと同一線上で行える設計です。スパナレンチの中心の貫通穴から2 mmボール(六角)ドライバが通るので、ロック用カラーを調整中にアジャスタを位置固定することができます。
アジャスタをたびたび調整しなければならない場合、ロック用カラーはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N·mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)とスパナレンチPOLARIS-T2を合わせてご使用いただくと得ることができます。ロック用カラー締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、カラーをアジャスタの反対側に置き、カラーがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後、アジャスタにねじ込んでください。


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Figure 714A TW13には型番とプリセットされたトルク値が刻印されています。

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Figure 714B トルクレンチTW13を使用して、ミラーマウントPOLARIS-K2S2のアジャスタを止めナットPOLARIS-LN1で固定
- 13 mm六角、トルクのプリセット値0.23 N·m(対応する製品はTable 714Cを参照)
- 適切なトルクを確実に負荷できるブレークオーバー(Break-Over)型
- 長期的に固定する用途に適しています。
トルクレンチTW13のトルク値は0.23 N·mにプリセットされており、Table 714Cに記載されている止めナットとスパナレンチにご使用いただけます。プリセットされたトルク値に達すると、Figure 714Bのようにピボットジョイントが折れ曲がる仕組みになっています。力を抜くと、レンチの六角ヘッドは元の位置に戻ります。この設計により、止めナットに設定値以上のトルクが加わるのを防止できます。指標として刻印されている線は、定められたトルクをかけるためにレンチを回転させる角度を示しています。この線を越えてハンドルを回転させると、止めナットを締め付けすぎていることになります。レンチには、使用時に識別しやすいように、トルクのプリセット値、トルクをかける方向、レンチサイズ、および型番が刻印されています。
このレンチは、クリーンルームや真空チャンバ内でも使用可能です。Carpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。レンチはビードブラスト加工されているため、レーザを使用するセットアップで作業するときでも反射光が最小限に抑えられます。
なお、こちらのレンチはアジャスタを高頻度で調整するためのものではありません。そのような用途で必要とされるトルク値は、通常0.03~0.06 N·mです。
| Table 714C Compatibility | ||||
|---|---|---|---|---|
| Item # | Hex | Torque | Torque Accuracy | Compatible Items |
| TW13 | 13 mm | 32 oz-in (0.23 N•m) | ±1.92 oz-in (0.014 N•m) | POLARIS-LN1 1/4"-100 Lock Nut POLARIS-LN4 3/8"-100 Lock Nut POLARIS-T2 Spanner Wrench for POLARIS-LNS1 Locking Collar POLARIS-T3 Spanner Wrench for POLARIS-LNS05 Locking Collar |
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