Polaris®キネマティックミラーマウント、光学素子接着固定


  • Glue Mount Design for Minimal Optic Distortion
  • Matched Actuator/Body Pairs Minimize Drift and Backlash
  • Heat Treating Minimizes Temperature-Dependent Hysteresis
  • Sapphire Seats Ensure Long-Term Stability

 

POLARIS-K19G4

Ø19 mm Mirror Mount

(Mirror Not Included)

 

 

POLARIS-K1C4

Ø1" Mirror Mount,

142° Clear Edge

 

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POLARIS-K1C4は、142°のクリアエッジにより低い入射角にも対応可能です(「使用情報」タブ参照)。POLARIS-K05C4のクリアエッジは145°です。

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POLARIS-K19G4には接着面に透過開口部を大きくする切欠きが2か所あります。POLARIS-K05G4ならびに POLARIS-K1G4にも同様の切欠きがあります。

特長

  • 熱膨張係数(CTE)が小さい熱処理済みステンレススチールより機械加工
  • 光学素子の歪みを最小限に抑える接着式のマウント設計
  • 高い耐久性と滑らかな動きを実現するために、硬化処理ステンレススチール製ボールとの接点にはサファイアシートを使用
  • 整合したアクチュエータ/本体のペアにより滑らかなキネマティック調整を実現
  • 12.5 °Cの温度サイクル後の偏差は1 μrad未満を保証(詳細は「試験データ」タブ参照)
  • 真空ならびに高出力レーザ共振器の用途に適した、不動態化処理済みのステンレススチール製
  • カスタム仕様のマウントについては当社までお問い合わせください。

光学素子接着固定式のPolaris®キネマティックミラーマウントは、アライメントに関して厳しい長期安定性が要求される用途にお勧めです。

光学素子の取付け
こちらのマウントは、光学接着剤を用いて光学素子を恒久的に固定する取付けセルが特長です。この取付け方法は、従来の止めネジ(セットスクリュ)やフレクシャ機構による取り付けに比べて光学表面の歪みが小さくなります。接着剤を用いて光学素子をマウントに固定する方法については「接着剤固定のチュートリアル」タブをご覧ください。当社では接着剤を使用せず光学素子を固定するPolaris低歪みキネマティックミラーマウントもご用意しております。

設計
熱処理済みステンレススチールから機械加工されたPolarisマウントには、精密に整合されたアジャスタやボール接触、サファイアシートなどが用いられ、滑らかなキネマティック調整が可能になっています。「試験データ」タブでご覧いただけるように、これらのマウントは様々な試験により、その高い性能が実証されています。Polarisの設計では、ビームのミスアライメントの一般的な要因はすべて対処しています。詳しくは「設計の特長」タブをご覧ください。

ポストへの取付け
Polarisミラーマウントには、ポスト取付け用のM4ザグリ穴があります。マウントによっては取付け用ザグリ穴の周りにØ2 mmのアライメント用ピンホールが付いており、その場合にはPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストを使用するとより精密なアライメントが可能です。推奨する取付けの構成については「使用情報」のタブをご覧ください。

クリーンルームならびに真空対応について
こちらに掲載のPolarisマウント、着脱式ノブ、ロックカラーと、止めナットは、クリーンルームや真空チャンバでのご使用に対応しています。真空対応についての詳細は、「仕様」タブならびに「設計の特長」タブをご覧ください。

Item #POLARIS-K05C4POLARIS-K05G4POLARIS-K19G4POLARIS-K1C4POLARIS-K1G4
Optic SizeØ1/2"Ø1/2"Ø19 mmØ1"Ø1"
Glue Plane StyleClear EdgeTwo Transmissive CutoutsTwo Transmissive CutoutsClear EdgeTwo Transmissive Cutouts
Optic Thickness (Min)No Minimum Thickness
Number of AdjustersTwo
Adjuster Drive5/64" Hex, Ø0.07" Side Adjustment Holes
Adjuster Pitch130 TPI Matched Actuator/Body Pairs100 TPI Matched Actuator/Body Pairs
Measured Point-to-Point
Mechanical Resolution per Adjuster
5 µrad (Typical)
2 µrad (Achievable)
Measured Adjuster Lock
Mechanical Resolution per Adjustera
5 µrad (Typical)
2 µrad (Achievable)
Resolutionb~11.0 mrad/rev~7.0 mrad/rev~7.7 mrad/rev
Front Plate Translation (Max)N/Ac
Mechanical Angular Range (Nominal)±4°
Beam Deviationd After Thermal Cycling<1 μrad
Recommended Optic
Mounting Adhesivee
Norland Optical Adhesive 61 (NOA61) or EPO-TEK 301-2FL Low-Stress Optical Epoxy
MountingfTwo #8 (M4) Counterbores
Alignment Pin HolesTwo Ø2 mm Holes for DIN 7-m6 Ground Dowel Pin at Each Counterbore
Vacuum Compatibilityg10-9 Torr at 25 °C with Proper Bake Out; 10-5 Torr at 25 °C without Bake Out
DuPont Krytox® LVP High-Vacuum Grease Vapor Pressure: 10-13 Torr at 20 °C ,10-5 Torr at 200 °C
EPO-TEK® 353ND (353NDPK) Epoxy Meets Low Outgassing Standards NASA ASTM E595, Telcordia GR-1221
Operating Temperature Range-30 to 200 °C
  • 止めナットPOLARIS-LN1またはPOLARIS-LN05を使用する場合
  • 前面プレートが背面プレートに対して平行である場合
  • 2アジャスタ付きマウントについて。3アジャスタ付きのマウントをご希望の場合には当社までご連絡ください。
  • PolarisマウントがØ25.4 mm(1インチ)ポストに取り付けられた時、ビームは12.5 °Cの温度サイクル試験の後、1 µrad以内で初期の位置に戻ります。 詳細は「試験データ」タブをご参照ください。
  • Polarisミラーマウントへのご使用には、ガラスと金属の接着に優れた接着性を発揮し、低応力で取り付け可能なNOA61をお勧めいたします。短い硬化時間または急激な環境温度変化に柔軟性を有するその他のUV硬化接着剤もございます。詳細についてはこちらをご覧ください。
  • 各マウントには標準のM4キャップスクリュが付属します。
  • このマウントは真空対応で、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立てられました。不動態化処理により表面から硫黄、鉄、汚染物質などが除去される化学洗浄を行い、2重の真空バッグに入っています。 Polarisマウントに付属しているM4のキャップスクリュは、真空度10-5 Torr以下には対応していません。 詳細については当社までお問い合わせください。

Polaris® ミラーマウント試験データ

光学素子接着固定式Polarisミラーマウントは、高い水準の性能を保証するために広範囲な試験を実施しております。 PolarisのミラーマウントをØ25.4 mm(Ø1インチ)のPolaris用ポストに取り付け、その後温度管理された環境下のステンレススチール製光学テーブルに固定しました。 そして独立に温度制御された半導体レーザからのビームを、ミラーで反射させ、位置センシングディテクタ(PSD)に向けて照射します。


熱衝撃後の位置再現性

目的:この試験は、熱衝撃の影響を受けた後のマウントがヒステリシスなく、ミラーをどの程度確実に初期位置に戻すかを測定するものです。 測定結果により光学系のアライメントが熱衝撃の影響を受けないことを示します。

手順:ミラーマウントの温度を最低12.5℃上昇させ、決められた浸漬時間の間その温度を維持しました。 マウントの前面プレートに熱を加えて温度を上昇させ、背面プレートの底部に取り付けられたサーモカップルでその温度を測定しました(注:前面プレートの実際の温度は、背面プレート上のサーモカップルの取付け位置により、測定値よりも若干高くなります)。 浸漬の後、ミラーマウントの温度を試験開始時の温度に戻しました。 試験結果は下記の通りです。

結果:下のプロット図のように、Polarisマウントが初期の温度に戻ると、マウントに取り付けられているミラーの角度(ピッチとヨー)の位置は、初期位置の1 μrad 以内に戻りました。 Polarisマウントの性能は、さらに温度変化サイクルを繰り返し実施してテストされました。 各サイクルの後に、ミラーの位置は確実に初期位置の1 µrad以内に戻っています。

比較:Ø25.4 mm(Ø1インチ)のPolarisマウント上の100 TPIアジャスタでは、わずかに0.05°(1回転の1/7200)回転させることで、マウントの位置が1 μrad変えられます。 高度な技術を有する作業者でも、最小調整角度は、0.3°(1回転の1/1200)程度であり、これは6 μradに相当します。

結論:Polarisミラーマウントは、温度変化サイクルの後でも確実にミラーを元の位置に戻す高性能かつ高安定型のマウントです。 以上のことから、Polarisマウントは長期にわたるアライメントの安定性を必要とする用途に適したミラーマウントと言えます。

Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)クリアエッジ接着式キネマティックマウント
Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)接着式キネマティックマウント
Ø19 mm接着式キネマティックマウント
Ø25.4 mm(Ø1インチ)クリアエッジ接着式キネマティックマウント
Ø25.4 mm(Ø1インチ)接着式キネマティックマウント

Zygo製位相シフト干渉計を用いた光学歪み測定

取付け時の応力は光学表面の歪みにつながります。光学素子の歪みは反射波面に作用するため、この歪みの影響を最小限にすることが重要です。当社のØ25.4 mm(Ø1インチ)およびØ19 mmの接着固定式Polarisキネマティックミラーマウントには光学素子をマウントに接着するセルが付いています。この特長により光学歪みを最小限に抑えながら最大の安定性が得られるため、レーザ共振器構成などの用途に適しています。

接着剤による取り付けの過程で生じる光学歪みを測定するために、Zygo社製位相シフト干渉計を使用して、マウント無し、そしてマウント付きミラーからの反射波面を測定しました。 テスト結果により当社の接着式Polarisマウントは最小限の波面歪みに抑えていることが分かりました。

手順:
広帯域誘電体コーティング付きミラーを接着剤で固定せずにPOLARIS-K1C4に置きます。Zygo社製干渉計を用いて光学歪みを測定しました。Norland UV硬化接着剤61(型番NOA61、下記参照)を使用して、光学素子をØ25.4 mm(Ø1インチ)用ミラーマウントPOLARIS-K1C4およびØ19 mm用ミラーマウントPOLARIS-K19G4に接着させます。この取り付けにより生じた歪みを再びZygo社製干渉計を用いて測定しました。

結果:
下の画像では、マウントに取り付けられた光学素子の表面の歪みは非常に小さいことが分かります。実際、測定では、接着剤でØ25.4 mm(Ø1インチ)用マウントに固定した光学素子の波面歪みのRMS値が0.010から0.008まで減少したことを示しています。 この結果により、この光学素子の取付方法が光学表面に実質何の変化も与えないことが示されています。そのため、POLARIS-K1C4およびPOLARIS-K19G4は、波面歪みに敏感な用途でもお使いいただけます。

POLARIS-K05C4に固定されていないミラー


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POLARIS-K05C4に固定せずに置いたミラーの光学表面歪み

POLARIS-K05C4に固定されているミラー


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光学接着剤NOA61によりØ25.4 mm(Ø1インチ)用マウントPOLARIS-K05C4に固定されたミラーの光学表面歪み

POLARIS-K19G4に固定されているミラー


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光学接着剤NOA61によりØ19 mm用マウントPOLARIS-K19G4に固定されたミラーの光学表面歪み

POLARIS-K1C4に固定されていないミラー


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POLARIS-K1C4に固定せずに置いたミラーの光学表面歪み

POLARIS-K1C4に固定されているミラー


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光学接着剤NOA61によりØ25.4 mm(Ø1インチ)用マウントPOLARIS-K1C4に固定されたミラーの光学表面歪み

Polaris接着式ミラーマウントにUV硬化接着剤を用いて光学素子を取り付ける手順

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接着式マウント各種の接着面

Polaris®接着式ミラーマウントに光学素子を取り付ける方法

光学素子取付け面と光学素子本体に、グリース、汚れ、ホコリが付着していないことを確認してください。Polarisマウントはしっかりとクリーニングされた後パッケージされ、初めて開封する際に汚れが付着していないように、2重の真空バッグに封入されます。光学素子を取り付ける前にマウントに触れた場合は、清浄な圧縮空気で異物を取り除くか、アセトンやメタノールでクリーニングしてください。清潔なステンレス製のアプリケータや注射器を用いて、光学接着剤を光学素子の背面が接触するマウントの接着面全体に薄く塗ります(右の写真参照)。その際は、Norland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。光学素子を2つの縁接触点に沿って背面が接着剤に接触するまでスライドさせます。そして、接着剤をUV硬化LEDシステムで硬化させます。

光学接着剤:当社では、取り扱いが容易なNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めしています。10秒間の予備硬化および10分間の本照射により、3000 psiの張力が得られ、-150 °C ~+125 °Cの幅広い温度範囲にわたって接着性能を維持します。また、EPO-TEK 301-2FLもお勧めしています。NOA61よりも接着力は若干弱くなりますが、最高温度は250 °Cとなります。これ以外にも、お客様の用途に応じた接着剤をご紹介いたします。当社までご相談ください。

片面接着:波面歪みを最小限に抑えるためには、接着層を1面にのみに留め、光学素子の側面に接しないようにすることが必要です。Polaris接着式マウントの接着面にはリリーフカットがあり、余分な接着剤が光学素子のエッジに付着せずに流れ出るようになっています。 片面のみに接着剤を使用することで、ポケットや空隙ができにくくなります。その結果、接着面の減少や接着力の低下が防止されます。また、このポケットや空隙の防止により、温度変化によるミスアライメントも防ぐことができます。さらに、背面のみに接着剤を使用することで、接着剤が硬化した後に光学素子にかかるストレスが大幅に軽減されます。

硬化中の温度: UV硬化プロセスの間、マウントの温度を制御する必要があります。マウントを著しく加熱するようなUVオーブンは、マウント、接着剤、光学素子の熱膨張に繋がりますのでご使用は避けてください。著しい加熱は冷却時に接着部に残留応力を生じさせ、光学素子を歪ませます。

こちらのマウントの使用による光学歪みの低減効果については「試験データ」タブをご参照ください。


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接着固定式Polarisマウントの設計の特長

光学系のミスアライメントに繋がりやすい共通の要因がいくつかあります。温度が誘因となるミラー位置のヒステリシス、クロストーク、ドリフト、バックラッシュなどです。Polarisミラーマウントは特にこれらのミスアライメントの要因が最少化されるよう設計されており、その結果として極めて高い安定性が実現しました。広範囲の研究、先進の設計ツールを用いた数多くの設計検証や何か月間にも渡る厳格なテストの結果に基づき、極めて高い安定性が求められる実験に適したキネマティックミラーマウントの部品を選定しています。

熱ヒステリシス
多くの実験室内の温度は、空調や室内にいる人数、設備の動作状況などの影響を受けて不安定です。そのため、アライメントに敏感な光学セットアップで使用されるマウントには、温度によるアライメントへの影響が最小限となる設計が求められます。温度の影響は、ステンレススチールのように熱膨張係数(CTE)が小さい材質を選ぶことによって抑えられます。しかしCTEが小さい材質で作られたマウントであっても、元の温度に戻った時、一般にミラーは元の位置に戻りません。Polarisミラーマウントの重要部品は全て組立前に熱処理が施され、温度ヒステリシスを生じさせる可能性のある内部応力が除去されています。その結果、ミラーマウントの温度をアライメントの時点での温度に戻すと、光学系のアライメントも元に戻ります。

Polarisのもう1つの重要な設計要素は、ミラーのマウントへの取付け方法です。このPolarisマウントは、光学素子の位置固定に接着剤を使用します。光学素子用接着剤による恒久的な取り付けによって、光学表面の歪みが低減され、波面歪みに敏感な用途でもお使いいただけます。 また、接着剤で固定する光学設計によって温度の変動による影響は最小に抑えられ、温度に依存するヒステリシスを制限します。

クロストーク
クロストークは、マウントの前面と背面のプレートの寸法公差を注意深く管理して、ピッチとヨーのアクチュエータを直交の位置関係にすることで最小化できます。当社ではさらに3つの接触点で全てサファイアシートを使用しております。標準的な金属-金属のアクチュエータの接触点では時間が経過するにつれて摩耗します。Polarisマウントでは研磨されたサファイアシートが使われており、硬化処理されたステンレススチール製のアクチュエーターチップとの間の接触面では時間が経過しても整合性が保たれます。

ドリフトおよびバックラッシュ
ミラーマウントの位置ドリフトとバックラッシュを最小限に抑えるためには、アジャスタ内のあそびと潤滑剤の量を制限することが必要です。アクチュエータが調整されると、余分な潤滑剤は絞り出されて他の部位に移動し、そこで蓄積します。潤滑剤はゆっくりと平衡状態に戻っていきますが、その過程でマウントの前面プレートが移動する場合があります。Polarisミラーマウントでは、工業規格よりも厳しい基準で本体やブッシュと整合性のあるアジャスタを使用しているので、アジャスタの潤滑剤はほんのわずかしか必要ありません。結果として、調整後もPolarisマウントのアライメントは極めて高い安定性を示します(詳しくは「試験データ」タブをご参照ください)。また、アジャスタは非常に滑らかに動かすことができるので、繰り返し細かい調整を行なうことができます。

真空への対応と低いアウトガス
こちらのページでご紹介しているPolarisマウントは、すべてクリーンルームや真空での使用が可能です。マウントは、Carpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。

Double Vacuum Bagging for Polaris Mounts
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Polarisマウントは、2重の真空バッグに封入して発送しています。

サファイアシートは、NASAで認証されたアウトガスの少ない手法を用いて、所定の位置に接着されています。また、アジャスタには、DuPont社製LVP高真空対応グリースKrytox(超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリース)を使用しています。このような技術により、高真空への対応とアウトガスの低減を実現しています。10-5 Torrより高い真空度で使用するときは、アウトガスによる汚染を最小限に止めるために、マウントの設置前に適切なベークアウト処理を施すことを強くお勧めします。なお、Polarisに付属しているM4キャップスクリュは、10-5 Torr以上の真空度には対応していませんのでご注意ください。

クリーンルーム対応の梱包
真空対応のPolarisマウントは、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立てられた後、右の写真のように2重の真空バッグに封入されます。真空気密により袋が密着するためマウントが安定し、輸送時の衝撃等による前面プレートの移動も制限されます。また、密着することで袋とマウントの摩擦も最小限に抑えられるため、袋の材料が削られてクリーンなマウントを汚染することも防げます。

真空封止の工程では、水分が含まれた空気がパッケージから排出されます。そのため、乾燥剤を使用することなく、不要な表面反応を防止できます。真空バッグは、輸送および保管中の空気や埃による汚染からマウントを保護し、さらに2重であることでクリーンルームへの入室手順をシンプルで有効性の高いものにすることができます。クリーンルームの外で外側の袋を外し、汚染されていない内側の袋に入ったマウントをクリーンなコンテナに入れてクリーンルーム内に搬入できます。この間、真空バッグの利点は保持されています。クリーンルーム内では、マウントを内側の袋から取り出して、すぐにご使用いただくことができます。


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ミラーマウントPOLARIS-K1C4(上)とPOLARIS-K1S4(下)をそれぞれ2つずつ同じ間隔で設置した場合、クリアエッジ設計のPOLARIS-K1C4の方が、システムから出射するまでの間のビームをより多く反射させます。

Polaris®キネティックミラーマウントは、温度変化や振動の影響を受けにくく、優れた性能を発揮する設計になっています。ここでは最適性能を引き出す使用方法について説明します。

クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように止めナットを取り付けるには、アジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分を合わせてからアジャスタに締め付けてください。動画では止めナットPOLARIS-LN1を低歪みマウントPOLARIS-K1F1に取り付けています。

取付けオプション
Polarisマウントの前面ならびに背面プレートの材料として、熱膨張係数が比較的小さいステンレススチールが選択されています。Polarisマウントをポストに取り付ける際にはPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストやクランプアーム POLARIS-CA1/Mなど同じ材料で加工された部品のご使用をお勧めします。マウント本体と同じ材料から加工された部品を選ぶことで、膨張率や収縮率を整合できます。また可能な限り短いポストのご利用をお勧めします。さらに優れた性能を得るには、M6-M4ネジアダプタ(型番 AE4M6M)を使用してPolarisマウントをブレッドボードなどの平坦な表面に直接取り付けてください。取り付け面が高い平坦度を有し、研磨されて、異物や傷がないことをご確認ください。


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光学素子を取り付けたPOLARIS-K1C4 (ノブPOLARIS-N5は別売り)

マウントのアライメント
マウントの前面プレートがベースプレートに対して平行である時、アライメント時のたわみは最小に抑えられます。これは、温度変化による全ての調整ネジの熱膨張が均等になることによります。この時、マウント付きミラーは、温度変化により回転せずに、Z軸方向に移動します。

前面プレート位置
このマウントでは8°までの調整が可能ですが、最良の性能を得るためには、前面プレートを可能な限り背面プレートに対して平行に保つことをお勧めします。これにより、安定性が向上します。

接触面の研磨とクリーニング
マウントとポストの接触点、ならびにポストとテーブルの接触点は清浄に保ち、傷や欠陥がないようにご注意ください。最も効果がある方法として、テーブル面のクリーニングに研磨石を使用し、ポストの上下とマウントの底のクリーニングに研磨パッドを使用する方法をお勧めします。

Polaris用調整ツールの使用
当社の多くのPolarisアジャスタには、マウントの付属品として、または別売りでステンレススチール製のノブをご用意しております。サイドホールアジャスタの付いたPolarisマウントには、サイドホール調整ツールSA1のご使用をお勧めいたします。サイドホールに精密にフィットする先端が特長で、バックラッシュの小さい調整を可能にします。ステンレススチール製の本体は、クリーンなセットアップにも使用できるよう化学洗浄されています。Polarisマウントのアジャスタ用止めナットを固定する場合は、下記掲載のトルクレンチTW6またはTW13のご使用をお勧めいたします。こちらのトルクレンチは、止めナットを長期的に固定するうえで適切なトルクがかかるように設計されています。また、クリーンルームや真空チャンバ内でも使用できるよう化学洗浄されています。

推奨しない使い方
本体からアジャスタ(アジャスターノブではありません)を取りはずすことは推奨していません。これによりネジ切加工部に汚れが入って、精密な調整ができなくなる可能性があります。また前面プレートを引きはがすような動作は避けてください。バネが作動範囲以上に伸びてしまい、サファイアシートが割れる可能性があります。

アジャスタ用止めナット
止めナットPOLARIS-LN1およびPOLARIS-LN05は、それぞれ別売りです。手(工具を使用しない)もしくは薄型レンチかコーンレンチで止めナットを軽く締め付ける際は、調整用つまみネジ、または六角レンチでビーム位置を保持することができます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットは手またはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。 長期安定性を必要とする場合には、各止めナットに適切なトルクをかけるのに下記のトルクレンチがご使用いただけます(トルク値については 下記をご覧ください)。締付け時のミスアライメントを防ぐには、止めナットをアジャスタ部分に置いた際、止めナットがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後アジャスタに締め付けてください。 止めナットは、Polaris同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFE潤滑油が塗布されており、アジャスタとの適合性が試験されています。

低入射角
POLARIS-K1C4の142°のクリアエッジは入射角を低くする必要のある用途に適しています。上の写真ではØ25.4 mm(Ø1インチ)ミラー付きのPolarisクリアエッジマウント2つがほぼ垂直に近い入射角で使用されています。

透過開口部
POLARIS-K05G4、POLARIS-K19G4ならびにPOLARIS-K1G4は、接着面に切欠きが2か所あります。フィルタやビームスプリッタなどの透過光学素子を使用時、この切欠きにより透過開口部が大きくなります。


Posted Comments:
seungeun_oh  (posted 2017-09-29 03:36:18.267)
Will the 1 inch mirror mount accept 25 mm mirror?
nbayconich  (posted 2017-10-05 10:59:48.0)
Thank you for contacting Thorlabs. The POLARIS-K1C4 can accept a Ø25mm mirror. The mounting surface is wide enough to accommodate both Ø25mm and Ø25.4mm optics.
user  (posted 2016-01-14 15:17:28.88)
It might be helpful is that a remover of glue is provided on the web. What remover would you recommend to reuse a polaris? -ken
besembeson  (posted 2016-01-14 04:12:58.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: Methylene chloride is one solvent that can be used to separate this adhesive. In your local stores, paint strippers containing this chemical can be found. Remember that it is important to use protective goggles and gloves when handling chemicals. Norland Products has further details regarding separating components bonded with their adhesives: https://www.norlandprod.com/techrpts/separating.html
下記の中にご用途に適合するミラーマウントが無い場合には、当社までお問い合わせください。

当社では、側面固定型SMネジ付き低歪みピエゾアジャスタ付き上部アジャスタ付き接着固定式などのキネマティック光学マウントのほかに、固定式モノリシックミラーマウント固定式光学マウントXY移動マウント5軸キネマティックマウントキネマティックプラットフォームマウントなど、様々なPolarisマウントをご用意しております。下の表では、当社のすべてのPolarisマウントのラインナップを、マウントのタイプ、光学素子取付け穴のサイズ、光学素子の保持方法、アジャスタの種類(固定式マウントの場合は用途)などで分類して表記しています。また、右下の表に示すように、Polarisマウント用に設計されたアクセサリもご用意しています。下の表では、簡潔に表記するために冒頭の「POLARIS」を省略し、型番末尾のみを掲載しています。下の写真をクリックすると拡大できます。

Polaris Mount Optic Retention Methods
Side LockSM ThreadedLow DistortionGlue-In
Polaris Mount Adjuster Types
Side HoleHexAdjuster KnobsAdjuster
Lock Nuts
Piezo AdjustersVertical-Drive Adjusters
Polaris Kinematic Mounts for Round Optics
Optic Retention MethodSide LockSM ThreadedLow DistortionGlue-In
Ø1/2" Optics
2 Side Hole Adjusters----K05C4
-K05G4
2 Hex Adjusters-K05S1-K05T1-K05F1-
2 Adjusters with Lock Nuts-K05S2-K05T2-K05F2-
2 Piezoelectric Adjusters-K05P2---
2 Vertical Adjusters-K05VS2
-K05VS2L
---
3 Hex Adjusters-K05---
3 Adjusters with Lock Nuts--K05T6-K05F6-
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) &
2 Hex Adjusters (X/Y)
--K05XY--
Ø19 mm (3/4") Optics
2 Side Hole Adjusters-K19S4--K19F4/M-K19G4
Ø25 mm Optics
2 Side Hole Adjusters-K25S4/M--K25F4/M-
Ø1" Optics
2 Side Hole Adjusters-K1S4---K1C4
-K1G4
2 Hex Adjusters-K1E2
-K1-2AH
-K1T2-K1F2-
2 Adjuster Knobs--K1T1-K1F1-
2 Piezoelectric Adjusters-K1S2P---
2 Vertical Adjusters-K1VS2
-K1VS2L
---
3 Side Hole Adjuster-K1S5---
3 Hex Adjusters-K1E3
-K1-H
-K1T3--
3 Adjuster Knobs-K1E
-K1
-K1T-K1F-
3 Piezoelectric Adjusters-K1S3P---
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) &
2 Hex Adjusters (X/Y)
--K1XY--
Optic Retention MethodSide LockSM ThreadedLow DistortionGlue-In
Ø1.5" Optics
2 Side Hole Adjusters-K15S4--K15F4-
2 Vertical Adjusters-K15VS2
-K15VS2L
---
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) &
2 Hex Adjusters (X/Y)
--K15XY--
Ø50 mm Optics
2 Side Hole Adjusters-K50S4/M--K50F4/M-
Ø2" Optics
2 Hex Adjusters-K2S2-K2T2-K2F2-
2 Adjuster Knobs-K2S1-K2T1-K2F1-
2 Piezoelectric Adjusters-K2S2P---
2 Vertical Adjusters-K2VS2
-K2VS2L
---
3 Hex Adjusters-K2S3-K2T3-K2F3-
3 Adjuster Knobs-K2-K2T-K2F-
Ø3" Optics
2 Side Hole Adjusters-K3S4---
3 Side Hole Adjusters-K3S5---
Ø4" Optics
2 Side Hole Adjusters---K4F4-
Ø6" Optics
2 Side Hole Adjusters---K6F4-
Polaris XY Translation Mounts for Round Optics
Optic Retention MethodSM ThreadedRepresentative Photos
Ø1/2" Optics

2 Hex Adjusters (X/Y)-05XY
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) &
2 Hex Adjusters (X/Y)
-K05XY
Ø1" Optics
2 Hex Adjusters (X/Y)-1XY
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z) &
2 Hex Adjusters (X/Y)
-K1XY
Ø1.5" Optics
2 Hex Adjusters (X/Y) &
3 Adjuster Knobs (Tip/Tilt/Z)
-K15XY
Polaris Fixed Mounts for Round Optics
Optic Retention MethodSide LockLow
Distortion
Glue-InRepresentative
Photos
Ø1/2" Optics





Optimized for Mirrors--B05F-C05G
Optimized for Beamsplitters-B05S--B05G
Optimized for Lenses---L05G
Ø19 mm (Ø3/4") Optics
Optimized for Mirrors-19S50/M--
Ø1" Optics
Optimized for Mirrors--B1F-C1G
Optimized for Beamsplitters-B1S--B1G
Optimized for Lenses---L1G
Ø2" Optics
Optimized for Mirrors--B2F-C2G
Optimized for Beamsplitters-B2S--
Polaris Kinematic 1.8" x 1.8" Platform Mount
Optomech Retention MethodTapped Holes &
Counterbores
2 Adjuster Knobs-K1M4(/M)
Accessories for Polaris Mounts
DescriptionRepresentative Photos
Ø1" Posts for Polaris Mounts
Polaris Non-Bridging Clamping Arms
Polaris 45° Mounting Adapter
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Polaris®Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)接着式キネマティックミラーマウント、クリアエッジ、2アジャスタ型


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145°のクリアエッジにより、ミラーのペアを、光路を邪魔せずに、低い入射角で近接して取り付けることができます(「使用情報」タブをご参照ください)。
  • 145°のクリアエッジが低い入射角に対応
  • Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)光学素子を接着剤で固定部に取り付けることにより波面歪みを最小限に抑制
  • 六角レンチで調整する2アジャスタ型、アクチュエータと本体の組み合わせは130 TPI
  • アジャスタ側面のØ1.8 mm貫通穴にドライバ等を挿して、微調整が可能
  • 可変角度範囲:±4°、分解能:約11 mrad/rev
  • 12.5 °Cの温度サイクル試験後の偏差は1 μrad未満(詳細は「試験データ」タブ参照)

クリアエッジ接着式キネマティックミラーマウントPOLARIS-K05C4は、145°のクリアエッジと光学素子を接着剤で装着する構造が特長です。マウントのクリアエッジ設計により低い入射角も可能なため、スペースが限られているシステムにも適しています。光学素子を接着剤で取り付けることで、ネジ固定と比較して光学表面の歪みを小さくするため、レーザ共振器構成のような用途に適しています。マウントに光学素子を取り付ける接着剤としてはNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。

マウントの2アジャスタ型の設計により動きの自由度が制限されるため、安定性が向上します。130 TPIアジャスタにはØ1.8 mmの貫通穴が2つあり、当社の精密サイドホール調整ツールSA1(下記参照)または1.5 mmボールドライバや六角レンチを使用して側面からの作動が可能です。アジャスタには2 mm六角穴があり、SA1の端についている六角レンチ、つまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)、その他一般的な2 mm六角レンチが使用可能です。こちらのマウントのアジャスタは止めナットPOLARIS-LN05(別売り。下記参照)を使用して固定できます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.17 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW6(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。

マウントにはポスト取付け用M4ザグリ穴が2個付いています。透過型の光学素子を取り付ける場合は、開口部がブロックされないように低頭キャップスクリュ(M4および#8-32がそれぞれ1個ずつ付属)をご使用ください。カスタム構成にされる場合には、取付け面に2個ずつあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取付け角度のアライメントができます。こちらのマウントには、Polarisミラーマウント用Ø25 mmポストをはじめとするØ2 mmのアライメント用ピンホールが付いたステンレススチール製ポストのご使用をお勧めいたします。位置決めには標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします(詳細については下の赤い資料アイコンをクリックし、pdfまたはdxfの図をご覧ください)。

熱膨張係数が低い材料が必要な用途には、化学的に洗浄され、熱処理済みSUS416ステンレススチールから加工された前面プレート付きのマウントでご提供できます。また既存のマウントの前面プレートと交換したり、お客様に設置していただく交換用前面プレートをご提供することも可能です。詳細については当社までお問い合わせください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-K05C4 Support Documentation
POLARIS-K05C4Polaris®接着式Ø12.7 mmミラーマウント、クリアエッジ、2アジャスタ(側面穴付き)
¥25,527
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Polaris® Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)接着式キネマティックミラーマウント、2アジャスタ型


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接着面に2箇所の切欠きがあり、透過性光学素子の使用時には開口部がその分だけ大きくなります。
  • Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)光学素子を接着剤で固定部に取り付けることにより波面歪みを最小限に抑制
  • 六角レンチで調整するタイプの2つのアジャスタ付きで、それぞれ130 TPIの整合したアクチュエータ/本体のペア
  • アジャスタ側面のØ1.8 mm貫通穴を用いて微調整が可能
  • 可変角度範囲:±4°、分解能:約11 mrad/rev
  • 12.5 °Cの温度サイクル試験後の偏差は1 μrad未満(詳細は「試験データ」タブ参照)

Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)接着式キネマティックミラーマウントPOLARIS-K05G4は、アライメントの長期安定性に優れ、130 TPIのアジャスタ2個を用いて簡単に高分解能な調整ができます。コンパクトな設置面積はOEM用に適します。また光学素子を接着剤で固定部に装着することで、光学素子の波面歪みが最小限に抑えられるため、レーザ共振器の構築などの用途において優れた性能を発揮します。接着面には2箇所の切欠きがあるため(右写真参照)、フィルタやビームスプリッタなどの透過性光学素子を使用する際にマウントの開口部はその分だけ大きくなります。マウントに光学素子を取り付ける接着剤としてNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。

マウントは2アジャスタ型の設計であるため動きの自由度が制限され、それに伴って安定性が向上します。130 TPIアジャスタにはØ1.8 mmの貫通穴が3つあり、当社の精密サイドホール調整ツールSA1(下記参照)または1.5 mmボールドライバや六角レンチを使用して側面からの作動が可能です。アジャスタには2 mm六角穴があり、SA1の端についている六角レンチ、つまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)、その他一般的な2 mm六角レンチが使用可能です。こちらのマウントのアジャスタは止めナットPOLARIS-LN05(別売り。下記参照)を使用して固定できます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.17 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW6(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。

マウントにはポスト取付け用M4ザグリ穴が2個付いています。カスタム構成をされる場合には、取付け面に2個ずつあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取付け角度の設定ができます。こちらのマウントには、Polarisミラーマウント用Ø25 mmポストをはじめとするØ2 mmのアライメント用ピンホールが付いたステンレススチール製ポストの使用をお勧めいたします。位置決めには標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします(詳細については下の赤い資料アイコンをクリックし、pdfまたはdxfの図をご覧ください)。ザグリ穴が浅いので、光路を妨げずにマウントをポストに固定するために、低頭の#8-32とM4のキャップスクリュも付属しています。#8-32キャップスクリュには2 mm六角レンチ、M4キャップスクリュには2.5 mm六角レンチがご使用いただけます。

熱膨張係数の小さい材料が必要な用途には、化学洗浄された熱処理済みSUS416ステンレススチールから加工された前面プレートの付いたマウント、または下記のØ25.4 mm(Ø1インチ)クリアエッジマウントと同様のクリアエッジを有する固定部の付いたマウントをご用意できます。また既存のマウントの前面プレートの交換や、お客様に取り付けていただく交換用前面プレートのご提供も可能です。詳細については当社までお問い合わせください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-K05G4 Support Documentation
POLARIS-K05G4Customer Inspired! Polaris®接着式Ø12.7 mmミラーマウント、2アジャスタ(側面穴付き)
¥23,274
7-10 Days
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Polaris® Ø19 mm接着式キネマティックミラーマウント、2アジャスタ型

  • Ø19 mm光学素子を接着剤で固定部に取り付けることにより波面歪みを最小限に抑制
  • 六角レンチで調整する2つのアジャスタ付き、130 TPIの整合したアクチュエータ/本体の組み合わせ
  • アジャスタ側面のØ1.8 mm貫通穴を用いて微調整が可能
  • 角度調整範囲:±4°、分解能:約7.0 mrad/rev
  • 12.5 °Cの温度サイクル試験後の偏差は1 μrad未満(詳細は「試験データ」タブ参照)

Ø19 mm接着式キネマティックミラーマウントPOLARIS-K19G4は、アライメントの長期安定性に優れ、130 TPIのアジャスタ2個を用いて簡単に高分解能な調整ができます。コンパクトな設置面積は組み込み用途(OEM用途)に適します。また光学素子を接着剤で固定部に装着することで、光学素子の波面歪みが最小限に抑えられるため、レーザ共振器の構築などの用途において優れた性能を発揮します。接着面には2箇所の切欠きがあるため、フィルタやビームスプリッタなどの透過性光学素子を使用する際にマウントの開口部は大きくなります。マウントに光学素子を取り付ける接着剤としてはNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。

130 TPIアジャスタにはØ1.8 mmの貫通穴が3つあり、当社の精密サイドホール調整ツールSA1(下記参照)または1.5 mmボールドライバや六角レンチを使用して側面からの作動が可能です。アジャスタには2 mm六角穴があり、SA1の端についている六角レンチ、つまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)、その他一般的な2 mm六角レンチが使用可能です。こちらのマウントのアジャスタは止めナットPOLARIS-LN05(別売り。下記参照)を使用して固定できます。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.17 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW6(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。

マウントにはポスト取り付け用M4ザグリ穴が2個付いています。カスタム構成をされる場合には、取付け面に2個ずつあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取付け角度の設定ができます。したがってこちらのマウントをポストに取り付ける際は、Postsミラーマウント用Ø25 mmポスト(右上写真参照)をはじめとする、Ø2 mmのアライメント用ピンホールが付いたステンレススチール製ポストの使用をお勧めいたします。標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします(詳細については下の赤い資料アイコンをクリックし、PDFまたはDXFの図をご覧ください)。

熱膨張係数の小さい材料が必要な用途には、化学洗浄された熱処理済みSUS416ステンレススチールから加工された前面プレートの付いたマウント、または下記のØ25.4 mm(Ø1インチ)クリアエッジマウントと同様のクリアエッジを有する固定部の付いたマウントをご用意できます。また既存のマウントの前面プレートの交換や、お客様に取り付けていただく交換用前面プレートのご提供も可能です。詳細については当社までお問い合わせください。

Ø19 mm Mirrors
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-K19G4 Support Documentation
POLARIS-K19G4Polaris®接着式Ø19 mmミラーマウント、2アジャスタ(側面穴付き)
¥24,086
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Polaris® Ø25.4 mm(Ø1インチ)接着式キネマティックミラーマウント、クリアエッジ、2アジャスタ型


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2枚のミラーを用いてそれぞれのミラー表面で光を1回だけ反射させるシステムでは、POLARIS-K1S4(下)よりもPOLARIS-K1C4(上)の2つのマウントの方がより近接な位置にありながら、マウントでクリッピングすることなくビームを入射・出射させることができます。

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低角度入射用142°のクリアエッジ
  • 低角度入射用142°のクリアエッジ
  • Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子を接着剤で固定部に取り付けることにより波面歪みを最小限に抑制
  • 2アジャスタ型、ノブまたは六角レンチで調整、アクチュエータと本体の組み合わせは100 TPI
  • アジャスタ側面のØ1.8 mm貫通穴を用いて微調整が可能
  • 角度調整範囲:±4°、分解能:約7.7 mrad/rev
  • 12.5 °Cの温度サイクル試験後の偏差は1 μrad未満(詳細は「試験データ」タブ参照)]
  • 取外し可能ノブPOLARIS-N5は別売り

2アジャスタ型クリアエッジ接着式キネマティックミラーマウントPOLARIS-K1C4は、142°のクリアエッジと光学素子を接着剤で装着する光学素子固定部が特長です。マウントのクリアエッジ設計により低い入射角も可能なため、スペースが限られているシステムにも適しています。光学素子を接着剤で取り付ける方法は光学表面の歪みを最小限に抑え、レーザ共振器構成のような用途に最適性能をもたらします。マウントに光学素子を取り付ける接着剤としてはNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。

マウントの2アジャスタ型の設計により動きの自由度が制限されるため、安定性が向上します。100 TPIアジャスタにはØ1.8 mmの貫通穴が3つあり、当社の精密サイドホール調整ツールSA1(下記参照)または1.5 mmボールドライバや六角レンチを使用して側面からの作動が可能です。アジャスタには2 mm六角穴があり、SA1の端についている六角レンチ、つまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)、その他一般的な2 mm六角レンチが使用可能です。あるいは、脱着可能で薄型の調整ノブPOLARIS-N5(下記参照)をアジャスタにねじ込むと、微細な調整が可能になります。なお、着脱式ノブPOLARIS-N5を取り付けるとアジャスタ側面の穴は塞がれますのでご注意ください。マウントのアジャスタは、止めナットPOLARIS-LN1(別売り。下記参照)で固定可能です。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。

マウントにはポスト取り付け用M4ザグリ穴が2個付いています。カスタム構成にされる場合には、各ザグリ穴の両側にあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取り付け角度設定ができます。当社ではPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストをはじめとするステンレススチール製ポストの使用をお勧めいたします。標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします(詳細については下の赤い資料アイコンをクリックし、PDFまたはDXFの図をご覧ください)。

熱膨張係数が低い材料が必要な用途には、化学的に洗浄され、熱処理済みSUS416ステンレススチールから加工された前面プレート付きのマウントでご用意できます。また既存のマウントの前面プレートと交換したり、お客様に設置していただく交換用前面プレートをご用意することも可能です。詳細については当社までお問い合わせください。

2016年9月21日以前にご購入のマウントPOLARIS-K1C4には下記の取外し可能ノブPOLARIS-N5はご使用になれません。
対応するノブのご注文は当社までご連絡ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-K1C4 Support Documentation
POLARIS-K1C4Polaris®接着式Ø25.4 mmミラーマウント、クリアエッジ、2アジャスタ(側面穴付き)
¥25,145
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Polaris® Ø25.4 mm(Ø1インチ)接着式キネマティックミラーマウント、2アジャスタ型


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接着式ミラーマウントの調整方法:
(A)2.0 mm六角レンチをアジャスタの先に挿して調整、(B)SA1をアジャスタサイドホールに挿して調整、(C)着脱式1/4"-100ノブPOLARIS-N5で調整、(D) 1.5 mmボールドライバを使用して六角ノブHKTS-5/64とサイドホールで精密調整
  • Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子を接着剤で固定部に取り付けることにより波面歪みを最小限に抑制
  • 2アジャスタ型、ノブまたは六角レンチで調整、アクチュエータと本体の組み合わせは100 TPI
  • アジャスタ側面のØ1.8 mm貫通穴を用いて微調整が可能
  • 角度調整範囲:±4°、分解能:約7.7 mrad/rev
  • 12.5 °Cの温度サイクル試験後の偏差は1 μrad未満(詳細は「試験データ」タブ参照)

Ø25.4 mm(Ø1インチ)接着式キネマティックミラーマウントPOLARIS-K1G4は、アライメントの長期安定性に優れ、100 TPIのアジャスタ2個を用いて簡単に高分解能な調整ができます。光学素子を接着剤で固定部に装着することで、光学素子の波面歪みが最小限に抑えられるため、レーザ共振器の構築などの用途において優れた性能を発揮します。接着面には2箇所の切欠きがあるため、フィルタやビームスプリッタなどの透過性光学素子を使用する際にマウントの開口部は大きくなります。マウントに光学素子を取り付ける接着剤としてはNorland光学接着剤61(型番NOA61、下記参照)のご使用をお勧めします。

マウントの2アジャスタ型の設計により動きの自由度が制限されるため、安定性が向上します。100 TPIアジャスタにはØ1.8 mmの貫通穴が3つあり、当社の精密サイドホール調整ツールSA1(下記参照)または1.5 mmボールドライバや六角レンチを使用して側面からの作動が可能です。アジャスタには2 mm六角穴があり、SA1の端についている六角レンチ、つまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(下記参照)、その他一般的な2 mm六角レンチが使用可能です。あるいは、脱着可能で薄型の調整ノブPOLARIS-N5(下記参照)をアジャスタにねじ込むと、微細な調整が可能になります。なお、着脱式ノブPOLARIS-N5を取り付けるとアジャスタ側面の穴は塞がれますのでご注意ください。マウントのアジャスタは、止めナットPOLARIS-LN1(別売り。下記参照)で固定可能です。アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)をご使用いただくと得ることができます。

マウントにはポスト取付け用M4ザグリ穴が2個付いています。カスタム構成にされる場合には、取付け面に2個ずつあるØ2 mmのアライメント用ピンホールを利用して、精密な位置と取付け角度の設定ができます。したがってこちらのマウントには、Polarisミラーマウント用Ø25 mmポスト(右上写真参照)をはじめとする、Ø2 mmのアライメント用ピンホールが付いたステンレススチール製ポストの使用をお勧めいたします。位置決めには標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めします(詳細については下の赤い資料アイコンをクリックし、pdfまたはdxfの図をご覧ください)。

熱膨張係数の小さい材料が必要な用途には、化学洗浄された熱処理済みSUS416ステンレススチールから加工された前面プレートの付いたマウント、または上記のØ25.4 mm(Ø1インチ)クリアエッジマウントと同様のクリアエッジを有する固定部の付いたマウントをご用意できます。また既存のマウントの前面プレートと交換したり、お客様に設置していただく交換用前面プレートをご用意することも可能です。詳細については当社までお問い合わせください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-K1G4 Support Documentation
POLARIS-K1G4Customer Inspired! Polaris®接着式Ø25.4 mmミラーマウント、2アジャスタ(側面穴付き)
¥26,692
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UV硬化光学接着剤

Polaris用推奨光学接着剤
Polarisミラーマウントへのご使用には、ガラスと金属の接着に優れた接着性を発揮し、低応力で取り付け可能なNOA61をお勧めいたします。ただし、硬化時間がより
短い接着剤や急激な環境温度変化に柔軟性を有する接着剤などNOA601以外の接着剤もご使用いただけます。詳細についてはこちらをご覧ください。

  • 低収縮率(1.5%)で低応力
  • 光学素子への使用に適したガラスと金属を強力接着
  • 推奨UV硬化照射強度:>2 mW/cm2 @ 365 nm

光学接着剤NOA61は、透明で溶剤を含まない一液型接着剤です。UV光に当てると数秒でゲル化し、数分で強靭かつ弾性のある接着が得られるまで完全に硬化します。光学ガラスと金属を非常に低応力で接着できるよう最適化されているため、接着式Polarisミラーマウントへの使用に適しています。 この光学接着剤を硬化するには、UV光に当てる必要があります。当社では、最大で600 mW/cm2の照射強度が得られるUV硬化システムをご用意しています。

光学接着剤NOA61はガラス面の接着に非常に適しており、硬化後に研磨が可能です。この接着剤は光学接着剤に対する米連邦規格MIL-A-3920を満たしていて、米国政府からも認定を受けています。NOA61は金属、ガラス繊維、ガラス繊維入りプラスチックなどに優れた接着力を発揮します。

有効期限
こちらのUV硬化接着剤の有効期限は、製造元でパッケージされてから約8か月です。 当社では、お届け時に有効期限が最低でも3か月以上ある製品を発送しております。

Item #AdhesionViscosity @ 25 °CnaTensile StrengthShore D
Hardness
Net Weightb
GlassMetalPlastic
NOA61ExcellentExcellentFair300 CPS1.563000 psi851 ± 0.07 oz (28 ± 2 g)
  • 屈折率。
  • Net Weight(正味重量)は製品自体の重量を表し、パッケージや梱包材の重量は含みません。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
NOA61 Support Documentation
NOA61UV硬化光素子用接着剤28g、低収縮率、米国連邦規格MIL-A-3920適合
¥5,576
Today
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1/4”-100アジャスタ用着脱式ノブ


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光学素子を取り付けたマウントPOLARIS-K1C4と着脱式ノブPOLARIS-N5(マウントとは別売り)
  • 1/4"-100アジャスタの調整を容易に
  • アジャスターネジに直接取付け
  • マウントとは別売り

1/4"-100アジャスタ用Polaris®着脱式ノブを使用すると、Polarisキネマティックミラーマウントを手動で調整することが可能です。このノブは右表に記載している、一部のPolarisマウントにお使いいただけます。尚、こちらのマウントにノブをご使用の際は、アジャスターネジの側面にある貫通穴を塞ぐことになりますのでご注意ください。アジャスターネジの2 mm六角ソケットは、ノブを取り付けても使用可能です。

ノブは化学的に洗浄され、熱処理済みSUS303ステンレススチール製で、適切なベークアウトにより、25 °Cで10-9Torr(ベークアウトが行われなかった場合10-5Torr)までの真空度に対応します。

2016年9月21日以前にご購入のマウントPOLARIS-K1C4およびPOLARIS-K1S4にはこちらの着脱式ノブPOLARIS-N5はご使用になれません。対応するノブのご注文は当社までご連絡ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-N5 Support Documentation
POLARIS-N5Polaris®取外し可能ノブ、1/4”-100アジャスタ用、1個
¥1,359
Today
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2 mm(5/64インチ)六角レンチ型アジャスタ

POLARIS-K1 with HKTS-5/64 Adjuster
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アジャスタHKTS-5/64が挿入されたPOLARIS-K1E
  • 2 mm(5/64インチ)の六角レンチを使用するアクチュエータの調整に便利
  • 赤色アルマイト加工の調整ノブで六角レンチのサイズが刻印
  • 六角チップは取り替え可能
  • 1パック4個入り

この2 mm(5/64インチ)六角レンチ型の調整用つまみネジを使用することで、2 mm六角レンチで調整するアクチュエータ(またはノブを取り外した標準タイプのアクチュエータ)が迅速に調整できます。 これは取り外し可能なノブであるため、調整の合間にネジの六角穴に取り付けたままにしておくことができて便利です(右の写真参照)。 #8-32止めネジ(2 mm六角)が取り替え可能の六角形のビットを固定します。この取り替え可能なビットは、一方の先端がつぶれてしまっても、逆向きで再利用できます。 交換用の六角レンチ型ビットが必要な場合には、当社にお問い合わせください。

つまみネジ型六角レンチには、0.050~3/16インチと2 mm~5 mmのサイズの製品があります。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
HKTS-5/64 Support Documentation
HKTS-5/64Customer Inspired! 2 mm(5/64インチ)つまみネジ型六角レンチ、4個入り
¥3,894
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Polaris®マウント用サイドホール調整ツール


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SA1を用いたPOLARIS-K1S4のサイドホールと六角レンチによる調整
  • Polarisアジャスタのサイドホールに精密にフィットするØ1.7 mmの先端 
  • ハンドル部分に2.0 mm六角レンチ
  • 化学洗浄済みで、磁性のあるステンレススチール製 

サイドホール調整ツールには、Polarisマウントのサイドホールアジャスタに精密にフィットするように設計されたØ1.7 mmの先端があります。ハンドルには2.0 mm六角レンチがついており、SA1を小さなつまみのように使用することができます。また中央のナットには6.0 mmレンチが取付け可能なため、長めのレバーアームを構成することもできます。精密な先端は調整時のバックラッシュが小さく、また深さストッパにより調整中のツールをサイドホール内にしっかり固定しておくことができます。Ø25 mmよりも大きいミラーマウントに対しては、ツールの長さが41.2 mmであるため、マウント背面にあるほかのアジャスタと干渉せずにアクチュエータを360°調整できます。 

SA1は化学洗浄と硬化処理を施されたステンレススチール製で、耐久性があるうえにクリーンな環境にも対応します。磁性があるため、スペースのない、あるいは振動に敏感なセットアップでは磁石を使用してツールを回収することができます。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SA1 Support Documentation
SA1Customer Inspired! Polarisマウント用サイドホール調整ツール、先端Ø1.7 mm、2.0 mm六角レンチ機能付き
¥4,954
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Polarisマウントアジャスタ用止めナット

クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように止めナットを取り付けるには、アジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。 止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分を合わせてからアジャスタに締め付けてください。この動画では、低歪みマウントPOLARIS-K1F1に止めナットPOLARIS-LN1を取り付ける手順をご覧いただけます。


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マウントPOLARIS-K19S4に取り付けられた止めナットPOLARIS-LN05
  • アジャスタの長期安定を保つ止めナット
  • Polarisマウントに対応(一部対応しない製品もございます)
  • 止めナットPOLARIS-LN05の内ネジは3/16"-130
  • 止めナットPOLARIS-LN1の内ネジは1/4"-100

こちらの止めナットは、低頭アジャスタ以外のアジャスタが付いたPolarisキネマティックマウントにご使用いただけます。止めナットPOLARIS-LN05は3/16"-130アジャスタ用、POLARIS-LN1は1/4"-100アジャスタ用です。 アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されており、Polaris同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFE潤滑油が塗布されており、アジャスタとの適合性が試験されています。

アジャスタをたびたび調整しなければならない場合には、止めナットは手またはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。 長期安定性を必要とする場合には、各止めナットに適切なトルクをかけるのに下記のトルクレンチがご使用いただけます(トルク値については 下記をご覧ください)。POLARIS-LN05には6 mmの六角レンチ、POLARIS-LN1には13 mmの六角レンチをそれぞれお使いください。止めナット締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、止めナットをアジャスタ部分に置いた際、止めナットがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後アジャスタに締め付けてください。

+1 数量 資料 型番 - インチ規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-LN05 Support Documentation
POLARIS-LN053/16"-130止めナット、6 mm六角、ステンレススチール製(インチ規格)
¥1,963
7-10 Days
POLARIS-LN1 Support Documentation
POLARIS-LN11/4”-100止めナット、13 mm六角、ステンレススチール製(インチ規格)
¥1,277
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1/4”-100アジャスタ用ロックカラー、Polaris®マウント用

  • アジャスタの長期安定性を保持
  • Polarisマウントに対応(一部使用できない製品あり)
  • Ø8.4 mm x 厚さ1.9 mmの薄型
  • スパナレンチPOLARIS-T2を使用して回転軸に沿った締め付けが可能

こちらのロック用カラーは、ピエゾ駆動のマウントや低頭アジャスタ付きのマウント(型番POLARIS-K1E3、POLARIS-K1E2)を除く、1/4"-100アジャスタが付いたPolarisマウントに対応します。アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されているこちらのロック用カラーには、Polarisマウントと同様、あらかじめ高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが塗布されており、またアジャスタとの適合性が試験されています。

スパナレンチPOLARIS-T2は、ロック用カラーPOLARIS-LNS1の固定用に特化して設計されています。ダブルスパナヘッドにより完全にかみ合い、またロック用カラーの調整はアジャスタと同一線上で行える設計です。スパナレンチの中心の貫通穴から2 mmボール(六角)ドライバが通るので、ロック用カラーを調整中にアジャスタを位置固定することができます。

アジャスタをたびたび調整しなければならない場合、ロック用カラーはおよそ0.03~0.06 N·mのトルクで軽く締め付けるだけで十分です。長期安定性を必要とする場合には、締め付けトルクとして0.23 N•mを推奨していますが、このトルクは当社のプリセット型トルクレンチTW13(下記参照)とスパナレンチPOLARIS-T2を合わせてご使用いただくと得ることができます。ロック用カラー締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、カラーをアジャスタの反対側に置き、カラーがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後、アジャスタにねじ込んでください。

+1 数量 資料 型番 - インチ規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-LNS1 Support Documentation
POLARIS-LNS11/4"-100ロック用カラー、ステンレススチール製(インチ規格)
¥1,504
7-10 Days
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-T2 Support Documentation
POLARIS-T2スパナレンチ、ロック用カラーPOLARIS-LNS1用
¥7,520
Today
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トルクレンチ、Polaris止めナットおよびスパナレンチ用

Torque Wrench Engravings
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各レンチには型番とプリセットされたトルク値が刻印されています。
Torque Wrench in Use
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トルクレンチTW6を使用して、ミラーマウントPOLARIS-K05T2に止めナットPOLARIS-LN05を固定
  • Polaris止めナットとスパナレンチ用のプリセットトルクレンチ(対応する製品については下表をご覧ください)
    • TW6: 6 mm六角、0.17 N•m
    • TW13: 13 mm六角、0.23 N•m
  • 適切なトルクを確実に負荷できるブレークオーバー(Break-Over)型
  • 長期的に固定する用途に適しています。

こちらのトルクレンチには、Polarisマウントの止めナットを長期的に固定するうえで適切なトルク値がプリセットされています。仕様については下表をご覧ください。プリセットされたトルク値に達すると、右の写真のようにピボットジョイントが折れ曲がる仕組みになっています。力を抜くと、レンチの六角ヘッドは元の位置に戻ります。この設計により、止めナットに設定値以上のトルクが加わるのを防止しています。指標として刻印されている線は、定められたトルクをかけるためにレンチを回転させる角度を示しています。この線を越えてハンドルを回転させると、止めナットを締め付けすぎていることになります。レンチには、使用時に識別しやすいように、プリセットのトルク値、トルクをかける方向、レンチサイズ、および型番が刻印されています。

これらのレンチは、クリーンルームや真空チャンバ内でも使用可能です。すべてCarpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。レンチはビードブラスト加工されているため、レーザを使用するセットアップで作業するときでも反射光が最小限に抑えられます。

なお、こちらのレンチはアジャスタを高頻度で調整するためのものではありません(そのような用途で必要とされるトルク値は、通常0.03~0.06 N·mです)。

Item #HexTorqueTorque AccuracyCompatible Items
TW66 mm24 oz-in (0.17 N•m)±1.44 oz-in (0.010 N•m)POLARIS-LN05 3/16"-130 Lock Nut
TW1313 mm32 oz-in (0.23 N•m)±1.92 oz-in (0.014 N•m)POLARIS-LN1 1/4"-100 Lock Nut
POLARIS-LN4 3/8"-100 Lock Nut
POLARIS-T2 Spanner Wrench for POLARIS-LNS1 Locking Collar
POLARIS-T3 Spanner Wrench for POLARIS-LNS05 Locking Collar
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
TW6 Support Documentation
TW6Customer Inspired! プリセット型トルクレンチ、6 mm、Polaris止めナット用、0.17 N•m
¥14,163
Today
TW13 Support Documentation
TW13Customer Inspired! プリセット型トルクレンチ、13 mm、Polaris止めナット用、0.23 N•m
¥17,703
Lead Time