光ファイバーカニューラ用インターコネクター、スリーブ

BFY32FL1
Dual Core Patch Cable with FC/PC
Connectors on Split Ends and Ø2.5 mm
Stainless Steel Ferrule on Common End
ADAF1
Ceramic Split Mating Sleeve
Ø2.5 mm Dual-Core Stainless Steel Ferrule with Guide Pin
- Connect Optogenetics Patch Cables and Cannulae
- Quick-Release Interconnects Allow Simple,
Low-Force Connections - Lightweight Split Mating Sleeves
ADAF2
Interconnect for
Ø2.5 mm Ferrules
ADAF4-5
Ø2.5 mm Phosphor Bronze
Mating Sleeve (Pack of 5)
ADAL1
Ø1.25 mm Ceramic
Mating Sleeve
ADAL3 Quick-Release Interconnect Mating a Multimode Patch Cable and a Ø1.25 mm Cannula
ADAL3
Interconnect for
Ø1.25 mm Ferrules

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当社では、ファイバーフォトメトリなどの用途向けに、オプトジェネティクス用パッチケーブルの各製品と光ファイバーカニューラを接続するインターコネクタとスリーブをご用意しております。低損失の光結合を実現し、ステンレススチール製ならびにセラミック(ジルコニア)製のどちらのフェルールにも対応します。インターコネクタは埋め込み済みカニューラへの脱着を容易にする設計で、取り外す際にはスリーブを使用する際の20%未満の力で済みます。一方でスリーブは、パッチケーブルとカニューラの接続部分を軽量かつ薄型化する用途に適しています。
in vivo用途向けオプトジェネティクスシステムの概略図
当社ではin vivo用途向けに様々なオプトジェネティクス製品をご提供しております。ラインナップについては上の「OGセレクションガイド」タブよりご覧ください。
こちらのページではØ1.25 mm、Ø2.5 mmのフェルール付きオプトジェネティクス用パッチケーブルをカニューラに結合する際のインターコネクタの使用方法をまとめています。動画もご参考ください。
パッチケーブルを接続する
パッチケーブルのフェルールをインターコネクタのステンレススチール製止めネジ(セットスクリュ)側から挿入します。パッチケーブルを固定するには、付属の六角レンチ(ADAL3は0.028インチ六角レンチ、ADAF2は1.3 mm六角レンチ)を使用してフェルール上の止めネジを締めます。
- パッチケーブルのフェルール先端が清潔で埃が付着していないことを確認してください。
- 最良の結果を得るためには、パッチケーブルを止めネジの位置を越えてインターコネクタのセラミック製部品の半分程度まで差し込む必要があります。
カニューラを接続する
カニューラを接続する際には、インターコネクタを両側から矢印方向に軽く押し、カニューラを開口部からパッチケーブルのフェルールに接触するまで差し込みます。インターコネクタから指を離すとカニューラが固定されます。
- カニューラのフェルール先端が清潔で埃が付着していないことを確認してください。
- カニューラが埋め込み済み、もしくは接着剤で位置固定されている場合、必要であれば、フェルール同士が物理的に接触するようケーブル側のフェルールを調節します。
- デュアルコアのカニューラ、パッチケーブルをご使用の場合、アライメントのためにパッチケーブルの方向にご注意ください。
カニューラとパッチケーブルを取り外す
カニューラからインターコネクタを取り外す際には、インターコネクタを押し、カニューラから外れるまでインターコネクタを軽く引き抜きます。パッチケーブルは付属の六角レンチを使用し、止めネジを緩めることによって外れます。
Posted Comments: | |
user
 (posted 2023-10-17 15:04:03.777) Why would a customer choose a phosphor bronze mating sleeve over a zirconia mating sleeve? ksosnowski
 (posted 2023-10-18 04:39:46.0) Thanks for reaching out to Thorlabs. Radial forces on the ceramic sleeve may result in a crack, while with phosphor bronze the material is more ductile so would begin to bend instead. The friction inside the bronze sleeve is lower which results in a lower disconnect force as seen in the performance plots on this webpage. I have reached out directly to discuss your application further. Manuel Esguerra
 (posted 2022-11-03 14:23:42.113) Does the second hole (not setscrew) on the side of the ADAL3 interconnect serve a purpose? We are seeing light through this hole with some fiber/cannula pairs. jgreschler
 (posted 2022-11-16 11:38:22.0) Thank you for reaching out to Thorlabs. Having light leaking out of the side of the interconnect is a sign that the fiber-to-fiber connection is not good, I have reached out to you directly to discuss methods to improve that connection. Nate Miska
 (posted 2021-10-15 08:50:47.853) Interconnect device is frequently difficult to insert ferrules. Internal mechanism has already broken for one of the ADAL3 that was purchased only a couple months ago. Not a particularly effective or user-friendly design, IMO. cdolbashian
 (posted 2021-10-28 04:10:38.0) Thank you for contacting us at thorlabs with this feedback! I am sorry to hear that you are not satisfied with the performance of this device. I have reached out to you directly to discuss your application and usage specifications. We take this feedback seriously, and I will pass it along internally, as we are always "hungry for your thoughts". |
Quick Links | |||
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Single-Site Stimulation | |||
One Light Source to One Cannula Implant | |||
Multilateral Stimulation | |||
One Light Source to Two Cannula Implants Using Rotary Joint Splitter | |||
One or Two Light Sources to Two Cannula Implants | |||
One Light Source to Seven Cannula Implants | |||
Two Light Sources into One Dual-Core Cannula Implant | |||
Illumination | |||
Fiber-Coupled LEDs and Drivers |
オプトジェネティクスセレクションガイド
当社では、多岐にわたるオプトジェネティクス部品をご用意しております。以下では、標準的な構成における製品の互換性について説明しています。こちらのガイドに記載されていないオプトジェネティクス用カスタム製品などについては、当社までお問い合わせください。
単領域刺激
1つの光源を1つの埋め込み用カニューラに使用する場合
試料へin vivoの光刺激を行う最もシンプルな方法は、1つのLED光源に1本のファイバを接続する方法です。1つのLEDドライバで単一波長のLED光源を制御し、パッチケーブルによるファイバ接続を通じて光源からの光を生体組織に埋め込み済みのカニューラから出力します。このセットアップを製作するために必要なパッチケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。適切なLEDとドライバをお選びいただくには、下記または製品ページをご覧ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。

Ø1.25 mm (LC)フェルール用パッチケーブル、カニューラ、インターコネクタはこちらをクリックしてください。
Ø2.5 mm (FC)フェルール用パッチケーブル、カニューラ、インターコネクタはこちらをクリックしてください。
両側同時刺激
試料内の複数の場所に正確かつ同時に光を導く機能は、多様なオプトジェネティクス実験に求められています。例えば、同時刺激の技術は一般に空間的に離れた2つの領域にあるニューロンに要求された行動を引き起こさせるために使用されます。ニューロンの同時阻害や同時刺激を含むより複雑な実験では、2つの異なる単一波長の光を近接した場所に照射することで複数のカニューラを挿入する必要がなくなり、試料に与えるストレスを減らすことができます。
両側刺激は実験内容に応じてそれぞれ異なる構成で行われます。以下では当社のオプトジェネティクス製品を使用した種々の構成例をご覧いただけます。
オプション1:ロータリージョイントスプリッタを用いて、1つの光源を2つの埋め込み用カニューラに使用する場合
当社の1x2 ロータリージョイントスプリッタRJ2はオプトジェネティクス用に設計されており、1つの入力光を2つの出力光に均等に分岐します。ロータリージョイントのインターフェース部分は、接続されたパッチケーブルが自由に回転できる構造になっているため、被験動物の動きによるファイバ損傷のリスクが低減します。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または 製品ページをご参照ください。

ロータリージョイントスプリッタRJ2と組み合わせて使用するうえで推奨されるØ1.25 mm (LC)フェルール用部品についてはこちらをクリックしてください。
ロータリージョイントスプリッタRJ2と組み合わせて使用するうえで推奨されるØ2.5 mm (FC)フェルール用部品についてはこちらをクリックしてください。
オプション2:1つまたは2つの光源を2つの埋め込み用カニューラに使用する場合
試料を2つの出力で刺激する実験(2つのカニューラの埋め込み)には、2種類の方法があります。1つの光源を2つのカニューラに接続して光を同時制御する場合、2分岐ファイバーバンドルを用いてLEDからの光をそれぞれのカニューラに分岐させることができます。デュアル波長による光刺激(2種類の波長をそれぞれのカニューラから出力)を行う場合、またはカニューラ間の分岐比を制御したい場合は、マルチモードカプラを用いて1つまたは2つのLED光源をカニューラに接続します。1つのケーブル端しか使用しなかった場合、未使用のカプラのケーブル端にライトトラップを取り付けることができます。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。 LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。


オプション3: 1つの光源を7つの埋め込み用カニューラに使用する場合
1つの光源を7つのカニューラに接続して光を同時制御したい場合は、7分岐ファイバーバンドルを用いることでLEDからの光をそれぞれのカニューラに分岐することができます。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。

2つの光源を1つの埋め込み用デュアルコアカニューラに使用する場合
試料を両側から同時に刺激する用途では、2つのカニューラを近接(約1 mm)して設置する必要があります。当社では、このような特殊な用途に適したデュアルコアパッチケーブルならびにカニューラをご用意しております。各コアは別々の光源によって駆動するため、試料の同じ領域内の神経細胞を同時に刺激、抑制することができます。このセットアップを製作するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。

Click on Each Component for More Information
Part Selection Table (Click Links for Item Description Popup) | |||||||||
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Common Fiber Properties | |||||||||
Core Diameter | 200 µm | ||||||||
Wavelength Range | 400 - 2200 nm | ||||||||
NA | 0.39 | ||||||||
Fiber Type | FT200EMT | ||||||||
Ferrule Stylea | FC (Ø2.5 mm) | ||||||||
Dual-Core Patch Cable | FC/PC Input | BFY32FL1 | |||||||
SMA905 Input | BFY32SL1 | ||||||||
Compatible Mating Sleeve/Interconnect | ADAF1 ADAF2 ADAF4-5 | ||||||||
Dual-Core Fiber Optic Cannulaec | Stainless Steel | CFM32L10 CFM32L20 |
LED Item # | Wavelengtha | Typical Opsin | Output Powerb | Color |
---|---|---|---|---|
M405F3c | 405 nm | mmilCFP, hcriGFP | 3.7 mW | UV |
M430F1 | 430 nm | ChR2 | 7.5 mW | Violet |
M455F3 | 455 nm | ChIEF, bPAC | 24.5 mW | Royal Blue |
M470F4 | 470 nm | ChR2, ChR2-SFO | 20 mW | Blue |
M490F4 | 490 nm | Rh-CT, ChR2 (E123A) | 2.8 mW | Blue |
M505F3 | 505 nm | ChRGR, Opto-α1AR, Opto-β2AR | 11.7 mW | Cyan |
M530F3 | 530 nm | C1V1, VChR1 | 9.6 mW | Green |
M565F3 | 565 nm | Arch, VChR1-SFO | 13.5 mW | Lime |
M595F2 | 595 nm | ChR2-SFO, eNpHR3.0 | 11.5 mW | Amber |
M625F2 | 625 nm | ReChR | 17.5 mW | Red |
照明

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M405F1
ファイバ出力型LEDとドライバ
当社のファイバ出力型LEDは、オプトジェネティクス用途にも適しています。幅広い波長のラインナップと機構部のオプトジェネティクスパッチケーブルへの簡便な接続が特長の製品となっております。当社のファイバ出力型LEDは、280 nm~1050 nmの公称波長範囲でご用意しています。右の表では、オプトジェネティクスの用途によく使用される波長のLEDを記載しています。下のリンクをクリックすると対応するLEDドライバがご覧いただけます。

簡単脱着インターコネクタの使用方法

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片手で操作可能
- Ø1.25 mmまたはØ2.5 mmフェルール対応の簡単脱着インターコネクタ
- 片手で押すだけでフェルールを簡単に固定、取り外し
- 小さい力で取り外し可能なため試料へのストレスも軽減
- 非磁性材質を使用
- 遮光筐体で光の漏れを防止
- 軽量(≤1 g)
簡単脱着インターコネクタは、オプトジェネティクス用パッチケーブルとカニューラを結合する簡単で信頼性の高いソリューションです。こちらの製品の挿入損失は<1.0 dB (<21%)です。また遮光筐体により接続部分での光の漏れが最小限に抑えられるため、試料への迷光を防ぎます。インターコネクタは簡単脱着式の機構により、スリーブ使用時と比較して20%未満の力で接続、取り外しが可能です。よってパッチケーブルに結合する際の試料へのストレスを大幅に軽減できます。左の写真でご覧いただけるようにインターコネクタは片手で操作可能です。よって埋め込み済みのカニューラにも簡単に結合できます。

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インターコネクタには挿入したカニューラを固定する止めネジが付いています。
右の動画では、インターコネクタの片側が表面にダメージを与えないくぼみ先の止めネジ(セットスクリュ)でパッチケーブルのフェルールを保持する様子と、もう片側では簡単脱着機構によりカニューラを保持する様子がご覧いただけます。まず、インターコネクタにパッチケーブルのフェルールを差し込み、付属の六角レンチで止めネジを締めてフェルールを固定します。次に簡単脱着レバーを両側から押し、カニューラをフェルールに物理的に接触するまで差し込みます。最後にレバーから指を離し、カニューラの位置を固定します。圧力をかける箇所はインターコネクタに刻印されています。カニューラを取り外す(または埋め込み済みカニューラから外す)には、簡単脱着レバーを両側から押し、インターコネクタをカニューラから引き抜きます。インターコネクタの引き抜きにはわずかな力しか必要ありません。詳細は「インターコネクタ使用方法」のタブをご覧ください。
インターコネクタは、当社のオプトジェネティクス用パッチケーブルとカニューラ用に設計されており、標準的なコネクタ付きのパッチケーブル用ではありません。
Item # | Compatible Ferrule Size | Insertion Loss | Length | Weight | Disconnect Forcea |
---|---|---|---|---|---|
ADAL3 | 1.25 mm Outer Diameter | < 1.0 dB Typical Loss (Multimode)b | 9.4 mm | 0.4 g | < 0.89 N (< 0.2 lbf) Typicalc |
ADAF2 | 2.5 mm Outer Diameter | < 1.0 dB Typical Loss (Multimode)d | 13.6 mm | 1 g | < 4.4 N (< 1.0 lbf) Typicale |


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スリーブADAF1で接続したオプトジェネティクス用パッチケーブルとカニューラ
- Ø1.25 mmおよびØ2.5 mmフェルール用の割スリーブ
- セラミック(ジルコニア)またはリン青銅製
- オプトジェネティクス用パッチケーブルとカニューラを結合
- 割スリーブは非常に軽量(≤0.26 g)
- 単品、または5個入りパックでご提供
当社のスリーブは、当社のフェルールコネクタ付きオプトジェネティクスパッチケーブルをインプラント用光ファイバーカニューラに接続するための(右の写真をご覧ください)ロープロファイルの選択肢です。また、フェルール径がØ1.25 mmまたはØ2.5 mmのLC/PC、FC/PC、 ST®*/PC、SC/PC、MU/PCなどのコネクタ付きファイバの接続にも使用できます。
これらのスリーブは、ステンレススチール製およびセラミック製のどちらのパッチケーブルやカニューラにも取り付け可能です。フェルールの材質が異なるカニューラとパッチケーブルを組み合わせて接続した場合でも、信号損失が目立って大きくなることはありません。
セラミック製スリーブは耐久性に優れ、オートクレーブで簡単に洗浄できます。リン青銅製スリーブは不透明で、若干の可鍛性があります。セラミック製スリーブに比べると、光が周囲に漏れにくく、またその接続はより小さな力で外れます。リン青銅製スリーブの接続をより確実にするために、圧着することもできます。セラミック製スリーブは単品または5個入りパック、リン青銅製スリーブは5個入りパックでご用意しています。
*ST®はLucent Technologies社の登録商標です。
Item # Prefix | Compatible Ferrule Size | Insertion Loss | Length | Weight | Disconnect Force | Comparison Graphs | Material |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ADAL1 | 1.25 mm Outer Diameter | < 0.5 dB Typical (SM)a < 1.0 dB Typical (MM)b | 6.8 mm | 0.05 g | 4.23 N (0.95 lbf) Typicalc | Ceramic (Zirconia) | |
ADAL4 | 0.06 g | 3.15 N (0.71 lbf) Typicalc | Phosphor Bronze | ||||
ADAF1 | 2.5 mm Outer Diameter | < 0.2 dB Typical (SM)d < 1.0 dB Typical (MM)e | 11.4 mm | 0.18 g | 25.83 N (5.81 lbf) Typicalf | Ceramic (Zirconia) | |
ADAF4 | 0.26 g | 23.53 N (5.29 lbf) Typicalf | Phosphor Bronze |