プレミアムバンドパスフィルター

- ≥85% Transmission at Design Wavelength (300 nm Filter: ≥50% Transmission)
- Pass Regions Between 4 nm and 40 nm FWHM
- Ø12.5 mm and Ø25 mm Mounted Filters
FBH520-40
(Ø25 mm)
FLH05532-4
(Ø12.5 mm)
FBH300-10
(Ø25 mm)
FLH633-5
(Ø25 mm)
Arrow Points in the Direction of Transmission

Please Wait
General Specifications | |
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Out of Band Optical Density | ODavg ≥ 4 (300, 343, & 351 nm CWLs) ODabs > 5 (CWLs ≥ 355 nm) |
Angle of Incidence | 0° |
Housing Diameter | 12.5 mm or 25 mm |
Clear Aperture | Ø10.0 mm for Ø12.5 mm Ø21.1 mm for Ø25 mm |
Mounted Thickness | 3.5 mm |
Surface Quality | 60-40 Scratch-Dig |
Coating | Hard Coated |
Operating Temperature | -40 to 90 °Ca |
Edge Treatment | Mounted in Black Anodized Aluminum Ring |
Edge Markingsb | Item # |
Substrate | UV Fused Silicac |
Damage Thresholdd | Item # FLH1064-10: Pulsed, 2 J/cm2 (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø1.020 mm) |
特長
- 阻止域での優れた減衰特性(ODavg ≥ 4またはODabs > 5)
- 外径: 12.5 mmおよび25 mmでご用意
- 透過方向は側面に刻印
- 透過方向により影響を受けるのは後方散乱と反射のみで、フィルタの性能には影響しません。
- 中心波長:300 nm~1600 nm
- バンドパスフィルターキットもご用意(下記参照)
- バンドパスフィルタのサイズは特注も可能。詳細は当社までお問い合わせください。
当社のプレミアムバンドパスフィルタは、主にYb:YAGレーザ、Nd:YLFレーザ、Nd:YAGレーザ、HeNeレーザ、アルゴンレーザ、半導体レーザとのアイソレーションを改善するとともに、遮断波長域での優れた透過阻止特性(ODavg ≥4)と、設計波長における透過率≥85%(300 nmフィルタのみ透過率≥50%)を実現するように設計されています。これらのフィルタの透過帯域では、選択された中心波長に応じて4~40 nmのFWHMと、傾斜の急峻なカットオン/カットオフ特性が得られます。
当社のプレミアムバンドパスフィルタには、外径が12.5 mmと25 mmの製品がございます。フィルタの厚さは3.5 mmであるため、外径Ø25 mmのフィルタは蛍光イメージング用吸収フィルタの代替品としても使用できます。
こちらのバンドパスフィルタは、UV溶融石英(UVFS)基板上にハードコートされた耐久性の高い誘電体コーティングを特長としています。薄膜層の構造は基本的に1/4波長層を利用したものであり、干渉効果によりスペクトル帯を分離します。このコーティングは当社の標準のバンドパスフィルタよりも高密度のため、1枚の基板上に構築することができ、従って安定した耐久性の高いフィルタを実現できます。このフィルタに施されているコーティングは、高品質な光学素子を使用する際に必要とされる、通常のクリーニングや取扱いに耐えられます。
各フィルタは黒色アルマイト加工されたアルミニウム製リングに取付けられており、そのリングには設計上の伝播方向を示す矢印が刻印されています。リングが付いていることで取扱いがしやすく、また散乱も制限されるため透過阻止性能(OD値)も向上します。こちらのフィルタは、当社のフィルターマウントやフィルターホイールに取り付けることができます。マウントには取付け用のネジ加工などはされていないため、当社の内ネジ付きレンズチューブに取り付ける際は固定リングが必要になります。なお、マウントからフィルタを取り外すとフィルタに損傷を与える危険性が非常に高くなるため、取り外しはお勧めいたしません。
Additional Bandpass Filters | |||||
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UV/Visible Bandpass Filters 340 - 694.3 nm CWLs | NIR Bandpass Filters 700 - 1650 nm CWLs | MIR Bandpass Filters 1750 - 12000 nm CWLs | Premium Bandpass Filters 300 - 1600 nm CWLs | Bandpass Filter Kits | |
当社では、中心波長やFWHMの異なるカスタムバンドパスフィルタもご提供しています。お見積に関しては当社までお問い合わせください。 |
Damage Threshold Specifications | |
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Item # | Damage Threshold |
FLH1064-10 | Pulsed: 2 J/cm2 (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø1.020 mm) |
プレミアムバンドパスフィルタの損傷閾値データ
右の仕様は当社のプレミアムバンドパスフィルタ(FLH1064-10)の測定値です。
レーザによる損傷閾値について
このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。
テスト方法
当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。
初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。

Example Test Data | |||
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Fluence | # of Tested Locations | Locations with Damage | Locations Without Damage |
1.50 J/cm2 | 10 | 0 | 10 |
1.75 J/cm2 | 10 | 0 | 10 |
2.00 J/cm2 | 10 | 0 | 10 |
2.25 J/cm2 | 10 | 1 | 9 |
3.00 J/cm2 | 10 | 1 | 9 |
5.00 J/cm2 | 10 | 9 | 1 |
試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。
CWレーザと長パルスレーザ
光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。
パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。
線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。
ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。
- レーザの波長
- ビーム径(1/e2)
- ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
- レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。
ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。
次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。
この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。
当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。
パルスレーザ
先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。
パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。
Pulse Duration | t < 10-9 s | 10-9 < t < 10-7 s | 10-7 < t < 10-4 s | t > 10-4 s |
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Damage Mechanism | Avalanche Ionization | Dielectric Breakdown | Dielectric Breakdown or Thermal | Thermal |
Relevant Damage Specification | N/A | Pulsed | Pulsed and CW | CW |
お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。
エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。
- レーザの波長
- ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
- レーザのパルス幅
- パルスの繰返周波数(prf)
- 実際に使用するビーム径(1/e2 )
- ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。
次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。
波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。
ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。
次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。
お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。
当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。
[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).
レーザーシステムが光学素子に損傷を引き起こすかどうか判断するプロセスを説明するために、レーザによって引き起こされる損傷閾値(LIDT)の計算例をいくつかご紹介します。同様の計算を実行したい場合には、右のボタンをクリックしてください。計算ができるスプレッドシートをダウンロードいただけます。ご使用の際には光学素子のLIDTの値と、レーザーシステムの関連パラメータを緑の枠内に入力してください。スプレッドシートでCWならびにパルスの線形パワー密度、ならびにパルスのエネルギ密度を計算できます。これらの値はスケーリング則に基づいて、光学素子のLIDTの調整スケール値を計算するのに用いられます。計算式はガウシアンビームのプロファイルを想定しているため、ほかのビーム形状(均一ビームなど)には補正係数を導入する必要があります。 LIDTのスケーリング則は経験則に基づいていますので、確度は保証されません。なお、光学素子やコーティングに吸収があると、スペクトル領域によってLIDTが著しく低くなる場合があります。LIDTはパルス幅が1ナノ秒(ns)未満の超短パルスには有効ではありません。

ガウシアンビームの最大強度は均一ビームの約2倍です。
CWレーザの例
波長1319 nm、ビーム径(1/e2)10 mm、パワー0.5 Wのガウシアンビームを生成するCWレーザーシステム想定します。このビームの平均線形パワー密度は、全パワーをビーム径で単純に割ると0.5 W/cmとなります。
しかし、ガウシアンビームの最大パワー密度は均一ビームの約2倍です(右のグラフ参照)。従って、システムのより正確な最大線形パワー密度は1 W/cmとなります。
アクロマティック複レンズAC127-030-CのCW LIDTは、1550 nmでテストされて350 W/cmとされています。CWの損傷閾値は通常レーザ光源の波長に直接スケーリングするため、LIDTの調整値は以下のように求められます。
LIDTの調整値は350 W/cm x (1319 nm / 1550 nm) = 298 W/cmと得られ、計算したレーザーシステムのパワー密度よりも大幅に高いため、この複レンズをこの用途に使用しても安全です。
ナノ秒パルスレーザの例:パルス幅が異なる場合のスケーリング
出力が繰返し周波数10 Hz、波長355 nm、エネルギ1 J、パルス幅2 ns、ビーム径(1/e2)1.9 cmのガウシアンビームであるNd:YAGパルスレーザーシステムを想定します。各パルスの平均エネルギ密度は、パルスエネルギをビームの断面積で割って求めます。
上で説明したように、ガウシアンビームの最大エネルギ密度は平均エネルギ密度の約2倍です。よって、このビームの最大エネルギ密度は約0.7 J/cm2です。
このビームのエネルギ密度を、広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDT 1 J/cm2、そしてNd:YAGレーザーラインミラーNB1-K08のLIDT 3.5 J/cm2と比較します。LIDTの値は両方とも、波長355 nm、パルス幅10 ns、繰返し周波数10 Hzのレーザで計測しました。従って、より短いパルス幅に対する調整を行う必要があります。 1つ前のタブで説明したようにナノ秒パルスシステムのLIDTは、パルス幅の平方根にスケーリングします:
この調整係数により広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDTは0.45 J/cm2に、Nd:YAGレーザーラインミラーのLIDTは1.6 J/cm2になり、これらをビームの最大エネルギ密度0.7 J/cm2と比較します。広帯域ミラーはレーザによって損傷を受ける可能性があり、より特化されたレーザーラインミラーがこのシステムには適していることが分かります。
ナノ秒パルスレーザの例:波長が異なる場合のスケーリング
波長1064 nm、繰返し周波数2.5 Hz、パルスエネルギ100 mJ、パルス幅10 ns、ビーム径(1/e2)16 mmのレーザ光を、NDフィルタで減衰させるようなパルスレーザーシステムを想定します。これらの数値からガウシアン出力における最大エネルギ密度は0.1 J/cm2になります。Ø25 mm、OD 1.0の反射型NDフィルタ NDUV10Aの損傷閾値は355 nm、10 nsのパルスにおいて0.05 J/cm2で、同様の吸収型フィルタ NE10Aの損傷閾値は532 nm、10 nsのパルスにおいて10 J/cm2です。1つ前のタブで説明したように光学素子のLIDTは、ナノ秒パルス領域では波長の平方根にスケーリングします。
スケーリングによりLIDTの調整値は反射型フィルタでは0.08 J/cm2、吸収型フィルタでは14 J/cm2となります。このケースでは吸収型フィルタが光学損傷を防ぐには適した選択肢となります。
マイクロ秒パルスレーザの例
パルス幅1 µs、パルスエネルギ150 µJ、繰返し周波数50 kHzで、結果的にデューティーサイクルが5%になるレーザーシステムについて考えてみます。このシステムはCWとパルスレーザの間の領域にあり、どちらのメカニズムでも光学素子に損傷を招く可能性があります。レーザーシステムの安全な動作のためにはCWとパルス両方のLIDTをレーザーシステムの特性と比較する必要があります。
この比較的長いパルス幅のレーザが、波長980 nm、ビーム径(1/e2)12.7 mmのガウシアンビームであった場合、線形パワー密度は5.9 W/cm、1パルスのエネルギ密度は1.2 x 10-4 J/cm2となります。これをポリマーゼロオーダ1/4波長板WPQ10E-980のLIDTと比較してみます。CW放射に対するLIDTは810 nmで5 W/cm、10 nsパルスのLIDTは810 nmで5 J/cm2です。前述同様、光学素子のCW LIDTはレーザ波長と線形にスケーリングするので、CWの調整値は980 nmで6 W/cmとなります。一方でパルスのLIDTはレーザ波長の平方根とパルス幅の平方根にスケーリングしますので、1 µsパルスの980 nmでの調整値は55 J/cm2です。光学素子のパルスのLIDTはパルスレーザのエネルギ密度よりはるかに大きいので、個々のパルスが波長板を損傷することはありません。しかしレーザの平均線形パワー密度が大きいため、高出力CWビームのように光学素子に熱的損傷を引き起こす可能性があります。
バンドパスフィルタの構造

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この図に示されている層の数は実際のバンドパスフィルタにおける層の数を表すものではありません。また図の縮尺率も実物と整合してはいません。
バンドパスフィルタは基板の表面に物質の層を重ねて作製されます。当社のバンドパスフィルタは、誘電体多層膜と誘電体スペーサ層とが交互に重ねられ、薄いフィルタ膜の積層構造になっています。各誘電体多層膜は、低屈折率と高屈折率の誘電体が交互に重なった多数の層で構成されています。誘電体多層膜内の各層の厚さはλ/4で、λはバンドパスフィルタの中心波長(すなわち、フィルタを透過する波長の中で最も高い透過率を示す波長)です。スペーサ層はそれらの誘電体多層膜の間に配置されます。その厚さは(nλ)/2で、nは整数です。誘電体多層膜に挟まれたスペーサ層によりファブリペロー共振器が形成されます。フィルタは保護と扱いやすさのために、刻印付きの金属製リング内に取り付けられています。
フィルタ動作の概要
ファブリペロー共振器は、そこで強め合うように干渉する中心波長とその両側の狭い波長域の光を効率的に伝搬させ、その一方で弱め合うように干渉する透過帯域外の光の伝搬を阻止します。しかし中心波長の両側で阻止できる波長域は広くありません。 フィルタの阻止波長域を広げるために、基板に広い阻止波長域を有する材料を使用するか、または広い阻止波長域を有する材料でコーティングされたスペーサ層を使用します。このような材料は帯域外の入射光を効率的に遮断しますが、透過帯域内の透過量も低減させます。
フィルタの透過方向
フィルタの縁に刻印されている矢印は、推奨する光の透過方向を示しています。コーティング面を光源側に向けると、不要な散乱光と光源に戻る反射光を低減できます。しかし、フィルタを反対の向きで使用しても、フィルタの性能に著しい影響はありません。左下のグラフは、フィルタに低強度の広帯域光を入射し、測定された透過率を波長の関数としてプロットしたものです。このプロット図により、フィルタの透過方向は透過する光の強度やスペクトルにあまり影響しないことが分かります。前向きと後向きでの透過率曲線の小さな差は、フィルタを取り外してひっくり返し、そして再び冶具に取り付ける際に生じた入射角のわずかな変化による可能性があります。
フィルタは、フィルタ表面にコリメート光を垂直に入射して使用するように作られています。非コリメート光や表面に垂直に入射されていない光では、中心波長(透過率がピークとなる波長)が短波長方向にシフトし、透過波長域(透過帯域)の形状が変化します。入射角度を僅かに変化させることは、透過帯域を狭い範囲で僅かに調整する方法として有効です。入射角度を大きく変化させると中心波長も大きく移動しますが、透過帯域の形状を著しく歪ませ、さらに重要なことですが透過帯域の透過率を大きく低下させる原因になります(右下のグラフ参照)。

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このグラフはプレミアムバンドパスフィルタFBH800-10およびFBH800-40を前向きと後向きで使用したときの透過率を示しています。

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このグラフはプレミアムバンドパスフィルタFBH800-10の様々な入射角に対する透過率を示しています。
Posted Comments: | |
David Fairbank
 (posted 2022-04-05 11:50:23.26) I'm wondering if you could provide information on whether the CWL can be angle tuned for the FBH series (as is typical for dielectric coated bandpass filters). I assume there's no absorptive element in these? In my case I would be interested in whether the FBH1300-12 can be angle tuned to pass 1250nm and rough performance. cdolbashian
 (posted 2022-04-13 11:26:40.0) Thank you for reaching out to us David. I can't speak for certain if the FBH1300-12 will have 50nm shift at the max tilt angle, but I can confirm that these components are capable of angle tuning 10's of nm as a function of tilt angle with the dependence being stronger with larger center design-wavelength. I have reached out to you directly with some test data. Song Weihong
 (posted 2021-06-24 16:03:20.967) The mounted thickness of the FBH800-40 is 3.5mm, what's the thickness of the glass ? YLohia
 (posted 2021-06-28 10:58:49.0) Thank you for contacting Thorlabs. The unmounted thickness is 2.0 +/- 0.1 mm. Alex Zheng
 (posted 2021-06-10 12:42:36.663) Hello,
Do you have this filter transmittance and OD curve and txt data? YLohia
 (posted 2021-06-10 10:16:28.0) Hello, both Transmission and OD data for these filters can be accessed as an Excel file by clicking on the blue "info" icon next to the part number and clicking on the download links. Tanakrit Mamee
 (posted 2020-12-08 01:10:56.443) Could you please provide the cw damage threshold of the product? YLohia
 (posted 2020-12-08 02:30:30.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I have reached out to you directly to discuss your application. user
 (posted 2020-10-20 01:58:13.5) Could you please provide the transmission of FBH800-40 at AOI=45 degrees. YLohia
 (posted 2020-11-13 11:50:11.0) Thank you for contacting Thorlabs. I have reached out to you directly with this information. Chris Axline
 (posted 2020-09-14 17:13:38.977) For a hard-coated filter like FBH405-10, what is the typical filtering performance at a non-zero incidence angle? Any comments about the expected magnitude of shift of CWL or FWHM as a function of small incident angle errors would be helpful. Is the behavior similar to a simple few-layer interference filter? Thank you. asundararaj
 (posted 2020-09-17 01:09:10.0) Thank you for contacting Thorlabs. Small AOI errors in alignment should not have a large effect on either CWL or FWHM. I have contacted you directly via email to discuss this further. Diogo Rio Fernandes
 (posted 2020-08-17 20:26:21.07) Dear Madam or Sir,
My name is Diogo and I'm an optical systems engineer, but also an amateur astronomer. For my hobby, I'm very interested in your filter FBH850-40 for filtering light affected by atmospheric absorption lines (eg. H2O, O2). Could you please tell me the manufacturing tolerance for the center wavelength and FWHM?
Also, do you have available out of tolerance filters that you might sell for a reduced price?
Thank you in advance,
Diogo Rio Fernandes YLohia
 (posted 2020-08-18 09:18:16.0) Hello Diogo, thank you for contacting Thorlabs. The typical tolerance on the FWHM is around ±1 nm. Unfortunately, we do not have a tolerance on the CWL, but we do require that the part meet %T at the nominal CWL. So given the tolerance on the FWHM, that ensures that the 850 nm filter will pass 850 nm at the 90% transmission we specify, even if the passband is shifted slightly. In a sense, this acts like a tolerance, since given the shape of the passband, the nominal CWL cannot be missed by much. Dmitry Belyaev
 (posted 2020-07-30 04:11:56.633) Hello!
Can you plese consider production hard-coated bandpass filter Ø1" ,Center Wavelength=750 nm, Bandwidth (FWHM)= 40nm, Transmission > 90%
Number of filters-4 units.
What will be the cost?
What is the production time?
Yours sincerely, Dmitry Belyaev nbayconich
 (posted 2020-07-30 11:14:01.0) Thank you for your feedback. I will reach out to you directly to discuss our custom capabilities. Genaro Saavedra
 (posted 2019-11-08 13:53:22.34) We will be interested in a quotation for a filter with >90% transmission at central wavelength 565 nm and FWHM<=10 nm nbayconich
 (posted 2019-11-08 02:13:05.0) Thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly to discuss our custom capabilities. For future custom requests please contact Tech Support directly at techsupport@thorlabs.com or select the "Request Quote" option above. cpinyan
 (posted 2019-01-30 15:51:10.907) I would like one for 375nm
he other version has very low transmission YLohia
 (posted 2019-01-31 09:33:56.0) Hello, thank you for your feedback. We will post this on our internal product engineering forum for further consideration. awesley
 (posted 2018-08-06 03:40:47.033) I'm looking for a filter that can be used on an F/4 telescope and have good narrowband transmission at 1010nm. The 1030-10 filter might be suitable given the F/4 characteristic will move the CWL but I can also mount the filter at a small tilt if this is needed to maximise the throughput at 1010nm. I need to know some specifics abt the filter, ie refractive index etc to calculate this, can someone plz get in touch. Best regards. YLohia
 (posted 2018-08-06 04:37:22.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. The substrate for this filter is UV Fused Silica, which has an index of refraction of 1.4503 at 1010nm. dmitry.busko
 (posted 2018-07-06 13:50:01.51) Is it possible to produce bandpass filter for a deeper UV region with a reasonable transmission (70-100%) ?
We are interested in the band-pass for 300nm to clean-up the emission of 300nm LED (M300L4).
Thank you. YLohia
 (posted 2018-07-06 10:37:08.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly regarding the possibility of offering this. user
 (posted 2018-01-10 16:06:25.803) What's the expected lifetime of this type of filters? nbayconich
 (posted 2018-02-23 10:16:23.0) Thank you for contacting Thorlabs. We do not have an expected lifetime for these hard coated dielectric filters but we do offer a two year warranty for them. The performance should not deteriorate if used properly in standard laboratory conditions and not in a field environment where the optics could be exposed to harsh elements such as moisture, dramatic temperature change etc. I will reach out to you directly to discuss your application. user
 (posted 2017-10-31 23:20:47.223) I am looking for a filter which can block 795 nm and pass 780 nm wavelength. Is FBH780-10 will be useful for these purpose? Do these filters have any polarization dependency? If I send a s-polarized 780 nm beam and circular polarized 795 nm beam then is there any leakage of 795 nm beam? tfrisch
 (posted 2017-12-19 04:31:20.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. FBH780-10 is designed for normal incidence at which there is nothing to discern S from P polarization. Even at small angles, I would not expect a large dependence on polarization state. As for the wavelength performance, blocking regions for FBH780-10 are 200-752nm and 808-1200nm. Though nominally, 795nm is not within this blocking region many production lots still have quite high extinction of the wavelength (see the raw data of the OD plot). You may be able to angle tune the filter increase the extinction. Please reach out to me at TechSupport@Thorlabs.com to discuss this in greater detail. davidberryrieser
 (posted 2016-11-15 16:08:14.827) I would love to see one of the premium bandpass filters available for use at 671. The FWHM isn't that important.
Thanks, David tfrisch
 (posted 2016-11-18 09:21:08.0) Hello, thank you for contacting Thorlabs. I have reached out to you directly, but I also want to point out that FL670-10 is a soft-coat filter with the nearest CWL. ludoangot
 (posted 2016-07-28 13:00:07.24) I am looking for a bandpass filter with similar (impressive) specs as your premium line of BP filters but lower down in the UV. Since the substrate you use is fused silica, can you manufacture a BP filter with center wavelength at 385nm with 40nm BW? If this has to be custom made, how much would it cost? elkeneu
 (posted 2015-04-15 16:21:24.89) Suggestion for a bandpass filter: A new often used emitter system is the so called nitrogen vacancy center in diamond. It is now used in lots of sensing, labeling and imaging applications. It is very hard to find a bandpass filter to transmit its broadband fluorescence between 640 and 770 nm. such a filter would be highly useful in your premium filters line. besembeson
 (posted 2015-04-21 10:48:46.0) Response from Bweh at Thorlabs USA: Thanks for your interesting suggestion regarding such a filter. It would certainly be a good addition to this product line. Our Optics division will consider if we can develop such an optic. It will probably not be available short-term though. gedge
 (posted 2015-02-03 14:29:48.85) I am looking for a bandpass filter similar to this one, but with a center wavelength in the range of 767nm-770nm (we are performing atomic physics with Potassium). Is it very expensive to create a 'premium' version of one of your 770nm bandpass filters (FB770-10)?
Thanks for your time,
Graham Edge
Graduate Researcher
University of Toronto, Department of Physics besembeson
 (posted 2015-02-12 01:24:48.0) Response from Bweh at Thorlabs USA: We can provide custom versions of these premium bandpass filters. I will followup with you by email regarding the quoting possibility. ilovecrazydog
 (posted 2013-09-27 08:51:16.023) How much damage threshold can be expected for premium bandpass filter? tcohen
 (posted 2013-10-03 12:37:00.0) Response from Tim at Thorlabs: These will have a higher LIDT threshold over our standard immersed dielectric bandpass filters but we do not yet have an experimental data set. As it will vary with the light source and the amount in the pass/rejection band as well as the general operating beam parameters (frequency, pulse duration) we would like to discuss your beam parameters. I see that you haven’t left us any contact information, so please contact us at techsupport@thorlabs.com so we can discuss this in more detail. |


プレミアムバンドパスフィルタのラインナップにはØ12.5 mmの製品もご用意しております。下表では緑色にハイライトされた欄です。それ以外のフィルタはØ25.0 mmの製品となります。

プレミアムバンドパスフィルタのラインナップにはØ12.5 mmの製品もご用意しております。下表では緑色にハイライトされた欄です。それ以外のフィルタはØ25.0 mmの製品となります。

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プレミアムバンドパスフィルタのラインナップにはØ12.5 mmの製品もご用意しております。下表では緑色にハイライトされた欄です。それ以外のフィルタはØ25.0 mmの製品となります。

当社の可視域(VIS)バンドパスフィルターキットは、可視の特定波長域の光を透過して不要な光を遮断するバンドパスフィルタを、10枚セットにした製品です。各フィルタはØ25.0 mmの黒色アルマイト加工されたアルミニウム製リング(ネジ切り無し)に取り付けられているため、固定リングを用いて当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブやフィルターマウントに取り付けることができます。このフィルターキットは、保管や持ち運びに便利なプラスチック製のケースに収納されています。

当社の赤外域(IR)バンドパスフィルターキットは、IRの特定波長域の光を透過して不要な光を遮断するバンドパスフィルタを、10枚セットにした製品です。各フィルタはØ25.0 mmの黒色アルマイト加工されたアルミニウム製リング(ネジ切り無し)に取り付けられているため、固定リングを用いて当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブやフィルターマウントに取り付けることができます。このフィルターキットは、保管や持ち運びに便利なプラスチック製のケースに収納されています。