ネジ付きステンレススチール製ガスセル
- 100 mm Long Empty Stainless Steel Cell for Spectroscopy
- End Caps (Sold Separately) Allow Use of Interchangeable Ø1/2" Windows
- Stainless Steel Construction Provides Increased Heating Uniformity Relative to Glass Cells
TMC510A
Threaded Stainless Steel Cell, One Fill Tube
TMC510C
Threaded Stainless Steel Cell, Two Fill Tubes
GC05
End Cap for Threaded Stainless Steel Cells, Two O-Rings Included
The TMC510A cell mounts firmly in a VBC2 band clamp.
GC05V
Viton® O-Ring
(Pack of 10)
Please Wait
ネジ付きステンレススチール製セル、ウィンドウ、Viton®* Oリング、およびエンドキャップの外観
Click to Enlarge
セルTMC510Cの2本の充填用チューブは、フランジKF25を接続できるように間隔をあけて配置されています。
特長
- 分光用に使用可能な長さ100 mmのステンレススチール製セル
- ガラスセルに比べて熱伝導率が高いため、均一な加熱が可能
- 充填用にチューブが1本のタイプと、フロー用にチューブが2本のタイプをご用意
- 両端のGL-16ネジにより、Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)のフラットウィンドウまたはウェッジウィンドウの取付けや交換が可能
こちらのステンレススチール製セルの両端にはGL-16外ネジが付いており、Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)のフラットウィンドウまたはウェッジウィンドウ(厚さ3 mm)を、別売りのネジ付きエンドキャップGC05を用いて固定できます(右の写真参照)。ウィンドウを取り付け、原子または分子化合物の気体をセルに充填することで、分光分析を行うことができます。お手持ちの分光用光源とウィンドウ材料の透過特性を適切に整合させることが可能です。金属製のセルはガラスセルよりも熱伝導率が高いため、試料をより均一に加熱できます。当社では、様々な分光用にご利用いただけるネジ付きガラスセルをはじめとするセルを多数ご用意しております(下の表参照)。
ネジ付きステンレススチール製ガスセルは、充填チューブが1本付いたタイプと2本付いたタイプからお選びいただけます。充填チューブが1本のセルは封止して使用するときに、2本付いたセルは定常的にガスをフローさせるときに便利です。充填チューブの外径は6.35 mmで、当社のKFフランジ付きアダプタのKF16C025やKF25C025のフレアレス管継手に対応しています。 セルTMC510Cの2本の充填チューブは、フランジKF25を各チューブに支障なく取り付けられるように、十分な間隔がとられています(右の写真参照)。 エンドキャップGC05にはSM05内ネジが付いており、Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)レンズチューブやSM05ネジ付きアライメント用ツールなどを取り付けられます。キャップGC05とOリングGC05Vを用いて取り付けられた光学素子の有効径はØ9.1 mmに制限されます。
金属製のガスセルはSUS316Lステンレススチール製で、これは腐食性化学物質に耐性を有する頑丈な材料です。このページに記載されているすべてのガスセルは、適切に組み立てれば
これらのセルは、一般に吸収分光法で使用されます。吸収分光法の概要は「用途」タブをご覧ください。当社ではガス吸収分光法用として、小型マルチパスセルやヘリオット型マルチパスセルもご用意しています。
取付けオプション
ネジ付きステンレススチール製セルの外径は、当社のSM05レンズチューブの外径と等しいため、レンズチューブ用の取付け器具を使用することが可能です。セルTMC510Aは、エンドキャップを取り外すと、ポストに取り付けられたスリップリングSM05RCに挿入することができます。レンズチューブ用クランプSM05TCを使用すると、エンドキャップを外さずにセルTMC510AやTMC510Cを取り付けることができます。ケージシステムに取り付ける場合は、TMC510AをまずアダプタSM1A60に固定し、その状態でSM1内ネジの付いた30 mmまたは60 mmケージプレートに取り付けます。セルは当社の標準のV字型、キネマティックV字型、Ø38 mm(Ø1.5インチ)ポスト用V字型の各クランプマウントにも取り付け可能です。セルの外径がマウントに対応することをご確認ください。 バンドクランプVBC1/MやVBC2/Mも、ステンレススチール製セルの取付けにご利用いただけます(ページ最上部の写真参照)。
*Viton®はDuPont社の登録商標です。
吸収分光法
ガスセル内の参照用物質は、それぞれを特徴づける固有の吸収スペクトルを有します。下図に示す線形吸収法による測定によって、参照用セル内の物質を特定することができます。対象とする波長域を波長可変レーザで走査し、フォトディテクタで光の吸収を検出すると、セル内の気体の特徴を示す一連のピークを記録することができます。
KFフランジを用いた真空封止の方法
当社のガスセルへのガスの流出入は、KF16フランジやKF25フランジの付いたコンポーネント、および関連するアクセサリと組みあわせて使用することで、制御することができます。Ø6.35 mmの充填用チューブが1本または2本付いているガスセルは、フランジ-フレアレス管継手用アダプタKF16C025またはKF25C025に挿入できます。
以下では、ガスセルをKF16またはKF25フランジの付いた真空システムに取り付ける方法をご紹介します。
- ガスセルの充填用チューブの径に対応したKF16またはKF25フランジ-フレアレス管継手用アダプタを選びます。
- 洗浄された点検済みのセンタリングOリングKF16CR-FまたはKF25CR-Fに真空用グリースを塗布し、ベースのポストまたはパイプの上に置きます。
- センタリングOリングの上にフランジ-フレアレス管継手用アダプタを置き、ウィングナットクランプKF16WNCまたはKF25WNCで固定します。
- フランジ-フレアレス管継手用アダプタのローレット加工された固定ノブを緩め、ノブ、Oリング、およびシールリングを外して結合面を点検します。また付属のOリングに真空用グリースを塗布します。こうすることで、ガスセルの充填用チューブがシステムに挿入されたときに、真空封止が可能になります。
- ガスセルの充填用チューブの開口端を、まずローレット加工された固定用ノブの上側(Thorlabsの刻印側)から挿入し、次にシールリング(Oリング用のザグリがアダプタ本体方向に向くように)、およびフランジ-フレアレス管継手用アダプタのOリング(この順番で)に挿入します。
- 続いてフランジアダプタ本体に挿入し、Oリング、シールリング、固定ノブをアダプタ本体まで移動させます。最後に、固定ノブを手で締め付けます。
組立てられた状態のフランジ-フレアレス管継手用アダプタに、ガス管を直接挿入することはお勧めしません。鋭端部でOリングを傷つけ、真空封止ができない場合があります。
Posted Comments: | |
No Comments Posted |
- ガス封止用の充填チューブが1本のセルと、ガスフロー用の充填チューブが2本のセルをご用意
- 均一な加熱が可能なステンレススチール製
- 本体外径Ø17.8 mm、両端にGL-16外ネジ付き
このØ17.8 mmのステンレススチール製セルの両端にはネジが付いており、ウィンドウは付いておりません。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂製のエンドキャップ(下記にて別売り)を2つ使用することで、両端にお手持ちのØ12.7 mm(Ø1/2インチ)のフラットウィンドウまたはウェッジウィンドウ(共に厚さ3 mm)を取り付けることができます。
- GL-16ネジ付きキャップとX断面型Oリング
- お手持ちのØ12.7 mm(Ø1/2インチ)フラットウィンドウ(厚さ3 mm)の取付けが可能
- 交換用のOリングもご用意
当社のØ17.8 mmステンレススチール製セルの両端にはネジが付いており、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂製エンドキャップGC05を2つ使用して、両端にØ12.7 mm(Ø1/2インチ)フラットウィンドウ(厚さ3 mm)を取り付けることができます。各キャップの上部には、Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)レンズチューブやSM05ネジ付きアライメントターゲットに対応するSM05内ネジが付いています。また、各キャップには断面がX字型のViton®Oリング(ダッシュ番号:012*)が2つ付属します。これは追加購入することも可能です(10個セット、型番GC05V)。 Viton Oリング付きエンドキャップGC05を真空ベークアウトするときは、温度が200 °Cを超えないようにしてください。
*SAE規格のAS568(Oリングの寸法に関する航空宇宙規格)で規定されているダッシュ番号