レバー作動アイリス、SMネジ付き


  • Compatible with Our Lens Tubes
  • Standard Lever Activation
  • Zero-Aperture and Stainless Steel Models Available

SM1D25

Internally
SM1-Threaded Iris

SM2D25

SM2-Threaded Iris

SM1D12SS

SM1-Threaded
Stainless Steel Iris

SM1D12

SM1-Threaded Iris

SM1L03

Lens Tube

SM1RC

Lens Tube
Slip Ring

Application Idea

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特長

  • レバー作動設計
  • アイリスSM1D12SS:高出力用ステンレス製絞り羽根
  • アイリスSM1D12SZ:閉じているとき、すべての光を遮断するゼロ開口タイプ

レバー作動アイリスは、レンズチューブに対応するネジ付きで、当社のレンズチューブシステムやSMネジ付きマウントおよびケージシステムにご使用いただけます。

また、当社ではポスト取付可能アイリスSMネジ付きリング作動アイリスマウント用取付穴無しアイリスケージシステム用アイリススリットステンレススチール製タングステン製および金メッキ銅ホイル のマウント済みピンホールもご用意しています。

Item #SM05D5SM1D12SM1D25SM1D12SSSM1D12SZSM2D25SM3D50
TypeLever ActuatedLever ActuatedLever ActuatedLever Actuated,
Stainless Steel
Lever Actuated,
Zero Aperture
Lever ActuatedLever Actuated
Thread StandardSM05 (0.535"-40)SM1 (1.035"-40)SM1 (1.035"-40)SM1 (1.035"-40)SM1 (1.035"-40)SM2 (2.035"-40)SM3 (3.035"-40)
Aperture (Min)Ø0.6 mmØ1.0 mmØ1.4 mmØ1.0 mmØ0.0 mmØ1.4 mmØ2.5 mm
Aperture (Max)Ø5.0 mmØ12.0 mmØ25.0 mmØ12.0 mmØ12.0 mmØ25.0 mmØ50.0 mm

ネジ仕様

下記はネジの概要についての説明です。仕様や寸法の詳細については、市販のMachinery's Handbook等をご参照ください。

ネジ山の名称
ネジ山は頂点(crest)、斜面(flank)、谷(root)の3つが繰り返されることで構成されています(右図参照)。特殊な場合を除き、ネジ山は、頂点または谷の中心に垂直な線を描いたとき、両側が対称的で、同じ角度で傾斜しています。隣り合うネジ山の間の距離はネジピッチと呼ばれます。フランク角とは、ネジ軸に対して垂直な線と斜面がなす角度と定義します。別途特記のない限り、ネジ山の斜面角度は30°なので、斜面と斜面の間の角度は合計で60°となります。それぞれの名称は右の図で示されています。

ネジの外径はネジ山の頂点の径、内径はネジの谷の径となります。ほとんどのネジでは頂点や谷の先端が鋭点ではないため、外径や内径の定義には頂点や谷を丸めた値が含まれています。ピッチ径は、外径と内径のおおよその中間値となります。 

Thread Form
Thread Formはネジの特長を定義しています。世界の多くで使用されているのはISOミリネジで、国際単位系で測定されています。またアメリカではインチ単位で測定されたユニファイネジが一般的です。ユニファイネジには様々な形状がありますが、UN規格は谷の輪郭が平ら、UNR規格では丸くなります。UNやUNRに文字を追加することによりネジ山の形状が詳細に説明されます。例えば谷の輪郭が平ら(UN規格)で極細目(extremely fine)のネジはUNEFネジとなります。またユニファイネジ規格で特殊なネジはUNSネジとなります。 

Thread Series
ほとんどのネジはThread Seriesで識別されます。Thread Seriesは外径とネジ山の密度で示されます。ネジ山の密度はミリネジではネジピッチ、ユニファイネジではThreads per Inch(TPI)で規定されています。ユニファイネジの場合、1/4"-20キャップスクリュのバレルは直径が1/4インチ、ピッチは20 TPIと表されます。ミリ規格のM4 x 0.7キャップスクリュのバレルは直径が4 mm、ピッチが0.7 mmです。M4 x 0.7はよくM4に省略されています。 

Unified Thread Class Tolerancing
LocationLooseOptimalStrict
Internal1B2B3B
External1A2A3A
Metric Thread Tolerance Positions
LocationLooseOptimalStrict
Internal-GH
Externale or fgh
Metric Thread Tolerance Grades
DimensionLocationTolerance Gradesa
Minor DiameterInternal4, 5, 6, 7, 8
Major DiameterExternal4, 6, 8
Pitch DiameterInternal4, 5, 6, 7, 8
External3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
  • 公差等級が上がると公差が大きくなります。通常の長さのはめあいでは下線が引いてある等級が使用されます。

Thread Class
ネジ山の公差と許容差は、ネジのクラス(thread class)によって示されます。ユニファイネジは英数字で識別されます。数字は1から3まであり、大きいほど公差が厳しくなります。また、Aは外ネジ、Bは内ネジを示しています。

ミリネジは、数字の3から9までの公差等級と、eからhまでの公差位置で公差が決まります。等級がそのまま公差の度合を示しており、数字が小さいほど公差が厳しくなります。位置はピッチ径からの公差の距離を示しています。またアルファベットの大文字は内ネジ、小文字は外ネジです。 

Machinery's Handbook, 29th Edition, p. 1885より(和訳):「公差域クラスは、最初にピッチ径の等級と位置が記述され、次に外ネジの場合は外径のの等級と位置、内ネジの場合は内径の等級と位置が記述されます。よって外ネジの場合は4g6g、内ネジの場合5H6Hというような表記となります。2つの等級と位置が同じの場合は、繰り返す必要がないため、4g4gの場合は4g、5H5Hの場合は5Hとなります。」

当社のSMシリーズ規格
SMシリーズ規格は、当社のレンズチューブやケージシステム部品に使用されています。下表はご用途に合ったコンポーネントを機械加工する際にご参照ください。多くのSMシリーズネジ規格は特殊ネジ(UNSネジ)で、側面角度は30°、ネジクラスは2A および2Bになっております。ただしSM30シリーズネジはミリネジで、側面角度は30°、公差は6H/6gです。当社ではCマウントやRMSネジ付きの製品もご用意しております。ネジ規格は下記をご覧ください。なお、他社製品は公差が下記ネジと異なる場合がありますのでご注意ください。こちらに掲載されていないネジの規格については当社までお問い合わせください。 

SM05 Threading: Ø1/2" Lens Tubes, 16 mm Cage Systems
External Thread, 0.535"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 0.535"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter0.5340"Min Major Diameter0.5350"
Min Major Diameter0.5289"Min Pitch Diameter0.5188"
Max Pitch Diameter0.5178"Max Pitch Diameter0.5230"
Min Pitch Diameter0.5146"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.508"
Max Minor Diameter0.5069"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.514"
RMS Threading: Objective, Scan, and Tube Lenses
External Thread, 0.800"-36.0 UNS-2AInternal Thread, 0.800"-36.0 UNS-2B
Max Major Diameter0.7989"Min Major Diameter0.8000"
Min Major Diameter0.7934"Min Pitch Diameter0.7820"
Max Pitch Diameter0.7809"Max Pitch Diameter0.7866"
Min Pitch Diameter0.7774"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.770"
Max Minor Diameter0.7688"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.777"
C-Mount Threading: Machine Vision Lenses, CCD/CMOS Cameras
External Thread, 1.000"-32.0 UN-2AInternal Thread, 1.000"-32.0 UN-2B
Max Major Diameter0.9989"Min Major Diameter1.0000"
Min Major Diameter0.9929"Min Pitch Diameter0.9797"
Max Pitch Diameter0.9786"Max Pitch Diameter0.9846"
Min Pitch Diameter0.9748"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.966"
Max Minor Diameter0.9651"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.974"
SM1 Threading: Ø1" Lens Tubes, 30 mm Cage Systems
External Thread, 1.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 1.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter1.0339"Min Major Diameter1.0350"
Min Major Diameter1.0288"Min Pitch Diameter1.0188"
Max Pitch Diameter1.0177"Max Pitch Diameter1.0234"
Min Pitch Diameter1.0142"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)1.008"
Max Minor Diameter1.0068"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)1.014"
SM30 Threading: Ø30 mm Lens Tubes
External Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6gInternal Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g
Max Major Diameter30.480 mmMin Major Diameter30.500 mm
Min Major Diameter30.371 mmMin Pitch Diameter30.175 mm
Max Pitch Diameter30.155 mmMax Pitch Diameter30.302 mm
Min Pitch Diameter30.059 mmMin Minor Diameter (and 83.3% of Thread)29.959 mm
Max Minor Diameter29.938 mmMax Minor Diameter (and 64.9% of Thread)30.094 mm
SM1.5 Threading: Ø1.5" Lens Tubes
External Thread, 1.535"-40 UNS-2AInternal Thread, 1.535"-40 UNS-2B
Max Major Diameter1.5339"Min Major Diameter1.535"
Min Major Diameter1.5288"Min Pitch Diameter1.5188"
Max Pitch Diameter1.5177"Max Pitch Diameter1.5236"
Min Pitch Diameter1.5140"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)1.508"
Max Minor Diameter1.5068"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)1.514"
SM2 Threading: Ø2" Lens Tubes, 60 mm Cage Systems
External Thread, 2.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 2.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter2.0338"Min Major Diameter2.0350"
Min Major Diameter2.0287"Min Pitch Diameter2.0188"
Max Pitch Diameter2.0176"Max Pitch Diameter2.0239"
Min Pitch Diameter2.0137"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)2.008"
Max Minor Diameter2.0067"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)2.014"
SM3 Threading: Ø3" Lens Tubes
External Thread, 3.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 3.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter3.0337"Min Major Diameter3.0350"
Min Major Diameter3.0286"Min Pitch Diameter3.0188"
Max Pitch Diameter3.0175"Max Pitch Diameter3.0242"
Min Pitch Diameter3.0133"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)3.008"
Max Minor Diameter3.0066"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)3.014"
SM4 Threading: Ø4" Lens Tubes
External Thread, 4.035"-40 UNS-2AInternal Thread, 4.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter4.0337"Min Major Diameter4.0350"
Min Major Diameter4.0286"Min Pitch Diameter4.0188"
Max Pitch Diameter4.0175"Max Pitch Diameter4.0245"
Min Pitch Diameter4.0131"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)4.008"
Max Minor Diameter4.0066"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)4.014"

レーザービームをアライメントする方法

レーザを光学系に取り付ける場合、まず行うべきは、所望の光路設定をするためビームの水平度と方向を調整することです。このようにして設定されると、ビームをうまく迂回させてシステム内の光学素子を透過するように誘導できるだけでなく、システムのアライメントを調整することによって得られる結果が予測しやすくなり、再現性が高くなります。下記のセクションではそれぞれの方法について説明しています。

実験および機器についての「Insights-ヒント集」はこちらからご覧いただけます。

 

レーザービームのポインティング角度を水平にアライメントする方法

動画の説明: 初めに、レーザーパッケージPL202から出力されるコリメート光を、テーブルに水平、かつ、タップ穴の列に沿うようにアライメントします。次に、キネマティックマウントKM100内の2つのミラーを使用して、2つのアイリスID25によって規定された別の光路にビームを誘導します。観察用のスクリーンとして2つ目のアイリスの後ろに置かれたルーラBHM1上にビームスポットが現れ、また、2つのアイリスの開口部周りに均等にボヤっとした光が当たっている状態になればビームがアライメントされている状態とみなせます。

0:00 - はじめに
1:25 - レーザービームのポインティング角度を水平にし、アライメントする方法
4:09 - ビームを迂回させて任意の光路にアライメントする方法
Using a ruler to align a beam with respect to a row of tapped holes in an optical table.
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図2: ビームは、光学テーブルのタップ穴のラインに対して平行になるようアライメントすることができます。キネマティックマウントのヨー調整でビーム角度を調整し、ルーラをタップ穴のラインに沿ってスライドさせるときに、ビームの照射位置が横方向で動かないようにします。
Leveling a laser beam with respect to an optical table.
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図1: :ビーム方向を光学テーブルの表面に対して水平にするには、レーザ用キネマティックマウントのピッチ調整を使用します(図2)。ビームがテーブル表面に対して平行になっている状態は、ビーム高がレーザ前面に近い位置(左)と遠い位置(右)でパワー測定値が同じであることを確認することで行います。

キネマティックマウントのピッチ(チップ)とヨー(ティルト)を調整することで、レーザ角度の微細な補正を行うことができます。この角度調整は、コリメート光を光学テーブル表面などの基準面に対して、あるいはテーブルのタップ穴のラインに沿ってなど基準面内の特定の方向に対してアライメントするときなどで行います。

マウントのアジャスタを使用する前に
まず、キネマティックマウントの各アジャスタを回して移動範囲の中央に移動させます。これにより調整範囲が足りなくなるリスクが少なくなります。また調整範囲の真ん中にアジャスタがあると、マウントのポインティング安定性が良くなります。

その後、レーザを支えるポストやポストホルダなどのオプトメカニクス部品を調整することで、レーザの高さ、位置、向きの粗調整を行います。 調整後はすべてのロックネジが締め付けられていることを確認してください。

ビームをテーブル表面に対して平行にする場合
レーザ光のレベル調整のため、アライメントツールを用いて、マウントのピッチアジャスタによる微細な調整を繰り返す必要があります。

まず光源から近い位置と遠い位置のビームの高さを測定します(図1)。2つの間の距離が長ければ長いほど、確度は高くなります。2つの位置のビーム高が一致するまで、キネマティックマウントのピッチを繰り返し調整します。

ピッチ調整により光源の高さも変わります。動画の例では、光源に近いビーム高は当初82 mmでしたが、最初のピッチ調整で83 mmに上がっています。

ビームを水平に調整した後は、レーザを支えるオプトメカニクス部品を所望の高さに調整します。または2つのステアリングミラーをレーザの後ろに置き、違う方法でアライメントすることもできます(詳細については同セクション内に記載されています)。ステアリングミラーは特に装置自体の角度調整が難しいレーザ装置のビームの高さと方向の調整に有用です。

ビームをタップ穴列に沿った向きに調整
ビームをテーブルのタップ穴列に対して平行にアライメントする場合もアライメントツールとマウントのヨーアジャスタの反復調整が必要になります。

アライメントツールにより、タップ穴列を基準線として、レーザ出力方向を調整できます。ルーラの底辺の端をタップ穴列に合わせて配置します(図2)。

テーブル上の基準線に対するビームの角度ズレは、ルーラに照射されるレーザースポット位置とルーラの垂直基準線の差を見ることで確認できます。取付けブラケットBHMA1を使用して水平置き型のルーラを取り付けることができます。

動画では、ルーラをタップ穴列に並行に移動し、レーザ照射位置をルーラーの1 mm単位の目盛の端に一致させるようにアライメントします。ルーラを基準線の遠い方の位置に移動させると、ルーラのビーム位置も水平方向に移動します。ルーラを遠い方の位置に配置した後、ビーム端が1 mm単位の目盛に一致するまでマウントのヨーを調整します。その後ルーラを光源の近くに移動させ、ビームの位置調整の結果を見ます。このプロセスは必要に応じて反復で行われています。

 

ビームを迂回させて任意の光路に沿ってアライメントする方法

1つ目のステアリングミラーは、新しい光路上に配置された2つ目のミラーに向けてビームを反射します。2つ目のステアリングミラーは、新しい光路に沿うようにアライメントします。2つのステアリングミラーでレーザ光をアライメントする手順は、Walking the Beam(ビームの移動)として説明することがあり、その結果はFolded Beam Path(折りたたまれたビーム路)と呼ばれることがあります。上の動画の例では、ビームを新しい光路にアライメントするために2つのアイリスが使用されています。新しい光路は光学テーブル面に対して平行で、タップ穴列に沿っています。

Mirror tuning range limitations determine the minimum distance that should separated paired steering mirrors.
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図3: 1つ目のミラーから反射されたビームは、x軸ならびにy軸まわりに、それぞれθおよびψ回転すれば、2つ目のミラーに入射します。どちらの角度も2つ目のミラーの中心位置(座標x2、y2、z2 )に影響を及ぼします。1つ目のミラーのx軸周りの回転は、マウントのピッチ(チップ)アクチュエータの移動範囲によって制限されますが、その移動範囲は、2つ目のミラーの位置と高さも制限します。
To perform a beam walk, use the adjusters on the second mirror to adjust the beam position on the second iris.
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図5: 2つ目のキネマティックミラーマウントのアジャスタは、2つ目のアイリスにビームをアライメントするのに使用します。
To perform a beam walk, use the adjusters on the first mirror to adjust the beam position on the first iris.
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図4: 1つ目のキネマティックミラーマウントのアジャスタを調整して、1つ目のアイリスの開口部にレーザースポットを合わせています。

ミラーの高さの設定
1つ目のミラーの中心は、入射路の高さと一致させます。2つ目のミラーの中心は、新しい光路の高さに合わせてください。

アイリスのセットアップ
新しい光路はアイリスによって設定されます。動画では光路がテーブル面に対して水平となるよう、アイリスの高さが一致していることがご覧いただけます。マウント内のアイリスの高さはルーラかノギスを使用すると適度な精度で設定可能です。

アイリスが閉じているときの(小さな)開口部は、完全な中心位置にない場合があります。そのため、アイリスのビームの入力面をひっくり返すと、開口の位置がシフトする場合があります。アイリスのビーム入力面を決めたらセットアップから使用まで同じ面を使用することを推奨します。

コンポーネントの配置と粗調整
まず、両ミラーのアジャスタを回しながら移動範囲の中央に移動させます。1つ目のミラーは入射光路に配置し、2つ目のミラーは新しい光路上に配置します(図3)。1つ目のミラーのピッチ(チップ)アクチュエータの移動範囲がx周りのミラーの回転(θ )を制限するため、ミラー配置は1つ目のミラーのピッチ(チップ)アクチュエータの移動範囲によって限定されます。2つ目のミラーの位置(x2 、y2 、z2 )を選ぶときは、ピッチに加え、1つ目のミラーのヨー(ティルト)も考慮しなければなりません。2つのミラーは、1つ目のミラーの両アジャスタを移動範囲いっぱいに回さなくてすむよう配置してください。

新しい光路に2つ目のミラーを配置後、両方のアイリスを光路上に置いてください。1つ目のアイリスは2つ目のミラーの近くに、2つ目のアイリスは2つ目のミラーからできるだけ遠くに配置してください。

2つのミラーの高さはそのまま維持し、またヨーのアジャスタは触らずに1つ目のミラーを回転させて、光を2つ目のミラーに向けます。1つ目のミラーのピッチアジャスタを調整して、レーザースポットを2つ目のミラーの中心近くに移動させます。その後、2つ目のミラーを回転させて、ビームを新しい光路にある程度向けます。

最初に光路上に光を当て、その後、向きを調整します。
1つ目のミラーは、2つ目のミラー上にある新しい光路上の点に向けてビームをステアリングするために使用します。まず、1つ目のアイリスに当たるレーザースポットの位置を見ながら1つ目のミラーのアジャスタを調整します(図4)。アイリスの開口部の中心にレーザースポットが合えば最初のステップは終了です。

次に2つ目のミラーでビームをステアリングして、新しい光路とアライメントさせます。2つ目のミラーのアジャスタを調整して、レーザースポットを2つ目のアイリスの開口部に移動します(図5)。ピッチアジャスタがビームの高さを調整し、ヨーアジャスタがビームを横方向に移動します。2つ目のアイリスでレーザースポットが消えてしまう場合、2つ目のミラーのレーザースポットが新しい光路から離れています。

1つ目のミラーのアジャスタを調整しながら2つ目のミラー上のビーム位置を変え、1つ目のアイリスの開口部の中心にレーザースポットがあたるようにします。2つ目のミラーのアジャスタ調整を再開して、2つ目のアイリスの開口部にレーザースポットを向けます。これをレーザービームが両方のアイリスの中心を通るまで繰り返します(動画参照)。アジャスタのどれかが調整範囲の制限に近づいてしまったら、ミラーの1つ、あるいは両方の位置を変え、アライメント手順を繰り返してください。

ヨー軸のアジャスタが制限に近づいた場合、反射ビーム方向を記録しておき、ヨーアジャスタを調整範囲の中央に回転させます。反射ビーム方向が記録した位置になるようミラーマウントの向きを変えます。ミラーが回転できない場合、ビームが新しい光路にほぼ沿うよう1つあるいは両方のミラーの位置を変えます。ビームの向きが微細に調整できるまでこのアライメント手順を繰り返します。

ピッチ軸のアジャスタが制限に近づいた場合、2つのミラーの間の距離を長くするか、入射路と新しい光路の高さの差を小さくします。どちらの方法でもアライメント手順が繰り返された後、ピッチアジャスタが調整範囲の中心の近くに配置されます。


Posted Comments:
Rick Young  (posted 2019-06-20 18:36:19.34)
Where is the 'plane' of the iris/aperture itself referenced to whatever (one side)? None of the drawings I looked at specify this measurement ...!
YLohia  (posted 2019-06-21 11:27:56.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The distance between the surface of the externally SM2 threaded side and the iris plane is 4.75mm for the SM2D25. This information can be found in the Solidworks model.
user  (posted 2019-04-04 05:41:59.82)
Hi, We recently purchased two of these irises from you. We don't seem to be able to use the locking screw to stop the lever from moving once it's in the position we want. We tried a variety of allen keys and the one that best fit was 0.03in/0.75mm. We tried looking at the CAD drawing but all it says is "locking screw". Could you tell me what the correct allen key should be? Thanks, Chris
mmcclure  (posted 2019-04-04 08:12:07.0)
Hello, thank you for your question. The setscrew located on the housing of each iris is not a locking mechanism. Rather, this setscrew helps to hold the internal aperture mechanism within the mounting ring. We will provide this information on the webpage presentation to avoid future confusion.
user  (posted 2017-03-22 13:50:34.42)
Irises with max apertures of 75mm and 100mm would be very useful.
swick  (posted 2017-03-23 05:20:25.0)
This is a response from Sebastian at Thorlabs. Thank you for the inquiry. We offer irises with max. aperture 75mm. The item name would be ID75Z: https://www.thorlabs.com/newgrouppage9.cfm?objectgroup_id=206 At the time we do not offer an iris with aperture of 100mm as standard item. I would like to check if we can offer a customized version for you. As you did not left any contact details, please contact techsupport@thorlabs.com
syim  (posted 2016-05-13 16:02:46.317)
Hello, It would be helpful that you have zero aperture iris of 25 mm max aperture diameter. Could I get a custom item?
shallwig  (posted 2016-05-13 08:34:48.0)
This is a response from Stefan at Thorlabs. Thank you very much for your inquiry, we offer zero aperture post mounted Iris diaphragms with 25mm max aperture (ID25Z) and our standard Iris diaphragms without mounting holes are also available with 25mm max aperture, the part number is D25SZ. I have contacted you directly to check if one of these is suitable for you.
ludoangot  (posted 2016-02-17 09:30:00.037)
Hello, it would have been good to explicitly specify that for zero aperture irises, the dual leaf design actually means two aperture planes. At least I wasn't aware that your dual leaf design implied there's 2 apertures and they are not coplanar. Such a design is not desired when the location of the aperture plane is critical such as in some telecentric systems.
jlow  (posted 2016-02-25 11:08:41.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: Thank you for the feedback. We will make this information clearer on the website.
grovyle  (posted 2015-04-14 13:14:44.963)
I have a SM1T1 stuck on a SM1D12. I want to submerge the whole thing in WD40 and sonicate it. Afterward, rinse it with an organic solvent. I need to know if the iris is only metal or it has plastic parts that can be damaged this way. I tried to lose it mechanically buy can make more pressure without risking destroying the iris or the tube. Do you have any suggestions on how to separate them. I'm deciding between keep trying or just leave the tube permanently stuck on the iris.
shallwig  (posted 2015-04-22 05:37:15.0)
This is a response from Stefan at Thorlabs. Thank you very much for your inquiry. The iris lever is made from stainless steel, the fins are made from hoop steel while the housing is made from anodized aluminum, there are no plastic parts used. There is also grease attached to guarantee smooth aperture settings. Normally it should be possible to lose the SM1D12 from the SM1T1 mechanically, I will contact you directly to troubleshoot this problem in more detail.
tomerg  (posted 2014-05-18 10:12:42.683)
Can you please provide the mechanical tolerance on the external diameter of the SM1D25 iris? its nominal diameter is given (40.6mm) in the drawing, but for my application the tolerance is required as well. Thanks.
cdaly  (posted 2014-05-22 10:55:35.0)
Response from Chris at Thorlabs: Thank you for your inquiry. I will contact you directly with this value.
tomerg  (posted 2014-04-07 08:24:56.213)
Good morning, Regarding the iris SM1D25: is there an option to lock the aperture at a certain opening after initial adjustment? Thanks, Tomer.
cdaly  (posted 2014-04-08 07:44:53.0)
Response from Chris at Thorlabs: Thank you for your inquiry. The SM1D25 aperture does not have a locking mechanism. There is a set screw on the bottom, which looks like it may be, but after inspection of the part, it is clear this is used only for assembly purposes, holding the internal aperture mechanism itself within the mounting ring at a fixed angle.
christophe.yamahata  (posted 2013-12-10 10:33:35.167)
Would it be possible to order iris diaphragms SM05D5 without the Thorlabs marking? The arrow symbol is very useful, but Thorlabs's logo is not desired for our commercial product.
jlow  (posted 2013-12-18 08:47:05.0)
Jeremy Low: Response from Jeremy at Thorlabs: We could definitely do this as a custom for you. I will get in contact with you directly on getting a quote set up.
technicalmarketing  (posted 2008-07-28 22:58:46.0)
Hallo, We will work on new drawings of the Iris Diaphragms right now. For SM1D12SZ the distance between the leaves is 2.35 mm. The distance from the mounting surface on the side with the external threads to the first set of leaves is 3 mm. Inge@thorlabs.com
blecompte  (posted 2008-07-23 12:46:33.0)
Do you have a 3d solid model of the SM1D12SZ yet? Or can you tell me the location of the iris leaves relative to the mounting surface?
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レバー作動アイリス、SM05ネジ付き

  • 両側にSM05のネジ切り加工
  • レバー制御、開口Ø.6 mm~Ø5.0 mm
  • 黒色バネ鋼製絞り羽根

レバー作動アイリスSM05D5はSM05のネジ切り加工が施されており、当社のØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)レンズチューブおよびその他のSM05ネジ付きアクセサリに取り付けが可能です。筐体には矢印が刻印されており、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。アイリスの片面側が外ネジ付き、もう一方の面は内ネジ付きとなっています。そのため標準のレンズチューブ部品を使って、既存の光学システムに簡単に取り付けることができます。

各アイリスの筐体についている止めネジ(セットスクリュ)は内部の開口機構を保持するためのものですので、動かさないようにしてください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SM05D5 Support Documentation
SM05D5レバー作動アイリス(Ø0.6~5.0 mm)、SM05ネジ付き
¥11,748
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レバー作動アイリス、SM1ネジ付き 

  • 両側にSM1ネジ加工
  • レバー制御、最大開口Ø25.0 mm
  • 黒色バネ鋼製絞り羽根またはステンレス製絞り羽根でご用意
  • ゼロ開口タイプもございます。

これらのレバー作動アイリスはSM1のネジ切り加工が施されており、当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブおよびその他のSM1ネジ付きアクセサリに取り付けが可能です。アイリスの筐体上部には矢印が刻印されており、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。

アイリスSM1D12およびSM1D25の最大開口はそれぞれØ12.0 mmとØ25.0 mmです。アイリスSM1D12の片側にはSM1内ネジ、もう片側にはSM1外ネジが付いています(右図参照)。アイリスSM1D25の筐体には両側にSM1内ネジが付いており(下図参照)、最大開口はØ25.0 mmです。

アイリスSM1D12SSには、従来のバネ鋼製絞り羽根を使用するアイリスとは異なり、高出力用途向けのステンレス製絞り羽根が付いています。開口は最大開口12.0 mmから最小開口1.0 mmまで連続で可変します。レバー作動の絞りは数千サイクルに渡り滑らかに動作するよう設計されています。刻印された矢印は、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。こちらのアイリスには磁性のステンレススチールが使用されています。硬度が高いため、一般的な非磁性のステンレススチールを使用されているものよりも寿命が長くなります。こちらのアイリスには片側にSM1内ネジ、もう片側にはSM1外ネジが付いております。

ゼロ開口タイプのアイリスSM1D12SZは、最大開口12.0 mmから完全に閉まった状態(ゼロ開口)まで連続で可変します。当社のゼロ開口アイリスは、隣接する面に絞り羽根を2組使用することにより、開口部を完全に閉じられます。アイリスには黒色バネ鋼製絞り羽根が使用されており、レバーで作動する絞りは数千サイクルにおいて滑らかな動作ができる設計です。アイリスの筐体上部には矢印が刻印されており、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。アイリスの設計上、開口部が小さくなると若干楕円形になりますのでご注意ください。筐体の片側にはSM1内ネジ、もう片側にはSM1外ネジが付いております。

各アイリスの筐体についている止めネジ(セットスクリュ)は内部の開口機構を保持するためのものですので、動かさないようにしてください。



+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SM1D12 Support Documentation
SM1D12レバー作動アイリス(Ø1.0~Ø12.0 mm)、SM1ネジ付き
¥9,276
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SM1D25 Support Documentation
SM1D25Customer Inspired! レバー作動アイリス(Ø1.4~25.0 mm)、SM1ネジ付き
¥14,403
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SM1D12SS Support Documentation
SM1D12SSレバー作動アイリス、ステンレススチール製(Ø1.0~Ø12.0 mm)、SM1ネジ付き
¥11,474
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SM1D12SZ Support Documentation
SM1D12SZゼロ開口アイリス、最大開口Ø12.0 mm、SM1ネジ付き
¥11,841
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レバー作動アイリス、SM2ネジ付き

  • 両側にSM2ネジ加工
  • レバー制御、開口Ø1.4 mm~Ø25.0 mm
  • 黒色バネ鋼製絞り羽根

レバー作動アイリスSM2D2はSM2のネジ切り加工が施されており、当社のØ50 mm~Ø50.8 mm(Ø2インチ) レンズチューブおよびその他のSM2ネジ付きアクセサリに取り付けが可能です。アイリスの筐体上部には矢印が刻印されており、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。アイリスの片面側が外ネジ付き、もう一方の面は内ネジ付きとなっています。そのため標準のレンズチューブ部品を使って、既存の光学システムに簡単に取り付けることができます。

各アイリスの筐体についている止めネジ(セットスクリュ)は内部の開口機構を保持するためのものですので、動かさないようにしてください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SM2D25 Support Documentation
SM2D25レバー作動アイリス(Ø1.4~25.0 mm)、SM2ネジ付き
¥15,095
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レバー作動アイリス、SM3ネジ付き

  • レバー作動アイリス、SM3ネジ付き
  • レバー制御、開口Ø.2.5 mm~Ø50.0 mm
  • 黒色バネ鋼製絞り羽根

レバー作動アイリスSM3D50はSM3のネジ切り加工が施されており、当社のØ75 mm~Ø76.2 mm(Ø3インチ)レンズチューブおよびその他のSM3ネジ付きアクセサリに取り付けが可能です。筐体には矢印が刻印されており、開口を閉じるためにレバーを動かす方向を示しています。アイリスの片面側が外ネジ付き、もう一方の面は内ネジ付きとなっています。そのため標準のレンズチューブ部品を使って、既存の光学システムに簡単に取り付けることができます。

各アイリスの筐体についている止めネジ(セットスクリュ)は内部の開口機構を保持するためのものですので、動かさないようにしてください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SM3D50 Support Documentation
SM3D50レバー作動アイリス (Ø2.5~Ø50.0 mm)、SM3ネジ付き
¥29,293
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