Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)ダイヤフラム(絞り羽根)シャッタ

- Ø1/4" Leaf Shutters
- Shutter Blades Open from the Center
- Uncoated or PTFE-Coated Stainless Steel Blades
- Manual or TTL Input Control
SC22
Compact Controller for Ø1/4" Diaphragm Shutter
SHBH025
Ø1/4" Shutter, Uncoated Blades
SHBH025T
Ø1/4" Shutter, PTFE-Coated Blades
SC30
Benchtop Shutter Controller
(Not to Scale)

Please Wait
Shutter Selection Guide | ||
---|---|---|
Diaphragm | Single-Blade | Liquid Crystal |
Ø1/4" Motorized | Ø0.29" Manual | Ø20 mm Liquid Crystal |
Ø1/2" Motorized | Ø1/2" and Ø1" Motorized | |
Ø1" Motorized |
特長
- 開口径Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)のダイヤフラムシャッタ
- コーティング無し、または低反射PTFEコーティング付きステンレススチール製ブレード
- シャッタ用コントローラを別途ご用意(下記参照)
- 動作周波数:15 Hz(連続動作)、限られた時間内では最大50 Hz
- コントローラは下記の安全機能付き
- レーザ安全のためのロックアウトやその他の応用が可能なインターロック機能
- ブレードの故障やその他の動作不良検知時のシャットダウン機能(型番SC22)
- 過熱防止機能
- 30 mmケージやØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストに取付け可能
Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)ダイヤフラム(絞り羽根)光学ビームシャッタSHBH025とSHBH025Tの開口径はØ6.4 mmで筐体はコンパクトです。開口部中心から2枚のステンレススチール製のシャッターブレードが開きます。SHBH025のブレードはコーティング無し、SHBH025Tのシャッタには低反射のPTFEコーティングが施されています。この特許取得済み(US Patent: 9,671,676)のシャッタは応答時間が速く、コントローラSC22を用いてプッシュボタンによる手動操作、または0~5 V TTL信号による外部からの操作が可能です。PTFEコーティングブレードは両面にコーティングが施されており、コーティング無しの場合のシャッタ性能を維持しながら、シャッタを閉じたときの反射を低減します。コーティングの典型的な反射率特性グラフは「 グラフ」タブでご覧いただけます。各シャッタには、コントローラSC22またはSC30に接続するための4ピンmini-DINオスコネクタ付き長さ889 mmのケーブルが付いています。
動作
シャッタは、コントローラからの電圧信号がHighの時に開き、Lowの時に閉じます。 シャッタ SHBH025(T) には、シャッタの状態を出力するHallセンサが内蔵されています。最大の連続動作周波数は15 Hzに制限する必要がありますが、1分間までは50 Hzで動作が可能です。この制限時間か、変調周波数が50 Hzを超えた場合、シャッタの寿命に影響を及ぼす可能性があります。コントローラSC22の動作について詳細は、「コントローラSC22」のタブ、詳細なタイミング図については「仕様」タブをご覧ください。
注: シャッタの電源を切るとブレードは自由に動きます(開閉状態は固定されません)。デフォルトでは閉まっており、パルス信号が送られた時にだけ開くフェールセーフ(安全装置)機能付きのシャッタについてはこちらをご参照ください。
シャッタ用コントローラ
シャッタ用コントローラSC22(別売り、下記参照)は、シャッタ動作用のシンプルなインターフェイスです。電源やシャッタの状態を示すステータスLEDランプ、外部TTL信号を接続するBNCコネクタ、インターロック信号出力用の2.5 mmモノラルジャックが付いています。2.5 mmモノラルプラグは付属しておりませんが、ご要望に応じてご提供可能です。コントローラは小型の筐体(88.9 mm x 88.9 mm x 35.1 mm)に収められています。また、電源と日本国内用の電源ケーブルが付属します。コントローラには、4ピンmini-DINシールド付きシャッタ用インターフェイスメスコネクタが付いています。手動操作ではシャッタはコントローラのボタンで操作します。外部変調を行う時にはシャッタはTTL信号で制御しますが、バーストモードでは連続動作可能な周波数よりも高い周波数でシャッタを駆動することが可能です。コントローラSC22はシャッタSHBH025およびSHBH025T用にプログラムされており、ほかのサイズのシャッタの制御にはご使用いただけません。シャッターコントローラSC22の詳細については「コントローラSC22」タブをご覧ください。
当社ではベンチトップ型のシャッタ用コントローラSC30(別売り、下記参照)もご用意しております。こちらは当社のØ6.4 mm(Ø1/4インチ)、 Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)、Ø25.4 mm(Ø1インチ)のダイヤフラムシャッタのほか、Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)とØ25.4 mm(Ø1インチ)の電動シングルブレードシャッタにもお使い頂けます。当社のシャッタにご使用になる場合、コントローラSC30の動作周波数とタイミング性能は使用するシャッタの特定の要件によって決定します。こちらのコントローラでは、ユニット前面のボタンで最大2台のSHBシリーズシャッタを手動で操作可能です。また、背面の外部トリガ用のBNC入力端子、他の装置との同期用のBNC出力端子、付属のスタンドアロンソフトウェアGUIを使用するPCリモート操作用USB 2.0 Type-B端子(USB 2.0 Type-A - Type-Bケーブルが付属)があります。コントローラの仕様については「仕様」タブをご覧ください。コントローラSC30のソフトウェアのダウンロードについては「SC30用ソフトウェア」タブをご覧ください。
これらのシャッタにはサードパーティ製のコントローラはご使用にならないでください。
取付けアダプタ
シャッタ用の取付アダプタも別途ご用意しています(下記参照)。この取付アダプタにはØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストアセンブリ取付用のM4 x 0.7タップ穴と、30 mmケージロッドを取り付けて30 mmケージシステムに組み込み可能となる貫通穴が付いています。
Diaphragm Shutters Selection Guide | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Item # | SHBH025 | SHBH025T | SHBH05 | SHBH05T | SHBH1 | SHBH1T | |
Shutter Photo (Click to Enlarge) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
Aperture Size | Ø0.25" (Ø6.4 mm) | Ø0.508" (Ø12.90 mm) | Ø1.00" (Ø25.4 mm) | ||||
Outer Diameter | Ø1.00" (Ø25.4 mm) | Ø1.10" (Ø27.9 mm) | Ø2.25" (Ø57.2 mm) | ||||
Blade Coating | Uncoated | PTFE | Uncoated | PTFE | Uncoated | PTFE | |
Operating Frequency | 0 - 50 Hz | 0 - 25 Hz | 0 - 15 Hz | ||||
Minimum Exposure Pulse | 10 ms Typ., 12 ms Maxa,b | 29 ms Typ., 31 ms Maxb,c | 28 ms Typ., 30 ms Maxb,d | ||||
Typical Open / Close Time | 3 ms / 3 ms | 8 ms / 9 ms | 10 ms / 9 ms | ||||
Compatible Mounting Adapters | SHCP025(/M) | SHCP05(/M) and SHM05(/M) | SHM1(/M) and SHC1 |
Table 2.1 Shutter Specificationsa | |||
---|---|---|---|
Item #s | SHBH025(T) | ||
Electrical Specifications | |||
Coil Resistance | 8.2 Ω ± 2.5% | ||
Shutter Drive Voltage | 7.0 VDC (Typical) 8.0 VDC (Max) | ||
Controller Drive Type | Pulse Width Modulation at 20 kHz | ||
Hall Effect Sensor Supply Voltage | +5 VDC | ||
Hall Effect Sensor Feedback Signal | Shutter Closed: High (4.89 V Typ.) Shutter Open: Low (0.11 V Typ.) | ||
Performance Specifications | |||
Operating Temperature | 15 - 40 °C | ||
Operating Frequency Range | 0 - 50 Hz | ||
Max Operating Duration | 0 - 15 Hz | Continuousb | |
16 - 50 Hz | 1 Minute | ||
Typical Lifetime | 5 Million Cycles | ||
Key Timings | Typical | Max | |
Minimum Exposure Pulsec | 10 ms | 12 ms | |
Rise (Open) Timed | 3 ms | 4 ms | |
Fall (Close) Timed | 3 ms | 4 ms | |
Exposure Accuracye | 2 ± 0.5 ms | ||
Jitter (Rising or Falling Edge) | ≤10 Hz | 1.8 ms | 4 ms |
11 to 15 Hz | 3.5 ms | 8 ms | |
Exposure Repeatability Jitterf | < 4 ms | ||
Mechanical Specifications | |||
Aperture Diameter | 0.25" (6.4 mm) | ||
Boxed Weight | 0.4 lbs (0.2 kg) | ||
Number of Blades | 2 | ||
Blade Finish | SHBH025: Polished Stainless Steel SHBH025T: PTFE Coated |
Table 2.2 Controller Specifications | |||||
---|---|---|---|---|---|
Item # | SC22a | SC30b | |||
Electrical Specifications (Shutter Drive) | |||||
External Modulation Input Voltage, TTL | Low: 0 to 0.8 VDC High: 2.0 to 5.0 VDC | Low: 0 to 0.5 VDC High: 2.0 to 5.0 VDC | |||
Shutter Drive Voltage | 7.0 VDC (Typical) 8.0 VDC (Max) | 7.0 V Pulse (SHB Series Shutters) 24.0 V Pulse (SH Series Shutters) | |||
Controller Drive Type | Pulse Width Modulation at 20 kHz | Pulse Width Modulation at 22 kHz | |||
Performance Specifications | |||||
Operating Temperature | 15 - 40 °C | 10 - 40 °C | |||
Operating Frequency Range | 0 - 50 Hz | 0 - 50 Hz | |||
Mechanical Specifications | |||||
Boxed Weight | 1.8 lbs (0.8 kg) | 3.35 lbs (1.5 kg)c | |||
Electrical Specifications | |||||
AC Line Voltage, Frequency | 100 - 240 V, 47 - 63 Hz | 100 - 240 V, 50 - 60 Hz | |||
AC Current | 0.4 A | N/A | |||
DC Voltage | 5.0 VDC @ 2.4 A | N/A | |||
Interlock Output Specifications | |||||
Operating Voltage | 12 VDC (Max) | 5 VDC (Max) | |||
Current | 1 A (Max) | N/A | |||
Mating Connector | 2.5 mm Mono Phono Jack |

Click to Enlarge
Figure 2.3 シャッタのタイミング図。詳細はTable 2.4をご覧ください。
Table 2.4 Shutter Timing Specifications | |||
---|---|---|---|
Diagram Keya | Description | SHBH025(T) | |
Typical | Max | ||
I - A | Delay between input pulse rising edge and initialization of shutter opening | 3.3 ms | 4 ms |
A - C | Rising edge to 100% open | 3.4 ms | 4 ms |
I - C | Delay from input pulse rising edge to shutter being fully open | 6.7 ms | 7.5 ms |
D - E | Delay from fall of input pulse to initialization of shutter closing | 2.6 ms | 3.5 ms |
E - G | Falling Edge to 100% closed | 3 ms | 4 ms |
D - G | Delay from fall of input pulse to shutter being fully closed | 6 ms | 7 ms |
I - Db | Minimum Drive Pulse (MDP) | 10 ms | 12 ms |
C - Eb | Minimum exposure pulse at the top of the pulse | 7.6 ms | 8 ms |
B - Fb | Minimum exposure pulse at 50% of the pulse | 10 ms | 12 ms |
A - Gb | Minimum Exposure Pulse at the bottom of the pulse | 14 ms | 15 ms |

Click to Enlarge
Click Here for Data
上のグラフは、SHBH025Tのシャッターブレードの両面に施されたPTFEコーティングの反射率(典型値)を示しています。このデータは保証された値ではありませんので参考値としてのみご利用ください。

Click to Enlarge
Figure 4.2 シャッタ用コントローラSC22の背面

Click to Enlarge
Figure 4.1 シャッタ用コントローラSC22の前面
シャッタ用コントローラ
ダイヤフラムシャッタは、コントローラSC22を用いて2通りの変調モード(手動もしくは外部変調)で操作可能です。さらに、外部変調モードでは、プロテクトまたはアンプロテクトモードのどちらでも動作が可能です。ただし、アンプロテクトモードでは温度過上昇時に自動的にシャットダウンすることができません。それぞれのモードに関する説明は、各モードで表示されるLEDインジケータの説明と併せて下記でご覧いただけます。さらに詳しい情報については、シャッタに付属しているマニュアルに記載されています。また、コントローラの底部に記載されているクイックリファレンスガイドにもまとめられています。
手動モード
シャッタは、コントローラ上部のENABLEボタンを押すことで手動操作ができます。シャッタが閉じているときにENABLEボタンを1回押すと、シャッタは開いてステータスLEDは緑色に点灯します。ENABLEボタンをもう1度押すとシャッタが閉まり、ステータスLEDは消灯します。ブレードが故障した場合には、シャッタは停止し、ステータスLEDは赤に点灯し、インターロック回路はオープンになります。
外部変調モード
コントローラに外部のTTL信号源を接続してから電源を入れると、シャッタを0~5 Vの外部TTL信号で制御できるようになります。シャッタが動作を始めない場合は、ENABLEボタンを長押しすると外部変調モードに入ります。外部変調モードにはプロテクトモードとアンプロテクトモードがあります。詳細は下記をご覧ください。外部変調モードで、ブレードが引っかかりを起こした場合にも、シャッタが停止し、ステータスLEDは赤に点灯し、インターロック回路がオープンになります。
プロテクトモード
プロテクトモードで動作できる周波数には、シャッタを連続して動作できる周波数範囲と、動作時間が制限される周波数範囲があります。動作時間が制限される周波数でシャッタを長時間動作し過ぎた場合、過熱防止のためにシャットダウンされます。温度を直接測ってシャットダウンするのではなく、室温(温度制御されていない部屋)でシャッタを操作する場合の制限時間を用いています。制限時間の詳細については「仕様」タブをご覧ください。シャッタが開くとステータスLEDは緑色に点灯し、シャッタが閉じると消灯します。
アンプロテクトモード
アンプロテクトモードでは、プロテクトモードで指定されている制限時間を超えても、シャッタを動作させ続けることができます。このモードは、シャッタを含むシステム内の熱を能動的に低減する使い方をするユーザを想定して設定されています。動作条件として、「仕様」タブ内の値には十分ご留意ください。また、アンプロテクトモードでの操作はシャッタの損傷につながる場合がありますのでご注意ください。シャッタが開くとステータスLEDは黄色に点灯し、シャッタが閉じると消灯します。
Change Mode to

Manual | External Protected | External Unprotected | |
---|---|---|---|
Manual | - | Hold ENABLE button for 3 seconds. | Hold POWER and ENABLE buttons for 3 seconds. |
External Protected | Press ENABLE button. | - | Hold POWER and ENABLE buttons for 3 seconds. |
External Unprotected | Press ENABLE button. | Hold POWER and ENABLE buttons for 3 seconds. | - |
LED Status Indicator | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Mode \ LED State | Shutter Closed | Shutter Open | Over- Temperature Warning | Over- Temperature | Max Frequency Exceeded | Blade Jammed |
Manual | ![]() | ![]() | Not Applicable | Not Applicable | Not Applicable | ![]() |
External Protected | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
External Unprotected | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
シャッターコントローラSC30用ソフトウェア

Figure 5.1 SC30用ソフトウェアGUI画面
ベンチトップ型シャッタ用コントローラSC30の操作用SC30ソフトウェアには、GUI、ドライバ、2次開発用のLabVIEW™/C++ SDKが含まれています。ソフトウェアは、コントローラSC30に接続されたSHおよびSHBシリーズシャッタの開閉シーケンスのタイミングを制御するために使用できます。
このソフトウェアでは.NETコントロールを使用できるため、最新のC#、Visual Basic、LabVIEW™、あるいはその他の.NET対応言語を使用してカスタムプログラムを作成することができます。.NETフレームワークの使用を想定していないアプリケーションのために、ローレベルのDLLライブラリも含まれています。また、APIは各インストールに含まれています。
SHBH025とSC22のピン配列
4-Pin Mini-DIN Shutter Interface Connector | |
---|---|
Pin | Description |
1 | Shutter Detect |
2 | Modulation + |
3 | +5 VDC |
4 | Modulation - |
Shield | GND |
外部変調入力:TTL 0 ~5 V、メス型BNC
インターロックシステム出力:2.5 mmモノフォンジャック

Figure 6.2 コントローラSC22のメス型ジャック

Figure 6.1 889 mm長のシャッターコード端のオス型プラグ
SC30のピン配列
SHシリーズインターフェイスコネクタ
HR10-7R-6S
Pin | Description |
---|---|
1 | To Opto Anode (12 V limited to 20 mA) |
2 | To Shutter Coil - 24 V Pulse - 10 V Steady State (0.4 A max) |
3 | To Shutter Coil - GND (on) - Open Circuit (off) |
4 | To Opto Cathode - GND |
5 | To Opto Emitter - GND |
6 | To Opto Collector (2.5V) |
SHBシリーズインターフェイスコネクタ
4ピン Mini-DIN
Pin | Description |
---|---|
1 | Shutter Detect |
2 | Modulation + |
3 | +5 VDC |
4 | Modulation - |
Shield | GND |
Posted Comments: | |
No Comments Posted |

Key Specificationsa | ||
---|---|---|
Item #s | SHBH025 | SHBH025(T) |
Operating Frequency | 0 - 50 Hz | |
Minimum Exposure Pulseb (Typical) | 10 ms | |
Open Time (Typical) | 3 ms | |
Close Time (Typical) | 3 ms | |
Mechanical Drawing (Click for Details) | ![]() | |
PTFE Coating Reflectance (Click for Graph) | N/A | ![]() Raw Data |
- 2枚のステンレススチール製ブレード
- SHBH025: コーティング無しステンレススチール製ブレード
- SHBH025T: 低反射用PTFEコーティング付きステンレススチール製ブレード
- シャッタ筐体の寸法:Ø25.4 mm(Ø1インチ)、厚さ7.3 mm
- ケージおよびポスト取付用アダプタもご用意(別売り、下記参照)
当社のダイヤフラムシャッタSHBH025ならびにSHBH025Tには、Ø6.4 mm(Ø1/4インチ)の開口部に2枚のステンレススチール絞り羽根が付いており、筺体はØ25.4 mm、厚さ7.3 mmとコンパクトです。シャッタSHBH025の絞り羽根はコーティング無し、シャッタSHB025Tの絞り羽根は低反射用にPTFEコーティングが施されています。各シャッタにはコントローラが別途必要です(下記参照)。各シャッタには、コントローラSC22またはSC30に接続するための4ピンmini-DINオスコネクタ付き長さ890 mmのケーブルが付いています。コントローラの仕様については「仕様」タブをご覧ください。
カスタム仕様やOEM用製品の取り付け用に、M1.4ネジに対応するØ1.6 mm貫通穴が2つ筐体のエッジ周りに付いています。ネジは非磁性のもののみをご使用ください。磁性のあるネジを使用するとシャッタの性能が低下する場合があります。こちらのシャッタを標準的なポストやケージシステムに取り付ける場合、当社では下記の取付アダプタSHCP025/Mをご用意しております。

- 当社のØ6.4 mmダイヤフラム光学ビームシャッタに対応
- 手動または外部変調モードで動作
- 動作温度範囲:15~40 °C
- 電源が付属
小型コントローラSC22は、Ø6.4 mmダイヤフラム光学ビームシャッタを操作するシンプルなインターフェイスです。電源やシャッタの状態を示すステータスLEDランプ、外部TTL信号を接続するBNCコネクタ、インターロック信号出力用の2.5 mmモノラルジャックが付いています。2.5 mmモノラルプラグは付属しておりませんが、ご要望に応じてご提供可能です。コントローラは小型の筐体(88.9 mm x 88.9 mm x 35.1 mm)に収められています。コントローラには、4ピンmini-DINシールド付きシャッタ用インターフェイスメスコネクタが付いています。また、電源と日本国内用の電源ケーブルが付属します。シャッターコントローラSC22の詳細については「コントローラSC22」タブをご覧ください。
これらのシャッタにはサードパーティ製のコントローラはご使用にならないでください。こちらのコントローラは、上記のØ6.4 mmダイヤフラムシャッタ用にプログラムされており、ほかの種類やサイズのシャッタにはご使用にならないでください。

- SHおよびSHBシリーズシャッタに対応
- LabVIEW™、LabWindows™、USB、BNCにより、ローカル操作とリモート操作が可能
- ミリ秒レベルの間隔で反復する開閉シーケンスのプログラミングが可能
- LCD前面パネルにシャッタの状態が確認できるステータスインジケータ
- 当社のビームシャッタ接続時は安全アラームが起動
シャッタ用コントローラSC30は、当社の光学シャッタSHおよびSHBシリーズを簡単に制御するためのインターフェイスとしてお使いいただけます。 こちらのコントローラでは、ユニット前面のボタンで最大2台のシャッタまで手動で操作が可能です。また、背面の外部トリガ用のBNC入力端子、他の装置との同期用のBNC出力端子、PCによるリモート操作用USB 2.0 Type-B端子(USB 2.0 Type-A - Type-Bケーブルが付属)があります。 前面パネルのディスプレイは、各シャッタのEnableの状態と、シャッタが開いているかどうかを表示します。また、Lock/Unlockのボタンにより、シャッタを開けるためのアクションを有効・無効にできるため、レーザ用途で求められる安全性を確保できます。設定が有効になっていれば、背面パネルの2.5 mmモノフォノジャックを介した安全インターロックがすべてのシステムのコマンドをオーバーライドし、シャッタを閉じます。インターロックシステムが作動したときに機器の再始動をするには、Lock/Unlockのボタンを押す必要があります。
見やすい前面パネルのLCDによって、LabVIEWやLabWindowsのソフトウェアパッケージと同じコマンドにアクセスできます。単純なシャッタの開閉動作以外に、わずかに10 msの間隔であっても反復する開閉シーケンスが設定可能で、前面パネルのボタン、TTLパルス(+5 V)やUSBを介したPCコマンドで始動可能です。もう1つの方法として、シャッタの開閉をBNC端子から供給される外部電圧の立ち上がりエッジや立ち下がりエッジと同期させることもできます。
このシャッタ用コントローラには、既存のLabVIEWアプリケーションと統合できるLabVIEW VIが付属します。スタンドアローン状態で実行可能なLabWindows/CVIで書かれているプログラムもご提供しているので、追加のプログラミングなしでSC30のリモート操作ができます。これらのソフトウェアパッケージをダウンロードするには「SC30用ソフトウェア」タブ内をご参照ください。
またこのシャッタ用コントローラのBNC出力端子は、分解能1 ms、精度0.1 msの独立型デジタル遅延発生器としての機能も果たします。


Click to Enlarge
Figure G4.1 SHCP025(/M)の2重穴構造にシャッタの外径が適合
- Ø12 mm~Ø12.7 mmポストに対応するM4 x 0.7タップ穴
- 30 mmケージシステム内への取り付け用にケージロッド用貫通穴が4つ
- シャッタは上部にある先端がナイロン製の#8-32止めネジ(2.0 mm六角)(セットスクリュ) で固定
- コンパクト設計:厚さ8.9 mm
取付アダプタSHCP025/Mは、当社のØ6.4 mmダイヤフラムシャッタをØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストならびに30 mmケージシステムに取り付けられる設計です。アダプタはシャッタの外径を受け入れる2重穴構造となっており、Figure G4.1で示すように、コントローラのケーブルを自由に通せるノッチがついています。アダプタの上部には先端がナイロン製の#8-32止めネジ(2.0 mm六角)がついており、3点接触でシャッタの固定が可能です。
アダプタは、Ø6 mmケージロッド取り付け用の4つの貫通穴により、シャッタを30 mmケージシステム内のあらゆる位置に取り付け可能とします。側面についている4つの止めネジ(2.0 mm六角に対応)でケージロッドを固定します。また、アダプタ底面にあるM4タップ穴を利用してØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストを取り付けることが可能です。