反射型コリメータ、小型、保護膜付き銀コーティング


  • Protected-Silver-Coated Collimators/Couplers with Reflected Focal Lengths of 25.4 mm or 50.8 mm
  • Maximum Fiber NA without Clipping the Beam: 0.19 or 0.11
  • Free From Chromatic Aberrations
  • FC/PC, FC/APC, or SMA Connector

RCR50P-P01

FC/PC Connector

RCR25A-P01

FC/APC Connector

RCR25S-P01

SMA Connector

The RCR50S-P01 Collimator is mounted on a Ø1/2" post using an SM05RC Slip Ring.
See the Mounting Options tab for more details.

Application Idea

Related Items


Please Wait
Reflective Collimator Cross Section
Click to Enlarge

光ファイバからの光をコリメートして出射
(逆向きに使用するとマルチモードファイバへの光結合が可能)
RCR50S-P01 Part Labels
Click to Enlarge

筐体の外径は17.8 mmで目盛が付いており、16 mmケージシステムに組み込むことができます。筐体の平坦な面は基準面としてご使用いただけます。軸方向の小さな目盛は1 mm間隔で、大きな目盛は5 mm間隔です(型番RCR50x-P01のみ)。コリメータRCR25x-P01とRCR50x-P01の円周方向の目盛は10°間隔です。

特長

  • ミラーの反射帯域ではコリメーションに対する色収差無し
  • 保護膜付き銀コーティング(450 nm~20 µm)による高反射
    • Ravg > 97%(450 nm~2 µm、入射角45°)
    • Ravg > 95%(2 µm~20 µm、入射角45°)
  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL):25.4 mmまたは50.8 mm
  • 多色光のマルチモードファイバへの結合に適しています。
  • 表面粗さ: <100 Å (RMS)
  • 有効径: Ø11.5 mm
  • ビームにケラレが生じないためのファイバの最大NA:0.19(RCR25x-P01)または0.11(RCR50x-P01)
  • 当社の16 mmケージシステムに組み込み可能
  • 非磁性のステンレススチール製筐体

保護膜付き銀コーティングが施されたコンパクト反射型コリメータは、90°軸外放物面(OAP)ミラーをベースにしています。保護膜付き銀ミラーは、レンズと異なり、450 nm~20 µmの波長域で一定の焦点距離を維持し、また優れた反射率を有します(詳細は「仕様」タブ参照)。軸外放物面ミラーを用いたコリメータは、この本質的な特性により様々な光の波長に対応させるための調整が不要となり、従って可視および赤外域の多色光を使用する光学系に適しています。これらの反射型コリメータは、デバイス内でのOAPミラーの向きを工夫することで小型化されています(右図参照)。

一般的な用途としては、シングルモードまたはマルチモードファイバからの多色光のコリメーションや、多色のコリメート光のシングルモードまたはマルチモードファイバへの結合などがあげられます。シングルモードまたはマルチモードパッチケーブルからの光をコリメートする場合、筐体による光のケラレを生じさせないために、ファイバのNAはそれぞれ≤0.19(RCR25x-P01)または≤0.11(RCR50x-P01)のものをご使用ください。なお、一般にマルチモードファイバからの出射光は十分にコリメートすることはできませんのでご注意ください。ファイバからの光の結合を最適化する方法については、「コリメートのチュートリアル」タブをご覧ください。

ミラー表面からの散乱光は最小限(633 nmで約2%)に抑えられており、これは軸外放物面ミラー製造時のダイヤモンド旋削工程による表面粗さが100 Å RMS以下に抑えられているためです。

反射型コリメータRCR25x-P01およびRCR50x-P01の筐体は、SM05レンズチューブマウント に取り付けたり、ケージプレートSP03またはケージキューブ SC6Wを用いて16 mmケージシステムに組み込んだりすることができます。詳細は「取付けオプション」タブをご覧ください。 焦点距離(RFL)が25.4 mmと50.8 mmのどちらの反射型コリメータにも円周方向に10°毎の目盛が刻印されており、また50.8 mmコリメータにはさらに軸方向に1 mm毎の目盛が刻印されています。

当社ではこのほかに、NAの異なるファイバ用の保護膜付き銀コーティングの反射型コリメータや、波長範囲250~450 nm用のUV域強化アルミニウムコーティングの反射型コリメータもご用意しております。

反射型コリメータ用のファイバーパッチケーブル
当社では光の結合用およびコリメート用としてご利用いただける、シングルモード偏波保持、およびマルチモードのファイバーパッチケーブルをご用意しております。 標準品の中にご用途に適したパッチケーブルが見つからない場合は、カスタムパッチケーブルもご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

コリメータRCRxxP-P01には2.2 mmワイドキー付きFC/PCコネクタが、RCRxxA-P01には2.2 mmワイドキー付きFC/APCコネクタが付いています。ワイドキーはワイドキーとナローキーの両方のコネクタを取り付けられますが、ナローキーコネクタをワイドキースロットに取り付けると、嵌合スリーブ内でコネクタがわずかに回転します。

Specifications
Item #RCR25P-P01RCR25A-P01RCR25S-P01RCR50P-P01RCR50A-P01RCR50S-P01
Fiber ConnectorFC/PCFC/APCSMAFC/PCFC/APCSMA
Clear ApertureØ11.5 mm
Typical Collimated
Beam Diameter (1/e2)a
Ø5.3 mm (SM400 at 450 nm)
Ø4.8 mm (SM600 at 633 nm)
Ø5.5 mm (780HP at 780 nm)
Ø4.8 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø5.0 mm (SM2000 at 2 µm)
Ø10.5 mm (SM400 at 450 nm)
Ø9.5 mm (SM600 at 633 nm)
Ø11.0 mm (780HP at 780 nm)
Ø9.6 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø9.9 mm (SM2000 at 2 µm)
Full Angle Beam Divergenceb0.006° (SM400 at 450 nm)
0.010° (SM600 at 633 nm)
0.010° (780HP at 780 nm)
0.023° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.029° (SM2000 at 2 µm)
0.003° (SM400 at 450 nm)
0.005° (SM600 at 633 nm)
0.005° (780HP at 780 nm)
0.012° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.015° (SM2000 at 2 µm)
Maximum Fiber
Numerical Aperture (NA)
0.190.11
Reflected Focal Length (RFL)25.4 mm50.8 mm
Parent Focal Length (PFL)c12.7 mm25.4 mm
CoatingProtected Silver
Wavelength Range450 nm - 20 µm
Reflectance (Avg., AOI = 45°)> 97% (0.45 - 2 µm)
> 95% (2 - 20 µm)
Surface Quality40-20 Scratch-Dig
Surface Roughness<100 Å RMS
Reflected Wavefront Error
< λ/4 RMS at 633 nm
Pointing Errord< 10 mrad< 10 mrad-< 10 mrad< 10 mrad-
  • この仕様値はコリメータの前焦点面での1/e2ビーム径です。このビーム径は、表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られます。ファイバや波長を変更したときの影響は、「コリメートのチュートリアル」タブに記載されている式で概算できます。
  • 表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られるビーム広がり角の概算値。広がり角はファイバのMFDに基づいて計算されます。詳細は「コリメートのチュートリアル」タブをご参照ください。
  • 軸上焦点距離(Parent Focal Length, PFL): 軸外放物面(OAP)ミラーは個別に製作することも、その母体となる軸上放物面ミラーから切り取って製作することもできます。軸外放物面ミラーを母体の軸上放物面ミラーから切り取るときには、仕様として軸上焦点距離(Parent Focal Length, PFL)が生じます。PFLは母体となったミラーのRFLとも言えます。上記表内のRFLは軸外放物面ミラーの仕様ですのでご注意ください。詳細は右図をご覧ください。
  • SMAコネクタは金属製フェルールのため、ポインティング誤差は保証されておりません。
Protected Silver at 45 Degree Incident Angle
Click to Enlarge

保護膜付き銀コーティングの生データ(エクセル形式)はこちらからダウンロードいただけます。
RCR50x-P01 OAP Mirror Beam Collimation
Click to Enlarge

反射型コリメータ内のOAPミラーによってコリメートされるビーム

レンズチューブとミラーマウント

反射型コリメータRCR25x-P01およびRCR50x-P01の筐体は、レンズチューブ用スリップリングSM05RC/Mやレンズチューブ用クランプSM05TCのようなØ12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)レンズチューブ用マウントに、直接取り付けることができます。あおり調整(チップ&チルト)が必要な場合は、アダプタ SM1A60を使用してPOLARIS-K1E3のようなミラーマウントに取り付けることができます。

RCR25P-P01 Collimator in SM05TC Clamp
Click to Enlarge
View Imperial Product List
型番数量Description
Imperial Product List
RCR25P-P011Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, FC/PC
SM05TC1SM05レンズチューブ用クランプ
TR21Ø1/2インチポスト、#8-32ネジ、1/4”-20タップ穴付き、長さ2インチ(インチ規格)
View Metric Product List
型番数量Description
Metric Product List
RCR25P-P011Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, FC/PC
SM05TC1SM05レンズチューブ用クランプ
TR50/M1Ø12.7 mmポスト、M4ネジ、M6タップ穴付き、長さ50 mm(ミリ規格)
クランプSM05TCに取り付けられたコリメータRCR25P-P01
RCR50P-P01 Collimator in a POLARIS-K1E3 Mount
Click to Enlarge
View Product List
型番数量Description
Universal Product List
RCR50P-P011Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 50.8 mm, FC/PC
SM1A601Ø25.4 mm取付けアダプタ、SM1外ネジ付き、Ø17.8 mm内孔
POLARIS-K1E31Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用Polaris®ミラーマウント、低頭六角アジャスタ3個付き、モノリシックフレクシャーアーム保持タイプ
アダプタSM1A60を使用してマウントPOLARIS-K1E3に取り付けられたコリメータRCR50P-P01

ケージシステムへの組み込み

反射型コリメータRCR25x-P01およびRCR50x-P01は、ケージプレートSP03またはケージキューブSC6Wを用いて、16 mmケージシステムに組み込むことができます。また、アダプタSM1A60とケージキューブC4Wを用いて、30 mmケージシステムに組み込むこともできます。

RCR25S-P01 Collimator in a SC6W Cage Cube
Click to Enlarge
View Product List
型番数量Description
Universal Product List
RCR25S-P011Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, SMA
SC6W116 mmケージキューブ
ケージキューブSC6Wに取り付けられたコリメータRCR25S-P01
RCR25A-P01 Collimator in a C4W Cage Cube
Click to Enlarge
View Product List
型番数量Description
Universal Product List
RCR25A-P011Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, FC/APC
SM1A601Ø25.4 mm取付けアダプタ、SM1外ネジ付き、Ø17.8 mm内孔
C4W130 mmケージシステムキューブ
アダプタSM1A60を使用してケージキューブC4W に取り付けられたコリメータRCR25A-P01

光のコリメート方法

Compact Reflected Collimator Divergence with SM Fiber
Click to Enlarge

理論データはこちらからダウンロードいただけます。
このデータは当社のシングルモードファイバSM400SM600780HPSMF-28-J9と小型の反射型コリメータを使用して計算されています。

小型の反射型コリメータを使用してシングルモードファイバからの光をコリメートする方法

シングルモードファイバからの光をコリメートするとき、小型の反射型コリメータではビームウェスト径が大きく、発散が小さなコリメート光を出力します。右のグラフは、4種類のシングルモードファイバから出力される光を、当社の反射型コリメータを使用してコリメート出力した際の伝搬距離と、理論上の1/e2ビーム径との関係を示しています。ファイバまたは波長を変更したときの影響は、下に示した理論近似式によって概算することができます。

出力ビームの広がり角の理論的近似値

ファイバからの光がガウス型の強度プロファイルを有する場合、広がり角の理論的近似値を下記の計算式で求めることができます。したがって、この式はシングルモード(SM)ファイバに適しています。

シングルモードファイバを使用した出力ビームの広がり角(全角、単位は°)は次のように概算されます。

ここでθSMはコリメート後のビーム広がり角、MFDはファイバのモードフィールド径、RFLは反射型コリメータの反射焦点距離です。この式ではMFDとRFLには同じ単位を使わなければなりません。

計算例
コリメータRCR50A-P01(RFL = 50.8mm)をシングルモードファイバーパッチケーブルP3-630A-FC-1 (MFD = 4.3 µm)と組み合わせて用いたとき、広がり角は

θSM ≈ (0.0043 mm / 50.8 mm) x (180 / 3.1416) ≈ 0.005° または0.085 mradとなります。

出射ビーム径の理論的近似値

The 1/e2出力ビーム径は、近似式を使用して求めることができます。

ここでλ は使用している光の波長、MFDはファイバのモードフィールド径、RFLは反射型コリメータの反射焦点距離です。

計算例
コリメータRCR50A-P01(RFL = 50.8mm)をシングルモードファイバーパッチケーブル P3-630A-FC-1(MFD = 4.3 µm)と組み合わせてλ = 633 nm = 0.633 µmの光に適用したとき、出力ビーム径は

d = 4 x 0.633 µm x [50.8 mm / (3.1416 x 4.3 µm)] = 9.5 mmとなります。

Compact Reflected Collimator Divergence with SM Fiber
Click to Enlarge

理論データはこちらからダウンロードいただけます。
このデータは当社のマルチモードファイバFG010LDAFG025LJAFG105LVAと小型の反射型コリメータを使用して、波長に依存せず計算されています。

Click to Enlarge
高NAファイバ: 赤色の線は、コリメータの筐体によって蹴られるビームのエンベロープを示しています。緑色の点線は、ビーム中でOAPミラーによってコリメートされる部分を示しています。

Click to Enlarge
低NAファイバ:緑色の線は、OAPミラーによってコリメートされるビームのエンベロープを示しています。

小型の反射型コリメータを使用してマルチモードファイバからの光をコリメートする方法

幾何光線モデルを使用して、マルチモード(MM)ファイバからの光をコリメートする方法を説明できます。マルチモードコアに軸外点がある場合で考えてみましょう。この点からの光は、軸外放物面(OAP)ミラーの光軸に対してある角度にコリメートビームとなって出力します。マルチモードコア上のすべてのポイントからのビームを重ね合わせると、上記のシングルモードファイバからの出力とは異なり、大きな発散を伴うビームが得られます。右のグラフは、3種類のマルチモードファイバを使用して測定した反射型コリメータからの距離と、計算上のビーム径との関係を示しています。

出力ビームの広がり角の理論的近似値

マルチモードファイバから発生した出力ビームの広がり角(全角)は、反射型コリメータの反射焦点距離(RFL)とマルチモードファイバのコア径を使用して次のように概算されます。

ここで、θMM はコリメート後のビーム広がり角で、度の単位で計算します。

計算例:
コリメータRCR50A-P01(RFL = 50.8mm)をマルチモードファイバーパッチケーブルM96L01(コア径 = 105 µm)と組み合わせて用いたとき、広がり角(全角)は

θMM ≈ (0.105 mm / 50.8 mm) x (180 / 3.1416) ≈ 0.118° または2.1 mradとなります。

出射ビーム径の理論的近似値

光線モデルに基づいて、反射型コリメータからの距離とNAを関数としたビーム径は、次の関係式で概算できます。

上の式は、ビーム径は反射ミラーの近くにあるファイバの開口数(NA)に強い影響を受け、コア径はコリメータから離れたところにあるビームの径に強い影響を与えるということを示しています。

右のグラフは、NA 0.1の3種類のMMファイバ(FG010LDAFG025LJAFG105LVA)を使用して測定したコリメータからの距離と近似ビーム径との関係を示しています。結果は波長やコネクタの種類に依存しませんが、コリメータの反射焦点距離(50.8 mm)には依存します。

NAが0.1より大きいマルチモードファイバ(例えばNA = 0.22、0.39または0.50)を使用すると、上記関係式の第二項が影響を受け、光はOAPミラーにたどり着く前にコリメータの筐体で蹴られます(右図参照)。したがって、マルチモードパッチケーブルからの光をコリメートする場合、筐体で光が蹴られないよう、ファイバのNAはそれぞれ0.11以下に抑えてください。

単純な近軸光学素子を使用した場合のこれらの考慮事項のほかに、完全な軸外放物線はミラーの焦点にある点光源からの収差のない光しかコリメートすることができないことにもご注意ください。点が光軸から離れるほど、またはマルチモードファイバのコアが大きいほど、発散光源の軸外光線に対する光学収差が大きくなります。最後に、軸外点にある発散光源からの光は完全にコリメートすることはできません。ただし、反射型コリメータの反射焦点距離を長くするか波長を長くすることで、収差の影響を最小限に抑えることができます。

Insights:軸外放物面(OAP)ミラー

こちらのページでは軸外放物面(OAP)ミラーの利点や使用方法についてご覧いただけます。

  • なぜ球面ミラーの代わりに放物面ミラーを使うのか?
  • 軸外放物面ミラーの利点
  • OAPミラーをベースにした反射型コリメータにおける光の方向性

このほかにも実験・実習や機器に関するヒントをまとめて掲載しています。こちらからご覧ください。

 

なぜ球面ミラーの代わりに放物面ミラーを使うのか?

Spherical Mirror Ray Trace with Focus Indicated
Click to Enlarge

図2:球面ミラーでは、コリメート光のすべての光線が1つの点を通過するように反射することはできません。焦点体積内での光線同士の交差点を、いくつか選んで黒点で示しています。
Parabolic Mirror Ray Trace with Focus Indicated
Click to Enlarge

図1:放物面ミラーでは、コリメート光のすべての光線が1つの焦点に集められます。

放物面ミラーは、点光源からの光をコリメートしたりコリメート光を集光したりする場合には、球面ミラーよりも優れた性能を有します。

コリメート光の集光
放物面ミラー(図1)を用いると、コリメートされている入射光を回折限界スポットに集光することができます。 これに対して球面ミラー(図2)を用いた場合は、コリメートされている入射光を回折限界スポットよりも大きな体積のスポットにしか集光できません。球面ミラーのこの焦点体積(Focal Volume)の大きさは、コリメートされた入射ビームの径を小さくすることで小さくすることができます。

点光源からの光のコリメート
点光源からの光はすべての方向に放射されます。この発散光の光源を放物面ミラーの焦点に置くと、ミラーから出てくる光は非常に良くコリメートされています。理想的な点光源の場合、反射されたすべての光線は互いに完全に平行になります。

点光源を球面ミラーの焦点体積内に置いたときには、ミラーから出てくる光は放物面ミラーと比較してそれほど良くコリメートされません。点光源からの各光線は、球面ミラーで反射されたときには完全な平行にはなりませんが、球面ミラー表面上の近い点で反射された2本の光線は遠い点で反射された2本の光線よりも平行に近い状態になります。そのため、反射面積を小さくすればコリメート光としての品質は向上します。これは焦点体積内の光源から放射される光の角度範囲を制限することと等価です。

放物面ミラーと球面ミラーの選択について
放物面ミラーを選択するのが常に良いとは限りません。アプリケーションにおいて要求されるビーム径、コスト面の制約、スペース上の制限、性能要件など、すべてが選択に影響します。ビーム径が影響するのは、ビーム径が小さいと放物面ミラーと球面ミラーの性能が近くなるためです。放物面ミラーは反射部分の加工がより難しいため、球面ミラーより高価になります。また放物面ミラーのサイズは一般に球面ミラーよりも大きくなります。コストや物理的なサイズの違いに比べて、向上する性能が重要な場合もあれば、重要でない場合もあります。

最終更新日:2019年12月4日

 

軸外放物面ミラーの利点

Off-Axis Parabolic Mirror Has Accessible Focal Point
Click to Enlarge

図4:軸外放物面(OAP)ミラーは、大きな放物面の一部分と考えられます。どちらも焦点は同じですが、OAPミラーのほうがよりアクセスしやすくなっています。
On-Axis Parabolic Mirror Has Obstructed Focal Point
Click to Enlarge

図3:通常の放物面ミラーの焦点は反射面に近く、また一般に反射面に囲まれているため、焦点にアクセスしにくくなっています。

放物面ミラーの主な利点の1つは、焦点が1つであることです。ミラー軸に対して平行に伝搬する光線は、反射されるとすべてこの点を通過します。これは、レーザ光を回折限界スポットに集光させることを要求されるイメージングや製造などの分野で、様々な目的に利用できます。

焦点周りに対称な通常の放物面ミラーを使用する場合、いくつかのマイナス面があります(図3)。1つは、一般にミラーの側面が妨げとなり、焦点にアクセスできないことです。もう1つは、ミラーを発散光のコリメートに使用したとき、光源の筐体がコリメート光の一部をブロックすることです。特にミラーの光軸に対して小さな角度で放射された光がブロックされます。

軸外放物面(OAP)ミラー(図4)を使用するのは、このような問題の解決策の1つです。このミラーの反射面の形状は放物面ですが、焦点周りに対称ではありません。OAPミラーの反射面は、焦点から離れた位置にある親放物面(Parent Parabola)上の一部分に対応します。どの部分の面を選択するかは、焦点とミラー中心間の角度や距離に対する要求に依存します。

最終更新日:2019年12月4日

 

OAPミラーをベースにした反射型コリメータにおける光の方向性

Cut-away view of OAP-based fiber collimator
Click to Enlarge

図6: コリメータの反射光学素子はOAPミラーです。ミラー基板は赤で示されています。この反射面は、放物面の頂点から離れた位置の放物面の一部分です。親放物面とOAPミラーの焦点は一致しています。
OAP-based fiber collimator
Click to Enlarge

図5:当社ではファイバーコネクタ用のポートと、光軸に対して平行に伝搬するコリメートされた自由空間光用のポートを備えた、反射型コリメータをご用意しています。

当社の反射型コリメータの2つのポートは入れ替えることができません。1つのポートには光ファイバのコネクタを取付けますが、そこでは発散光を放出する点光源であることが要求されます。もう1つのポートはコリメートされた自由空間光用として設計されています(図5参照)。

自由空間光用ポート
このポートに入射する光は、光軸に対して平行なコリメート光でなければなりません。ファイバ端面、半導体レーザやその他の光源などからの発散光は入射しないでください。そのような光はファイバーコネクタ用のポートではコリメートされておらず、またファイバーポートに接続されたファイバに結合もされません。

ファイバーコネクタ用ポート
このポートではファイバの端面がミラーの焦点にアライメントされます。ファイバの端面は焦点に置かれた点光源に近いため、自由空間ポートからはコリメートされたビームが出射されます。ファイバ端面を焦点にアライメントすることは、自由空間光用ポートからの光がコリメートされ、光軸に対して平行に出射される理由でもあります。

光の方向性について
コリメータにおける光の方向は、反射素子として回転非対称の軸外放物面(OAP)を使用していることで決まっています(図6)。断面図では、ファイバの端面がOAPミラーの焦点でもある親放物面の焦点に置かれていることを示しています。

最終更新日:2019年12月4日


Posted Comments:
No Comments Posted

ファイバーコリメーターセレクションガイド

コリメータの種類または画像をクリックすると、各コリメータの詳細がご覧いただけます。 

Type Description
焦点固定型FC、APC、SMAファイバーコリメータFixed SMA Fiber Collimatorこちらのファイバーコリメーターパッケージは、FC/PC、FC/APC、またはSMAコネクタ付きファイバからの出射光をコリメートするように、予めアライメントされています。各コリメーターパッケージは、405 nm~4.55 µmの波長で回折限界性能が得られるように工場で調整されています。設計波長以外でコリメータを使用することは可能ですが、色収差が生じるため最適な性能が得られるのは設計波長においてのみです。非球面レンズの実際の焦点距離は、色収差により波長に依存します。
エアスペース型複レンズ、大径ビームコリメータAir-Spaced Doublet Fiber Collimator大径ビーム(Ø5.3 mm~Ø8.5 mm)用として、FC/PC、FC/APC、SMAコネクタ付きエアスペース型複レンズコリメータをご用意しています。こちらのコリメーターパッケージは、FCやSMAコネクタ付きファイバからの出射光をコリメートし、設計波長で回折限界性能が得られるように工場で予めアライメントされています。
トリプレットレンズコリメータTriplet Fiber Collimator高品質なトリプレットコリメーターパッケージは、エアスペース型トリプレットレンズを使用しており、非球面レンズを用いたコリメータよりも優れたビーム品質が得られます。収差の小さいトリプレットを用いることの利点は、M2値として1(ガウシアン)に近い値が得られ、広がり角や波面エラーが小さくなることなどです。
マルチモードファイバ用アクロマティックコリメータTriplet Fiber Collimator高NAアクロマティックコリメータは、メニスカスレンズとアクロマティック複レンズを組み合わせることで、可視スペクトル域において球面収差の少ない優れた性能を発揮します。高NAのマルチモードファイバ用に設計されているため、オプトジェネティクスやファイバーフォトメトリの用途に適しています。 
反射型コリメータReflective Fiber Collimator金属コーティング反射型コリメータは、90°軸外放物面(OAP)ミラーをベースにしています。レンズと違い、ミラーは広い波長範囲にわたり焦点距離が変化しません。この特性により、軸外放物面(OAP)ミラーを用いたコリメータは広い波長範囲に対応させるための調整が不要となるため、多色光を用いる用途に適しています。当社の反射型コリメータはシングルモードファイバからの光のコリメートには適していますが、シングルモードファイバへの結合には適していません。当社では、小型で当社の16 mmケージシステムに直接取付け可能な保護膜付き銀コーティングの反射型コリメータもご用意しております。
FiberPortFiberport Fiber Collimatorこちらのコンパクトで極めて安定なFiberPortマイクロポジショナは、FC/PC、FC/APCまたはSMAコネクタ付き光ファイバとの光の入出射用として、安定で使いやすいプラットフォームです。シングルモード、マルチモードまたは偏波保持ファイバと組み合わせて使用することができ、ポスト、ステージ、プラットフォーム、レーザなどに取り付けることができます。組み込まれている非球面またはアクロマティックレンズのARコーティングは5種類から選択でき、また5軸のアライメント調整(3つの移動調整と2つの角度調整)が可能です。コンパクトでアライメントの長期安定性に優れたFiberPortは、ファイバへの光の結合、コリメート、組み込み用途(OEM用途)などに適しています。
調整可能型ファイバーコリメータAdjustable Fiber Collimatorこのコリメータは、FC/PC、FC/APCまたはSMAコネクタに接続するよう設計されており、内部にはARコーティング付き非球面レンズが取付けられています。非球面レンズとファイバ先端との距離は、焦点距離の変化を補正したり、波長や対象までの距離に合わせて再コリメートしたりするために調整することができます。 
アクロマティックファイバーコリメータ、焦点調整可能large beam collimators焦点調整の可能な当社のアクロマティックファイバーコリメータは、20 mm、40 mmまたは80 mmの有効焦点距離(EFL) を有し、その光学素子のARコーティングは3種類の広帯域ARコーティングから選ぶことができます。また、接続用コネクタの種類としては、FC/PC、FC/APCまたはSMA905をご用意しています。4枚のレンズを使用したエアスペース型設計であるため、非球面レンズのコリメータに比べてビーム品質に優れ(1に近いM2)、波面誤差は小さくなっています。これらのコリメータは自由空間光のファイバへの結合や、ファイバからの出射光のコリメートなどにご使用いただけます。また、距離をとって配置した2つのコリメータを用いて光を結合させると、光が2番目のコリメータに入る前にそのビームを操作することが可能になります。
ズーム機能付きファイバーコリメータZoom Fiber Collimatorこちらのコリメータは、ビームをコリメートしたまま、6~18 mmの範囲で焦点距離を変えることができます。そのため、コリメートした状態でビームサイズを変更できます。このデバイスは、用途に適した固定のファイバーコリメータを探す手間を省けるという利点に加え、1つで様々な幅広い用途に対応することができます。FC/PC、FC/APCまたはSMA905コネクタが付いており、反射防止コーティングは3種類からお選びいただけます。 
シングルモードファイバーピグテール付きコリメータPigtailed Fiber Collimatorシングルモードファイバーピグテール付きコリメータは、長さ1メートルのファイバとそれに対して予めアライメントされたARコーティング付き非球面レンズとで構成されており、532 nm、633 nm、780 nm、850 nm、1030 nm、1064 nm、1310 nm、1550 nmの8波長用の製品をご用意しています。コーティング波長域内のどの波長でもコリメートできますが、設計波長からずれると結合損失が増加します。
偏波保持ファイバーピグテール付きコリメータ偏波保持ファイバーピグテール付きコリメータは、長さ1メートルのファイバとそれに対して予めアライメントされたARコーティング付き非球面レンズとで構成されており、633 nm、780 nm、980 nm、1064 nm、1550 nmの5波長用の製品をご用意しています。波長やコネクタについてはカスタム仕様も対応可能です。筐体の外側にはスロー軸と平行なラインが刻印されています。これは入射光の偏光面をアライメントする際の目安としてお使いいただけます。コーティング波長域内のどの波長でもコリメートできますが、設計波長からずれると結合損失が増加します。
GRINレンズコリメータGRIN Fiber CollimatorGRINレンズファイバーコリメータは、630~1550 nmの範囲内の様々な波長に対してアライメントされた製品をご用意しており、FCまたはAPCコネクタ付きもしくはコネクタ無しのタイプからお選びいただけます。この有効径Ø1.8 mmのGRINレンズコリメータは、ファイバへの後方反射光を抑えるためにARコーティングが施されており、標準のシングルモードファイバまたはグレーデッドインデックス(GI)マルチモードファイバに結合されています。 
GRINレンズGRIN Lensこの屈折率分布型(GRIN)レンズは630 nm、830 nm、1060 nm、1300 nm、または1560 nmの波長用にARコーティングが施されており、光ファイバから出射した光が自由空間の光学系を通過して再度別のファイバに入射するまでの各用途にご利用いただけます。また半導体レーザの出射光のファイバへの結合、ファイバからの出射光のディテクタへの集光、レーザ光のコリメートなどにも適しています。このGRINレンズは当社の ピグテール付きガラスフェルールやGRINレンズ/フェルール用スリーブと組み合わせてお使いいただくこともできます。
Back to Top

小型の反射型コリメータ、保護膜付き銀コーティング、FC/PC

  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL):25.4 mmまたは50.8 mm
  • 2.2 mmワイドキー付きFC/PCコネクタ
Item #aRFLbMax Fiber NAcTypical Collimated Beam Diameter (1/e2)dFull Angle Beam Divergencee
RCR25P-P0125.4 mm0.19Ø5.3 mm (SM400 at 450 nm)
Ø4.8 mm (SM600 at 633 nm)
Ø5.5 mm (780HP at 780 nm)
Ø4.8 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø5.0 mm (SM2000 at 2 µm)
0.006° (SM400 at 450 nm)
0.010° (SM600 at 633 nm)
0.010° (780HP at 780 nm)
0.023° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.029° (SM2000 at 2 µm)
RCR50P-P0150.8 mm0.11Ø10.5 mm (SM400 at 450 nm)
Ø9.5 mm (SM600 at 633 nm)
Ø11.0 mm (780HP at 780 nm)
Ø9.6 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø9.9 mm (SM2000 at 2 µm)
0.003° (SM400 at 450 nm)
0.005° (SM600 at 633 nm)
0.005° (780HP at 780 nm)
0.012° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.015° (SM2000 at 2 µm)
  • 仕様の詳細は「仕様」タブをご覧ください。
  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL)
  • 筐体によるビームのケラレが生じないためのファイバの最大NA
  • この仕様値はコリメータの前焦点面での1/e2ビーム径です。このビーム径は、表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られます。ファイバや波長を変更したときの影響は、「 コリメートのチュートリアル」タブに記載されている式で概算できます。
  • 表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られるビーム広がり角の概算値。広がり角はファイバのMFDに基づいて計算されます。詳細は「コリメートのチュートリアル」タブをご参照ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
RCR25P-P01 Support Documentation
RCR25P-P01Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, FC/PC
¥113,189
7-10 Days
RCR50P-P01 Support Documentation
RCR50P-P01Customer Inspired! Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 50.8 mm, FC/PC
¥97,818
7-10 Days
Back to Top

小型の反射型コリメータ、保護膜付き銀コーティング、FC/APC

  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL):25.4 mmまたは50.8 mm
  • 2.2 mmワイドキー付きFC/APCコネクタ
Item #aRFLbMax Fiber NAcTypical Collimated Beam Diameter (1/e2)dFull Angle Beam Divergencee
RCR25A-P0125.4 mm0.19Ø5.3 mm (SM400 at 450 nm)
Ø4.8 mm (SM600 at 633 nm)
Ø5.5 mm (780HP at 780 nm)
Ø4.8 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø5.0 mm (SM2000 at 2 µm)
0.006° (SM400 at 450 nm)
0.010° (SM600 at 633 nm)
0.010° (780HP at 780 nm)
0.023° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.029° (SM2000 at 2 µm)
RCR50A-P0150.8 mm0.11Ø10.5 mm (SM400 at 450 nm)
Ø9.5 mm (SM600 at 633 nm)
Ø11.0 mm (780HP at 780 nm)
Ø9.6 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø9.9 mm (SM2000 at 2 µm)
0.003° (SM400 at 450 nm)
0.005° (SM600 at 633 nm)
0.005° (780HP at 780 nm)
0.012° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.015° (SM2000 at 2 µm)
  • 仕様の詳細は「仕様」タブをご覧ください。
  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL)
  • 筐体によるビームのケラレが生じないためのファイバの最大NA
  • この仕様値はコリメータの前焦点面での1/e2ビーム径です。このビーム径は、表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られます。ファイバや波長を変更したときの影響は、「 コリメートのチュートリアル」タブに記載されている式で概算できます。
  • 表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られるビーム広がり角の概算値。広がり角はファイバのMFDに基づいて計算されます。詳細は「コリメートのチュートリアル」タブをご参照ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
RCR25A-P01 Support Documentation
RCR25A-P01Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, FC/APC
¥113,189
7-10 Days
RCR50A-P01 Support Documentation
RCR50A-P01Customer Inspired! Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 50.8 mm, FC/APC
¥97,818
7-10 Days
Back to Top

小型の反射型コリメータ、保護膜付き銀コーティング、SMA

  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL):25.4 mmまたは50.8 mm
  • マルチモードファイバに適したSMAコネクタ
Item #aRFLbMax Fiber NAcTypical Collimated Beam Diameter (1/e2)dFull Angle Beam Divergencee
RCR25S-P0125.4 mm0.19Ø5.3 mm (SM400 at 450 nm)
Ø4.8 mm (SM600 at 633 nm)
Ø5.5 mm (780HP at 780 nm)
Ø4.8 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø5.0 mm (SM2000 at 2 µm)
0.006° (SM400 at 450 nm)
0.010° (SM600 at 633 nm)
0.010° (780HP at 780 nm)
0.023° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.029° (SM2000 at 2 µm)
RCR50S-P0150.8 mm0.11Ø10.5 mm (SM400 at 450 nm)
Ø9.5 mm (SM600 at 633 nm)
Ø11.0 mm (780HP at 780 nm)
Ø9.6 mm (SMF-28-J9 at 1550 nm)
Ø9.9 mm (SM2000 at 2 µm)
0.003° (SM400 at 450 nm)
0.005° (SM600 at 633 nm)
0.005° (780HP at 780 nm)
0.012° (SMF-28-J9 at 1550 nm)
0.015° (SM2000 at 2 µm)
  • 仕様の詳細は「仕様」タブをご覧ください。
  • 反射焦点距離(Reflected Focal Length, RFL)
  • 筐体によるビームのケラレが生じないためのファイバの最大NA
  • この仕様値はコリメータの前焦点面での1/e2ビーム径です。このビーム径は、表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られます。ファイバや波長を変更したときの影響は、「 コリメートのチュートリアル」タブに記載されている式で概算できます。
  • 表に記載された特定のシングルモードファイバを、指定の波長で使用したときに得られるビーム広がり角の概算値。広がり角はファイバのMFDに基づいて計算されます。詳細は「コリメートのチュートリアル」タブをご参照ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
RCR25S-P01 Support Documentation
RCR25S-P01Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 25.4 mm, SMA
¥113,189
7-10 Days
RCR50S-P01 Support Documentation
RCR50S-P01Customer Inspired! Protected Silver Compact Reflective Collimator, 450 nm - 20 µm, RFL = 50.8 mm, SMA
¥97,818
7-10 Days