ハイパワーキセノンアークランプ光源、液体ライトガイド付き

- High-Power Light Sources with 380 - 780 nm Wavelength Range
- Ø3 mm or Ø5 mm LLG-Coupled Output
- External Power Adjustment or Shutter Control
- Lamp Lifespan: 1000 Hours (Average)
SLS605
High-Power Xenon Light Source with
Ø5 mm LLG-Coupled Output
The settings and controls on the front panel are also accessible remotely via the software GUI.
SLS600B
Replacement Xenon Arc Lamp

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Key Specificationsa | ||
---|---|---|
Item # | SLS603 | SLS605 |
Wavelength Range | 380 - 780 nm | |
Color Temperatureb | 6000 K | |
Color Rendering Indexb | > 95 | |
Typical Output Powerc | > 7 W | > 15 W |
Output Coupling | Ø3 mm LLG | Ø5 mm LLG |
Included Liquid Light Guide | LLG03-4H | LLG05-4H |
Modulation Time (Typ.) | 3 seconds (40 - 60%) 8 seconds (10 - 90%) 11 seconds (0.1 - 100%) | |
Shutter Frequency (Max) | 1 Hz | |
Output Power Stabilityd | ≤ 0.3% | |
Lamp Electrical Power | 300 W | |
Lamp Lifespan (Avg.)e | 1000 Hours |

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Figure 1.1 これらの高出力光源にはキセノンショートアークランプが組み込まれており、その出力光は液体ライトガイドに結合して出射することができます。

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生データはこちらからダウンロードいただけます。
Figure 1.2 LLGの前で測定された高出力光源SLS603およびSLS605の典型的なスペクトルパワー分布。青い網掛け部分は出力光パワーの-10 dB帯域幅示しています。
特長
- 出力光スペクトル:380~780 nm
- 光は液体ライトガイド(LLG)に結合して出力
- 適合するLLGが各光源に付属
- LLGの入力端を熱電冷却素子(TEC)で冷却することでLLGを長寿命化
- 自動および/または手動制御で切り替えが可能な独立したシャッタ
- 電源ケーブル(日本国内用)が付属
アクセサリのオプション
- 交換用ランプ
- 顕微鏡のためのコリメート用アダプタ
- 追加のLLG
当社の液体ライトガイド付き高出力キセノンアークランプ光源SLS603およびSLS605は、波長範囲380~780 nmの光を安定に出力します。バルブからの出力光は液体ライトガイド(LLG)に結合することで均一化され、一様な強度の出射光が得られます。短波長側は380 nmまで出力し、生体イメージングで一般的に使用されるDAPI、FITCおよびTRITC用フィルターセットのスペクトルとも重なるため、これらの高出力光源は蛍光顕微鏡用に大変適しています。また、これらの光源の広いスペクトル幅は、ハイパースペクトルイメージング、内視鏡、あるいは検査などに使用するときに重要になる要素です。
前面パネルのつまみ/スイッチ類およびLCD画面を用いて、電源、光強度、シャッタ、外部トリガ入力の有効/無効などの全操作を行うことができます。背面パネルには、外部トリガとパワー変調信号の入力用BNC端子、モニタ出力用のBNC端子、およびPC制御用のUSBポートなどが付いています。 ソフトウェアGUI(「ソフトウェア」タブからダウンロード可能)を用いると、前面パネルと同じ機能をリモートで行うことができます。USBで接続してターミナルエミュレータを使用するか、あるいはお客様が作成されたプログラムを使用して、コマンドラインで操作することも可能です。
液体ライトガイド
高出力光源SLS603およびSLS605は、キセノンランプからの光をそれぞれ付属するコア径Ø3 mmまたはØ5 mmのLLGに結合するように設計されています(対応するLLGを適切に挿入しないと光源は動作しません)。LLGの利点としては、デッドスポットのない透過光が得られる、巻き付けることができる柔軟性がある、コアサイズが大きい、開口数が大きいといったことが挙げられます。詳細は「LLG」タブをご参照ください。Ø3 mmのLLGを用いるとより高い放射照度を得ることができ、Ø5 mmのLLGを用いるとより多くの光パワーを結合させることができます。ただし、Ø3 mmのガイドからの光を小さなスポットに集光することで、結果的にØ5 mmのガイドを使用するよりも大きな光パワーを顕微鏡に供給できる場合もあります。下記のコリメートアダプタを使用して、LLGの出射端面からの光を様々な顕微鏡に供給することができます。当社では、コア径Ø3 mmおよびØ5 mmのLLG用のLLG-SM1変換アダプタ(型番AD3LLG、AD5LLG)もご用意しております。
これらの高出力光源では熱電冷却素子でバルブに近接するLLG端の温度を制御し、LLGの長寿命化を行っています。また、光源内のランプは連続動作用として設計されています。頻繁にONとOFFの状態を繰り返すと寿命が大幅に短くなる可能性があるため、そのような使い方は避けるべきです。最適な性能を得るには、電源をONにした後、ランプが熱平衡に達するまで45分~1時間待つことをお勧めします。さらにランプの電源を頻繁にON/OFFにするのではなく、シャッタを使用して光をON/OFFにすることをお勧めします。光源からの出力光が不要なときには、シャッタを閉じることでLLGの寿命を延ばすこともできます。これは、シャッタによりLLGがランプのUV光にさらされる時間が低減するためです。ランプの出力光に含まれるUV光のLLGへの積算光量が増えると、LLG内での光の減衰量が増加(透過率が低減)します。LLGの透過率が用途に必要なレベル以下に低下した場合は交換が必要です。交換に際しては下記のLLGをお勧めします。これには黄色のバンドが付いており、その点だけが当社の標準的なLLGと異なっています。このバンドは、光源のLLGポートに差し込んだ時に、正しく装着できたかどうかを視覚的に判断できるガイドになっています。
Item # | SLS603 | SLS605 |
---|---|---|
Wavelength Range | 380 - 780 nm | |
Color Temperaturea | 6000 K | |
Color Rendering Indexa | > 95 | |
Typical Output Powerb | > 7 W | > 15 W |
Output Coupling | Ø3 mm LLG | Ø5 mm LLG |
Included Liquid Light Guide (LLG) | LLG03-4H | LLG05-4H |
Modulation Time (Typ.) | 3 seconds (40 - 60%) 8 seconds (10 - 90%) 11 seconds (0.1 - 100%) | |
Shutter Frequency (Max) | 1 Hz | |
Output Power Stabilityc | ≤0.3% | |
Lamp Electrical Power | 300 W | |
Lamp Lifespan (Average)d | 1000 Hours | |
Operating Temperature Range | 0 to 45 °C | |
Storage Temperature Range | -15 to 70 °C | |
Power Supply | 100 - 240 VAC, 50 - 60 Hz | |
Dimensions (L x W x H) | 287.6 mm x 149.6 mm x 259.3 mm (11.32" x 5.89" x 10.21") | |
Mass (Weight) | 6.2 kg (13.7 lbs) |

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Figure 2.2 SLS605の背面パネル

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Figure 2.1 SLS605の前面パネル
Front Panel | Back Panel | ||
---|---|---|---|
Callout | Description | Callout | Description |
F1 | Light Intensity Adjustment Knob | B1 | BNC Port for Shutter Control: 5 V CMOS |
F2 | Lamp On/Off Button w/LED Indicator | B2 | BNC Port for Trigger In: 5 V CMOS |
F3 | Shutter Control Button | B3 | BNC Port for Analog In: 0 to 5 V |
F4 | Control Mode Switching Button | B4 | USB Port |
F5 | Liquid Light Guide Port | B5 | BNC Port for Trigger Out: 5 V CMOS |
F6 | Liquid Light Guide Release Switch | B6 | BNC Port for Analog Out: 0 to 5 V |
F7 | Light Source State Indicator LED | B7 | Exhaust Vents |
F8 | Power Switch | B8 | AC Power Inlet |
B9 | Fuse Drawer |
- 光源の電源をOFFにして、LLGと電源コードを外します。ランプの温度が下がるまで30分以上お待ちください。
- デバイス側面のかけ金を引いてハッチを開けるとランプにアクセスできます(Figure 3.1参照)。
- ランプのリフレクタの横にあるプラスチック製のブロックを取り外します。その際、無理な力を加えないでください。1.5 mm六角レンチの短い方のアームをプラスチック製ブロック側面のスロットに挿入し、前後に小刻みに動かしてスライドさせて外します(Figure 3.2参照)。
- 2つのクリップを押さえて、ランプ用コネクタをソケットから引き抜きます(Figure 3.3参照)。
- プラスチック製のランプホルダを左方向に押して、筐体の背面に達するまで移動させます(Figure 3.4参照)。
- ランプ裏側のセラミック製ベースを片手で持ち、もう一方の手でランプを慎重に取り外します(Figure 3.5参照)。ランプの陽極に注意し、金属製の筐体に接触させないようにしてください。
- 新しいランプを取り出します。片手でランプのベース部を持ち、もう一方の手でランプを慎重に挿入します。ランプの陽極に注意し、金属製の筐体内部に接触させないようにしてください。
- 新しいランプを取り付けたら、ベース部から手を離してランプを固定します。
- プラスチック製のブロックを元のように取り付けます。
- ランプ用コネクタをソケットに接続します。コネクタは、隆起したインジケータのある端部が上にくるようにしてください(Figure 3.3参照)。
- 側面のハッチを閉じたら、ランプ交換は完了です。

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Figure 3.1 側面のハッチを開きます。

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Figure 3.2 プラスチック製のランプ固定用ブロックを取り外します。

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Figure 3.3 ランプのコネクタを外します。再接続するときは、プラグのインジケータが上にくるようにしてください。

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Figure 3.4 プラスチック製のランプホルダを、筐体の背面方向に押します。

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Figure 3.5 両手を使って慎重にランプを取り外します。ランプの前端を筐体に接触させないようにご注意ください。

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Figure 4.1 上の写真のように、マーキングリングの大部分がLLGポート内に入っていれば、LLGは正しく取り付けられています。
光源SLS603およびSLS605用の液体ライトガイド
LLG(液体ライトガイド)の液体コアは、UV光に長くさらされると徐々に透過率が低下します。キセノンランプの出力光スペクトルはUV域にまで及ぶため、それらの光源からの光の伝送に用いられるLLGは、使用するにつれて光の吸収率が大きくなります。LLGの透過特性が使用可能なレベル以下に低下したらLLGを交換してください。これはキセノンランプの製品寿命がくる前に発生します。光源からの出力光が不要なときは、シャッタを閉じてランプの光をLLGに結合させないことで、LLGの寿命を延ばすことができます。
LLGの出射端にあるダストキャップは、LLGからの強い光にさらされると燃える可能性があります。LLGを保護し、また安全にご使用いただくために、光源の電源を入れる前にダストキャップを取り外してください。
液体ライトガイドの取り付けおよび取り外し
光源SLS603には、当社のすべての標準的なØ3 mm液体ライトガイドが対応していますが、LLG03-4HまたはLLG3-xHのご使用をお勧めします。同様に光源SLS605には、当社のすべての標準的なØ5 mm液体ライトガイドが対応していますが、LLG05-4HまたはLLG5-xHのご使用をお勧めします。推奨している各LLGの片端には黄色の帯が付いており、これはLLGが光源に適切に接続できたかどうかを視覚的に判断するための目印になっています。黄色の帯が付いていないLLGを使用すると、光源に正しく接続されていることを確認しにくい場合があります。
LLGを接続するときは、Figure 4.1のようにLLGポートに挿入します。黄色の帯(マーキングリング)の大部分がLLGポート内に入っていれば、LLGが正しく挿入されていることになります。LLGを取り外すときは、「Release」スイッチを押し上げてLLGを引き抜きます。LLGポートにLLGが取り付けられると光源がそれを検知します。LLGが接続されていない時は光源のシャッタは閉じており、LLGが取り付けられるまで開けることはできません。これにより、お客様が光源からの強い出射光にさらされるのを防止しています。
LLGの先端を損傷から保護し、かつクリーンな状態を維持するために、露出しているLLGの先端にはダストカバーを付けてください。光源に挿入する前に、LLGの端部にグリースやホコリ、その他の汚れなどが付着していないことを確認してください。LLG端部のクリーニング方法については、下段のクリーニングに関するセクションをご覧ください。
液体ライトガイドの概要

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Figure 4.2 コア径Ø3 mm、長さ1.2 mのLLGの透過率データ(典型値)。青い領域は推奨動作波長範囲です。長さ1.2 m、1.8 m、2.4 mの液体ライトガイド間では、長さが変わっても非常に小さな差(<2.3%)しか生じないと考えられます。

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Figure 4.3 コア径Ø5 mm、長さ1.2 mのLLGの透過率データ(典型値)。青い領域は推奨動作波長範囲です。長さ1.2 m、1.8 m、2.4 mの液体ライトガイド間では、長さが変わっても非常に小さな差(<2.3%)しか生じないと考えられます。
離れた場所にある光源の出力光を、必要な場所に伝送することで実現される遮熱および除振の効果は、様々なアプリケーションにとって有用です。光源SLS603はコア径Ø3 mmの液体ライトガイド(LLG)に対応し、SLS605はコア径Ø5 mmのLLGに対応するように設計されています。LLGは柔軟性のあるライトパイプで、透明な無害の不燃性液体で満たされたポリマーチューブで構成されています。チューブの先端は溶融石英製のキャップで封止されており、光学端面としての役割も果たしています。LLGを通過した光はコア全体にわたって均一化され、強度が均一な光として出射されます。LLGを高出力の広帯域光源と組み合わせて使用した場合、以下のような利点があります:
- 均一な透過ビームが得られ、石英ファイバーバンドルの出射光に特徴的なデッドスポットがありません。
- LLGは巻いたり並べたりすることが可能で、同程度の径の石英ロッドが曲げると破損するのと対照的です。
- LLGでは大きなコアサイズと高い開口数が得られます。
- 可視域全体にわたり優れた透過率(Figure 4.2と4.3参照)を有します。
光源SLS603またはSLS605と組み合わせて使用するときは、LLGのガスケットが長時間にわたって45 °C以上にはならないようにし、また1時間以内でも60 °を超えないようにしてください。ガスケットは、Figure 4.6の写真のように、継手部分におけるクロム金属から黒色部分への変化で示されています。LLGは温度-5 °C~35 °Cの間で動作するように設計されています。光源SLS603およびSLS605は、バルブ近くのLLG端部の温度をモニタし、熱電冷却素子とファンを用いてLLG端部を冷却し、必要に応じて光源の電源を落として高くなりすぎた温度からLLGを保護します。高温になると液体内に気泡が発生し、LLGの透過特性が低下します。ガスケットの温度が45 °C~60 °Cでその持続時間が1時間以内の場合、冷却すれば気泡は液体に再び吸収されます。冷却時間は30分以上をお勧めします。ガスケットの温度が60 °Cを超えると、LLGに恒久的なダメージを与える場合があります。液体中の気泡はLLGの透過特性に重大な悪影響を及ぼします。また、高温によりガイドの様々な構造コンポーネント間の気密性が低下し、構造的な損傷の原因になる場合があります。
LLGは柔軟性がありますが、最小曲げ半径の制限もあります。各LLGの最小曲げ半径についてはTable 4.4をご覧ください。チューブを最小曲げ半径の仕様値よりもきつく曲げると、チューブに恒久的なねじれが生じます。
紫外(UV)光への露光による透過率の低下: LLG内の液体は、UV光に長くさらされると徐々に透過率が低下します。キセノンランプのスペクトルはUV域にまで及ぶため、光源SLS603およびSLS605に取り付けて使用されるLLGは、使用するにつれて減衰量が大きくなります。透過特性が使用可能なレベル以下に低下したら、LLGを交換してください。
液体ライトガイド端面のクリーニング: LLGを構成する溶融石英、PTFEおよび金属(アルミニウム、クロムメッキ真ちゅう、またはステンレススチール)は、一般的なクリーニング用溶剤に耐性があります。しかし、LLGの先端を溶剤に浸したり、溶剤が大量にしみこんだパッドでクリーニングしたりするのは避けてください。先端を溶剤に浸すと、石英製の端面とポリマーチューブの接合部に溶剤が染み込んで、ガイドが損傷する恐れがあります。溶剤をつけて拭き取っても端面から異物を除去できない場合は、かみそりの刃を使用してそっと落としてください。その際は、溶融石英ガラス端面のエッジを削らないようにご注意ください。
液体ライトガイドの寸法と最小曲げ半径:
Table 4.4 Liquid Light Guide Dimensions and Minimum Bend Radius | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Active Core Diameter | Standard End Fittings | Protective Sleeve | Min Bend Radius | |||
d0 | d1 | l1 | d2 | l2 | d3 | - |
Ø3 mm | Ø5 +0/-0.1 mm | 20 ± 0.1 mm | Ø9 ± 0.1 mm | 24 ± 0.1 mm | Ø7 ± 0.1 mm | 40 mm |
Ø5 mm | Ø7 +0/-0.1 mm | 20 ± 0.1 mm | Ø10 ± 0.1 mm | 24 ± 0.1 mm | Ø9.5 ± 0.1 mm | 60 mm |
Figure 4.5と4.6のラベルについては、Table 4.4と写真を参照してください。180 ± 1°は、l2の部分における金属部分と黒色材料部分の角度の公差を示しています。


Figure 4.6 LLGの先端部。主要な寸法のラベルが記載されています。
Recommended System Requirements | |
---|---|
Operating System | Windows® 7 SP1 (32-Bit, 64-Bit) with KB3020369 and KB3125574; Windows 10 (32-Bit, 64-Bit); Windows 11 (64-Bit) |
Processor (CPU) | 1 GHz or Higher |
Memory (RAM) | 2 GB |
Hard Drive | 25 MB (Min) of Available Disk Space |
Interface | Free USB 2.0 Port |
SLS60x1用GUIソフトウェア
SLS60x用ソフトウェアのGUIでは、強度調整、光源のON/OFF、シャッタの開閉、背面パネルポートのアクティブ化/非アクティブ化など、前面パネル上のほとんどの機能を操作することができます。
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下記は、当社のすべての白色広帯域照明用光源(ランプ)のセレクションガイドです。これらの光源以外に、マウント無し白色LEDやマウント付き白色LED、ファイバ出力型白色LED、Solis®高出力白色LEDもございます。
Broadband Light Source Selection Guide | ||||||||||
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Item # | (Click to Enlarge; Not to Scale) | Emitter Type | Wavelength Range (Click for Plot) | Output Coupling | Output Power | Lamp Electrical Power | Color Temperature | Lamp Lifetime | Replacement Lamp | |
SLS204 | ![]() | Deuterium | 200 - 700 nm | Free Space or Fiber Coupled (SMA) | 2 mWa 0.1 mWb (Typ.) | 30 W | N/A | 2000 hc | SLS254B | |
SLS206 | ![]() | Deuterium & Quartz Tungsten-Halogen | 200 - 2000 nm | Free Space or Fiber Coupled (SMA) | 1.3 mWb (Typ.) | De.: 30 W Hal.: 9 W | N/A | 2000 hc 10 000 hc | SLS254B SLS251 | |
SLS205 | ![]() | Xenon Arc | 240 - 1200 nm | Free Space or Fiber Coupled (SMA) | 290 mWa 5 mWd (Typ.) | 75 W | 5800 Ka 5400 Kd | 2000 hc | SLS255B | |
SLS401 | ![]() | Xenon Arc | 240 - 2400 nm | Free Spacee | > 1.3 Wa | 150 W | 5800 K | 2000 hc | SLS401Bf or SLS402B | |
SLS402 | ![]() | Mercury-Xenon Arc | 240 - 2400 nm | Free Spacee | > 1.3 Wa | 150 W | 6000 K | 2000 hc | SLS401B or SLS402Bf | |
SLS302 | ![]() | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 2500 nm | Free Spacee | > 10 Wa | 150 W | 3400 K | 1000 hg | SLS301B | |
SLS201L(/M) | ![]() | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 2600 nm | Free Spacee or Fiber Coupled (SMA) | 500 mWa 10 mWh | 9 W | 2796 K | 10 000 h | SLS251 | |
SLS301 | ![]() | Quartz Tungsten-Halogen | 360 - 3800 nm | Free Spacee | > 1.6 Wa | 150 W | 3400 K | 1000 hg | SLS301B | |
SLS603 | ![]() | Xenon Arc | 380 - 780 nm | Ø3 mm Liquid Light Guide | > 7 Wh | 300 W | 6000 Ki | 1000 hc | SLS600B | |
SLS605 | ![]() | Xenon Arc | 380 - 780 nm | Ø5 mm Liquid Light Guide | > 15 Wh | 300 W | 6000 Ki | 1000 hc | SLS600B | |
OSL2 | ![]() | Tungsten-Halogen | 400 - 1600 nm (Typical) | Fiber Bundle | 1.4 Wk | 150 W | 3200 K | 1000 hc | OSL2Bf, OSL2B2, or OSL2BIR | |
OSL2IR | ![]() | Tungsten-Halogen | 400 - 1750 nm (Typical) | Fiber Bundle | 3.8 Wk | 150 W | 3200 K | 200 hc | OSL2B, OSL2B2, or OSL2BIRf | |
QTH10(/M) | ![]() | Quartz Tungsten-Halogen | 400 - 2200 nm | Free Space | 50 mW (Typ.) | 10 W | 2800 Kl (Typ.) | 2000 h | QTH10B | |
SLS203F(/M) | ![]() | Silicon Carbide Globar | 500 nm - 9 µm | Free Spacee or Fiber Coupled (SMA) | 1.8 Wa | 24 W | 1500 K | 10 000 h | SLS253 | |
SLS303 | ![]() | Silicon Nitride Globar | 550 nm - 15 µm | Free Space | 4.5 Wa | 70 W | 1200 K | 5000 hg | SLS303B |

- 380~780 nm(-10 dBパワー帯域幅)のショートアークランプ光源
- 2種類のモデルをご用意:
- SLS603: コア径Ø3 mmのLLGが付属、出力光パワー>7 W
- SLS605: コア径Ø5 mmのLLGが付属、出力光パワー>15 W
- 可変減衰器により、出力光強度を0.1%~100%の範囲で連続調整可能
- 低いパワー変動:≤0.3%(1時間以内)
- 前面パネル、ソフトウェアGUI、またはコマンドラインで操作
- オゾンフリー
キセノンアークランプ光源SLS603およびSLS605は、波長380~780 nm(-10 dBパワー帯域幅)の光をLLGに結合します。前面パネルのLCDとコントロールスイッチ類、または背面パネルのUSBコネクタを介したリモート制御により全機能を操作できます。PCでの遠隔操作はソフトウェアGUIまたはコマンドラインインターフェイスを介して行いますが、それによりバルブから液体ライトガイドに結合する光量を連続的に調整したり、それとは独立してシャッタの状態を切り替えたりすることが可能です。背面パネルには外部トリガや変調信号の入力端子、モニタ信号の出力端子などが付いています。
LLGの出力端に付いているダストキャップは、LLGから出射する強い光にさらされると発火する可能性があります。LLGを保護し、また安全にご使用いただくために、ダストキャップは光源の電源を入れる前に取り外してください。
アークランプはオゾンフリーです。光路内で酸素をオゾンに変換するほどの深紫外線を放射しないため、光源周りのオゾンをパージする必要もなく安全にお使いいただけます。アークランプの筐体(ケース)は、300 Wのライトバルブから発生する熱エネルギーを安全に散逸させるために、大きめに設計されています。長時間使用するとケースが非常に熱くなる可能性があるため、不用意に手を触れないようにしてください。交換用ランプは別途販売しております(下記参照)。

Item # | SLS600B |
---|---|
Compatible Light Sources | SLS603, SLS605 |
Lamp Type | Xenon Arc |
Electrical Power | 300 W |
Color Temperature (Click for Spectrum) | 6000 K |
- SLS600B:交換用キセノンショートアークランプ
- 光源SLS603およびSLS605のどちらにも対応
- オゾンフリーのランプ
交換用ランプSLS600Bは、ショートアークランプ光源SLS603およびSLS605のどちらにも取り付けられます。詳細は「ランプの交換」タブをご覧ください。
アークランプはオゾンフリーです。光路内で酸素をオゾンに変換するほどの深紫外線を放射しないため、光源周りのオゾンをパージする必要もなく安全にお使いいただけます。
注:光源内のランプを交換する際は、皮脂がランプに付着しないように手袋を着用することをお勧めします。ランプに汚れが付着している可能性がある場合は、電源を接続する前にアルコールでクリーニングしてください。

当社では、Ø3 mmまたはØ5 mm液体ライトガイドを、Cerna®用落射照明モジュールCSE2100およびCSE2200に結合するためのコリメート用アダプタをご用意しております。互換性についての詳細はTable 662Cをご覧ください。こちらのアダプタは、対物レンズの後方焦点面において均一な照明を得るために、アクロマティック複レンズと両凸レンズをペアにして用いているのが特長です。
落射照明モジュールにはオス型D3Tアリ溝式アダプタを使用して接続します。顕微鏡アリ溝の詳細については製品紹介ページをご覧ください。液体ライトガイドはアダプタ後部のつまみネジで固定します。
このアダプタは、対応する落射照明モジュールに使用したときに、液体ライトガイドの出射光の像面が対物レンズの後方開口部にくるよう校正されています。お手持ちの顕微鏡の照明の最適化、あるいは像面の再調整をしたいときは、ネジアダプタ上のローレット付きリング(Knurled Ring)でコリメートの微調整が可能です(Figure 662Aの図をご覧ください)。
Table 662C Specifications | ||||
---|---|---|---|---|
Item # | LLG3A6 | LLG5A6 | LLG3A7 | LLG5A7 |
Effective Focal Length | 40 mm | 70 mm | ||
Compatible Epi-Illuminator Module | CSE2100 | CSE2200 | ||
LLG Diameter | 3 mm | 5 mm | 3 mm | 5 mm |
Collimating Optics | Achromatic Doublet & Double Convex Lens | |||
AR Coating | 350 nm - 650 nm Ravg < 0.5% at Each Surface | |||
Transmission Graph (Click Here for Raw Data) | ![]() | |||
Numerical Aperture | 0.3 | |||
Magnification | Infinite |

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Figure 662A マルチ光学素子を用いた液体ライトガイドコリメート用アダプタの断面図

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Figure 662B こちらのシミュレーション画像では、コリメート光源と落射照明モジュールCSE2100を使用したシステムにおける、軸上色収差を示しています。単一の光学素子によるコリメート用アダプタ(上)は、マルチ光学素子によるコリメート用アダプタ(下)と比べ、対物レンズの後方焦点面における波長に伴う焦点シフトが大きくなります。


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Figure 374C コリメート用アダプタを使用した出力

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Figure 374B コリメート用アダプタを使用しない出力

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Figure 374A LLGの端部に取り付けたコリメート用アダプタ
高出力光源からの出力をコリメートするためのARコーティング付き非球面コンデンサーレンズ(EFL=40 mm)のコリメート用アダプタをご用意しています。4種類のコリメート用筐体をご用意しており、それぞれOlympus IX/BX、Leica DMI、Zeiss AxioskopとNikon Eclipse Ti顕微鏡の照明ポートに対応しています。
これらのアダプタは、Ø3 mmとØ5 mmの液体ライトガイド(LLG)の両方の端部に簡単に取り付けられます。LLGは、#4-40止めネジ(セットスクリュ)と1.3 mmの六角レンチによってコリメータの背面に固定されます。
Optic Specifications | |
---|---|
Item # | ACL5040U-A Aspheric Condenser Lens |
AR Coating | 350 nm - 700 nm, Ravg < 0.5% at Each Surface |
Focal Length | 40.00 mm ± 8% |
NA | 0.60 |
Magnification | Infinite |
Surface Quality | 80-50 Scratch-Dig |
Centration | < 30 arcmin |


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Figure G5.1 上の写真のように、マーキングリングの大部分がLLGポート内に入っていれば、LLGは正しく取り付けられています。
- 光源SLS603またはSLS605へのLLG挿入の適否を視覚的に確認できる黄色の帯
- 340~800 nmにおいて高い透過率
- デッドスポットの無い均一な透過ビーム
- 柔軟性:最小曲げ半径が40mm (コア径Ø3 mm)または60mm (コア径Ø5 mm)
- 顕微鏡用コリメートアダプタもご用意(上記参照)
当社の液体ライトガイド(LLG)は340 nm~800 nmで高い透過率を有するため、白色光の照射用として適しています。LLGの標準品としては、コア径はØ3 mmおよびØ5 mm、長さは1.2 m、1.8 mおよび2.4 mの製品をご用意しています。コア径の大きい製品の場合、液体ライトガイドの透過率はファイバーバンドルよりも優れています。これは光ファイバーバンドルで生じるパッキング部分(デッドスペース)による透過光の損失が生じないためです。液体ライトガイドに関する詳細は「LLG」タブをご覧ください。
コア径Ø3 mmのLLGはキセノンアーク光源SLS603用に設計されており、コア径Ø5 mmのLLGはキセノンアーク光源SLS605用に設計されています。各ライトガイドの片端には黄色の帯が付いており、それはLLGが光源のLLGポートに対して適切な深さに挿入されているかどうかを判断するための目印になります(Figure G5.1参照)。.
3 mmおよびØ5 mmの液体ライトガイド用コリメートアダプタも別途ご用意しております(上記参照)。また、コア径Ø3 mm LLG用のSM1ネジ変換アダプタAD3LLG、およびコア径Ø5 mm LLG用のSM1ネジ変換アダプタAD5LLGもご用意しています。