シングルフォトン計数デバイス


  • Count Pulses from Single Photon Detectors
  • Monitor Counts with Built in Display or PC
  • Input Signals up to 100 MHz
  • Compact Housing Mountable with Side Clamps

SPCNT

Single Photon Counting Device

Application Idea

SPCNT Single Photon Counting Device mounted on the ECM100 Aluminum Clamp

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Table 1.1  Specifications
Item #SPCNT
Power Supplya
ConnectorUSB 2.0
Voltage5 V
Current200 mA
Default Settings
Bin Width500 ms
Dead Time0 ms
Threshold40%
  • 詳しい仕様は「仕様」タブをご覧ください。

特長

  • 組込みのディスプレイ画面またはPCでシングルフォトンディテクタからのカウント数をモニタ表示
  • シングルフォトンディテクタSPDMAおよびSPDMHxに対応
  • ソフトウェアOptical Power Monitorを使用して測定値のモニタおよび測定結果の保存が可能
  • モニタ出力は外部カウンタまたはオシロスコープに接続可能
  • TRIG INコネクタへのTTL信号によるゲート機能
  • 最大100 MHzまでの入力信号に対応
  • 106.1 mm x 25.4 mm x 57.2 mm(コネクタを含む)のコンパクトな筐体

当社のシングルフォトン計数デバイスSPCNTは、まず接続されたシングルフォトンディテクタからのパルス信号を受信します。次にその計数結果を、組込みのディスプレイ画面上にカウント数または周波数として数値表示したり、または接続された解析や表示用のPCに送信したりします。カウンタSPCNTは、当社の利得調整可能なシングルフォトンディテクタSPDMA、およびSPDMHxシリーズの利得固定型ディテクタ に対応しています。

このカウンタSPCNTはPCとの接続の有無に関わらず操作可能です。このデバイスはUSB2.0ポート(USBケーブルが付属)を介してPCに接続(および電源供給)できます。また、当社のOptical Power Monitor (OPM)ソフトウェアで操作することができ、計数結果のモニタや保存も可能です。PCに接続せずにカウンタSPCNTを直接操作する場合は、外部電源で電源供給をしてください。電源として必要な仕様はTable 1.1に記載しています。PCに接続せずに操作する場合、カウンタSPCNTにはTable 1.1に記載されたデフォルト設定が適用されます。

モニタ出力用のSMA端子からは、外部カウンタやオシロスコープ用の入力信号として使用可能なパルス信号が出力されます。モニタ出力信号は入力信号とは異なります。これは、パルス入力信号がシュミットトリガ回路で閾値(設定可能)と比較され、その閾値を超えた信号がカウントされるように変換されるためです。詳細はデバイスSPCNTのマニュアル内の「Operating Principle」の章をご覧ください。

カウンタSPCNTはゲートモードで動作させることができます。このモードでは、信号発生器などの外部ハードウェアでBin Widthまたはデッドタイム(不感時間)を決定するために、外部から正論理TTL信号を入力することができます。

アルミニウム製サイドクランプ(下記掲載)を使用すると、カウンタSPCNTを簡単にしっかりと取り付けることができます。

すべての技術データは、温度23±5°C、相対湿度45±15%(結露なし)の条件下で有効です。

Item #SPCNT
Input Signal
Frequency0 - 100 MHz
Resolution1 Hz
Pulse Width>10 ns
Edge Time< 2 μs
Amplitude0 to 5 V, with High Level ≥ Threshold
Thresholda0 to 100% (100% Corresponds to 3.2 V)
Monitor Output
LogicTTL and LVTTL
Low≤0.4 V
High≥2.7 V
Delay to Input Signal25 ns
Continuous Output Current50 mA
Gated Signal Input
LogicTTL and LVTTL
Low≤0.8 V
High≥2.0 V
Power Supply
ConnectorUSB 2.0
Voltage5 V
Current200 mA
General
Operating Temperature Rangeb0 - 40 °C
Storage Temperature Range-40 - 70 °C
Dimensions (W x H x D)106.1 mm x 25.4 mm x 57.2 mm (4.18" x 1.00" x 2.25")
Weight180 g
Display TypeGraphic OLED White, 102 x 64 pixels
Display Size25 mm x 35 mm (0.98" x 1.38")
  • デバイスSPCNTは信号レベルが閾値を超えたパルスのみをカウントします。
  • 結露無しの場合

ソフトウェア

バージョン 6.1(2024年7月30日)

ソフトウェアOptical Power Monitor(OPM)は下のリンクをクリックしてダウンロードいただけます。
Software Download

SPCNT用のGUIソフトウェアOptical Power Monitor

特長

  • リアルタイムでの測定値の記録と解析
  • 直感的な数値表示とグラフモード
  • 構成を設定できる長時間のデータロギング機能
  • カウンタSPCNTを最大8台まで並列に接続可能

このGUIパッケージには、多チャンネルのデータ測定と解析機能が組み込まれています。インターフェイスは使いやすさを考慮して設計されています。表示色を最小限にし、輝度も低く抑えているため、レーザ用保護メガネを着用しながらの暗い実験室での使用に適しています。測定データはデジタル数値または線グラフでリアルタイムに表示できます。連続したログデータや短時間での測定結果は、後でデータの閲覧や解析を行うために記録することできます。組み込まれている統計モードで測定データの解析を行い、また予め設定された測定周期内の新しい測定値を反映させるために連続的に更新を行います。

このソフトウェアパッケージOptical Power MonitorでGUIをインストールすると、USB接続でSPCNTのコンソールを制御することができます。 サポートされているすべてのデバイスに使用できる、LabVIEW、C/C++、Visual C#、Pythonを用いたプログラム例やドライバが、ソフトウェアと一緒にインストールされます。詳細はOPMのマニュアルをご覧ください。

Optical Power Meter Utility
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Figure 3.1  測定パネル:測定パネルには、周波数またはカウント数が表示されます(設定パネルで選択)。
Optical Power Meter Utility
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Figure 3.2  測定値の統計評価:予め設定された測定期間における統計量を計算します。上では解析値を棒グラフで、計算結果を数値で表示しています。
Optical Power Meter Utility
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Figure 3.3  グラフパネル:グラフパネルでは、信号が周波数またはカウント数として経時的に表示されます。
Optical Power Meter Utility
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Figure 3.4  データロギング:このロギングチャートでは長期的な測定の記録や、最大8台までのカウンタからの信号の同時記録が可能です。データは後処理により.csv形式で保存されますが、測定結果はリアルタイムでグラフ表示されます。
Optical Power Meter Utility
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Figure 3.5  データービュワー:記録されたデータの読み込みや表示が可能です。
SPCNT device side input panel
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Figure 4.1  SPCNTのサイドパネル(左側)
SPCNT device side output panel
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Figure 4.2  SPCNTのサイドパネル(右側)
CalloutDescription
1SMA Input (0 - 5 V)
CalloutDescription
1USB 2.0 (Mini-B) Connector (5 V Power Supply)
2 SMA Monitor Output (0 - 5 V)
3 SMA Trig In (Gate via TTL) (0 - 5 V)

Posted Comments:
Chang-Wei Cheng  (posted 2024-05-03 13:20:37.23)
Dear Thorlabs services, I have a single photon detectors (SPD, pulse width is about 2 ns and amplitude is 0.6-1V). Recently, we want to buy a single photon counting module. Is Your product SPCNT compatible with our SPD?
hkarpenko  (posted 2024-05-03 07:53:13.0)
Dear customer, thank you very much for your feedback. It depends on several specifications of your current SPD, whether the SPCNT single photon counting module is compatible with it. I will contact you directly to discuss this further with you.
user  (posted 2023-10-19 18:41:49.393)
Good evening, I would like to know if two SPCNT could be used to make time-correlated single photon counting. Thanks in advance.

シングルフォトン計数デバイス(シングルフォトンディテクタSPDMAおよびSPDMHxと組み合わせて使用)

  • シングルフォトンディテクタの出力端子に接続してシングルフォトンのカウント数をモニタ
  • シングルフォトンディテクタSPDMAおよびSPDMHxに対応

当社のシングルフォトン計数デバイスSPCNTは、まず接続されたシングルフォトンディテクタからのパルス信号を受信します。次にその計数結果を、組込みのディスプレイ画面上にカウント数または周波数として数値表示したり、または接続された解析や表示用のPCに送信したりします。

カウンタSPCNTには、PCまたは5Vの電源に接続するためのUSB 2.0 Type-A - Mini-Bケーブルが付属します。

アルミニウム製サイドクランプECM100またはECM225を使用すると、デバイスSPCNTをしっかりと取り付けることができ、実験室で視認する際も便利です。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SPCNT Support Documentation
SPCNTシングルフォトン計数デバイス
¥82,237
Today

アルミニウム製サイドクランプ

  • 当社の直方体形電子回路用筐体のØ12 mmまたはØ12.7 mmポストへの取付け
  • ECM100: カウンタSPCNTの筐体側面に取付け
  • ECM225: カウンタSPCNTの筐体底部に取付け

ECM225およびECM100は当社のアルミニウム製サイドクランプシリーズの製品で、当社の直方体形の電子回路用筐体をしっかりと取り付けることができます。

M4用ザグリ貫通穴がECM225には3つ、ECM100には1つあります。 これらのザグリ貫通穴を用いて、Ø12 mmまたはØ12.7 mmポスト、あるいはM4タップ穴のある表面などに取り付けることができます。クランプに電子回路用筐体を取り付ける前に、ザグリ貫通穴を用いてクランプをポスト等に取付けておく必要があります。筐体がクランプに固定された状態では、ザグリ貫通穴が使用できません。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
ECM100 Support Documentation
ECM100アルミニウム製サイドクランプ、幅25.4 mmの小型デバイス筐体用
¥2,855
Today
ECM225 Support Documentation
ECM225アルミニウム製サイドクランプ、幅57.2 mmの小型デバイス筐体用
¥3,117
Today