レゾナントスキャナーVantagePro®

- ±13° Scan Angle and Beam Diameters Up to 5 mm
- 8 kHz Resonant Frequency for High-Speed Scans
- Easy to Integrate with OEM Systems
GRS8-AG
Resonant Scanner
Scanner with Mounted Protected Silver Mirror
Application Idea
Post-Mounted GRS8-AG Resonant Scanner in a QSM5 Mount with GHS003 Heatsink
GRS8-AG
Resonant Scanner
Scanner Driver Board

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| Table 1.1 Key Specifications | |
|---|---|
| Item # | GRS8-AG |
| Maximum Beam Diameter | 5 mm |
| Resonant Frequency (Nominal) | 7910 ± 15 Hz |
| Maximum Scan Angle (Opticala) | ±13° |
| Mirror Coating | Custom Protected Silver, 450 nm - 10.6 µm |
用途例
- ラスターイメージング
- レーザ投影
- ビデオ顕微鏡
- 生物学分析
- 共焦点イメージング
- 蛍光イメージング
特長
- レゾナントスキャナ周波数:8 kHz
- Ø5 mmまでのビームに対応
- 光学走査範囲:±13°
- 電源、コマンドケーブル、電源ケーブル、スキャナ用マウントは別売りです。
当社のレゾナント走査システムVantagePro®は、光学走査ミラーを高周波で回転させ、レーザービームを偏向してユーザ制御の角度範囲にわたり連続的に走査するように設計されています。こちらのスキャナは、カスタム仕様の保護膜付き銀コーティングが施されたミラーを駆動します。ミラーは取り外すことができません。スキャナの共振周波数は8 kHzに固定されており、ガルバノシステムよりもはるかに高速な走査が可能です。レゾナントスキャナは、2次元ラスタ走査エンジンのファスト軸としてよく使用され、一般的にはビデオ顕微鏡、生物学分析、蛍光イメージングなどの用途に対応します。
レゾナントスキャナは、多体ばね質量系で構成され、システムの固定共振周波数でスキャンされます。この共振運動により、スキャナの速度と位置の両方が正弦波状に振動します。付属のドライバーボードが周波数を維持し、走査角度の制御が可能となります。ドライバはスキャナの速度をモニタし、他のシステムコンポーネントをスキャン動作に同期させるための同期パルスを提供します。
レゾナントスキャナGRS8-AGは、可視(VIS)および近赤外(NIR)域で高い反射率を示すカスタム仕様の保護膜付き銀コーティングが施されたミラーを採用しています。ミラーは取り外すことができません。ミラーは軸径7.8 mmおよび5.5 mmの楕円形で、有効径90%以上、最大ビーム径5 mmとなっています。このレゾナントスキャナの光学走査範囲は±13°で、これはシステムの回転軸に対する反射ビームの偏向角を示しています。また、この角度は鏡自体の角度回転である機械的走査範囲±6.5°に対応します。スキャナの固定共振周波数は8kHzです。詳しい仕様については「仕様」タブをご覧ください。
各システムには、ミラーが取り付けられたレゾナントスキャナ、スキャン用ドライバーボード、スキャナとドライバーボード間の通信用リボンケーブルが含まれます。対応する電源、電源ケーブル、コマンドケーブル、スキャナ用マウントは別売りです。
| Resonant Scanner Specs | |
|---|---|
| Item # Prefix | GRS8 |
| Max Beam Diametera | 5 mm |
| Mirror Substrate | Beryllium |
| Resonant Frequency (Nominal) | 7910 ± 15 Hz |
| Mechanical and Electrical Specifiations | |
| Max Scan Angleb (Opticalc) | ±13° |
| General Specifiations | |
| Operating Temperature (Non-Condensing) | 0 °C to 40 °C |
| Storage Temperature | -10 °C to 50 °C |
| Stator Body Size | Ø0.63" x 1.97" (Ø15.9 mm x 50.0 mm) |
| Scanner Length | 3.36" (85.4 mm) |
| Scanner Mass | 45 g |
| Driver Board Dimensions (L x W x H) | 3.49" x 1.50" x 2.36" (88.7 mm x 38.1 mm x 60.2 mm) |
| Driver Board Mass | 226 g |
| Mirror Coating Specs | |
|---|---|
| Item # Suffix | -AG |
| Coating Type | Custom Protected Silver |
| Absolute Reflectance | ≥92% (450 - 500 nm) ≥94.5% (500 - 2000 nm) ≥98% (2 - 10.6 µm) |
| Surface Quality (Scratch-Dig) | 40-20 |
Figure 3.1は、レゾナントスキャナGRS8-AGの共振周波数と温度との関係を示しています。Figure 3.2は、レゾナントスキャナの典型的なスキャン角度と電圧との関係を示しています。

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Figure 3.2 レゾナントスキャナGRS8-AGの半スキャン角が電圧によって変化する様子を示した典型的なデータ。この半角度はミラーの中心位置からの偏角を示していますが、光のスキャン偏角は表示されている値の2倍になります。校正曲線を生成するために、少なくとも5点の基準点を設定することを推奨いたします。
Figure 3.3、3.4 は、スキャン角度が±12°から±7°に急激にステップ変化したときのレゾナントスキャナのドライバーボードの応答を示しています。このステップ変化は10秒後に発生します。

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Figure 3.3 レゾナントスキャナGRS8-AGの典型的な立ち上がりエッジ周波数。走査角度の急激なステップ変化に対して、共振周波数が安定するまでの時間を示しています。10秒後から、走査角度は±12°から±7°への変化を開始します。

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Figure 3.4 レゾナントスキャナGRS8-AGの典型的な立ち上がり遅延。走査角度の急激なステップ変化に対する、同期トリガーパルスと走査ミラーの動作との間の遅延の変化を示しています。10秒後から、走査角度は±12°から±7°への変化を開始します。
レゾナントスキャナーシステムに含まれるコンポーネント

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Figure 4.1 レゾナントスキャナGRS8シリーズと付属部品
レゾナントスキャナーシステムVantagePro® GRS8シリーズ
- レゾナントスキャナ本体と取付済みのミラー
- スキャナ用ドライバーボード
- スキャナとドライバを接続するためのリボンケーブル 長さ0.6 m
別途ご購入が必要なアイテム
| Scanning Methodology Differences | |
|---|---|
| Galvanometer-Based Scanning | Flexible Scan Positioning Slower Scan Speeds Up to 1.2 kHz |
| Resonant Scanning | Faster Fixed Scan Speed of 8 kHz Mechanically Fixed Center of Scan Sinusoidal Velocity Profile |
ガルバノスキャナとレゾナントスキャナの比較
ガルバノ走査システムとレゾナント走査システムは、走査機構が異なるため相補的な利点を有しています。したがって、用途に適した走査方式を選択することが重要です。例えば、ガルバノスキャナはユーザ定義のスキャン経路やスキャン形状を実現するのに適しており、レゾナントスキャナは高速走査に適しています。
ガルバノ走査システムは、サーボ制御モータと位置決めアクチュエータによって制御されるガルバノミラーを使用します。ガルバノミラーの角度は外部信号により制御可能で、高い確度の位置決めや走査を実現し、走査線や走査領域はお客様により柔軟に設定できます。システムの慣性により、ガルバノスキャナの速度には上限があります。
レゾナントスキャナでもガルバノミラーは使用されていますが、ミラーを駆動する機構は大幅に異なります。音叉と同じようにに、ミラーアセンブリは共振周波数で駆動され、走査速度はガルバノ走査と比べて6倍速くなります。レゾナントスキャンミラーの移動プロファイルで唯一変更可能なパラメータはスキャン角度です。スキャンミラーの動作は常に正弦波であり、ガルバノ走査の任意の位置決め機能とは異なる信号処理と最適化技術が必要です。ドライバには、スキャナの動作と精密に同期した同期信号を発生させるフェーズロックループ(PLL)が内蔵されています。
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- 高速走査用、動作周波数8 kHz
- 最大光学走査範囲:±13°
- 可視(VIS)および近赤外(NIR)域(450 nm~10.6 µm)で高い反射率を示すカスタム仕様の保護膜付き銀ミラー
- スキャナ、ドライバーボード、通信用リボンケーブルが付属
当社のレゾナントスキャナVantagePro® GRS8-AGは高速イメージングに適しています。レゾナントスキャナは、可視(VIS)および近赤外(NIR)域で高い反射率を示すカスタム仕様の保護膜付き銀コーティングを施したミラーがスキャナ本体に搭載されています。このミラーは、最大ビーム径5 mmに対応します。光学走査範囲±13°(機械的走査範囲±6.5°)の広い走査領域を提供し、8 kHzの共振周波数で動作します。
レゾナント走査システムGRS8-AGには、ミラーが取り付けられたレゾナントスキャナ、走査用ドライバーボード、スキャナ本体とドライバーボード間の通信用リボンケーブル(長さ0.6 m)が含まれます。共振スキャナの制御は、ドライバーボード上の9ピンI/Oコネクタまたは8ピンSPIコネクタのいずれかを使用して行iます。レゾナントスキャナの制御についての詳細は、型番横の資料アイコン(
)をクリックしてマニュアルをご覧ください。
対応するリニア電源GPS011シリーズとコマンド&電源ケーブルCBLA2P、または電源GPWR15とコマンド&電源ケーブルCBLA2Fは別途ご購入いただけます(下記参照)。また、光学系に容易に組み込みが可能なレゾナントスキャナ本体用のマウントQSM5/Mも別売りでご用意しています(下記参照)。

- GPS011-JP: 1軸および2軸ガルバノシステム用±15 V電源、1個の電源で2つまでのガルバノスキャナの電源供給が可能
- ガルバノスキャナVantagePro® QG4/QG5/QS7/QS10/QS15/QS20シリーズ
- レゾナントスキャナGRS8-AG
- フォーカサBLINK
- 2軸スキャンヘッドXGシリーズ
- 電源GPS011-JPの仕様
- システムにケーブルを直接接続できる筐体付き電源
- スイッチング電源: 100 VAC / 50または60 Hz、115 VAC / 60 Hz、230 VAC / 50 Hz
- 出力: ±15 VDC @ 3 A
- 動作温度: 5~40 °C
- 寸法(L×W×H): 179 mm x 274 mm (Max) x 122 mm
- CBLA2P:レゾナントスキャナGRS8シリーズ用インターフェイスと電源ケーブル
電源GPS011-JPは1軸または2軸のガルバノシステム用低ノイズのリニア電源で、良好なシステム分解能を得るために電気干渉を最小限に抑える設計がされています。ガルバノスキャナQG4/QG5/QS7/QS10/QS15/QS20シリーズ、レゾナントスキャナGRS8-AG、フォーカサBLINK、2軸スキャンヘッドXGシリーズに対応します。 電源の出力は3 A で±15 VDC、100 VACの入力に対応します。筐体付きの電源のため、電源ケーブルははんだ付けせずに直接接続できます。
なお、電源GPS011-JPは、ガルバノスキャナQS30/45シリーズの駆動には十分ではありませんのでご注意ください。また、対応するガルバノスキャナについてもRMSを1 A未満に維持することをお勧めいたします。
電源&コマンドケーブルCBLA2Pは、電源GPS011-JPをレゾナントスキャナGRS8-AGにつなげるのにご使用いただけます。ケーブルの片端にはレゾナントスキャナGRS8シリーズに対応するピンコネクタが9つ、もう片端には電源GPS011-JPやお手持ちのコントローラにご使用いただけるコネクタが5つ付いています。この5つのコネクタのうち、3ピンの円形コネクタはGPS011-JP用、4つのBNCコネクタはお手持ちのコントローラ用となっています。

- GPWR15 Power Supply: ±15 V Power Supply for Single- and Dual-Axis Systems; One Supply Can Power up to Two Galvos
- QG, QS, SS, and SP Series VantagePro® Galvanometer Scanners
- GRS8-AG Resonant Scanner
- BLINK Focusers
- XG Series Scan Heads
- GPWR15 Power Supply Specs
- Open Frame Requires Cables to be Soldered In
- Input: 100-120 or 220-240 VAC
- Output: ±15 V @ 5 A (150 W Max Power)
- Operating Temperature: 0 to 50 °C
- Dimensions: 14.0" x 4.9" x 3.5" (356 mm x 124 mm x 90 mm)
- CBLA2F: Command and Power Cable for GRS8 Series Resonant Scanners
The GPWR15 Power Supply is a low noise, linear supply designed to minimize electrical interference for maximum system resolution. The compatible systems include the QG, QS, SS, and SP series Galvanometers Scanners, the GRS8 series Resonant Scanners, the BLINK Focusers, and the XG Series Scan Heads. This power supply delivers ±15 VDC at 5 A and is configured to accept a mains voltage of 100 - 120 or 220 - 240 VAC. It has an open frame, allowing the user to solder the compatible power cable into the system.
The CBLA2F Command and Power Cable is suitable for connecting a GRS8 series resonant scanner to the GPWR15 power supply or a user-supplied equivalent. One end of the cable terminates in a 9-pin connector for compatibility with the GRS8 series resonant scanner. The other end splits into a power cable, terminating in two bare wires for soldering to the power supply, and a control cable, terminating in five bare wires for soldering to a user-supplied controller.


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Figure G4.3 マウントQSM5(/M)を使用してスキャナGRS8-AGをポストに垂直に取り付け可能

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Figure G4.2 マウントQSM5(/M)に取り付けられたレゾナントスキャナGRS8-AG
| Table G4.1 Specifications | ||
|---|---|---|
| QSMx Mount | Drawingsa | Compatible Scanner |
| QSM5(/M) | GRS8-AG | |
- レゾナントスキャナ(上記参照)用マウント
- ツーピースタイプのクランプ機構によりミラー表面との接触防止
- ポストまたは移動ステージに垂直方向または水平方向に取り付け可能
- 移動ステージMTシリーズの上に繰り返し精密に取り付けられる位置決めPIN用穴・スロット
- ヒートシンクGHS003/Mに対応
マウントQSM5/Mは、上記のレゾナントスキャナ取付用にご利用いただけます。Table G4.1では、ポストや移動ステージに垂直方向または水平方向に取り付けるための穴の配置がご覧いただけます。スキャナはツーピースタイプのクランプに固定されるので、変動に敏感なミラーをマウントに通さずに固定が可能です。より高い放熱性能が必要な用途向けに、すべてのマウントはヒートシンクGHS003/Mに取り付け可能です。
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ズーム


レゾナントスキャナ走査角度±13°