ガラスセル
- 50 mm, 100 mm, or 500 mm Long Empty Borosilicate Glass Cells for Spectroscopy
- Ø12.7 mm, Ø25 mm, or Ø50 mm Flat Windows
- Available with One or Two Fill Tubes
- Custom Solutions Available
GC252
Two Fill Tubes, Ø25 mm Windows
Application Idea
The KF25C050 Ø1/2" compression fitting provides compatibility with KF25-flanged vacuum systems.
GC251L
One Fill Tube,
Ø25 mm Windows
GCV501
One Fill Tube with
J. Young® Valve,
Ø50 mm Windows
Borosilicate Cell
KF25C050 KF25 Flange to Compression Fitting Adapter
KF25WNC Wing Nut Clamp, KF25CR-F Centering O-Ring Inside
Please Wait
Click to Enlarge
ガラスセルGCV251とGCV501のJ. Young®バルブを締めることで、高真空封止が可能です。
Click to Enlarge ガラスセルGC251に2つのヒーターキャップGCH25Rが取付けられています。
特長
- 分光用途向けの空のガラスセル
- 長さ50 mmのガラスセル
- 両端にØ12.7 mmのウィンドウ付き
- 1本の充填用チューブ付き
- 長さ100 mmのガラスセル
- 両端にØ12.7 mm、Ø25 mmまたはØ50 mmのウィンドウ付き
- 充填用にチューブが1本のタイプと、フロー用にチューブが2本のタイプをご用意
- 1本のタイプには封止用のJ. Young®*バルブ付きもご用意
- 長さ500 mmのガラスセル
- 両端にØ25 mmのウィンドウ付き
- 1本の充填用チューブ付き
- セルとウィンドウはホウケイ酸ガラス製
- 350~2200 nmにおいて高い透過率
- カスタム仕様の設計や製造も承ります(当社までお問い合わせください)
- Ø12.7 mmとØ25 mmのセルには様々なヒータの取付けが可能
- ウィンドウの交換可能なGL-32ネジ付きガラスセルもご用意
こちらの空のホウケイ酸ガラスセルには、特定の吸収スペクトルを有する原子や分子化合物の気体を充填することができます。セルには充填チューブが1本のタイプと2本のタイプがあります。充填チューブが1本のセルは封止して使用するときに、2本付いたセルは定常的にガスをフローさせるときに便利です。充填チューブ1本のセルには、高真空に対応するグリース無しのストップコック(右上の写真参照)でガラスセルを封止できる、J. Young®バルブ付きのタイプもございます。外径6.35 mmの充填チューブはØ6.35 mm(1/4インチ)のフレアレス管継手に対応しており、外径12.7 mmの充填チューブはØ12.7 mm(Ø1/2インチ)フレアレス管継手に対応しています(「真空封止」タブ参照)。右の動画でご覧いただけるように、セルの長さや直径、充填チューブの構成などについて、ご要望によりカスタム仕様のガラスセルを製造することも可能です。詳細は当社までお問い合わせください。
セルはホウケイ酸ガラス製です。このガラスは欠けたり割れたりしにくい丈夫な素材で、350 nm~2200 nmで高い透過率を有します。各セルの両端にはØ12.7 mm、Ø25 mmまたはØ50 mmのウィンドウが融着されています。当社では、幅広い分光用途に対応可能なセルを多数ご用意しております(下の表参照)。こちらに掲載されているすべてのガラスセルは10-7 Torr以下の真空圧力を保持でき、また5 psi(~34kPa)までの圧力にも耐えられます。製造後のセルは、まず水で超音波洗浄を行い、さらにメタノールで洗浄しています。その後、セルを真空システムに接続し、真空リーク試験を行っています。セル出荷時のパッケージは真空封止されていませんので、真空システム内にセットする前に、前述と同様のクリーニングを行うことをお勧めします。
これらのセルは一般に吸収分光法で使用されます。吸収分光法での一般的な使用方法については「用途」タブをご覧ください。当社ではガス吸収分光法用として、小型マルチパスセルやヘリオット型マルチパスセルもご用意しています。
取付けおよびヒータについて
こちらのガラスセルは当社の標準のV字型、キネマティックV字型、Ø38 mm(Ø1.5インチ)ポスト用V字型の各クランプマウントに取付け可能です。セルの外径とマウントの対応をご確認ください。ポスト取付け可能なバンドクランプVBC1/Mを2つ使用すると、GC251Lを傷つけることなく取り付けられます。ホイル型抵抗ヒータHT10KおよびTLK-Hの裏面には粘着剤がついており、Ø12.7 mmまたはØ25 mmの融着ウィンドウ付きガラスセルの外側に巻き付けることができます。Ø25 mmの融着ウィンドウ付きセルには、ページ右下の写真のように、当社のガラスセル用ヒータGCH25-75を取付けることができます。取付ける際は、付属の4本のØ6 mmケージロッドを、長さ101.6 mmのケージロッドER4に交換する必要があります。当社ではØ25 mmの融着ウィンドウ付きセル用のキャップヒータGCH25Rもご用意しております。このキャップヒータはセル端部に直接取り付けられます。
*J. Young®はGPE Scientific社の登録商標です。
吸収分光法
ガラスセル内の基準物質はそれぞれを特徴づける固有の吸収スペクトルを有しているため、下図に示す線形吸収線の測定によって基準ガスセル内の物質を特定することができます。対象とする波長域を可変レーザで走査し、フォトディテクタで光の吸収を検出すると、セル内の気体の特性を示す一連のピークを記録することができます。
KFフランジを用いた真空封止の方法
当社のホウケイ酸ガラスセルへのガスの流出入は、KF16フランジやKF25フランジの付いたコンポーネント、および関連するアクセサリと組みあわせて使用することで、制御することができます。Ø6.35 mmの充填用チューブが1本付いているガラスセルは、フランジ-フレアレス管継手用アダプタKF16C025またはKF25C025に挿入できます。Ø12.7 mmの充填用チューブが1本または2本付いているガラスセルは、フランジ-フレアレス管継手用アダプタ KF16C050またはKF25C050に挿入できます。
以下では、ガラスセルをKF16またはKF25フランジの付いた真空システムに取り付ける方法をご紹介します。
- ガラスセルの充填用チューブの径に対応したKF16またはKF25フランジ-フレアレス管継手用アダプタを選びます。
- 洗浄された点検済みのセンタリングOリングKF16CR-FまたはKF25CR-Fに真空用グリースを塗布し、ベースのポストまたはパイプの上に置きます。
- センタリングOリングの上にフランジ-フレアレス管継手用アダプタを置き、ウィングナットクランプKF16WNCまたはKF25WNCで固定します。
- フランジ-フレアレス管継手用アダプタのローレット加工された固定ノブを緩め、ノブ、Oリング、およびシールリングを外して結合面を点検します。また付属のOリングに真空用グリースを塗布します。こうすることで、ガラスセルの充填用チューブがシステムに挿入されたときに、真空封止が可能になります。
- ガラスセルの充填用チューブの開口端を、まずローレット加工された固定用ノブの上側(Thorlabsの刻印側)から挿入し、次にシールリング(Oリング用のザグリがアダプタ本体方向に向くように)、およびフランジ-フレアレス管継手用アダプタのOリング(この順番で)に挿入します。
- 続いてフランジアダプタ本体に挿入し、Oリング、シールリング、固定ノブをアダプタ本体まで移動させます。最後に、固定ノブを手で締め付けます。
組立てられた状態のフランジ-フレアレス管継手用アダプタに、ガラス管を直接挿入することはお勧めしません。ガラス管の鋭端部でOリングを傷つけ、真空封止ができない場合があります。
Posted Comments: | |
Rohan Glover
 (posted 2020-11-30 02:36:36.073) Hi, What type of borosilicate glass are these cells made from? Thanks. llamb
 (posted 2020-12-16 04:13:37.0) Thank you for contacting Thorlabs. We use Simax borosilicate glass for these empty glass cells. |
- 充填チューブは1本
- 溶融ホウケイ酸ガラス製ウィンドウ
- Ø12.7 mmウィンドウ:
長さ50 mmまたは100 mm - Ø25 mmウィンドウ:
長さ100 mmまたは500 mm - Ø50 mmウィンドウ:長さ100 mm
- Ø12.7 mmウィンドウ:
- ガス試料を封止して使用するのに適した製品
充填チューブが1本のガラスセルは、ガス試料の充填後に封止して計測に用いる場合に有用です。このセルにはバルブが付いていないため、ガスを封止するにはシステム内の他の場所にバルブを追加しなければなりません。
当社では有効径がØ8.0 mmのØ12.7 mmガラスセル、有効径がØ21.0 mmのØ25 mmガラスセル、および有効径がØ36.0 mmのØ50 mmガラスセルをご用意しております。Ø12.7 mmガラスセルにはホイル型抵抗ヒータHT10KおよびTLK-Hを取付けることができます。Ø25 mmガラスセルには当社のすべてのガラスセル用ヒータを取付けることができます。当社のガラスセルはすべてホウケイ酸ガラス製です。
- 充填チューブは1本、J. Young®バルブ付き
- 長さ100 mmのホウケイ酸ガラスセル
- Ø25 mmまたはØ50 mmの溶融ホウケイ酸ガラス製ウィンドウ
- ガス試料を封止して使用するのに適した製品
充填チューブが1本のガラスセルは、ガス試料の充填後に封止して計測に用いる場合に有用です。ガス試料の封止方法には、真空システムのどこかで封じ切る方法と、充填チューブにJ. Young®バルブが組み込まれたセルを使用する方法があります。J. Youngバルブはグリース無しのPTFE製ストップコックで、高真空を維持できます。黄色のノブを締めると、充填チューブのT型接合部の手前で封止できます。また洗浄するために完全に緩めて外すことも可能です。
当社では有効径がØ21.0 mmのØ25 mmガラスセルと、有効径がØ36.0 mmのØ50 mmガラスセルをご用意しております。Ø25 mmガラスセルは当社のØ25 mmガラスセル用ヒータに対応します。当社のガラスセルはすべてホウケイ酸ガラス製です。
- 90°の位置に配置された2本の充填チューブ
- 長さ100 mmのホウケイ酸ガラスセル
- ホウケイ酸ガラス製のØ25 mmまたはØ50 mmウィンドウを融着済み
- ガス試料のフロースルーに適した製品
2本の充填チューブが付いたガラスセルは、ガス試料をフロースルーさせながら分析するのに使用することができます。このセルにはバルブが付いていないため、ガスを封止するにはシステム内のほかの場所にバルブを追加しなければなりません。
当社では有効径がØ21.0 mmのØ25 mmガラスセルと、有効径がØ36.0 mmのØ50 mmガラスセルをご用意しております。Ø25 mmガラスセルは当社のØ25 mmガラスセル用ヒータに対応します。当社のガラスセルはすべてホウケイ酸ガラス製です。