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ホットミラー&コールドミラー、UV溶融石英基板


  • Protect Heat-Sensitive Setups with Minimal Deformation
  • Durable Dielectric Coating
  • Hot Mirrors Reflect IR
  • Cold Mirrors Reflect Visible Light

M254C45

M254H00

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Inserting Mounted Optic into Cage Cube
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刻印された矢印は光の伝搬方向を示しています。
Engraved Arrow
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コールドミラーをケージキューブ用マウントB5C1に取り付け、ケージキューブC6Wに装着

特長

  • Ø25.4 mm(Ø1インチ)マウント無しホット&コールドミラー
  • 入射角0°および45°
  • UV溶融石英(UVFS)基板のため低い熱膨張係数と長寿命
  • 30 arcminウェッジ角による干渉効果の最小化

当社のUV溶融石英ホットミラーおよびコールドミラーは、Ø25.4 mm(Ø1インチ)マウント無しのミラーで、熱影響による深刻なダメージが想定される実験での使用に適しています。 ホットミラーは、可視光を透過し、赤外光を反射させます。赤外線エネルギを反射することで、熱影響を受けやすい素子が保護されます。対照的に、コールドミラーは可視光を反射し、赤外光を透過させます。これらのミラーは投影用途や、ローパスおよびハイパスフィルタとしての使用に適しています。

これらのUV溶融石英ミラーは、ソーダライムホットミラー&コールドミラーと 比べ低い熱膨張係数で、変形させずに熱を吸収することができます。 このミラーには干渉効果を最小化させる30 arcminウェッジ角があり、特に入射角45°で設計されたミラーにおいて優れています。 このミラーは耐久性が高く、当社のソーダライムガラス製ホットミラー&コールドミラーのコーティングよりも高密度な、硬度の高い誘電体コーティングが施されており、高品質光学素子使用時の通常のクリーニングや取扱いに耐える品質です。また、UV溶融石英基板はソーダライムガラスに比べて非常に長い製品寿命でもあります。

右図にあるように、このミラーの側面には、コーティング無しの面を指す矢印が刻印されています。 矢印は光がミラーを通って伝搬すべき方向を示しています。

当社では、より広い範囲のカットオフ周波数を有するダイクロイックミラー/ビームスプリッタもご用意しています。

Optic Cleaning Tutorial
Optical Coatings and Substrates
0 Degree Hot Mirror Schematic
45 Degree Hot Mirror Schematic

0 Degree Cold Mirror Schematic
45 Degree Cold Mirror Schematic
Specifications
DiameterØ1" (Ø25.4 mm)
Thickness5 mm
Surface Flatnessλ/10 at 632.8 nm
Surface Quality20-10 Scratch-Dig
Wedge30 ± 10 arcmin
Coatings
Hot Mirrora at 0° and 45° AOITavg > 92% from 400 to 690 nm
Ravg >97% from 710 to 1200 nm
Cold Mirror at 0° and 45° AOITavg >92% from 710 to 1200 nm
Ravg >97% from 400 to 690 nm
Damage Thresholds
M254H005 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M254H455 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)
M254C002 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M254C450.5 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)
  • ホットミラーM254H45には透過率向上のためのARコーティング(Rabs<2%、400~800 nm)も施されています。

UV溶融石英の透過率

Uncoated UVFS Transmission
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200 nm~5 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。

 

ホットミラーの透過率と反射率

下のグラフの青色の領域は仕様に記載されている性能を保証するホットミラーの透過帯と反射帯を示しています。この領域以外の性能についてはロット毎に異なり、保証されません。

M254H00 Hot Mirror Reflectance at 6 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。
M254H00 Hot Mirror Transmission at 6 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。

入射角0°におけるSおよびP偏光の透過率と反射率は等しいことにご注意ください。

M254H45 Hot Mirror Reflectance at 45 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。
M254H45 Hot Mirror Transmission at 45 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。

 

コールドミラーの透過率と反射率

下のグラフの青色の領域は仕様に記載されている性能を保証するコールドミラーの透過帯と反射帯を示しています。この領域以外の性能についてはロット毎に異なり、保証されません。

M254C00 Cold Mirror Reflectance at 6 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。
M254C00 Cold Mirror Transmission at 6 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。


入射角0°におけるSおよびP偏光の透過率と反射率は等しいことにご注意ください。

M254C45 Cold Mirror Reflectance 45 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。
M254C45 Cold Mirror Transmission at 45 Deg
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350 nm~10 µmの生データは、こちらからダウンロードいただけます。
Damage Threshold Specifications
Item #Damage Threshold
M245H005 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M245H455 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)
M245C002 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M245C450.5 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)

当社のホットミラー&コールドミラーの損傷閾値データ

右の仕様は当社のホットミラー&コールドミラーの損傷閾値の測定値です。

 

レーザによる損傷閾値について

このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。

テスト方法

当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。

初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

LIDT metallic mirror
上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。
LIDT BB1-E02
Example Test Data
Fluence# of Tested LocationsLocations with DamageLocations Without Damage
1.50 J/cm210010
1.75 J/cm210010
2.00 J/cm210010
2.25 J/cm21019
3.00 J/cm21019
5.00 J/cm21091

試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。

CWレーザと長パルスレーザ

光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。

パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。

Linear Power Density Scaling

線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

Intensity Distribution

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。

ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。

  1. レーザの波長
  2. ビーム径(1/e2)
  3. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
  4. レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)

ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。

ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。

次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。

CW Wavelength Scaling

この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。

パルスレーザ

先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。

パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。

Pulse Durationt < 10-9 s10-9 < t < 10-7 s10-7 < t < 10-4 st > 10-4 s
Damage MechanismAvalanche IonizationDielectric BreakdownDielectric Breakdown or ThermalThermal
Relevant Damage SpecificationN/APulsedPulsed and CWCW

お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。

Energy Density Scaling

エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。

  1. レーザの波長
  2. ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
  3. レーザのパルス幅
  4. パルスの繰返周波数(prf)
  5. 実際に使用するビーム径(1/e2 )
  6. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)

ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。

次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。

Pulse Wavelength Scaling

 

波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。

ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。

次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。

Pulse Length Scaling

お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。


[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).

レーザーシステムが光学素子に損傷を引き起こすかどうか判断するプロセスを説明するために、レーザによって引き起こされる損傷閾値(LIDT)の計算例をいくつかご紹介します。同様の計算を実行したい場合には、右のボタンをクリックしてください。計算ができるスプレッドシートをダウンロードいただけます。ご使用の際には光学素子のLIDTの値と、レーザーシステムの関連パラメータを緑の枠内に入力してください。スプレッドシートでCWならびにパルスの線形パワー密度、ならびにパルスのエネルギ密度を計算できます。これらの値はスケーリング則に基づいて、光学素子のLIDTの調整スケール値を計算するのに用いられます。計算式はガウシアンビームのプロファイルを想定しているため、ほかのビーム形状(均一ビームなど)には補正係数を導入する必要があります。 LIDTのスケーリング則は経験則に基づいていますので、確度は保証されません。なお、光学素子やコーティングに吸収があると、スペクトル領域によってLIDTが著しく低くなる場合があります。LIDTはパルス幅が1ナノ秒(ns)未満の超短パルスには有効ではありません。

Intensity Distribution
ガウシアンビームの最大強度は均一ビームの約2倍です。

CWレーザの例
波長1319 nm、ビーム径(1/e2)10 mm、パワー0.5 Wのガウシアンビームを生成するCWレーザーシステム想定します。このビームの平均線形パワー密度は、全パワーをビーム径で単純に割ると0.5 W/cmとなります。

CW Wavelength Scaling

しかし、ガウシアンビームの最大パワー密度は均一ビームの約2倍です(右のグラフ参照)。従って、システムのより正確な最大線形パワー密度は1 W/cmとなります。

アクロマティック複レンズAC127-030-CのCW LIDTは、1550 nmでテストされて350 W/cmとされています。CWの損傷閾値は通常レーザ光源の波長に直接スケーリングするため、LIDTの調整値は以下のように求められます。

CW Wavelength Scaling

LIDTの調整値は350 W/cm x (1319 nm / 1550 nm) = 298 W/cmと得られ、計算したレーザーシステムのパワー密度よりも大幅に高いため、この複レンズをこの用途に使用しても安全です。

ナノ秒パルスレーザの例:パルス幅が異なる場合のスケーリング
出力が繰返し周波数10 Hz、波長355 nm、エネルギ1 J、パルス幅2 ns、ビーム径(1/e2)1.9 cmのガウシアンビームであるNd:YAGパルスレーザーシステムを想定します。各パルスの平均エネルギ密度は、パルスエネルギをビームの断面積で割って求めます。

Pulse Energy Density

上で説明したように、ガウシアンビームの最大エネルギ密度は平均エネルギ密度の約2倍です。よって、このビームの最大エネルギ密度は約0.7 J/cm2です。

このビームのエネルギ密度を、広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDT 1 J/cm2、そしてNd:YAGレーザーラインミラーNB1-K08のLIDT 3.5 J/cm2と比較します。LIDTの値は両方とも、波長355 nm、パルス幅10 ns、繰返し周波数10 Hzのレーザで計測しました。従って、より短いパルス幅に対する調整を行う必要があります。 1つ前のタブで説明したようにナノ秒パルスシステムのLIDTは、パルス幅の平方根にスケーリングします:

Pulse Length Scaling

この調整係数により広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDTは0.45 J/cm2に、Nd:YAGレーザーラインミラーのLIDTは1.6 J/cm2になり、これらをビームの最大エネルギ密度0.7 J/cm2と比較します。広帯域ミラーはレーザによって損傷を受ける可能性があり、より特化されたレーザーラインミラーがこのシステムには適していることが分かります。

ナノ秒パルスレーザの例:波長が異なる場合のスケーリング
波長1064 nm、繰返し周波数2.5 Hz、パルスエネルギ100 mJ、パルス幅10 ns、ビーム径(1/e2)16 mmのレーザ光を、NDフィルタで減衰させるようなパルスレーザーシステムを想定します。これらの数値からガウシアン出力における最大エネルギ密度は0.1 J/cm2になります。Ø25 mm、OD 1.0の反射型NDフィルタ NDUV10Aの損傷閾値は355 nm、10 nsのパルスにおいて0.05 J/cm2で、同様の吸収型フィルタ NE10Aの損傷閾値は532 nm、10 nsのパルスにおいて10 J/cm2です。1つ前のタブで説明したように光学素子のLIDTは、ナノ秒パルス領域では波長の平方根にスケーリングします。

Pulse Wavelength Scaling

スケーリングによりLIDTの調整値は反射型フィルタでは0.08 J/cm2、吸収型フィルタでは14 J/cm2となります。このケースでは吸収型フィルタが光学損傷を防ぐには適した選択肢となります。

マイクロ秒パルスレーザの例
パルス幅1 µs、パルスエネルギ150 µJ、繰返し周波数50 kHzで、結果的にデューティーサイクルが5%になるレーザーシステムについて考えてみます。このシステムはCWとパルスレーザの間の領域にあり、どちらのメカニズムでも光学素子に損傷を招く可能性があります。レーザーシステムの安全な動作のためにはCWとパルス両方のLIDTをレーザーシステムの特性と比較する必要があります。

この比較的長いパルス幅のレーザが、波長980 nm、ビーム径(1/e2)12.7 mmのガウシアンビームであった場合、線形パワー密度は5.9 W/cm、1パルスのエネルギ密度は1.2 x 10-4 J/cm2となります。これをポリマーゼロオーダ1/4波長板WPQ10E-980のLIDTと比較してみます。CW放射に対するLIDTは810 nmで5 W/cm、10 nsパルスのLIDTは810 nmで5 J/cm2です。前述同様、光学素子のCW LIDTはレーザ波長と線形にスケーリングするので、CWの調整値は980 nmで6 W/cmとなります。一方でパルスのLIDTはレーザ波長の平方根とパルス幅の平方根にスケーリングしますので、1 µsパルスの980 nmでの調整値は55 J/cm2です。光学素子のパルスのLIDTはパルスレーザのエネルギ密度よりはるかに大きいので、個々のパルスが波長板を損傷することはありません。しかしレーザの平均線形パワー密度が大きいため、高出力CWビームのように光学素子に熱的損傷を引き起こす可能性があります。


Posted Comments:
grwoods4  (posted 2017-01-01 18:39:25.343)
Do you make this fused silica cold mirror in a 2" size?
tfrisch  (posted 2017-01-04 08:29:20.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly about current availability of larger sizes of these IBS coated mirrors.
efcunn  (posted 2016-11-14 11:56:13.707)
Like a previous customer (julien.lancelot, 2014-11-27), I would also be interested in seeing the mirror's response above 1300nm, especially up to 2500nm. Is this information available? Thank you.
tfrisch  (posted 2016-11-16 01:24:17.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. On the Graphs tab, there are links to the raw data over an extended range.
fabian.luecking  (posted 2016-10-11 10:42:34.14)
Are these optics also available in different formats? In my case, I would be interested in a 0.5" diameter substrate.
jlow  (posted 2016-10-11 09:52:41.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: Yes we can customize this to be 1/2". I will contact you directly about the quote.
shane  (posted 2016-06-30 17:52:08.243)
Regarding Hot Mirror M254H00, I see the plot graph for its transmittance/reflectance %'s are stated for 8° AOI. And, I see you'd answered another that its transmittance/reflectance %'s at 0° AOI should be comparable to that. How much farther beyond 8° AOI can you go before transmittance/reflectance %'s are severely eroded? I'm looking for a Hot Mirror with the widest possible ranging sweep of AOI that still maintains high transmittance/reflectance %'s for the same range as covered by the M254HOO. I'd further be interested in larger sizes of it, too, approximately 30cm diameter. A couple to test initially, then more later if it works out.
foued.amrani  (posted 2016-03-10 10:19:54.303)
Dear, what are the reflectence of your cold or hot mirrors at exactly 0° incidence angle? thenk you best regards.
besembeson  (posted 2016-03-10 04:15:42.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: The reflectance will be comparable to that at 8 deg, since you need a small angle to be able to position a detector. You can use the same estimates for the transmission. We have these plots under the "Graphs" tab at the following link: http://www.thorlabs.com/NewGroupPage9.cfm?ObjectGroup_ID=6108
julien.lancelot  (posted 2014-11-27 11:18:12.93)
Hi there, I am interested in the transimssion and reflectivity of the 45° mirrors between 3µm and 5µm. Do you know these ?
myanakas  (posted 2014-12-08 04:02:15.0)
Response from Mike at Thorlabs: Thank you for your feedback. We are currently working on updating the website with this data. In the meantime I have contacted you directly with data out to 6 um.
user  (posted 2014-10-02 19:00:08.48)
My apologies, I have found the polarization data plotted here so please disregard my previous query. Many thanks, Ross Leyman.
Ross.Leyman  (posted 2014-10-02 18:56:13.283)
Hi there, do you have any plots or information regarding reflectivity/transmission curves at both S- and P-polarisation of incoming beam? Many tThanks, Ross.
n.bayarjargal  (posted 2014-08-27 14:18:21.493)
Can you produce an square hot mirror that is mountable in Cage Cube CM1-DCH? I just need one such item. If not, can you offer me other possibility to use the 1 inch hot mirror in 30 mm cage system? Sincerely, Bayarjargal
cdaly  (posted 2014-08-27 02:19:14.0)
Response from Chris at Thorlabs: A 1" diameter optic can be mounted in the cage system by using the C4W or C6W cage cube with a B3C platform and B5C optic mount. Tip & tilt adjustment can be added for a mirror by using a B4C kinematic platform rather than the B3C.
carlos.macias  (posted 2014-03-31 14:12:45.24)
What is the dispersion like (GVD and/or GDD) in transmission or reflection for the M254C45?
besembeson  (posted 2014-04-08 08:18:20.0)
Response from Bweh E at Thorlabs: I will send you the theoretical plot for the group delay via email.
g9622513  (posted 2013-12-10 08:06:16.337)
Please provide the Damage Thresholds for CW laser @532 nm.
jlow  (posted 2014-01-07 04:53:35.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: We do not have the damage threshold data for this particular optic but we estimate the damage threshold to be similar to our -E02 dielectric mirror. We have tested with the -E02 mirror with the highest power 532nm CW laser we have access to and it was able to withstand 2 kW/cm (focused to a 17µm spot size) without being damaged.
fd297  (posted 2013-10-14 13:06:35.81)
We planned to deposite some material from organic solvents on the mirror. Could you give me some information on the mirror material (mainly the last layer exposed to air) and how it would be affected by solvents?
jlow  (posted 2013-10-15 11:33:00.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: We will contact you directly to discuss about the specific solvent you are using.
jjsuberviola  (posted 2013-04-02 22:54:46.023)
Dear Sir/Madam: I would like to know what is the maximum temperature of operation for Cold Mirror M254C45. I would like also to know if this cold mirror (M254C45) can transmitted IR beam in the opposite direction was designed. Best regards,
cdaly  (posted 2013-04-04 13:09:00.0)
Response from Chris at Thorlabs to jjsuberviola: Thank you for using our feedback tool. We do not really specify a max operating temperature for these, but we suspect it will be very higher, at least 150 degrees Celsius. The mirror should be transmission and reflected from both directions in the ranges specified, but we suggest your light is incident on the side which is coated to provide this split.
rpsmith  (posted 2013-03-21 21:55:04.527)
What is the dispersion like (GVD and/or GDD) in transmission or reflection for M254H00?
jlow  (posted 2013-04-04 12:34:00.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: We will contact you directly to provide some graphs on this.
jlow  (posted 2012-08-01 16:10:00.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: The hot mirror is designed to reflect IR wavelengths (710nm to 1200nm) that may otherwise heat a heat-sensitive experimental setup. We specified a reflectivity of >97% in that wavelength range. I will get in contact with you directly to discuss about your specific application in more detail.
aminakbari123  (posted 2012-07-29 04:11:15.0)
Hi I have question about this hot mirorr so please help me. if we put mirorr between burning glass and concentrated point can we have cool concentrated point ? why? thank you.

ホットミラー


詳細なプロット図およびダウンロード可能なデータは「グラフ」タブをご参照ください。
Specifications
DiameterØ1" (Ø25.4 mm)
Thickness5 mm
Surface Flatnessλ/10 at 632.8 nm
Surface Quality20-10 Scratch-Dig
Wedge30 ± 10 arcmin
TransmissionTavg >92% from 400 to 690 nm
ReflectionRavg >97% from 710 to 1200 nm
Damage Thresholds
M245H005 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M245H455 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)

M254H00の裏面はコーティングは施されていませんが、M254H45の裏面は透過率を向上させるためにARコーティング(Rabs <2%、400~800 nm)が施されています。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
M254H00 Support Documentation
M254H00Ø1" UVFS Hot Mirror, AOI: 0°, 5 mm Thick
¥14,348
Today
M254H45 Support Documentation
M254H45Ø1" UVFS Hot Mirror, AOI: 45°, 5 mm Thick
¥14,348
Today

コールドミラー


詳細なプロット図およびダウンロード可能なデータは「グラフ」タブをご参照ください。
Specifications
DiameterØ1" (Ø25.4 mm)
Thickness5 mm
Surface Flatnessλ/10 at 632.8 nm
Surface Quality20-10 Scratch-Dig
Wedge30 ± 10 arcmin
TransmissionTavg >92% from 710 to 1200 nm
ReflectionRavg >97% from 400 to 690 nm
Damage Thresholds
M245C002 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.337 mm)
M245C450.5 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.346 mm)
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
M254C00 Support Documentation
M254C00Ø1" UVFS Cold Mirror, AOI: 0°, 5 mm Thick
¥14,348
Today
M254C45 Support Documentation
M254C45Ø1" UVFS Cold Mirror, AOI: 45°, 5 mm Thick
¥14,348
Today
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