アリ溝スライド式Ø25 mmポストベース&インサート

- Dovetails Provide ±6.5 mm of Lateral or Vertical Translation
- Stainless Steel Construction
- #8 (M4) Counterbores and 8-32 (M4 x 0.7) Tapped Mounting Holes
RSX1
Ø1" Post Base with Dovetail for ±6.5 mm Linear Translation
RSX1C
#8 Counterbored Dovetail Slide Insert
RSZ1
Ø1" Post Base with Dovetail for ±6.5 mm Vertical Translation
RSZ1P
8-32 Tapped Vertical Dovetail Slide Insert
Application Idea
A lens is mounted on an RSX1C slide insert combined with an RSXY1 two-axis slide insert, an RSXZ1 two-axis slide insert, and an RSX1 base for an XYZ axis configuration.
RSXY1
Ø1" Two-Axis Slide Insert with Dovetail for ±6.5 mm XY Translation

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Figure 1.1 アリ溝スライド式ポストを使用してXYZ移動の可能なレンズマウントを構築
特長
- オプトメカニクス部品をX、Y、Z方向に±6.5 mmの範囲で移動可能
- 2.0 mm六角穴付きネジで位置を固定
- M4 x 0.7タップ穴またはM4用ザグリ穴を用いてポストに取付け可能
- 精密加工されたアリ溝により、迅速かつ再現性の高い調整が可能
- ベースにはレーザ刻印された0.5 mm間隔の目盛り
RSシリーズのスライド式ポストベースとスライド式インサートを使用すると、オプトメカニクス部品を直線に沿って自由に移動させることができ、位置決めをしてから固定することができます。このポストベースはメス型アリ溝を有し、オス型アリ溝を有するスライド式インサートを取り付けられますが、さらに±6.5 mmの範囲でその位置を調整できます。2軸スライド式インサートは底部にオス型アリ溝を有し、これをメス型アリ溝付きベースに取り付けて第1の移動軸にします。Figure 1.1のように、スライド式インサートRSZ1C(/M)、ベースRSZ1(/M)、スライド式インサートRSX1P(/M)、2軸スライド式インサートRSXY1(/M)、およびRSX1(/M)を組み合わせてXYZ移動機構を構築するなど、様々に組み合わせて積み重ねることができます。ポストベースとスライド式インサートの取付け可能な組み合わせについてはTable 1.3をご覧ください。
1軸ベースRSX1/MおよびRSZ1/Mの底部には、M4 x 0.7タップ穴付きのポストまたはベースに取り付けるためのM4用ザグリ穴があります。また、このベースと2軸スライド式インサートには0.5 mm間隔の目盛りが刻印されており、コンポーネントのスライド移動と位置決めを繰り返し行う際にご利用いただけます。スライド式インサートには、取付け用にM4用ザグリ穴(型番RSX1C/M、RSZ1C/M)またはM4 x 0.7タップ穴(型番RSX1P/M、RSZ1P/M)があります。2軸スライド式インサートRSXY1/MおよびRSXZ1/Mは、いずれも底部に水平方向のオス型アリ溝を有し、メス型アリ溝の付いたベースに取り付けられます。それらのアリ溝をX方向としたとき、RSXY1/M上部のメス型アリ溝ではY方向の移動が、RSXZ1/M上部のメス型アリ溝ではZ方向の移動が可能になります。Z軸用の各コンポーネントには、垂直方向のアリ溝に沿ってM4用ザグリ穴スロットがあります。このページでご紹介している全てのベースとスライド式インサートの側面には、垂直方向に取り付けるためのM4 x 0.7タップ穴があります。
これらのスライド式ポストは当社のRSシリーズポストに対応しており、またクランプSCF1で取り付けたコンパクトなアダプタの設置面積(Ø25.0 mm)とも一致するため、汎用性の高い光学セットアップの構築に適しています。スライド式インサートは緩いアリ溝に沿って粗調整することができ、またフレクシャージブ(flexure gib)と#6-32ロック用止めネジ(2.0 mm六角レンチで操作)を用いてクランプすることができます。クランプするための推奨トルクは最大1.0 N・mです。これらのポストはプレート型ビームスプリッタ、アナモルフィックプリズムペア、ビーム分離プリズムなどの光学素子によって変位したビーム位置の補正用にご利用いただけます。このスライド式インサートは取り外しが可能であり、また複数の自由度を有するため、様々な光学セットアップを開発する際にその柔軟性を高めることができます。例えば、あるスライド式インサートに取り付けた光学素子を、別のスライド式インサートに取り付けた光学素子と簡単に交換することができ、そのとき光軸に対して垂直な方向のアライメントを維持できます。
Table 1.3 Post Base and Slide Insert Compatibility | ||
---|---|---|
Mating Dovetail Item # | Compatible Slide Inserts | |
RSX1(/M) | RSX1C(/M), RSX1P(/M), RSXY1(/M), RSXZ1(/M) | |
RSZ1(/M) | RSZ1C(/M), RSZ1P(/M), RSX1P(/M), RSX1C(/M), RSXY1(/M), RSXZ1(/M) | |
RSXY1(/M) | RSX1C(/M), RSX1P(/M), RSXY1(/M), RSXZ1(/M) | |
RSXZ1(/M) | RSZ1C(/M), RSZ1P(/M), RSX1P(/M), RSX1C(/M), RSXY1(/M), RSXZ1(/M) |
Posted Comments: | |
Richard Taylor
 (posted 2025-09-03 14:13:30.81) It's remarkably difficult to work out which parts need to go together to form a complete adjustable post assembly... unless I'm missing something obvious here. I say this as someone who has used Thorlabs optomechanical components for years.
Also, would it not be simpler for users to have an equivalent of the linear translating posts you have for the 1/2" and 1.5" posts? I was looking for exactly that, but in 1". |


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Figure G1.2 ポストベースRSZ1(/M)に刻印された目盛

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Figure G1.1 ポストベースRSX1(/M)に刻印された目盛
- オプトメカニクス部品の取付け、直線移動が可能
- 移動量:±6.5 mm
- 取付け穴:M4用ザグリ穴およびM4 x 0.7タップ穴
- 下記のスライド式インサートに対応
アリ溝付きポストベースRSX1/MおよびRSZ1/Mには、スライド式インサートのアリ溝を簡単に嵌合させることができます。また、取り付けたオプトメカニクス部品を±6.5 mmの範囲で移動させることができます。各ベースには0.5 mm間隔の目盛りがレーザ刻印されており、部品をスライドさせて移動や位置決めを繰返し行う際にご利用いただけます(Figure G1.1、G1.2参照)。メス型アリ溝のあるベースRSX1/Mの取付け面にはM4用ザグリ穴があり、これを用いてM4 x 0.7タップ穴付きのポストやベースに取り付けられます。また側面にはM4 x 0.7タップ穴が3つあり、それらを用いると取付け方向を変えることができます。垂直方向のメス型アリ溝を有するベースRSZ1/Mにも、取付け用として同様にM4用ザグリ穴があります。また側面には4つのM4 x 0.7タップ穴があり、同様に取付け方向を変えることができます。RSZ1/Mには、垂直方向のアリ溝に沿って長さ16 mmのM4用ザグリ穴スロットがあり、取付け方の柔軟性を高めています。下記のスライド式インサートは、ベースの#6-32ロック用止めネジを2.0 mm六角レンチで締め付けることで固定できます。

- オプトメカニクス部品の取付け、直線移動が可能
- 移動量:±6.5 mm
- 取付け穴:M4ザグリ穴またはM4 x 0.7タップ穴
- ポストベースおよび2軸スライド式インサートのメス型アリ溝に取付け可能(対応する製品の一覧はTable 1.3 参照)
こちらの1軸アリ溝スライド式インサートは、上記のベースまたは下記の2軸スライド式インサートのメス型アリ溝に簡単に嵌合させることができます。さらに、取り付けたオプトメカニクス部品を±6.5 mmの範囲で移動させることができます。スライド式インサートRSX1C/MおよびRSX1P/Mにはオス型アリ溝が付いており、ベースのRSX1/MやRSZ1/M、あるいは2軸スライド式インサートのRSXY1/MやRSXZ1/Mに嵌合させることができます。また、取付け用としてM4用ザグリ穴(RSX1C/M)またはM4 x 0.7取付け穴(RSX1P/M)が付いています。どちらのインサートも両端にM4 x 0.7取付け穴があり、取付け方に柔軟性を持たせています。
スライド式インサートRSZ1C/MおよびRSZ1P/Mにはオス型アリ溝が付いており、ベースRSZ1/Mまたは2軸スライド式インサートRSXZ1/Mに嵌合させることができます。また、取付け用としてM4用ザグリ穴(RSZ1C/M)またはM4 x 0.7取付け穴(RSZ1P/M)が付いています。どちらのインサートも側面にM4 x 0.7取付け穴があり、またアリ溝に沿ってM4用ザグリ穴スロットもあります。これらにより、様々な取付け方が可能です。

- オプトメカニクス部品の取付け、2方向への直線移動が可能
- 直交する2方向への移動量:±6.5 mm
- 取付け穴:M4 x 0.7タップ穴
- ポストベースのメス型アリ溝およびスライド式インサートのオス型アリ溝に取付け可能(対応する製品の一覧はTable 1.3 参照)
こちらの2軸アリ溝付きスライド式インサートは、ベースおよびスライド式インサートのアリ溝に簡単に嵌合させることができます。さらに、取り付けたオプトメカニクス部品を、XY(RSXY1/M)またはXZ(RSXZ1/M)の面内で±6.5 mmの範囲で移動させることができます。2軸スライド式インサートRSXY1/MおよびRSXZ1/Mの底部には水平方向のオス型アリ溝があり、上記のベースに嵌合させるだけでなく、互いに嵌合させることもできます。2軸スライド式インサートRSXY1/Mの上部には水平方向のメス型アリ溝があり、これは底部のアリ溝とは直交しています。そのため、上記のRSXシリーズのスライド式インサートと嵌合させると、XY方向の移動機構を構築できます。さらに、取付け用のM4 x 0.7タップ穴が5つあります(オス型アリ溝の両端に1つずつ、メス型アリ溝の側面に3つ)。2軸スライド式インサートRSXZ1/Mには垂直方向のメス型アリ溝があり、上記のRSXまたはRSZシリーズのスライド式インサートと嵌合させて、XZ方向の移動機構を構築できます。また、取付け用のM4 x 0.7タップ穴が2つ(オス型アリ溝の両端に1つずつ)と、垂直方向のメス型アリ溝に沿って長さ16 mmのM4用ザグリ穴スロットが付いています。これらのアリ溝に取り付けたスライド式インサートは、メス型アリ溝に付いている#6-32ロック用止めネジを2.0 mm六角レンチで締め付けることで固定できます。このときの最大トルクは1.0 N•mです。