固定式ペリスコープ、製品組み込み用途(OEM用途)向け

- Fixed Periscope for Mounting Ø1" Mirrors
- Matching Bottom Optical Axis Height for OEM Applications
- Spacers and Shims for Adjusting Upper Optical Axis Height
- Base Plates Available for Mounting Flexibility
FMMP1
Fixed Ø1” Periscope for OEM Applications
FMMP1A3
20 mm Spacer for Fixed Periscope
FMMP1A2
10 mm Spacer for Fixed Periscope
FMMP1A1
1 mm Shim for Fixed Periscope
Application Idea
An FMMP1 OEM periscope with an FMMP1A2 spacer is mounted on an FMB2 base plate for alignment flexibility.

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Figure 1.1 ペリスコープFMMP1(/M)とベースプレートFMB2(/M)は、光学系と組み合わせて様々な励起レーザの試験に使用可能です。メーカが異なるレーザは、取付穴に対してビームの高さや位置が異なります。シムやスペーサを使用することで異なるビーム高に対応し、また、移動ベースプレートが光学テーブルの穴パターンに対するビーム位置の違いに対応します。ここでは、スペーサFMMP1A2(a)を用いてペリスコープとレーザQSL103Aをアライメント、またはスペーサFMMP1A3(b)を2つ用いてレーザPL201にアライメントさせた後、ビームを固定式レンズマウントFLM1(/M)の高さまで下げます。
特長
- 固定式ペリスコープ、Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用
- ナイロンチップ付き止めネジ(セットスクリュ)を取り外すことで真空用途に対応可能
- 取付方法
- ナイロンチップ付き止めネジで光学素子を固定
- 取付面と4つの接着ポートを使用し、光学素子を接着固定
- 光軸高さ: 38.1 mm(共通)
- M6ネジ用の取付穴
- ブレッドボードには直接、または移動ベースプレート・回転ベースプレートに付けて取り付け可能
特注および組み込み用途(OEM用途)のご相談を承ります。
We look forward to hearing from you!
当社の固定式ペリスコープは製品組み込み用途(OEM用途)でご使用いただけるよう設計されており、大量生産や計画生産にも対応可能です。さらに異なる種類、サイズ、形状の光学素子が取付け可能なマウントの設計・製造も承ります。例えば、正方形ミラーや回折格子用の他、異なる光学素子のサイズやビーム高用の固定式マウントを製造した実績があります。
特注や組み込み用途(OEM用途)について詳細は、当社(技術部)にご相談ください。
固定式ペリスコープFMMP1/Mは製品組み込み用途(OEM用途)向けで、当社の固定式レンズマウントや固定式ミラーマウントで統一されている光軸高さ38.1 mm(1.5インチ)までビームを合せるために使用します。ベンチトップ段階の研究開発から製品組み込み用途(OEM用途)向けレーザーシステムの大量生産へのシームレスな移行をサポートします。このペリスコープでは、ナイロンチップ付きロック用止めネジを用いて上部または下部の45°ミラーマウントに固定可能なØ25.4 mm(Ø1インチ)のミラー(付属していません)を2枚まで取付け可能です。止めネジは2.0 mmボールドライバまたは六角レンチで締め付けられます。また、恒久的な取り付けや真空環境での用途に対応できるよう、光学素子を固定するための接着ポートが8つあります。ペリスコープと、スペーサやシム(下記参照)は、酸エッチング処理を施した6061-T6アルミニウム製で二重真空バッグに入れられており、クリーンルームや真空チャンバでの使用に適しています。真空の仕様はTable 1.2でご覧いただけます。
ペリスコープFMMP1/Mの底部のミラーマウントの中心位置は高さ38.1 mm(1.5インチ)、上部のミラーマウントは高さ60.0 mmにあります。異なるビーム高のシステムにペリスコープFMMP1/Mを柔軟に組み込むためには、下記のスペーサFMMP1A1、FMMPA2、FMMPA3/Mを挿入することで、上部マウントの高さを1 mm、10 mm、20 mm単位で段階的に上げることができます。底部マウントの固定された光軸高さと安定した機械的構造により、ほかのシステムのマウントを置き換えることができます。また共振器にも対応可能な安定構造により、カスタム仕様のレーザーシステムにも直接取り付けることができます。このような構造により組み込み用途(OEM用途)向け製品を設計する場合、標準ブレッドボード上で光学システムを迅速に開発・反復することができ、またそのアセンブリを、アライメント形状の変更なくそのまま生産環境に展開できるため、検証要件が軽減され、長期的なシステム信頼性が向上します。
製品組み込み用途(OEM用途)向け固定式マウント用ベースプレート
ベースプレートは別売りです。最大31.8 mmの直線移動が可能な手動式の移動ベースプレートや、最大90°の回転調整が可能な回転ベースプレートがございます。ベースプレートを使用することで、底部のミラーの高さを、同じベースプレートを使用するほかの製品組み込み用(OEM)用マウントと揃えることができます。これにより当社のほかのマウントとの交換も容易となります。例えば 光路内に取り付けた固定式マウントを、直接ペリスコープに交換してビーム高を上げることができます。ペリスコープのベース部には19.0 mm間隔で2つの貫通穴があり、取付用のM6ネジに対応します。それらの貫通穴は、下記の2種類のベース部品(移動ベース、回転ベース)に適合します(移動ベースのスクエアナットにも対応しています。 さらに、標準的なブレッドボードまたは光学テーブルに直接取り付けられるよう、スロットと取付穴の間隔は25.0 mmに調整することができます。中央のM6 x 1.0タップ穴は、ネジ-位置決めピン変換アダプタを用いるとペリスコープを連続回転させることができます。この場合、ペリスコープはテーブルクランプを用いて任意の角度に固定が可能です。
| Table 1.2 Vacuum Specifications | |
|---|---|
| Vacuum Compatibility as Packageda,b | > 10-6 Torr |
| Materials | 6061-T6 Aluminum |
| Preparation and Packaging | Chemically Cleaned and Double Vacuum-Bagged |
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Figure G1.3 シムFMMP1A3(/M)を、ペリスコープFMMP1(/M)の上部と底部の間に取り付けることで、上部の光軸が20 mm上がります。

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Figure G1.2 シムFMMP1A2を、ペリスコープFMMP1(/M)の上部と底部の間に取り付けることで、上部の光軸が10 mm上がります。

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Figure G1.1 シムFMMP1A1を、ペリスコープFMMP1(/M)の上部と底部の間に取り付けることで、上部の光軸が1 mm上がります。
- 底部の光軸高さが38.1 mm、製品組み込み用途(OEM用途)向け
- 上部の光軸高さを60.0 mmから1mm、10 mm、20 mm上げることが可能なスペーサやシムをご用意
- Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子が取り付け可能
- ベースにはM6ネジ用取付穴
- 光学素子を接着することにより真空用途に対応可能
ペリスコープFMMP1/Mの上部の光軸高さを1 mm上げるには、シムFMMP1A1をペリスコープに挿入します。まず、2.5 mmボール(六角)ドライバまたは六角レンチを使用して上部のM3 x 0.5キャップスクリュ4つを取り外します、ペリスコープの上部を取り外し、シムを底部部分の上、クリアランス穴で位置を合わせます。上部部分を戻し、先ほど取り外したネジを再度取り付けます。
10 mmスペーサFMMP1A2をペリスコープに挿入するときは、まず上記のように上部部分を取り外し、スペーサのクリアランス穴を底部のタップ穴に合わせておきます。その後、ペリスコープ上部をスペーサの背面にある位置決め用の縁に合わせ、10 mmスペーサに付属する長さ25.4 mmのM3キャップスクリュを差し込み、3つの部品を接続します。 この位置決め用の縁により、入力ビームと出力ビーム間で0°、90°、180°、または270°の分離角度を高確度かつ再現性良く設定できます。このスペーサは底面側に余分に材料が使用されており、中間サイズのスペーサが必要な場合、位置決め用の縁を破壊することなく最大6.5 mmの高さを削り落とすことができます。スペーサの高さを1.5 mm以上削り落とした場合、ペリスコープには短いネジ(19.1 mm、付属していません)を差し込む必要があります。
20 mmスペーサFMMP1A3をペリスコープに挿入するときは、まず前述のとおりに上部部分を取り外し、スペーサのクリアランス穴を底部のタップ穴に合わせます。20 mmスペーサに付属する長さ9.5 mmのボタンヘッドキャップスクリュ4本をスペーサ底部のクリアランス穴からペリスコープの底部に差し込みます。その後、ペリスコープ上部をスペーサの背面にある位置決め用の縁に合わせ、M3 x 0.5キャップスクリュを再度差し込み、スペーサの上部と接続させます。この位置決め用の縁により、入力ビームと出力ビーム間で0°、90°、180°、または270°の分離角度を高確度かつ再現性良く設定できます。
ペリスコープは、ビームを光学プレート間垂直方向に通すために上下切り離すことも可能です。上部を10 mmスペーサ FMMP1A2と20 mmスペーサFMMP1A3/M各1個ずつ取り付け、標準的な光軸高さ38.1 mm(±1 mm以内)に上げることが可能です。この構成には、32 mm間隔で4つのM3 x0.5タップ穴を用いた取り付けが必要です。

- M6 x 1.0四角ナットで製品組み込み用途(OEM用途)向け固定式光学マウントを取り付け可能
- ブレッドボードや光学テーブルに取り付ける際にはM6キャップスクリュ用クリアランス穴を使用
- スロット穴により最大31.8 mmの直線移動が可能
こちらのベースプレートを使用して、製品組み込み用途(OEM用途)向け固定式光学マウントを標準的なブレッドボードや光学テーブルに取り付けることができます。各ベースプレートにはM6キャップスクリュに対応する取付用ザグリ穴が4つあり、光学テーブルに固定できるようになっています。光学マウントを取り付けるには、ベースプレートの貫通スロットに挿入された2つのM6 x 1.0四角ナットを使用します。これにより、べースプレートを動かさずにマウントを最大31.8 mm移動させることができます(Figure G2.1参照)。
移動ベースプレートFMB2/Mは、このページでご紹介している固定式ぺリスコープのほか、Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)とØ25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用に設計された製品組み込み用途(OEM用途)向け固定式レンズマウントや固定式ミラーマウントに取り付け可能です。


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Figure 788A ダイクロイックミラーを装着したリアローディング固定式ミラーマウントをベースプレートFMB1(/M)に取り付けた様子
- M6 x 1.0タップ穴で固定式光学マウントを取り付け
- 付属の位置決めピン用アダプタが回転軸となり回転可能
- ブレッドボードや光学テーブルに取り付ける際にはM6キャップスクリュ用スロットを使用
- 貫通スロットにより最大90°の回転が可能
回転ベースプレートFMB1/Mを使用して、製品組み込み用途(OEM用途)向け固定式光学マウントを標準ブレッドボードや光学テーブルに接続できます。 ベースプレートの4つのM6 x 1.0タップ穴はすべての固定式光学マウントの設置用です。付属の位置決めピン用アダプタは、中央のM6 x 1.0タップ穴にネジ止めされており、ブレッドボードや光学テーブルにある穴の1つに設置したときにベースプレートを回転させるための回転軸となります。湾曲した貫通スロットにより、ベースプレートをブレッドボードや光学テーブルに取り付けた状態で(取付用のキャップスクリュを取り外さなくても)最大90°の回転が可能です。
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