VRC1
VRC2
VRC5
VRC4
VRC6S
250 to 540 nm
400 to 640 nm
and 800 to 1700 nm
700 to 1400 nm
790 to 840 nm,
870 to 1070 nm,
and 1500 to 1590 nm
1.5 to >13.2 µm
VRC3
300 to 540 nm
VRC7
700 - 1400 nm
ビュワーカード(センサーカード)内の検出エリアでは、UV光、可視(VIS)光、近赤外(NIR)光または中赤外(MIR)光が当たった位置が可視化されます。各カード(VRC5を除く)は、アライメント工程で使用しやすいようカードの端にまで検出領域が及びます。また、レーザ光のコリメートに使用できる同心円と十字のパターンが2個刻印されています。
これらのセンサーカードはレーザービームブロック用ではありませんのでご注意ください。また、レーザービームを取り扱う場合は適切な安全対策を行ってください。詳しくは、「レーザの安全性」タブをご覧ください。
当社では、難退色性蛍光ディスクや粘着付きレーザービュワーシート(センサーシート)など同じ材料で作られたアライメント製品もご用意しています。
レーザを光学系に取り付ける場合、まず行うべきは、所望の光路設定をするためビームの水平度と方向を調整することです。このようにして設定されると、ビームをうまく迂回させてシステム内の光学素子を透過するように誘導できるだけでなく、システムのアライメントを調整することによって得られる結果が予測しやすくなり、再現性が高くなります。下記のセクションではそれぞれの方法について説明しています。
実験および機器についての「Insights-ヒント集」はこちらからご覧いただけます。
キネマティックマウントのピッチ(チップ)とヨー(ティルト)を調整することで、レーザ角度の微細な補正を行うことができます。この角度調整は、コリメート光を光学テーブル表面などの基準面に対して、あるいはテーブルのタップ穴のラインに沿ってなど基準面内の特定の方向に対してアライメントするときなどで行います。
マウントのアジャスタを使用する前に
まず、キネマティックマウントの各アジャスタを回して移動範囲の中央に移動させます。これにより調整範囲が足りなくなるリスクが少なくなります。また調整範囲の真ん中にアジャスタがあると、マウントのポインティング安定性が良くなります。
その後、レーザを支えるポストやポストホルダなどのオプトメカニクス部品を調整することで、レーザの高さ、位置、向きの粗調整を行います。 調整後はすべてのロックネジが締め付けられていることを確認してください。
ビームをテーブル表面に対して平行にする場合
レーザ光のレベル調整のため、アライメントツールを用いて、マウントのピッチアジャスタによる微細な調整を繰り返す必要があります。
まず光源から近い位置と遠い位置のビームの高さを測定します(Figure 196B)。2つの間の距離が長ければ長いほど、確度は高くなります。2つの位置のビーム高が一致するまで、キネマティックマウントのピッチを繰り返し調整します。
ピッチ調整により光源の高さも変わります。動画の例では、光源に近いビーム高は当初82 mmでしたが、最初のピッチ調整で83 mmに上がっています。
ビームを水平に調整した後は、レーザを支えるオプトメカニクス部品を所望の高さに調整します。または2つのステアリングミラーをレーザの後ろに置き、違う方法でアライメントすることもできます(詳細については同セクション内に記載されています)。ステアリングミラーは特に装置自体の角度調整が難しいレーザ装置のビームの高さと方向の調整に有用です。
ビームをタップ穴列に沿った向きに調整
ビームをテーブルのタップ穴列に対して平行にアライメントする場合もアライメントツールとマウントのヨーアジャスタの反復調整が必要になります。
アライメントツールにより、タップ穴列を基準線として、レーザ出力方向を調整できます。ルーラの底辺の端をタップ穴列に合わせて配置します(Figure 196C)。
テーブル上の基準線に対するビームの角度ズレは、ルーラに照射されるレーザースポット位置とルーラの垂直基準線の差を見ることで確認できます。取付けブラケットBHMA1を使用して水平置き型のルーラを取り付けることができます。
動画では、ルーラをタップ穴列に並行に移動し、レーザ照射位置をルーラーの1 mm単位の目盛の端に一致させるようにアライメントします。ルーラを基準線の遠い方の位置に移動させると、ルーラのビーム位置も水平方向に移動します。ルーラを遠い方の位置に配置した後、ビーム端が1 mm単位の目盛に一致するまでマウントのヨーを調整します。その後ルーラを光源の近くに移動させ、ビームの位置調整の結果を見ます。このプロセスは必要に応じて反復で行われています。
1つ目のステアリングミラーは、新しい光路上に配置された2つ目のミラーに向けてビームを反射します。2つ目のステアリングミラーは、新しい光路に沿うようにアライメントします。2つのステアリングミラーでレーザ光をアライメントする手順は、Walking the Beam(ビームの移動)として説明することがあり、その結果はFolded Beam Path(折りたたまれたビーム路)と呼ばれることがあります。上の動画の例では、ビームを新しい光路にアライメントするために2つのアイリスが使用されています。新しい光路は光学テーブル面に対して平行で、タップ穴列に沿っています。
ミラーの高さの設定
1つ目のミラーの中心は、入射路の高さと一致させます。2つ目のミラーの中心は、新しい光路の高さに合わせてください。
アイリスのセットアップ
新しい光路はアイリスによって設定されます。動画では光路がテーブル面に対して水平となるよう、アイリスの高さが一致していることがご覧いただけます。マウント内のアイリスの高さはルーラかノギスを使用すると適度な精度で設定可能です。
アイリスが閉じているときの(小さな)開口部は、完全な中心位置にない場合があります。そのため、アイリスのビームの入力面をひっくり返すと、開口の位置がシフトする場合があります。アイリスのビーム入力面を決めたらセットアップから使用まで同じ面を使用することを推奨します。
コンポーネントの配置と粗調整
まず、両ミラーのアジャスタを回しながら移動範囲の中央に移動させます。1つ目のミラーは入射光路に配置し、2つ目のミラーは新しい光路上に配置します(Figure 196D)。1つ目のミラーのピッチ(チップ)アクチュエータの移動範囲がx周りのミラーの回転(θ )を制限するため、ミラー配置は1つ目のミラーのピッチ(チップ)アクチュエータの移動範囲によって限定されます。2つ目のミラーの位置(x2 、y2 、z2 )を選ぶときは、ピッチに加え、1つ目のミラーのヨー(ティルト)も考慮しなければなりません。2つのミラーは、1つ目のミラーの両アジャスタを移動範囲いっぱいに回さなくてすむよう配置してください。
新しい光路に2つ目のミラーを配置後、両方のアイリスを光路上に置いてください。1つ目のアイリスは2つ目のミラーの近くに、2つ目のアイリスは2つ目のミラーからできるだけ遠くに配置してください。
2つのミラーの高さはそのまま維持し、またヨーのアジャスタは触らずに1つ目のミラーを回転させて、光を2つ目のミラーに向けます。1つ目のミラーのピッチアジャスタを調整して、レーザースポットを2つ目のミラーの中心近くに移動させます。その後、2つ目のミラーを回転させて、ビームを新しい光路にある程度向けます。
最初に光路上に光を当て、その後、向きを調整します。
1つ目のミラーは、2つ目のミラー上にある新しい光路上の点に向けてビームをステアリングするために使用します。まず、1つ目のアイリスに当たるレーザースポットの位置を見ながら1つ目のミラーのアジャスタを調整します(Figure 196E)。アイリスの開口部の中心にレーザースポットが合えば最初のステップは終了です。
次に2つ目のミラーでビームをステアリングして、新しい光路とアライメントさせます。2つ目のミラーのアジャスタを調整して、レーザースポットを2つ目のアイリスの開口部に移動します(Figure 196F)。ピッチアジャスタがビームの高さを調整し、ヨーアジャスタがビームを横方向に移動します。2つ目のアイリスでレーザースポットが消えてしまう場合、2つ目のミラーのレーザースポットが新しい光路から離れています。
1つ目のミラーのアジャスタを調整しながら2つ目のミラー上のビーム位置を変え、1つ目のアイリスの開口部の中心にレーザースポットがあたるようにします。2つ目のミラーのアジャスタ調整を再開して、2つ目のアイリスの開口部にレーザースポットを向けます。これをレーザービームが両方のアイリスの中心を通るまで繰り返します(動画参照)。アジャスタのどれかが調整範囲の制限に近づいてしまったら、ミラーの1つ、あるいは両方の位置を変え、アライメント手順を繰り返してください。
ヨー軸のアジャスタが制限に近づいた場合、反射ビーム方向を記録しておき、ヨーアジャスタを調整範囲の中央に回転させます。反射ビーム方向が記録した位置になるようミラーマウントの向きを変えます。ミラーが回転できない場合、ビームが新しい光路にほぼ沿うよう1つあるいは両方のミラーの位置を変えます。ビームの向きが微細に調整できるまでこのアライメント手順を繰り返します。
ピッチ軸のアジャスタが制限に近づいた場合、2つのミラーの間の距離を長くするか、入射路と新しい光路の高さの差を小さくします。どちらの方法でもアライメント手順が繰り返された後、ピッチアジャスタが調整範囲の中心の近くに配置されます。
レーザを取り扱う際には、安全に関わる器具や装置を適切に取扱い、使用することが重要です。ヒトの目は損傷しやすく、レーザ光のパワーレベルが非常に低い場合でも障害を引き起こします。当社では豊富な種類の安全に関わるアクセサリをご提供しており、そのような事故や負傷のリスクの低減にお使いいただけます。可視域から近赤外域のスペクトルでのレーザ発光がヒトの網膜に損傷を与えうるリスクは極めて高くなります。これはその帯域の光が目の角膜やレンズを透過し、レンズがレーザーエネルギを、網膜上に集束してしまうことがあるためです。
レーザ製品は、目などの損傷を引き起こす可能性に基づいてクラス分けされています。国際電気標準会議(The International Electrotechnical Commission 「IEC」)は、電気、電子工学技術関連分野の国際規格の策定および普及を行う国際機関で、IEC60825-1は、レーザ製品の安全性を規定するIEC規格です。レーザ製品のクラス分けは下記の通りです
Class | Description | Warning Label |
---|---|---|
1 | ビーム内観察用の光学機器の使用を含む、通常の条件下での使用において、安全とみなされているクラス。このクラスのレーザ製品は、通常の使用範囲内では、人体被害を及ぼすエネルギーレベルのレーザを発光することがないので、最大許容露光量(MPE)を超えることはありません。このクラス1のレーザ製品には、筐体等を開かない限り、作業者がレーザに露光することがないような、完全に囲われた高出力レーザも含まれます。 | ![]() |
1M | クラス1Mのレーザは、安全であるが、望遠鏡や顕微鏡と併用した場合は危険な製品になり得ます。この分類に入る製品からのレーザ光は、直径の大きな光や拡散光を発光し、ビーム径を小さくするために光を集束する光学素子やイメージング用の光学素子を使わない限り、通常はMPEを超えることはありません。しかし、光を再び集光した場合は被害が増大する可能性があるので、このクラスの製品であっても、別の分類となる場合があります。 | ![]() |
2 | クラス2のレーザ製品は、その出力が最大1 mWの可視域での連続放射光に限定されます。瞬目反射によって露光が0.25秒までに制限されるので、安全と判断されるクラスです。このクラスの光は、可視域(400~700 nm)に限定されます。 | ![]() |
2M | このクラスのレーザ製品のビーム光は、瞬目反射があるので、光学機器を通して見ない限り安全であると分類されています。このクラスは、レーザ光の半径が大きい場合や拡散光にも適用されます。 | ![]() |
3R | クラス3Rのレーザ製品は、直接および鏡面反射の観察条件下で危険な可視光および不可視光を発生します。特にレンズ等の光学機器を使用しているときにビームを直接見ると、目が損傷を受ける可能性があります。ビーム内観察が行われなければ、このクラスのレーザ製品は安全とみなされます。このクラスでは、MPE値を超える場合がありますが、被害のリスクレベルが低いクラスです。可視域の連続光のレーザの出力パワーは、このレベルでは5 mWまでとされています。 | ![]() |
3B | クラス3Bのレーザは、直接ビームを見た場合に危険なクラスです。拡散反射は通常は有害になることはありませんが、高出力のクラス3Bレーザを使用した場合、有害となる場合もあります。このクラスで装置を安全に操作するには、ビームを直接見る可能性のあるときにレーザ保護眼鏡を装着してください。このクラスのレーザ機器にはキースイッチと安全保護装置を設け、さらにレーザ安全表示を使用し、安全照明がONにならない限りレーザがONにならないようにすることが求められます。Class 3Bの上限に近いパワーを出力するレーザ製品は、やけどを引き起こすおそれもあります。 | ![]() |
4 | このクラスのレーザは、皮膚と目の両方に損傷を与える場合があり、これは拡散反射光でも起こりうるとみなされています。このような被害は、ビームが間接的に当たった場合や非鏡面反射でも起こることがあり、艶消し面での反射でも発生することがあります。このレベルのレーザ機器は細心の注意を持って扱われる必要があります。さらに、可燃性の材質を発火させることもあるので、火災のリスクもあるレーザであるとみなされています。クラス4のレーザには、キースイッチと安全保護装置が必要です。 | ![]() |
全てのクラス2以上のレーザ機器には、上記が規定する標識以外に、この三角の警告標識が表示されていなければいけません。 | ![]() |
Alignment Disks, Laser Viewing Cards, and IR Viewers Selection Guide | |||||||
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(Click Representative Drawing for Details; Not to Scale) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
Spectral Sensitivity | Ø1/2" Unmounted Disk | Ø1" Unmounted Disk | Threaded Disk | Alignment Plate with Disk for 30 mm Cage System | Viewing Cards | Adhesive-Backed Detector Material Sheets | IR Viewers |
250 - 540 nm | VRC1D05 | VRC1D1 | VRC1SM05 (SM05 Threading) | VRC1CPT | VRC1 | - | - |
VRC1SM1 (SM1 Threading) | |||||||
VRC1SM2 (SM2 Threading) | |||||||
300 - 540 nm | VRC3D05 | VRC3D1 | VRC3SM05 (SM05 Threading) | VRC3CPT | VRC3 | VRC3B1 (2" x 2") | - |
VRC3SM1 (SM1 Threading) | VRC3B2 (4" x 4") | ||||||
VRC3SM2 (SM2 Threading) | VRC3B3 (8" x 10") | ||||||
350 - 1300 nm | - | - | - | - | - | - | VWR1B |
350 - 1700 nm | - | - | - | - | - | - | VWR2B |
400 - 640 nm 800 - 1700 nm | VRC2D05 | VRC2D1 | VRC2SM05 (SM05 Threading) | VRC2CPT | VRC2 | VRC2B1 (2" x 2") | - |
VRC2RMS (RMS Threading) | VRC2B2 (4" x 4") | ||||||
VRC2SM1 (SM1 Threading) | VRC2B3 (8" x 10") | ||||||
VRC2SM2 (SM2 Threading) | |||||||
700 - 1400 nm | VRC7D05 | VRC7D1 | VRC7SM05 (SM05 Threading) | VRC7CPT | VRC7 | VRC7B1 (2" x 2") | - |
VRC7SM1 (SM1 Threading) | VRC7B2 (4" x 4") | ||||||
VRC7SM2 (SM2 Threading) | VRC7B3 (8" x 10") | ||||||
700 - 1400 nm | - | - | - | - | VRC5 | - | - |
790 - 840 nm, 870 - 1070 nm, 1500 - 1590 nm | VRC4D05 | VRC4D1 | VRC4SM05 (SM05 Threading) | VRC4CPT | VRC4 | - | - |
VRC4SM1 (SM1 Threading) | |||||||
VRC4SM2 (SM2 Threading) | |||||||
1500 - >13 200 nm | - | - | VRC6SM1 (SM1 Threading) | VRC6SCPT | VRC6S VRC6H | - | - |
VRC1は、クレジットカードサイズのビュワーカードで、波長範囲250~540 nmの光を可視化できます。高耐久性のプラスチック製カード前面の下部分には、退色しにくい蛍光体材料が使用されており、UV光および可視光(~540 nm)により発光するため、ビームが当たる位置を検出できます。 使用前に発光領域をチャージする必要がないので、暗い部屋でもCWまたはパルス光により発光します。
アライメントを効率的に行えるよう検出領域はカードの端まで広がっており、レーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。これらのレチクルは幅0.1 mmの線で形成されており、長さ13.00 mmの水平および垂直の線と直径1.5 mmおよび7.2 mmの2つの同心円が配置されています。暗い部屋でカードを十分な明るさの光源に対してお使いいただく場合には、活性化された感光部からの蛍光をカードの裏から透かして見ることもできます。また、カードの裏から光を照射して感光部を活性化することもできます。これは2つのビームのオーバーラップ部分をアライメントする場合に非常に便利です。
Part Number | Description | Price | Availability |
---|---|---|---|
VRC1 | UV/可視域ビュワーカード、250~540 nm | ¥13,786 | Today |
VRC3は、クレジットカードサイズのビュワーカードで、波長範囲300~540 nmの光を可視化できます。高耐久性のプラスチック製カード前面の下部分には、退色しにくい蛍光体材料が使用されており、UV光および可視光(~540 nm)により発光するため、ビームが当たる位置を検出できます。使用前に発光領域をチャージする必要がないので、暗い部屋でもCWまたはパルス光により発光します。
アライメントを効率的に行えるよう検出領域はカードの端まで広がっており、レーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。これらのレチクルは幅0.10 mmの線で形成されており、長さ13.00 mmの水平および垂直の線と直径1.5 mmおよび7.2 mmの2つの同心円が配置されています。暗い部屋でカードを十分な明るさの光源に対してお使いいただく場合には、活性化された感光部からの蛍光をカードの裏から透かして見ることもできます。また、カードの裏から光を照射して感光部を活性化することもできます。これは2つのビームのオーバーラップ部分をアライメントする場合に非常に便利です。
Part Number | Description | Price | Availability |
---|---|---|---|
VRC3 | UV/可視域ビュワーカード、300~540 nm | ¥13,786 | 7-10 Days |
VRC2は、クレジットカードサイズのビュワーカードで、波長範囲400~640 nmまたは800~1700 nmの光を可視化できます。高耐久性のプラスチック製カード前面の下部分には、退色しにくい蛍光体材料が使用されており、可視(VIS)光もしくは近赤外(NIR)光により発光するため、ビームが当たる位置を検出できます。使用前には、発光領域を可視光でチャージする必要があります。光を放出するのにチャージが必要なため、操作中、感光部に入射光が当たる位置を移動させて励起発光の強度を維持する必要があります。
アライメントを効率的に行えるよう検出領域はカードの端まで広がっており、レーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。 これらのレチクルは幅0.10 mmの線で形成されており、長さ13.00 mmの水平および垂直の線と直径1.5 mmおよび7.2 mmの2つの同心円が配置されています。
Part Number | Description | Price | Availability |
---|---|---|---|
VRC2 | 可視/赤外域ビュワーカード、400~640 nm、800~1700 nm | ¥13,786 | Today |
VRC7は、クレジットカードサイズのビュワーカードで、波長範囲700~1400 nmの光を可視化できます。高耐久性のプラスチック製カード前面の下部分には、退色しにくい蛍光体材料が使用されており、近赤外(NIR)光により発光するため、ビームが当たる位置を検出できます。 使用前には、発光領域を可視光でチャージする必要があります。光を放出するのにチャージが必要なため、操作中、感光部に入射光が当たる位置を移動させて励起発光の強度を維持する必要があります。
アライメントを効率的に行えるよう検出領域はカードの端まで広がっており、レーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。これらのレチクルは幅0.10 mmの線で形成されており、長さ13.00 mmの水平および垂直の線と直径1.5 mmおよび7.2 mmの2つの同心円が配置されています。
Part Number | Description | Price | Availability |
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VRC7 | NEW! 近赤外域ビュワーカード、700~1400 nm | ¥17,550 | 7-10 Days |
近赤外域ビュワーカードVRC5は、波長範囲700~1400 nm用に設計されています。カード上部にある19.1 mm x 38.1 mmの感光部は、2枚の透明プラスチック層の間に封入されています。 このカードは使用前に感光部を可視光でチャージする必要があります。 光を放出するのにチャージが必要なため、操作中、感光部に入射光が当たる位置を移動させて励起発光の強度を維持する必要があります。
Part Number | Description | Price | Availability |
---|---|---|---|
VRC5 | 赤外域ビュワーカード、700~1400 nm | ¥21,512 | Today |
VRC4は、クレジットカードサイズのビュワーカードで、波長範囲790~840 nm、870~1070 nm、1500~1590 nmの光を可視化できます。高耐久性のプラスチック製カード前面の下部分には、退色しにくい蛍光体材料が使用されており、近赤外(NIR)光により発光するため、ビームが当たる位置を検出できます。使用前に発光領域をチャージする必要がないので、暗い部屋でもCWまたはパルス光により発光します。
アライメントを効率的に行えるよう検出領域はカードの端まで広がっており、レーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。これらのレチクルは幅0.10 mmの線で形成されており、長さ13.00 mmの水平および垂直の線と直径1.5 mmおよび7.2 mmの2つの同心円が配置されています。暗い部屋でカードを十分な明るさの光源に対してお使いいただく場合には、活性化された感光部からの蛍光をカードの裏から透かして見ることもできます。また、カードの裏から光を照射して感光部を活性化することもできます。これは2つのビームのオーバーラップ部分をアライメントする場合に非常に便利です。
Part Number | Description | Price | Availability |
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VRC4 | 赤外域ビュワーカード、790~840 nm、870~1070 nm、1500~1590 nm | ¥13,786 | Today |
中赤外(MIR)域ビュワーカードVRC6SおよびVRC6Hは、波長範囲1.5 µm~13.2 µmの中赤外光に反応します。検出部は熱変色性液晶(TLC)の薄層になっています。TLCは捻れたらせん状の分子構造を持つ温度に敏感な有機化学物質で、マイラーフィルムで保護されています。中赤外光が照射されると検出部の温度が上昇し、色が変化します。アライメントを効率的に行えるよう、検出領域はカードの端まで広がっており、各カードにはレーザービームのコリメート調整などに利用するための2つのレチクルが刻印されています。このビュワーカードではTLCを使用し、また検出部にバッキング材を用いていないため、他の製品に比べて高い感度が得られています。得られる感度は、周囲温度と液晶の活性化温度との差に依存します。
ビュワーカードVRC6Sは周囲温度20~24 °Cでの使用をお勧めいたします。TLCの温度が約23 °Cに達すると色が変化し始めます。感度と応答のピークは周囲温度が22 °Cのときに得られます。約23 °C以下では検出部は黒色ですが、約28 °Cで青色~紫色に変化します。
周囲温度がVRC6Sの対応範囲を上回る場合には、VRC6Hを使用するのが適切です。 周囲温度が25~30 °Cのときには、このVRC6Hの使用をお勧めしています。TLCはその温度が約28 °Cに達すると色が変化し始めます。感度と応答のピークは周囲温度が28 °Cのときに得られます。約 29 °C以下では検出部は黒色ですが、約33 °Cで青色~紫色に変化します。
ビーム照射後のカードを復元するときは、カードをテーブルトップ(表面がステンレススチール製の光学テーブル)上のフラットなところに数分間置いてください。ハイパワーのレーザ光を照射した後は、カードの復元に時間がかかったり、室温では色が元に戻らなかったりする場合があります。その場合は、0~ 4 °Cの冷蔵庫に数分間入れておくと復元が早まります。
注:カードのスポットサイズはビームパワーによって変化します(右写真参照)。
Part Number | Description | Price | Availability |
---|---|---|---|
VRC6S | 中赤外(MIR)域液晶ビュワーカード、1.5~13.2 µm、周囲温度20~24 °C | ¥4,437 | Today |
VRC6H | 中赤外(MIR)域液晶ビュワーカード、1.5~13.2 µm、周囲温度25~30 °C | ¥4,506 | Today |