オプトメカニクスの製造


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オプトメカニクスの製造
当社では、垂直統合された設計および製造能力を活用して、多様な製品ラインナップを実現しています。これらはお客様の研究開発、組み込み用途(OEM用途)およびカスタマイズのニーズにお応えするためにも活用されています。また、当社では既存のコンポーネントに対する単発的なカスタマイズから大規模なカスタマイズまで幅広く対応しています。このページでは、当社がオプトメカニクス部品に関するパートナーとしてお客様に選ばれる理由についてご説明します。 お客様の次回のプロジェクトをお手伝いさせていただきます。ぜひ当社にご連絡ください。
- 柔軟な対応が可能
- 自社施設(米国ニュージャージー州ニュートン)での広範な製品製造
- 品質とコンプライアンスへの取り組み
- 納期厳守
- 測定と試験のカスタマイズ
- 多様な製造設備と技術
- 大量生産のための設備
- グローバル設計と問題解決に対する経験
- ISO 9001:2015およびITAR認証済み
オプトメカニクスの設計と製造工程

設計
キネマティックマウントからマルチモダリティイメージングシステムに至るまで、当社の経験豊富なメカニカルエンジニアリングチームが、お客様の仕様および用途要件に対応した製品をご提供いたします。また、フォトニクス用途の厳しい要件に対応できるよう、当社の広範なデザインライブラリには数万におよぶ実績が蓄積されています。さらに、業界内のほぼすべてのエンジニアリング分野に精通したエンジニアリングチームとも連携しています。当社の設計チームは製造部門と同じ場所に配置されており、お客様のご予算内でご希望の特長や機能を満たす信頼性の高い製品を製造できるよう協力しています。この設計と製造の相乗効果により、製造能力だけでなく設計の継続的な改良を行い、技術の最前線に立ち続けることができています。

試作品
当社内で試作品を作製することで、エンジニアは設計コンセプトを迅速に検証し、潜在的な課題に関する意見を製造チームに提供できます。当社のエンジニアは、積層造形法(3Dプリント)の技術を活用して、設計改良の初期段階で半製品を製造し、製造部門に送る前に部品の設計を検査することができます。設計が進むと、エンジニアは当社の製造担当と協力して、最短で翌日には製品と同等の品質の試作品を完成させます。当社の試作品専用施設では、3軸および5軸のCNCフライス盤やCNC旋盤のような設備や、ワイヤ放電加工(EDM)などの多様な製造技術によって、迅速な技術開発と精密なエンジニアリングを促進しています。

試験
オプトメカニクス、光学素子、ファイバ、エレクトロニクスの設計と製造部門がすべて米国ニュージャージー州ニュートンに併設されているため、当社の設計チームは、寸法、表面、光学的平坦度を測定できるさまざまな標準および独自の計測機器を利用することができます。製品が必要な仕様を満たしているかを確認するために、すべての設計に広範囲な試験を実施しています。機械加工されたコンポーネントと最終設計の両方が期待通りに機能することを確認するために、製造工程を通して様々な試験が行われています。試験としては、ネジアダプタに対するGo/NoGoゲージ(通り止まりゲージ)のようにシンプルなものから、Polaris®ミラーマウントの熱的および再現性試験のようにより高度な特性評価の場合もあります。

製造
当社の機械加工施設は、オプトメカニクス製品群や、組み込み用途(OEM用途)向けなどの機械加工部品を製造する近代的で高性能な施設です。水平フライス加工、5軸フライス加工、旋盤加工、スイスネジ加工などの高生産能力を備え、クイック接続型ステージなどの特定の製品ラインに対応しています。当社では社内にワイヤEDM、CNC研削、CNC研磨など、様々な設備を備えており、機械加工施設では、インダストリー4.0のセンシングおよびデータ機能や、自動化された生産および検査プロセスを導入しています。

アセンブリ
多分野にわたる経験豊富なアセンブリーチームを構成し、当社の標準的なオプトメカニクス部品だけでなく、お客様からの特殊なご要望にも対応しています。このチームでは1個から数万個まで、年間約10,000種類の製品を製造しています。生産性を最大化するためにリーン生産方式を採用し、高品質の製品を提供するためのスキルと経験を習得できるよう、すべてのメンバーに対してしっかりとしたトレーニングプログラムを実施しています。900平米を超えるクラス10,000のクリーンルームでは、Polaris®ミラーマウント用アセンブリのほか、埃や揮発性有機化合物を軽減する必要がある真空や高精度の用途向けの製品を製造しています。

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当社の設計および製造プロセス
オプトメカニクスに関するサービス
フレキシブルで簡単な操作
当社はお客様の時間を尊重します。そのため、当社のウェブサイトは、ご注文までスムーズな操作でご利用いただけるよう作られています。主要な仕様や特長をわかりやすく表示し、出荷や価格も明示しています。画像は、実際の製品が正しく反映されるよう、正確な表現に努めています。カスタマーサービス、技術サポート、エンジニアリング、セールスの各チームが協力し、カスタム製品やサービスをご希望されるすべてのお客様に、迅速で費用対効果および透明性の高いサポートをご提供しています。
お客様へのお約束
当社にご用命いただく際には、お客さまにとって、迅速な納期とご用途へのスムーズな導入が重要であることを理解しています。綿密なプロジェクト計画、経験豊富なエンジニア、プロジェクト期間中の専任担当者を通して、お客様のプロジェクトが効率的かつ順調に進行することを目指しています。お客様と密接に連携することで、ご要望を理解し、設計から納品まで一貫したサービスをご提供いたします。
納期の厳守
お客様の成功こそが、当社の目標であり、サービス、ブランドを表します。お客様の成功のためには、納期の厳守が重要であることを認識しています。管理システムによりすべてのご注文のプロセス状況を追跡しています。すべての工程において納期を管理することで、お客様がサプライチェーンや新規プロジェクトの計画の一部として当社を安心してご利用いただけるよう、業務プロセスを継続的に改善・改良しています。さらに、世界各地に倉庫を構え、かんばん方式で在庫を管理することで、組み込み用途(OEM用途)向けの在庫を効率的に管理し、一貫した信頼性の高いサービスへの取り組みを強化しています。
品質とコンプライアンス
当社はISO 9001認証企業であり、2007年以来継続的に認証を受けています。不適合品管理手順に従い、品質に関する問題を発生源で捉え、根本原因を特定し、是正措置を実施することで、製造プロセスにおける予期せぬ遅延を最小限に抑えています。フォトニクスはハイテク産業であり、用途や地域によって規制の数が増えています。当社の各国のコンプライアンス専門家チームが、お客様のコンプライアンス要件に適切に対応いたします。
当社のハンドヘルド型CMMは、機械加工現場で持ち運びが可能です。機械から部品を完全に取り外さずに、精度をテストできます。
計測と製造
当社の多様な製品ラインナップに対応するため、開発と製造の両方に不可欠である計測機器に設備投資を行っています。オプトメカニクス製品の設計・製造チームは、多様な技術を活用して製品の寸法精度と動作品質を維持しています。さらに、光学製品の用途に応じた性能を測定するために必要な光学検査機器も備えています。当社では、特定の製品に合わせた環境耐久性、耐振動性、期待寿命、熱性能、損傷閾値などの評価を含む試験を幅広く実施しています。この包括的な取り組みにより、すべての製品が厳格な評価を受け、最高水準の品質と信頼性を満たすことが保証されます。主要な計測器の一部を以下にご紹介します。
- タッチプローブ3次元測定機(CMM)
- タッチプローブCMMは、様々な機械加工部品の寸法を確認する装置です。製造部品を連続でモニタリングできるようにプログラムしたり、試作品をその場で検査したりすることができます。また、精密なサブアセンブリの寸法測定など、さまざまな検査用途に対応します。
- ビジョンシステム
- ビジョンシステムはここ10年で急速に進化し、現在では多くの検査工程で使用されています。一度プログラムすれば、寸法公差をCMMとほぼ同じ精度で短時間で測定できます。また、コンポーネントの検査や選別、刻印の検証、表面品質や摩耗の評価などにも使用されています。
- 干渉計
- フォトニクス分野の製品やコンポーネントの多くは、マイクロメートルやナノメートルレベルで検査する必要があります。このような検査工程では、専用の干渉計がよく使用されます。例えば、直線ステージ(リニアステージ)の性能を測定する場合、干渉計を使用して、ステージの移動範囲にわたる完全な動きからのピッチとロールのずれを調べます。光学部品を保持するマウントの場合、干渉計はマウントが光学部品の表面の平坦度を維持しているか、場合によっては応力による複屈折の原因となっていないかを確認します。
- ゲージ、ブレッドボード、ハンドツール
- ゲージ、ブレッドボード、ノギス、ダイヤルゲージなどのツールは、フォトニクスのコンポーネントの精密機器製造において常に重要な役割を果たしています。当社のすべての計測機器は細心の注意を払って管理されており、定期的な校正を通じて、製品の認証状況が常に最新であることを保証するしっかりとした工程を実施しています。
製造設備と技術
当社は、製造設備の拡張と最新設備の導入に対して継続的に投資しています。当社ではソフトウェアにより機械の状態をリアルタイムで報告され、生産量がスケジュール通りに維持され、お客様のニーズに対応することができています。以下は、オプトメカニクス製品の設計グループが利用している垂直統合された製造設備の一部です。
当社で製造される部品では、製造工程を通じて10人以上のスタッフが関わっています。各工程の担当者は、業務に影響を与えるかどうかに関係なく、潜在的な品質問題を特定する権限を与えられています。品質へのこだわりを追求することで、フォトニクス業界で最高水準のオプトメカニクス部品をご提供できるよう努めています。
3軸および5軸垂直ミル
垂直ミルは、当社にとって非常に汎用性の高い装置です。当社では垂直ミルを、設計の試作、主要生産ラインの実用化の検証のための初期生産、そして多岐にわたるコンポーネントの主要生産手段として使用しています。ほとんどの垂直ミルは、連続運転ができるよう、何らかの自動化機能が含まれています。この自動化は、シンプルな2パレットシステムから工具やセットアップなしで交換可能な60パレットシステムまで様々です。
水平ミル
当社では、フォトニクス市場で使用するための水平ミルセンターの最適化に大規模な投資を行ってきました。当社は、単一コンポーネントを大量に必要とする場合でも、多種類のコンポーネントを少量ずつ組み合わせて必要とする場合でも、コストと品質の両方でご満足いただける設備を導入しています。治具とツールを一度導入すれば、必要なコンポーネントを効率的に加工し、追加のスピンドルにセットアップを複製することで、生産を開始することができます。
スイス型自動旋盤
スイス型自動旋盤部門は、シングルポイント旋盤加工を専門としています。例えば、精密調整ネジやブッシュを製造し、自社製品に使用したり、直接販売したりしています。小型部品の材料のたわみと振動に対しては、スイス型自動旋盤の優れた性能は、公差の要件が厳しい部品にとって重要な要素となります。旋盤加工部品用の特殊なビジョンシステムと組み合わせることで、従来の旋盤では実現できなかった問題を解決するための設計と製造が可能になります。当社のスイス型自動旋盤は、生産能力を最大化し、コストを最小限に抑えるバーフィーダーを備えています。
旋盤
当社の旋盤部門は、旋盤加工部品の主要な生産を担っています。幅広い種類の棒材を扱い、特定の部品に最適化された新しい旋盤を選定しています。例えば2019年には、スピンドルと副スピンドルの両方にライブツールを備えた旋盤を導入しました。これにより、旋盤加工後にフライス加工する必要がなくなり、1回の作業で大量の部品を生産できるようになりました。2つ目の例として、2022年に加工量を少なくし、ライブツールオプションのない旋盤を導入しました。この機能の利点は、当社のSM05レンズチューブ製品群のような旋盤加工部品のサイクル時間の短縮です。実行する作業とその順序を慎重に選択することで、セットアップ時間を大幅に短縮し、部品の生産コストを最適化することができます。
ワイヤーカット放電加工機(EDM)
当社では、2018年にワイヤEDM部門を立ち上げ、フライス盤や旋盤では製造できない部品の製造に対応できる体制を整えました。ワイヤEDMは、切断する材料にワイヤから電流を流して導電性材料をアブレートします。ワイヤEDMは、ゆっくりと非接触で材料を除去する方法なので、他の方法では難しい公差を維持することができます。さらに、作成できる形状の大きさは、ワイヤの直径にのみ制限されます。材料の硬度はワイヤEDMの利点であり、短所とはなりません。ワイヤEDMは、アルミニウムと同様に簡単に硬化鋼を切断することができます。
タンブリングとビーズブラスト
通常、機械加工後の仕上げ工程はあまり注目されませんが、当社では最終製品に不可欠な工程と考えています。当社の仕上げ部門には、部品の寸法公差を維持しながら、アルミニウムやスチールから工具の後を除去できる、さまざまなタンブリングおよびビーズブラストの方法があります これらの技術により、硬化処理ステンレススチールに鏡面仕上げを施すことができます。
不動態化処理とアルマイト加工
当社の製造施設には、完全自動化された不動態化処理ライン(ステンレススチール用)とアルマイト処理ライン(アルミニウム用)があります。この設備を社内で管理することにより、リードタイムを短縮し、より厳格な品質管理を可能にし、特定の製品や特定のお客様向けに仕上げを最適化することができます。当社の真空対応製品の多くはステンレススチール製です。不動態化システム内に入るものを管理することで、これ以前に付着した汚染物質が不動態化ラインに混入することを確実に防ぐことができます。
コンピュータ数値制御(CNC)研磨機
表面をCNC研削することにより、直線移動ステージのようなオプトメカニクス製品の性能に非常に重要な表面の平坦度と品質を達成することができます。
レーザ刻印
ほぼすべての製品にロゴ、型番、シリアル番号が刻印されます。この機能を社内に持つことで、コストを管理し、作業にかかる時間を抑えることができます。多くの部品が特注の刻印に対応しています。
Posted Comments: | |
sahanuoc
 (posted 2016-04-25 03:12:13.28) Great! besembeson
 (posted 2016-04-28 01:52:52.0) Thank You. |