OCTコリメーター

- Collimation/Coupling Package with Aspheric Lens Element
- Diffraction-Limited Performance at 1310 nm
- Broadband AR Coating: 1050-1600 nm
F280APC-C
F260APC-C

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Specifications | F260APC-C | F280APC-C |
---|---|---|
1/e2 Beam Diameter | 2.74 mm | 3.27 mm |
Theoretical Full Angle Beam Divergence | 0.035° | 0.029° |
NA of Aspheric Lens Element | 0.16 | 0.15 |
Distance of Beam Waist from the Front of the Collimation Package | 14.8 mm | 18.0 mm |
AR Coating Range | 1050-1600 nm | |
Design Wavelength | 1310 nm | |
Fiber Used for Alignment | SMF-28e | |
Mode Field Diameter of Fiber at Design Wavelength | 9.2 ± 0.4 µm |
特長
- ARコーティングの非球面レンズ: 1050~1600 nm
- 回析限界コリメート
- FC/APCファイバーコネクタと互換性有り
- LSM走査 (対物)レンズとの使用に適した製品
F260APC-C と F280APC-Cのファイバーコリメーターパッケージは、FC/APCコネクタ付ファイバの先端から伝播するレーザ光線を、1310 nmの設計波長において回折限界のコリメート光が得られるように、工場出荷時に調整されています。FC/APCコネクタ付コリメーターパッケージは、後方反射に敏感なシステムに適しています。これは、APC型コネクタのフェルール端面は8°に研磨され、加えてUPC研磨により60 dB以上の反射減衰量を実現しているからです。非球面レンズは、コリメータに挿入されたファイバ先端とレンズとの間の距離が、設計波長での球面レンズの焦点距離に等しくなるように、工場で位置決めされています。 ファイバーコリメータのF200シリーズには可動部がないので、コンパクトで位置ずれが起こりません。このタイプのコリメータは通常単色の1310 nm 光源を使用する用途に使われますが、当社では追加の設計変更や試験を実施して、OCT用途にも適したコリメータ性能であることを確認しています。詳細については「OCT 用途 」タブをご参照ください。非球面レンズにはARコーテイングが施されており、非球面レンズ表面からの反射を最小に抑えます。 これらのパッケージは、自由空間レーザ光線を光ファイバに結合する用途でも使用できます。そのような使用目的の場合、正しい位置決めの条件下で高い結合効率を達成するために、パッチケーブルのNAは、コリメータのNA以上でなければならず、集光したレーザービーム径は、ファイバのMFDより小さくなければなりません。この使用方法でサポートが必要な場合は、当社にご連絡ください。F260APC および F280APCのコリメーターパッケージでお勧めのマウント用アダプタはAD11Fです。
さらに当社では、調整可能なコリメーターパッケージとして、FiberPortを、幅広い波長に適用できる製品としてお勧めします。またこの製品は調整可能でコンパクトなファイバーカプラとしてもご使用いただけます。この他に、選択いただけるコリメータやカプリング製品については、こちらをクリックしてください。
OCT用部品は、OCTイメージングシステム での使用が検証された部品で、設計変更や試験段階を経た製品です。F260APC-CとF280APC-Cは、コリメート/カプリングに使用できる2つの部品で、OCT走査ヘッドに適しています。特にコリメータF280APC-Cは、1.3um帯ブロードバンド光源を使用されるいずれのLSM走査レンズと組み合わせても高性能なOCT走査ヘッドとして使用できます。これらのコリメータは、OCTシステムの画質劣化をもたらす後方反射を最小限に抑えるFC/APCコネクタ付パッチコード向に設計されました。LSM走査レンズは、任意の走査位置でスポットサイズや光路長が均一になるように設計されています。その結果、均一で高品質のサンプル画像が得られます。さらに走査レンズの設計やレンズのコーテイングは、OCT画像品質を大幅に劣化させる可能性のある後方反射を最小限に抑制するために採用されました。
OCT走査ヘッド
右にあるのは、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)システム用の走査ヘッドの基本設計の概略図です。このようなシステムで使用された時のF260APC-C とF280APC-Cの性能を確認するために、幅広い試験や試作品製作が行われて来ました。下記がコリメータのビーム広がり角、 走査レンズLSM03を用いた走査ヘッドのスポットサイズ、そして結合効率です。コリメータは、ビームウェストが走査レンズの入射瞳と一致する位置にある必要があります。さらに、ビームウェスト/入射瞳は、2Dステアリングミラー(ガルバノミラー)の反射面中央になければなりません。 2つの1Dガルバノミラーを使用しているシステムであれば、システム内の光路長の差が最小限になるように、ビームウェスト/入射瞳は2つのミラーの間になければなりません。
コリメーターハウジング終端に対するビームウェスト:
- F260APC-C: 14.8 mm
- F280APC-C: 18.0 mm
上のプロットでは、1310 nm の光源を使用したOCTコリメータF260APC-Cにおけるビーム広がり角の理論値と計測値 を得るためのビームウェストデータが図示されています。近似曲線によって、ビームウェスト計測値の1.13718 mm及びビームウェスト理論値の1.35548 mmが得られます。ビームウェストの理論値と計測値の近似曲線から得られるビーム広がり角の全角は、それぞれ 0.042°と0.035°です。
上のプロットでは、1310 nm の光源を使用した OCTコリメータF280APC-Cにおけるビーム広がり角の理論値と計測値 を得るためのビームウェストデータが図示されています。 近似曲線によって、ビームウェスト計測値の 1.28102 mm及びビームウェスト理論値の1.63133 mmが得られます。ビームウェストの理論値と計測値の近似曲線から得られるビーム広がり角の全角は、それぞれ 0.037°と 0.029°です。
理論上のデータは Zemax を使用して取得しました。一方で測定には当社の ビーム品質解析システムM2SET-IR を使用しています。 M2SET-IR では、ビームの広がり角、ウェスト直径、レーリ長や非点収差だけでなく、レーザ光線の回析限界倍数のM²やその逆数であるビーム品質 (K=1/M²) も測定できます。
上のプロットでは、OCT走査ヘッドの焦点スポット径の理論値と計測値を得るためのデータを図示しています。このデータを生成するために使用されたOCT走査ヘッド(モデル)には、ファイバ結合された1310 nm光源、 OCTコリメータF260APC-C、そして 走査レンズLSM03が使われています。部品の構成については、上の図をご覧ください。
上のプロットでは、OCT走査ヘッドの焦点スポット径の理論値と計測値のデータを図示しています。 このデータを生成するために使用されたOCT走査ヘッド(モデル)には、ファイバ結合された1310 nm光源、コリメータF280APC-C OCT、そして 走査レンズLSM03が使われています。部品の構成については、上の図をご覧ください。
理論上のデータは Zemax を使用して取得しました。一方で測定には当社のビーム品質解析システムM2SET-IRを使用しています。 M2SET-IR では、ビームの広がり角、ウェスト直径、レーリ長や非点収差だけでなく、レーザ光線の回析限界倍数のM²やその逆数であるビーム品質 (K=1/M²) も測定できます。
結合効率とは、走査レンズLSM03によって集光、コリメートした光に対して、OCTコリメータによりSMF-28e シングルモードファイバに入射された光の割合(%)を示します。OCTコリメータの種類は各プロット図の下の注記に記載されています。
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