ブランク電子回路基板

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Figure 1.2  EEAPB1には回路グループやラベルがなく、電子回路のフルカスタマイズが可能です。

特長

• カスタム仕様の電子回路を構築するためのブランク電子回路基板(PCB)
• 当社の電子回路用筐体に収納できる設計
• 3連結パッドの配列、または回路グループを直列に配置したPCBをご用意
• PCBの各回路グループでは5種類のサイズのフットプリントを並列に配置
  • 巻線
  • 5 mm × 5 mm
  • SMT1210
  • SMT1206
  • SMT0805
• 6つの回路グループを有するPCBには、大型のインダクタ用にフローティング状態のエリアが付いています。

当社のカスタマイズ可能なブランク電子回路基板(PCB)を用いると、独自のパッシブ型電子回路を構築して、当社のアルミニウム製筐体に納めることが可能です(上の写真をご覧ください)。基板の上下には大きな接地用のパターンがあり、これらと筐体の電気的接続を適切に行うことにより外部からのノイズを遮蔽できます。

EEAPB1はご自身で設計した電子回路用にご使用いただくための基板です。このブランク回路基板はØ1 mmの貫通穴が2.54 mm間隔で並んでおり、パッドは3連結になっています(Figure 1.2 参照)。この標準的なグリッド間隔は一般的なスルーホール実装用電子部品に適しており、また一般的なICパッケージにも対応します。他のPCB(下記参照)は複数の回路グループが直列に配置されており、各グループには5つの部品用フットプリントが並列に配置されています。回路図の詳細は「PCBレイアウト」タブをご参照ください。フットプリントは抵抗(R)、コンデンサ(C)またはインダクタ(L)を実装するように設計されています。各グループには異なるサイズのフットプリントがあり、巻線、5 mm × 5 mm、SMT1210、SMT1206、SMT0805を含む様々な種類やサイズの電子部品が取り付けられます。また、基板はエッジマウント型のBNCおよびSMAコネクタに対応しています。詳細は、Table 1.1 をご参照ください。PCBはFR4 130tg製で、金で浸漬処理した電極が付いています。

これらのプリント回路基板(PCB)はRCやLCのフィルタのような、シンプルなパッシブ型電子回路の構築に適しています。複数の回路グループが組み込まれているため、これらのPCBによりFigure 1.3 のような1次や2次のローパスやハイパス、あるいはバンドパスなどのフィルタを構成できます。6つの回路グループがあるPCBでは3次フィルタにも対応できます。Figure 1.3 の例はこの基板で構築可能な回路の1例です。設計ならびに部品は用途によって異なります。

阻止域周波数で極めて急峻な減衰を必要とする用途には、5次楕円ローパスフィルタや5次または6次楕円ハイパスフィルタもご用意しております。

Figure 1.3  パッシブフィルタの例