インプラント用デュアルコア光ファイバーカニューラ

- Dual-Core Cannulae with 700 µm Core Spacing
- Two Ø200 µm Core Fibers with 0.39 NA
- Ø2.5 mm Stainless Steel Ferrule
- Custom Versions Available
CFM32L10
L = 10 mm
CFM32L20
L = 20 mm
Ø2.5 mm
Fiber Features a Precision Flat-Cleaved End
Ø2.5 mm Stainless Steel Ferrule Features an Alignment Pin Hole and 700 µm Core Spacing
700 µm

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Key Specifications | |
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Ferrule Size | Ø2.5 mm x 10 mm |
Ferrule Material | Stainless Steel |
Mass | Approx. 0.18 g (0.0004 lbs) |
Fiber Length | 10 or 20 mm |
Fiber Length Tolerance | ±0.250 mma |
Fiber Termination | Flat Cleave |
特長
- 両側刺激やサイレンシングなどのオプトジェネティクスの用途向けデュアルコア光ファイバーカニューラ
- ステンレススチール製のフェルールにより頭蓋骨への埋め込み性が向上
- Ø200 µm、NA 0.39ファイバ、コア間隔700 µm
- ファイバ長:10または20 mm
- 単品でご提供。大量発注の場合は割引があります。
(当社までご連絡ください) - カスタム仕様のクリーブ長、ファイバ径、コア間隔も可能ですので、当社までご連絡ください。
こちらのデュアルコアカニューラは、当社のデュアルコア光ファイバーパッチケーブルと接続できる設計になっています。 当社のデュアルコア製品は2つの異なる光源からの高強度の光を近接(約1 mm)で試料内に埋め込むことが可能なため、両側刺激やサイレンシングなどの用途に適しています。
このカニューラには、Ø2.5 mmステンレススチール製フェルールが付いており、コア径Ø200 µm、NA 0.39のファイバ2本が700 µmの間隔で収められています。標準品として10 mmまたは20 mmのファイバ長をご用意しております。カスタム仕様のファイバ長については当社までお問い合わせください。 デュアルコアのカニューラは、シングルファイバのカニューラとは異なり、2本のファイバを定位固定ガイダンスにより1回の手順で外科的に埋め込むことが可能です。 ステンレススチール製フェルールは接着剤で固定すると接着性が向上します。
ステンレススチール製のフェルールには当社のデュアルコアパッチケーブルのジョイントピンに適合するØ0.8 mmのガイド穴が付いており、スリーブADAF1またはインターコネクタADAF2を使用した場合、アライメントが簡単です。右の動画でご覧いただけるようにジョイントピンとガイド穴により、2本のファイバのコアが精密にアライメントされています。フェルールには当社のデュアルコアファイバーパッチケーブルのマーキングにぴったり合うアライメントマークが刻印されています(右の写真をご 覧ください)。デュアルコアパッチケーブルとカニューラの使用方法の詳細については上の「使用情報」のタブからご覧ください。
カニューラには、不使用時フェルール端を埃や他の危険から守る保護キャップがそれぞれ1個付属しています。ほかにもプラスチック製キャップCAPFを別売りでご用意しております。フェルールまたはファイバ端に汚れが付着した際のクリーニング用に、検査用備品ならびにファイバークリーニング用備品もラインナップしております。
in vivo用途向けオプトジェネティクスシステムの概略図
下の図は、デュアルコアのオプトジェネティクスシステム例です。 当社ではin vivo用途向けに様々なオプトジェネティクス製品をご提供しております。ラインナップについては上の「OGセレクションガイド」タブよりご覧ください。

Related Optogenetics Products | ||||
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Light Sources | Patch Cables (Ø200 µm Core, 0.39 NA) | Mating | Cannulae (Ø200 µm Core, 0.39 NA) | Accessories |
Fiber-Coupled LEDs MM Laser, 473 nm | Standard Rotary Joint Dual Core Bifurcated Y-Cables 1-to-7 Fiber Bundles | Interconnects Mating Sleeves | Standard Dual Core Diffuser Tip | Implant Guides Cannula Holders |
こちらではデュアルコアファイバーパッチケーブルとカニューラの組み立て、および分解方法を説明しています。 右の動画では、デュアルコアパッチケーブル、軽量スリーブADAF1、デュアルコアカニューラを使用した組み立て方法をご紹介しています。スリーブADAF1を使用するよりも小さな力で接続可能な簡単脱着インターコネクタADAF2についてはこちらをご参照ください。
ステップ1: パッチケーブルのフェルール先端が清潔で埃が付着していないことを確認します。 次にパッチケーブルのフェルールを半分程度Ø2.5 mmスリーブ(型番ADAF1)に差し込みます。 フェルールはスリーブ内にぴったりはまります。
ステップ2: 同様にカニューラのフェルール先端が清潔で埃が付着していないことを確認します。 そしてカニューラのフェルールをスリーブの反対側から差し込みます。 2つのフェルールが適切にアライメントされていればそれぞれのフェルールの刻印線が一直線になります。一直線にならなかった場合、一直線になるまでカニューラを回転させます。
ステップ3: アライメント後は、2つのフェルールを接触するまで軽く押し付けます。 無理に2つのフェルールを結合させないでください。アライメントピンの位置があっていない場合、フェルールが損傷する可能性があります。
分解するときは、被覆とフェルールの接合部近くでパッチケーブルを持ち、スリーブADAF1からフェルールをゆっくりと引き抜きます。
Posted Comments: | |
Tal Berkovits
 (posted 2021-03-02 17:22:18.263) Hi,
I have visited your website looking for dual - hole Ferrule.
I need 2 holes, each hole diameter needs to be of 150 um, and the distance between the holes should be 425 um (from center to center)
Can you custom this?
thank's,
Tal Berkovits asundararaj
 (posted 2021-03-02 10:06:56.0) Thank you for contacting Thorlabs. Custom items can be requested by using the "Request Quote" button above or by contacting your local Thorlabs Tech Support Team. We will reach out to you directly to discuss the possibility of offering this. |
Quick Links | |||
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Single-Site Stimulation | |||
One Light Source to One Cannula Implant | |||
Multilateral Stimulation | |||
One Light Source to Two Cannula Implants Using Rotary Joint Splitter | |||
One or Two Light Sources to Two Cannula Implants | |||
One Light Source to Seven Cannula Implants | |||
Two Light Sources into One Dual-Core Cannula Implant | |||
Illumination | |||
Fiber-Coupled LEDs and Drivers |
オプトジェネティクスセレクションガイド
当社では、多岐にわたるオプトジェネティクス部品をご用意しております。以下では、標準的な構成における製品の互換性について説明しています。こちらのガイドに記載されていないオプトジェネティクス用カスタム製品などについては、当社までお問い合わせください。
単領域刺激
1つの光源を1つの埋め込み用カニューラに使用する場合
試料へin vivoの光刺激を行う最もシンプルな方法は、1つのLED光源に1本のファイバを接続する方法です。1つのLEDドライバで単一波長のLED光源を制御し、パッチケーブルによるファイバ接続を通じて光源からの光を生体組織に埋め込み済みのカニューラから出力します。このセットアップを製作するために必要なパッチケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。適切なLEDとドライバをお選びいただくには、下記または製品ページをご覧ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。

Ø1.25 mm (LC)フェルール用パッチケーブル、カニューラ、インターコネクタはこちらをクリックしてください。
Ø2.5 mm (FC)フェルール用パッチケーブル、カニューラ、インターコネクタはこちらをクリックしてください。
両側同時刺激
試料内の複数の場所に正確かつ同時に光を導く機能は、多様なオプトジェネティクス実験に求められています。例えば、同時刺激の技術は一般に空間的に離れた2つの領域にあるニューロンに要求された行動を引き起こさせるために使用されます。ニューロンの同時阻害や同時刺激を含むより複雑な実験では、2つの異なる単一波長の光を近接した場所に照射することで複数のカニューラを挿入する必要がなくなり、試料に与えるストレスを減らすことができます。
両側刺激は実験内容に応じてそれぞれ異なる構成で行われます。以下では当社のオプトジェネティクス製品を使用した種々の構成例をご覧いただけます。
オプション1:ロータリージョイントスプリッタを用いて、1つの光源を2つの埋め込み用カニューラに使用する場合
当社の1x2 ロータリージョイントスプリッタRJ2はオプトジェネティクス用に設計されており、1つの入力光を2つの出力光に均等に分岐します。ロータリージョイントのインターフェース部分は、接続されたパッチケーブルが自由に回転できる構造になっているため、被験動物の動きによるファイバ損傷のリスクが低減します。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または 製品ページをご参照ください。

ロータリージョイントスプリッタRJ2と組み合わせて使用するうえで推奨されるØ1.25 mm (LC)フェルール用部品についてはこちらをクリックしてください。
ロータリージョイントスプリッタRJ2と組み合わせて使用するうえで推奨されるØ2.5 mm (FC)フェルール用部品についてはこちらをクリックしてください。
オプション2:1つまたは2つの光源を2つの埋め込み用カニューラに使用する場合
試料を2つの出力で刺激する実験(2つのカニューラの埋め込み)には、2種類の方法があります。1つの光源を2つのカニューラに接続して光を同時制御する場合、2分岐ファイバーバンドルを用いてLEDからの光をそれぞれのカニューラに分岐させることができます。デュアル波長による光刺激(2種類の波長をそれぞれのカニューラから出力)を行う場合、またはカニューラ間の分岐比を制御したい場合は、マルチモードカプラを用いて1つまたは2つのLED光源をカニューラに接続します。1つのケーブル端しか使用しなかった場合、未使用のカプラのケーブル端にライトトラップを取り付けることができます。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。 LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。


オプション3: 1つの光源を7つの埋め込み用カニューラに使用する場合
1つの光源を7つのカニューラに接続して光を同時制御したい場合は、7分岐ファイバーバンドルを用いることでLEDからの光をそれぞれのカニューラに分岐することができます。このセットアップを構築するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。
各部品をクリックすると詳細がご覧いただけます。

2つの光源を1つの埋め込み用デュアルコアカニューラに使用する場合
試料を両側から同時に刺激する用途では、2つのカニューラを近接(約1 mm)して設置する必要があります。当社では、このような特殊な用途に適したデュアルコアパッチケーブルならびにカニューラをご用意しております。各コアは別々の光源によって駆動するため、試料の同じ領域内の神経細胞を同時に刺激、抑制することができます。このセットアップを製作するために必要なケーブルとカニューラについては、下の図および対応表をご参照ください。LEDとドライバについての詳細は、下記または製品ページをご参照ください。

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Part Selection Table (Click Links for Item Description Popup) | |||||||||
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Common Fiber Properties | |||||||||
Core Diameter | 200 µm | ||||||||
Wavelength Range | 400 - 2200 nm | ||||||||
NA | 0.39 | ||||||||
Fiber Type | FT200EMT | ||||||||
Ferrule Stylea | FC (Ø2.5 mm) | ||||||||
Dual-Core Patch Cable | FC/PC Input | BFY32FL1 | |||||||
SMA905 Input | BFY32SL1 | ||||||||
Compatible Mating Sleeve/Interconnect | ADAF1 ADAF2 ADAF4-5 | ||||||||
Dual-Core Fiber Optic Cannulaec | Stainless Steel | CFM32L10 CFM32L20 |
LED Item # | Wavelengtha | Typical Opsin | Output Powerb | Color |
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M405F3c | 405 nm | mmilCFP, hcriGFP | 3.7 mW | UV |
M430F1 | 430 nm | ChR2 | 7.5 mW | Violet |
M455F3 | 455 nm | ChIEF, bPAC | 24.5 mW | Royal Blue |
M470F4 | 470 nm | ChR2, ChR2-SFO | 20 mW | Blue |
M490F4 | 490 nm | Rh-CT, ChR2 (E123A) | 2.8 mW | Blue |
M505F3 | 505 nm | ChRGR, Opto-α1AR, Opto-β2AR | 11.7 mW | Cyan |
M530F3 | 530 nm | C1V1, VChR1 | 9.6 mW | Green |
M565F3 | 565 nm | Arch, VChR1-SFO | 13.5 mW | Lime |
M595F2 | 595 nm | ChR2-SFO, eNpHR3.0 | 11.5 mW | Amber |
M625F2 | 625 nm | ReChR | 17.5 mW | Red |
照明

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M405F1
ファイバ出力型LEDとドライバ
当社のファイバ出力型LEDは、オプトジェネティクス用途にも適しています。幅広い波長のラインナップと機構部のオプトジェネティクスパッチケーブルへの簡便な接続が特長の製品となっております。当社のファイバ出力型LEDは、280 nm~1050 nmの公称波長範囲でご用意しています。右の表では、オプトジェネティクスの用途によく使用される波長のLEDを記載しています。下のリンクをクリックすると対応するLEDドライバがご覧いただけます。

Image | Ferrule Type | Fiber Type | Fiber Core Diameter | Fiber Outer Diameter | Core Spacing | NA | Wavelength Range | Compatible Patch Cables |
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![]() | Ø2.5 mm x 10 mm, Stainless | FT200EMT | 200 ± 5 µm | 225 ± 5 µm | 700 µm | 0.39 ± 0.02 | 400 - 2200 nm | BFY32 Dual-Core Patch Cables |

このデュアルコアパッチケーブルは、上記掲載のデュアルコアカニューラとお使いいただく設計となっています。こちらはスリーブまたは簡単脱着インターコネクタを使用してカニューラに接続可能です。
Item # | Fiber Type | Wavelength Range | Core Diameter | Core Spacing | NA | Cable Mass | Ferrule Diameter | Ferrule Material | Connectors | Compatible Cannulae | Operating Temperature |
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BFY32FL1 | FT200EMT | 400 - 2200 nm | 200 ± 5 µm | 700 µm | 0.39 | 118 g | 2.5 mm | Stainless Steel | Two FC/PC to Ferrule | CFM32 Dual-Core Cannulae | -50 to 60 °C |
BFY32SL1 | Two SMA905 to Ferrule |