レーザーライン用偏光ビームスプリッターキューブ、30 mmケージキューブ付き


  • Reflects S-Polarization by 90°
  • Extinction Ratio: Tp:Ts > 3000:1
  • Six Laser Line Wavelengths Available
  • SM1 and 30 mm Cage System Compatible

CCM1-PBS25-532

532 nm

CCM1-PBS25-780

780 nm

CCM1-PBS25-1550

1550 nm

Application Idea

CCM1-PBS25-1064 Beamsplitter Cube Connected in a Cage System using Four ERSCB Adapters

Related Items


Please Wait
Mounted Beamsplitter Cube
ビームスプリッターキューブの略図
(コーティングと接着層は原寸比ではありません)
Optic Cleaning Tutorial

特長

  • 25.4 mm(1インチ)偏光ビームスプリッターキューブ、SM1ネジ対応ケージキューブ付き
  • 6種類のレーザーライン波長用をご用意:532 nm、633 nm、780 nm、980 nm、1064 nm、1550 nm
  • 消光比: TP:TS > 3000:1
  • ARコーティング付き:Rabs < 0.25% @ 0° AOI 
  • 筐体には型番と光路図の刻印
  • ケージキューブコネクタCM1-CCにより2つのケージキューブの接続が可能

当社では、主要なレーザーラインである532 nm、633 nm、780 nm、980 nm、1064 nm、および1550 nmの6種類の波長に対応するARコーティングを施した、ケージキューブ付きレーザーライン用偏光ビームスプリッターキューブをご用意しております。これらのキューブの誘電体ビームスプリッターコーティングではS偏光成分を反射し、P偏光成分を透過することで各偏光成分を分離します。最大の偏光消光比を必要とするときには、透過ビームを使えばTP:TS > 3000:1の消光比が得られます。

こちらの25.4 mm(1インチ)ビームスプリッターキューブは、2つのUV溶融石英(UVFS)のガラスプリズムから構成されています。2つのプリズムのうちの一方の斜辺に誘電体ビームスプリッターコーティングを蒸着したのち、2つのプリズムを接着剤で貼り合わせています。ARコーティングは、キューブの上面と底面以外の全ての面に施されています。

光をどの光学面に入射してもS偏光成分とP偏光成分を分離できます。ケージキューブの上面には推奨する光路の1つが刻印されています(上の図参照)。

ケージシステムへの取付け
プリズムは30 mmケージキューブ内に取付けられており、当社の30 mmケージシステムSM1レンズチューブに取付け可能です。 底部にはポスト取付け用のM4タップ穴が付いています。ページ上部でご紹介しているように、30 mmケージ用ロッドと4つのアダプタERSCBを使用すれば、複数の30 mmケージキューブを繋ぎ合わせることもできます。また、このビームスプリッターキューブは、ケージキューブ用コネクタCM1-CCを用いて他のケージキューブと並べて接続することができます。

その他のケージキューブ
ビームスプリッターキューブはケージキューブマウント内に接着剤で固定されているため、マウントから取り外すことはできません。しかし、マウント無しの偏光ビームスプリッターキューブが取り付けが可能な、空の30 mmケージキューブもご用意しております。当社のキューブマウント付き光学素子のラインアップについては「マウント付き光学素子ガイド」タブをご覧ください。

高い損傷閾値が求められる用途には、ハイパワー偏光ビームスプリッターキューブをご用意しております。広い波長範囲用としては、当社の 広帯域偏光ビームスプリッターキューブをご検討ください。

下のグラフは各レーザーライン偏光ビームスプリッターキューブの透過率曲線を表しています。 グラフの点線はキューブの設計波長です。

Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。
Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。
Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。
Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。
Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。
Laser Line Transmission
Click to Enlarge

生データはこちらからダウンロードいただけます。

30 mmケージキューブ付き光学素子のセレクションガイド

下の表には当社の30 mmケージキューブ付き光学素子全製品のリンクがございます。 16 mmケージキューブ付き光学素子については、16 mmケージシステムガイドをご覧ください。

Non-Polarizing BeamsplittersPolarizing BeamsplittersHigh Power Polarizing Beamsplitters
Non-Polarizing Beamsplitter CubePolarizing Beamsplitter CubeHigh-Power Polarizing Beamsplitter Cube
Pellicle BeamsplitterLaser Line Polarizing BeamsplittersCircular Polarizer
Pellicle BeamsplittersLaser Line Polarizing Beamsplitter CubeCircular / Variable Polarizers
Penta PrismsTurning MirrorsVariable Beamsplitters/Attenuators
Penta PrismsTurning MirrorsVariable Beamsplitters / Attenuators

光学素子なしの30 mmケージキューブセレクションガイド

Dichroic Mirror HolderEmpty Compact Cage Cube
Rectangular Dichroic Mirrors and FiltersEmpty Compact 30 mm Cage Cube
Damage Threshold Specifications
Design Wavelength
(Item # Suffix)
Damage Threshold
532 nm (-532)CWa100 W/cm (532 nm, Ø1.000 mm)
Pulsed2 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.470 mm)
1064 nm (-1064)CWa1.5 kW/cm (1070 nm, Ø1.012 mm)
Pulsed2 J/cm2 (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.517 mm)
1550 nm (-1550)CWa1.5 kW/cm (1540 nm, Ø0.087 mm)
  • ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。線形パワー密度が長パルスおよびCW光源において最も適した測定量である理由については、下記をご覧ください。

当社の30 mmケージキューブ付きレーザーライン偏光ビームスプリッターキューブの損傷閾値データ

右の仕様は当社のレーザーライン偏光ビームスプリッターキューブの測定値です。

 

レーザによる損傷閾値について

このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。

テスト方法

当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。

初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

LIDT metallic mirror
上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。
LIDT BB1-E02
Example Test Data
Fluence# of Tested LocationsLocations with DamageLocations Without Damage
1.50 J/cm210010
1.75 J/cm210010
2.00 J/cm210010
2.25 J/cm21019
3.00 J/cm21019
5.00 J/cm21091

試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。

CWレーザと長パルスレーザ

光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。

パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。

Linear Power Density Scaling

線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

Intensity Distribution

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。

ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。

  1. レーザの波長
  2. ビーム径(1/e2)
  3. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
  4. レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)

ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。

ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。

次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。

CW Wavelength Scaling

この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。

パルスレーザ

先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。

パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。

Pulse Durationt < 10-9 s10-9 < t < 10-7 s10-7 < t < 10-4 st > 10-4 s
Damage MechanismAvalanche IonizationDielectric BreakdownDielectric Breakdown or ThermalThermal
Relevant Damage SpecificationNo Comparison (See Above)PulsedPulsed and CWCW

お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。

Energy Density Scaling

エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。

  1. レーザの波長
  2. ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
  3. レーザのパルス幅
  4. パルスの繰返周波数(prf)
  5. 実際に使用するビーム径(1/e2 )
  6. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)

ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。

次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。

Pulse Wavelength Scaling

 

波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。

ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。

次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。

Pulse Length Scaling

お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。


[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).

レーザーシステムが光学素子に損傷を引き起こすかどうか判断するプロセスを説明するために、レーザによって引き起こされる損傷閾値(LIDT)の計算例をいくつかご紹介します。同様の計算を実行したい場合には、右のボタンをクリックしてください。計算ができるスプレッドシートをダウンロードいただけます。ご使用の際には光学素子のLIDTの値と、レーザーシステムの関連パラメータを緑の枠内に入力してください。スプレッドシートでCWならびにパルスの線形パワー密度、ならびにパルスのエネルギ密度を計算できます。これらの値はスケーリング則に基づいて、光学素子のLIDTの調整スケール値を計算するのに用いられます。計算式はガウシアンビームのプロファイルを想定しているため、ほかのビーム形状(均一ビームなど)には補正係数を導入する必要があります。 LIDTのスケーリング則は経験則に基づいていますので、確度は保証されません。なお、光学素子やコーティングに吸収があると、スペクトル領域によってLIDTが著しく低くなる場合があります。LIDTはパルス幅が1ナノ秒(ns)未満の超短パルスには有効ではありません。

Intensity Distribution
ガウシアンビームの最大強度は均一ビームの約2倍です。

CWレーザの例
波長1319 nm、ビーム径(1/e2)10 mm、パワー0.5 Wのガウシアンビームを生成するCWレーザーシステム想定します。このビームの平均線形パワー密度は、全パワーをビーム径で単純に割ると0.5 W/cmとなります。

CW Wavelength Scaling

しかし、ガウシアンビームの最大パワー密度は均一ビームの約2倍です(右のグラフ参照)。従って、システムのより正確な最大線形パワー密度は1 W/cmとなります。

アクロマティック複レンズAC127-030-CのCW LIDTは、1550 nmでテストされて350 W/cmとされています。CWの損傷閾値は通常レーザ光源の波長に直接スケーリングするため、LIDTの調整値は以下のように求められます。

CW Wavelength Scaling

LIDTの調整値は350 W/cm x (1319 nm / 1550 nm) = 298 W/cmと得られ、計算したレーザーシステムのパワー密度よりも大幅に高いため、この複レンズをこの用途に使用しても安全です。

ナノ秒パルスレーザの例:パルス幅が異なる場合のスケーリング
出力が繰返し周波数10 Hz、波長355 nm、エネルギ1 J、パルス幅2 ns、ビーム径(1/e2)1.9 cmのガウシアンビームであるNd:YAGパルスレーザーシステムを想定します。各パルスの平均エネルギ密度は、パルスエネルギをビームの断面積で割って求めます。

Pulse Energy Density

上で説明したように、ガウシアンビームの最大エネルギ密度は平均エネルギ密度の約2倍です。よって、このビームの最大エネルギ密度は約0.7 J/cm2です。

このビームのエネルギ密度を、広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDT 1 J/cm2、そしてNd:YAGレーザーラインミラーNB1-K08のLIDT 3.5 J/cm2と比較します。LIDTの値は両方とも、波長355 nm、パルス幅10 ns、繰返し周波数10 Hzのレーザで計測しました。従って、より短いパルス幅に対する調整を行う必要があります。 1つ前のタブで説明したようにナノ秒パルスシステムのLIDTは、パルス幅の平方根にスケーリングします:

Pulse Length Scaling

この調整係数により広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDTは0.45 J/cm2に、Nd:YAGレーザーラインミラーのLIDTは1.6 J/cm2になり、これらをビームの最大エネルギ密度0.7 J/cm2と比較します。広帯域ミラーはレーザによって損傷を受ける可能性があり、より特化されたレーザーラインミラーがこのシステムには適していることが分かります。

ナノ秒パルスレーザの例:波長が異なる場合のスケーリング
波長1064 nm、繰返し周波数2.5 Hz、パルスエネルギ100 mJ、パルス幅10 ns、ビーム径(1/e2)16 mmのレーザ光を、NDフィルタで減衰させるようなパルスレーザーシステムを想定します。これらの数値からガウシアン出力における最大エネルギ密度は0.1 J/cm2になります。Ø25 mm、OD 1.0の反射型NDフィルタ NDUV10Aの損傷閾値は355 nm、10 nsのパルスにおいて0.05 J/cm2で、同様の吸収型フィルタ NE10Aの損傷閾値は532 nm、10 nsのパルスにおいて10 J/cm2です。1つ前のタブで説明したように光学素子のLIDTは、ナノ秒パルス領域では波長の平方根にスケーリングします。

Pulse Wavelength Scaling

スケーリングによりLIDTの調整値は反射型フィルタでは0.08 J/cm2、吸収型フィルタでは14 J/cm2となります。このケースでは吸収型フィルタが光学損傷を防ぐには適した選択肢となります。

マイクロ秒パルスレーザの例
パルス幅1 µs、パルスエネルギ150 µJ、繰返し周波数50 kHzで、結果的にデューティーサイクルが5%になるレーザーシステムについて考えてみます。このシステムはCWとパルスレーザの間の領域にあり、どちらのメカニズムでも光学素子に損傷を招く可能性があります。レーザーシステムの安全な動作のためにはCWとパルス両方のLIDTをレーザーシステムの特性と比較する必要があります。

この比較的長いパルス幅のレーザが、波長980 nm、ビーム径(1/e2)12.7 mmのガウシアンビームであった場合、線形パワー密度は5.9 W/cm、1パルスのエネルギ密度は1.2 x 10-4 J/cm2となります。これをポリマーゼロオーダ1/4波長板WPQ10E-980のLIDTと比較してみます。CW放射に対するLIDTは810 nmで5 W/cm、10 nsパルスのLIDTは810 nmで5 J/cm2です。前述同様、光学素子のCW LIDTはレーザ波長と線形にスケーリングするので、CWの調整値は980 nmで6 W/cmとなります。一方でパルスのLIDTはレーザ波長の平方根とパルス幅の平方根にスケーリングしますので、1 µsパルスの980 nmでの調整値は55 J/cm2です。光学素子のパルスのLIDTはパルスレーザのエネルギ密度よりはるかに大きいので、個々のパルスが波長板を損傷することはありません。しかしレーザの平均線形パワー密度が大きいため、高出力CWビームのように光学素子に熱的損傷を引き起こす可能性があります。

偏光子セレクションガイド

当社では、ワイヤーグリッド、フィルム、方解石、α-BBO、ルチル、ならびにビームスプリッタを含むさまざまな偏光子をご用意しております。 ワイヤーグリッド偏光子のラインナップは、可視域から遠赤外域にも達する波長範囲に対応します。 ナノ粒子直線フィルム偏光子は最高で100 000:1の消光比を有しています。 また、その他のフィルム偏光子は、可視域から近赤外域までの光の偏光に使用できる製品としてお手軽な価格でご提供しております。 次に当社のビームスプリッタ偏光子は反射ビームの利用や、より完全に偏光された透過ビームの使用を可能にします。 最後に、α-BBO(UV域)、方解石(可視~近赤外域)、ルチル(近赤外~中赤外域)ならびに、オルトバナジン酸イットリウム(YVO4)(近赤外域~中赤外域)偏光子は、それぞれの波長範囲で100 000:1の高い 消光比を有する製品となっております。

偏光子の種類、波長範囲、消光比、透過率、ならびにサイズについては、下の表のMore [+]をクリックしてご覧ください。

Wire Grid Polarizers
Film Polarizers
Beamsplitting Polarizers
Polarizer TypeWavelength RangeExtinction RatioTransmissionaAvailable Sizes
Polarizing Plate Beamsplitters405 nm>10 000:1Ø1" and 25 mm x 36 mm
532 nm
633 nm
780 nm
808 nm
1030 nm
1064 nm
1310 nm
1550 nm
Polarizing Bandpass Filters355 nm +6 nm / -9 nm1 000 000:125.2 mm x 35.6 mm
Broadband Polarizing Beamsplitter Cubes
(Unmounted, 16 mm Cage Cube, or 30 mm Cage Cube)
420 nm - 680 nm1000:1e5 mm, 10 mm, 1/2", 20 mmf, 1"f, and 2"
620 nm - 1000 nm
700 nm - 1300 nm
900 nm - 1300 nm
1200 nm - 1600 nm
Wire Grid Polarizing Beamsplitter Cubes
(Unmounted or 30 mm Cage Cube)
400 nm - 700 nm>1 000:1 (AOI: 0° - 5°)
>100:1 (AOI: 0° - 25°)
Graph Icon
P-Pol.


S-Pol.
1"f
Laser-Line Polarizing Beamsplitter Cubes
(Unmounted or 30 mm Cage Cube)
532 nm3000:110 mm, 1/2", 1"f
633 nm
780 nm
980 nm1"f
1064 nm10 mm, 1/2", 1"f
1550 nm
High-Power Laser-Line Polarizing Beamsplitter Cubes (Unmounted or 30 mm Cage Cube)355 nm2000:11/2" and 1"f
405 nm
532 nm
633 nm
780 - 808 nm
1064 nm
High Extinction Ratio, High-Power, Broadband Polarizing Beamsplitter700 nm - 1100 nm > 1000:1 (700 - 1100 nm)
> 5000:1 (750 - 1000 nm)
 > 10 000:1 (800 - 900 nm)
12.7 mm
(Input/Output Face, Square)
900 nm - 1300 nm>1000:1 (900 - 1300 nm)
>10 000:1 (900 - 1250 nm)
>100 000:1 (980 - 1080 nm)
10 mm and 5 mm
(Input/Output Face, Square)
Calcite Beam Displacers350 nmg - 2.3 µm (Uncoated)-10 mmb
(Clear Aperture, Square)
Yttrium Orthovanadate (YVO4) Beam Displacers488 nm - 3.4 µm (Uncoated)->3 mm x 5 mm Ellipseh
(Clear Aperture)
2000 nm (V Coated)
alpha-BBO Polarizers
Calcite Polarizers
Quartz Polarizers
Magnesium Fluoride Polarizers
Yttrium Orthovanadate (YVO4) Polarizers
Rutile Polarizers
  • 透過率特性をご覧になるにはグラフのアイコンをクリックしてください。 各特性データは、ある1つの基板またはコーティングの透過率をサンプルとして示しており、その特性は保証されているものではありません。
  • 偏光軸の印付きのマウント、ネジ切り無しリング、またはシリンダに取付け済み。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのSM05ネジ付きマウントに取付け済みのタイプをご用意。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのSM01ネジ付きマウントに取付け済みのタイプをご用意。
  • PBS519: TP:TS > 1000:1(平均値)
  • マウント無し、またはケージシステム対応キューブに取り付け済みのタイプをご用意。
  • 方解石は天然の物質で、350 nmあたりの典型的な透過率は約75%となります(Transmission欄をご覧ください)。
  • マウント無し、またはØ12.7 mmの筐体(ネジ切りなし)に取付け済みのタイプをご用意。
  • 方解石の透過率特性は、直線偏光が偏光子筐体に記されている偏光軸とアライメントしている場合に有効です。
  • Vコーティング(1064 nm)付きの製品は、型番末尾が「-C26」となっています。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのマウントやネジ切り無しシリンダに取付け済みのタイプをご用意。

Posted Comments:
user  (posted 2020-07-29 07:48:36.697)
Hi, you provide much information about your optics standard specifications, but couldn't find any datasheet for each when ordered. Could it be possible to have real specs (measured) for each PBS cube (Ts/Tp, extinction ratio)? Thank you,
nbayconich  (posted 2020-07-29 01:14:48.0)
Thank you for contacting Thorlabs. We can provide transmission and reflection data for our optics upon request. I will reach out to you directly with more information regarding our testing capabilities.
melanie  (posted 2017-02-15 09:23:21.893)
Hi, On the overview tab for the broadband PBS, you state that "The reflected beam will only have an extinction ratio of roughly 20:1 to 100:1, depending on the beamsplitter". I cannot find the corresponding data for the laser line PBS. Please can you supply this information ? Thanks !
tfrisch  (posted 2017-02-17 08:24:23.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. The laser-line cubes optimize the transmitted extinction ratio by maximizing the reflectance of the S state. This optimization does not maximize the transmission of the P state, so the reflected beam will still have significant S and P components, and the extinction ratio will be worse than the transmitted extinction ratio. I will reach out to you with more details.

ビームスプリッタのセレクションガイド

当社ではビームを強度比や偏光に基づいて分岐する、様々なタイプのビームスプリッタを豊富に取り揃えています。プレート型やキューブ型のビームスプリッタのほか、形状の異なるペリクルや複屈折性結晶を用いた製品もございます。それぞれの概要や特徴・用途の比較についてはこちらの概要タブをご覧ください。ビームスプリッタの多くはマウント付きまたはマウント無しでご提供しています。以下では、当社のビームスプリッタの全製品を一覧できます。各種類のMore [+]をクリックすると、ビームスプリッタの種類、波長域、分岐比/消光比、透過率、サイズなどの詳細をご覧いただけます。

プレート型ビームスプリッタ

偏光無依存ビームスプリッタ、プレート型
偏光ビームスプリッタ、プレート型
  • 特記がない限り入射角は45°
  • 円形光学素子のみ30 arcminウェッジ付き
  • P偏光用に設計されています。

キューブ型ビームスプリッタ

Non-Polarizing Cube Beamsplitters
Polarizing Cube and Polyhedron Beamsplitters
TypeWavelength RangeExtinction Ratio
(TP:TS)
Typical TransmissionAR Coated
Faces
CementedAvailable Cube/ Polyhedron Side Length
Standard:
Unmounted
16 mm Cage Cube
30 mm Cage Cube
420 - 680 nm>1000:1Graph IconYesYesUnmounted:
5 mm, 10 mm, 1/2",
20 mm, 1", and 2"

Mounted:
20 mm in a 16 mm Cage Cube,
1" in a 30 mm Cage Cube
620 - 1000 nmGraph Icon
700 - 1300 nmGraph Icon
900 - 1300 nmGraph Icon
1200 - 1600 nmGraph Icon
Wire Grid:
Unmounted
30 mm Cage Cube
400 - 700 nm>1000:1 (AOI: 0° - 5°)
>100:1 (AOI: 0° - 25°)
Graph Icon
P-Pol.



S-Pol.
YesYesUnmounted:
1"

Mounted:
20 mm in a 16 mm Cage Cube,
1" in a 30 mm Cage Cube
High-Power Laser Line:
Unmounted
30 mm Cage Cube
355 nm>2000:1Graph IconNoUnmounted:
1/2" and 1"

Mounted:
1" in a 30 mm Cage Cube
405 nmGraph Icon
532 nmGraph Icon
633 nmGraph Icon
780 - 808 nmGraph Icon
1064 nmGraph Icon
Laser Line:
Unmounted
30 mm Cage Cube
532 nm>3000:1Graph IconYesYesUnmounted:
10 mm, 1/2", and 1"

Mounted:
1" in a 30 mm Cage Cube
633 nmGraph Icon
780 nmGraph Icon
980 nmGraph Icon
1064 nmGraph Icon
1550 nmGraph Icon
High Extinction Ratio, High-Power, Broadband Polyhedrons700 - 1100 nm >1000:1 (700 - 1100 nm)
 >5000:1 (750 - 1000 nm)
 >10 000:1 (800 - 900 nm)
YesNo12.7 mm
(Input/Output Face, Square)
900 - 1300 nm>1000:1 (900 - 1300 nm)
 >10 000:1 (900 - 1250 nm)
>100 000:1 (980 - 1080 nm)
10.0 mm and 5.0 mm
(Input/Output Face, Square)
Laser-Line Variable532 nmNot SpecifiedNo Graph AvailableYesYesAssembly Mounted
in a 30 mm Cage Cube
633 nm
780 nm
1064 nm
1550 nm
Broadband Variable 420 - 680 nmNot SpecifiedNo Graph AvailableYesYesAssembly Mounted
in a 30 mm Cage Cube
690 - 1000 nm
900 - 1200 nm
1200 - 1600 nm
Circular
Polarizer/Beamsplitter
532 nmNot SpecifiedNo Graph AvailableYesYesAssembly Mounted
in a 30 mm Cage Cube
633 nm
780 nm
1064 nm
1550 nm

ペリクルビームスプリッタ

偏光無依存ビームスプリッタ、ペリクル型

結晶ビームスプリッタ

偏光ビームスプリッタ、結晶型
  • 保護用筐体、ネジ切り無しリング、またはシリンダにマウント済み
  • マウント無しの製品と保護用筐体またはネジ切り無しシリンダにマウント済みの製品をご用意しています。

その他

その他のビームスプリッタ
Back to Top

ケージキューブ付きレーザーライン用偏光ビームスプリッターキューブ

Specifications
Beamsplitter
Extinction RatioaTP:TS > 3000:1
Surface Quality40-20 Scratch-Dig
AR Coating Reflectanceb (@ 0°AOI)Rabs < 0.25%
Transmission EfficiencycTP > 95%
Reflection EfficiencycRS > 99.5%
Transmitted Wavefront Error< λ/4 at 633 nm over Ø20.32 mm
MaterialUV Fused Silicad
Assembly
Transmitted Beam Deviation0° ± 5 arcmin
Reflected Beam Deviation90° ± 20 arcmin
Outer Dimensions1.50" x 1.50" x 1.50"
(38.1 mm x 38.1 mm x 38.1 mm)
Clear Aperture> Ø20.32 mm
Cage Cube MaterialAnodized Aluminum
Mounting HoleImperial: 8-32 Tapped Hole
Metric: M4 Tapped Hole
  • Extinction Ratio(消光比)は、評価する上で十分な偏光比を有する直線偏光を、その偏光面が偏光子の軸に一致するようにして入射した時に得られる最大透過率と、そこから偏光子を90°回転させた時に得られる最小透過率の比で表されます。
  • 記載されている反射率は、ARコーティングされた1面あたりの設計波長における反射率です。
  • 透過率と反射率の仕様値はビームスプリッタのコーティングに基づいており、表面損失は考慮されていません。典型的な透過率のグラフとデータについては「グラフ」タブをご参照ください。
  • リンクをクリックすると基板材料の仕様をご覧いただけます。
  • 6種類のレーザーライン波長用をご用意:532 nm、633 nm、780 nm、980 nm、1064 nm、1550 nm
  • 反射防止(AR)コーティング:Rabs < 0.25% @ 0° AOI
  • 消光比:TP:TS > 3000:1

当社のレーザーライン用偏光ビームスプリッタでは、25.4 mm偏光ビームスプリッターキューブが30 mmケージキューブ内に取り付けられています。これらのキューブの誘電体ビームスプリッターコーティングではs偏光成分を反射し、p偏光成分を透過することで各偏光成分を分離します。

こちらのキューブの偏光消光比TP:TS > 3000:1は、透過光についての仕様値です。ビームスプリッターキューブの光学面には、設計波長において1面当たりRabs < 0.25%のARコーティングが施されています。この製品の有効径はØ20.3 mmです。

Damage Thresholds
Item #Design
Wavelength
Unmounted
Cube Item #
Damage Threshold
CCM1-PBS25-532(/M)532 nmPBS25-5322 J/cm2 @ 532 nm
(10 ns, 10 Hz, Ø0.470 mm)
100 W/cm @ 532 nm
(CWa, Ø1.000 mm)
CCM1-PBS25-633(/M)633 nmPBS25-633-
CCM1-PBS25-780(/M)780 nmPBS25-780-
CCM1-PBS25-980(/M)980 nmPBS25-980-
CCM1-PBS25-1064(/M)1064 nmPBS25-10642 J/cm2 @ 1064 nm
(10 ns, 10 Hz, Ø0.517 mm)
1.5 kW/cm @ 1070 nm
(CWa, Ø1.012 mm)
CCM1-PBS25-1550(/M)1550 nmPBS25-15501.5 kW/cm @ 1540 nm
(CWa, Ø0.087 mm)
  • ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。線形パワー密度が長パルスおよびCW光源において最も適した測定量である理由については、「損傷閾値」タブをご覧ください。
+1 数量 資料 型番 - インチ規格 定価(税抜) 出荷予定日
CCM1-PBS25-532 Support Documentation
CCM1-PBS25-532Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 532 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-633 Support Documentation
CCM1-PBS25-633Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 633 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-780 Support Documentation
CCM1-PBS25-780Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 780 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-980 Support Documentation
CCM1-PBS25-980Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 980 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-1064 Support Documentation
CCM1-PBS25-1064Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1064 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-1550 Support Documentation
CCM1-PBS25-1550Customer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1550 nm, 8-32 Tap
¥53,868
7-10 Days
+1 数量 資料 型番 - ミリ規格 定価(税抜) 出荷予定日
CCM1-PBS25-532/M Support Documentation
CCM1-PBS25-532/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 532 nm, M4 Tap
¥53,868
Today
CCM1-PBS25-633/M Support Documentation
CCM1-PBS25-633/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 633 nm, M4 Tap
¥53,868
Today
CCM1-PBS25-780/M Support Documentation
CCM1-PBS25-780/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 780 nm, M4 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-980/M Support Documentation
CCM1-PBS25-980/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 980 nm, M4 Tap
¥53,868
7-10 Days
CCM1-PBS25-1064/M Support Documentation
CCM1-PBS25-1064/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1064 nm, M4 Tap
¥53,868
Today
CCM1-PBS25-1550/M Support Documentation
CCM1-PBS25-1550/MCustomer Inspired! 30 mm Cage-Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1550 nm, M4 Tap
¥53,868
Today
Back to Top

ケージキューブコネクタ

C4W-CC Application
Click to Enlarge

View Imperial Product List
型番数量Description
C4W130 mmケージシステムキューブ
C6W130 mmケージキューブ、Ø6 mm貫通穴付き
CCM1-4ER1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、#8-32タップ穴(インチ規格)
C4W-CC130 mmケージキューブ用コネクタ、C4W&C6WRシリーズキューブ用
CM1-CC1ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
View Metric Product List
型番数量Description
C4W130 mmケージシステムキューブ
C6W130 mmケージキューブ、Ø6 mm貫通穴付き
CCM1-4ER/M1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、M4タップ穴(ミリ規格)
C4W-CC130 mmケージキューブ用コネクタ、C4W&C6WRシリーズキューブ用
CM1-CC1ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
幅38.1 mm(1.5インチ)の小型ケージキューブCCM1-4ER(/M)に接続されたケージキューブC4WとC6W。それぞれキューブコネクタC4W-CCとCM1-CCを使用。
CM1-CC Application
Click to Enlarge

View Imperial Product List
型番数量Description
BA2T21調整機能付き取付けベース、2インチ x 3インチ x 3/8インチ(インチ規格)
CM1-CC2ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
CCM1-BS014130 mmケージキューブ付き偏光無依存型ビームスプリッタ、700~1100 nm、#8-32タップ穴(インチ規格)
CCM1-PBS252130 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, 8-32 Tap
CCM1-4ER1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、#8-32タップ穴(インチ規格)
PH21Ø1/2インチポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ2インチ(インチ規格)
TR21Ø1/2インチポスト、#8-32ネジ、1/4”-20タップ穴付き、長さ2インチ(インチ規格)
View Metric Product List
型番数量Description
BA2T2/M1調整機能付き取付けベース、50 mm x 75 mm x 10 mm(ミリ規格)
CM1-CC2ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
CCM1-BS014130 mmケージキューブ付き偏光無依存型ビームスプリッタ、700~1100 nm、#8-32タップ穴(インチ規格)
CCM1-PBS252130 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, 8-32 Tap
CCM1-4ER/M1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、M4タップ穴(ミリ規格)
PH50/M1Ø12 mm~Ø12.7 mmポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ50 mm(ミリ規格)
TR50/M1Ø12.7 mmポスト、M4ネジ、M6タップ穴付き、長さ50 mm(ミリ規格)
CM1-CCを使用して複数の38.1 mm角のケージキューブを接続。
  • 38.1 mm(1.5インチ)角のケージキューブを2つ隣接して接続
  • 38.1 mm(1.5インチ)角のケージキューブを50.8 mm(2インチ)角のケージキューブに接続
  • 全てのCM1またはCCM1シリーズのケージキューブに対応

ケージキューブコネクタCM1-CCによって、右図のように2つ以上のCM1またはCCM1シリーズのキューブが接続できます。このコネクタの使用可能なCM1およびCCM1シリーズのケージキューブには、小型ケージキューブダイクロイックフィルタ用キューブマウント付きビームスプリッターキューブマウント付きペンタプリズム、およびマウント付き直角プリズムミラーが含まれます。ケージキューブコネクタCM1-CCには4本の#4-40丸頭ネジ、2本の#4-40皿ネジ、4個のワッシャ、1本の1/16インチ六角レンチが付属します。

30 mmキューブマウント付き90°偏向プリズムミラーはキューブの2面にケージロッド用のØ6 mm穴がないため、CM1-CCを用いて2つを接続することはできません。

当社では、C4W-CCもご提供しておりますが、これは50.8 mm(2インチ)角の30 mmケージキューブを2つ接続する際に使用できます。ケージキューブコネクタC4W-CCおよびCM1-CCは、どちらもCCM1-4ER/Mのような幅38.1 mm(1.5インチ)の30 mmケージキューブと幅50.8 mm(2インチ)の30 mmケージキューブとの接続にも使用できます。

アライメント用ピン
このコネクタにはアライメント用位置決めピンがあるため、SM1ネジポートの間にあるキューブ面にはピン用の穴が必要となりますのでご留意ください。既にお持ちの旧バージョンのキューブからアライメント穴付きの新バージョンへ無料アップデートをご希望の際は、当社までお問い合わせください。また、アライメントピンは取付け穴内部に圧入されており、アライメント穴無しのキューブで使用する場合は、押し出すことができます。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
CM1-CC Support Documentation
CM1-CCケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
¥7,325
Today