フッ化カルシウム両凸レンズ、ARコーティング:2~5 µm
- AR Coating Optimized for the 2 - 5 µm Range
- Choose from Ø1/2" or Ø1"
LB5774-E1
LB5766-E1
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Common Specifications | |
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Substrate Material | Vacuum UV Grade Calcium Fluoridea |
AR Coating Range | 2.0 - 5.0 μm |
Reflectance over Coating Range (at 0° AOI) | < 1.25% (Avg.) < 3.0% (Abs.) |
Transmission over Coating Range (at 0° AOI) | > 94% (Avg.) > 90% (Abs.) |
Diameter Tolerance | +0.0/-0.1 mm |
Thickness Tolerance | ±0.1 mm |
Focal Length Tolerance | ±1% |
Surface Quality | 40-20 (Scratch-Dig) |
Spherical Surface Powerb | 3λ/2c |
Spherical Surface Irregularity (Peak to Valley) | λ/2c |
Centration | < 3 arcmin |
Clear Aperture | > 90% of Diameter |
Design Wavelength | 588 nm |
特長
- 真空UVグレードのフッ化カルシウム基板
- Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)またはØ25.4 mm(Ø1インチ)バージョンから選択可能
- 2.0~5.0 μm範囲の広帯域ARコーティング
- 焦点距離:15.0~200.0 mm
当社のØ12.7 mm(Ø1/2インチ)およびØ25.4 mm(Ø1インチ)のフッ化カルシウム (CaF2) 両凸レンズは、コーティング無し、または両面に2~5 μmのスペクトル範囲に最適化された広帯域ARコーティングをご提供しています。このコーティングにより基板表面の反射が大きく減少し、ARコーティング全域にわたり94%を超える平均透過率が得られています。詳細については「グラフ」タブをご参照ください。
フッ化カルシウムは、一般的に赤外域および紫外域スペクトル範囲で高い透過率を必要とする用途に使われています。 この材料は、180 nm~8.0 μmの波長範囲で1.35~1.51の低い屈折率を示します。 また、フッ化カルシウムは化学的に不活性であり、フッ化バリウム、フッ化マグネシウム、フッ化リチウムと比べて優れた硬度を有しています。
両凸レンズは、イメージング用途で一般的に使われています。 両表面は曲面で、同じ曲率半径を有しています。従って、物体と像の距離が等しいか、ほぼ等しい場合に、収差が最小になります。 共役比(物体の距離:像の距離)が5:1と1:5の間にある場合は、両凸レンズが収差の最小化に適しています。通常その範囲外では、平凸レンズが用いられます。
Zemaxファイル |
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下の型番横の赤いアイコン(資料)をクリックすると、各製品のZemaxファイルをダウンロードいただけます。 また、こちらからは当社の全てのZemaxファイルの一括ダウンロードが可能です。 |
Selection Guide |
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Calcium Fluoride Lenses |
Other MIR Lenses |
Other Spherical Singlets |
Plano-Convex |
Bi-Convex |
Best Form |
Plano-Concave |
Bi-Concave |
Positive Meniscus |
Negative Meniscus |
2~5 µm ARコーティングのグラフ
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グラフ付きエクセルファイルデータはこちらからダウンロードいただけます
上のグラフは、強化ARコーティングの反射率の波長特性測定値を示しています。2~5 μmにおける平均反射率は、<1.25%です。青い網掛け部分はARコーティングが最適化されている波長範囲を示します。この仕様によって定められた波長範囲以外での製品性能はロット毎にバラツキがあり、当社では保証しておりませんのでご注意ください。上のエクセルファイルでは波長範囲外を含めたコーティングの曲線データがご覧いただけます。
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グラフ付きエクセルファイルデータはこちらからダウンロードいただけます
上のグラフは、強化ARコーティングの透過率の波長特性測定値を示しています。青い網掛け部分はARコーティングが最適化されている波長範囲を示します。この仕様によって定められた波長範囲以外での製品性能はロット毎にバラツキがあり、当社では保証しておりませんのでご注意ください。 上のエクセルファイルでは波長範囲外を含めたコーティングの曲線データがご覧いただけます。
波長に依存する焦点距離の変化
レンズの焦点距離は、波長に依存します。 下表に掲載されている焦点距離は、設計波長(588 nm)での値に対応しています。 フッ化カルシウム(CaF2) は0.18~8.0 μmの波長域で高い透過率を示しますので、設計波長以外の波長でもご使用いただけます。 下表のアイコンをクリックいただくと、0.18~8.0 μm範囲内の波長における焦点距離( mm)の理論計算値をご覧いただけます。
青い網掛け部分は、ARコーティングが最適化されている範囲です。詳細は「グラフ」タブをご参照ください。
Recommended Mounting Options for Thorlabs Lenses | ||
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Item # | Mounts for Ø2 mm to Ø10 mm Optics | |
Imperial | Metric | |
(Various) | Fixed Lens Mounts and Mini-Series Fixed Lens Mounts for Small Optics, Ø5 mm to Ø10 mm | |
(Various) | Small Optic Adapters for Use with Standard Fixed Lens Mounts, Ø2 mm to Ø10 mm | |
Item # | Mounts for Ø1/2" (Ø12.7 mm) Optics | |
Imperial | Metric | |
LMR05 | LMR05/M | Fixed Lens Mount for Ø1/2" Optics |
MLH05 | MLH05/M | Mini-Series Fixed Lens Mount for Ø1/2" Optics |
LM05XY | LM05XY/M | Translating Lens Mount for Ø1/2" Optics |
SCP05 | 16 mm Cage System, XY Translation Mount for Ø1/2" Optics | |
(Various) | Ø1/2" Lens Tubes, Optional SM05RRC Retaining Ring for High-Curvature Lenses (See Below) | |
Item # | Mounts for Ø1" (Ø25.4 mm) Optics | |
Imperial | Metric | |
LMR1 | LMR1/M | Fixed Lens Mount for Ø1" Optics |
LM1XY | LM1XY/M | Translating Lens Mount for Ø1" Optics |
ST1XY-S | ST1XY-S/M | Translating Lens Mount with Micrometer Drives (Other Drives Available) |
CXY1A | 30 mm Cage System, XY Translation Mount for Ø1" Optics | |
(Various) | Ø1" Lens Tubes, Optional SM1RRC Retaining Ring for High-Curvature Lenses (See Below) | |
Item # | Mount for Ø1.5" Optics | |
Imperial | Metric | |
LMR1.5 | LMR1.5/M | Fixed Lens Mount for Ø1.5" Optics |
(Various) | Ø1.5" Lens Tubes, Optional SM1.5RR Retaining Ring for Ø1.5" Lens Tubes and Mounts | |
Item # | Mounts for Ø2" (Ø50.8 mm) Optics | |
Imperial | Metric | |
LMR2 | LMR2/M | Fixed Lens Mount for Ø2" Optics |
LM2XY | LM2XY/M | Translating Lens Mount for Ø2" Optics |
CXY2 | 60 mm Cage System, XY Translation Mount for Ø2" Optics | |
(Various) | Ø2" Lens Tubes, Optional SM2RRC Retaining Ring for High-Curvature Lenses (See Below) | |
Item # | Adjustable Optic Mounts | |
Imperial | Metric | |
LH1 | LH1/M | Adjustable Mount for Ø0.28" (Ø7.1 mm) to Ø1.80" (Ø45.7 mm) Optics |
LH2 | LH2/M | Adjustable Mount for Ø0.77" (Ø19.6 mm) to Ø2.28" (Ø57.9 mm) Optics |
VG100 | VG100/M | Adjustable Clamp for Ø0.5" (Ø13 mm) to Ø3.5" (Ø89 mm) Optics |
SCL03 | SCL03/M | Self-Centering Mount for Ø0.15" (Ø3.8 mm) to Ø1.77" (Ø45.0 mm) Optics |
SCL04 | SCL04/M | Self-Centering Mount for Ø0.15" (Ø3.8 mm) to Ø3.00" (Ø76.2 mm) Optics |
LH160C | LH160C/M | Adjustable Mount for 60 mm Cage Systems, Ø0.50" (Ø13 mm) to Ø2.00" (Ø50.8 mm) Optics |
SCL60CA | SCL60C/M | Self-Centering Mount for 60 mm Cage Systems, Ø0.15" (Ø3.8 mm) to Ø1.77" (Ø45.0 mm) Optics |
曲率が高い光学素子の取付け
当社の固定リングはマウント無しの光学素子をレンズチューブまたは光学マウント内に固定します。リングの位置固定には対応するスパナレンチを使用します。平面光学素子や曲率が低い光学素子用には黒アルマイト製の固定リングをØ5 mm~Ø101.6 mm(Ø4インチ)まで標準品としてご用意しております。曲率が高い光学素子用には、厚みのある固定リングをØ12.7 mm(Ø1/2インチ)、Ø25.4 mm(Ø1インチ)、Ø50.8 mm(Ø2インチ)でご用意しております。
厚みのある固定リングは非球面レンズ、短焦点距離の平凸レンズ、コンデンサーレンズなど、曲率が高い光学素子の取り付けに使用します。右の動画のように通常の固定リングを曲率が高い光学素子に使用した場合、スパナレンチのガイドフランジが光学素子の表面に接触し、光学素子を傷つける可能性があります。また、スパナレンチと固定リングの間に隙間ができるため、固定リングが正しく締め付けられません。厚みのある固定リングは、スパナレンチが光学素子の表面に接触することなくレンズを固定させることができます。
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