消光比メーター
- Enables Alignment of Polarization-Maintaining Fibers
- Three Wavelength Ranges Available: 400 - 700 nm, 600 - 1600 nm, and 1200 - 2500 nm
- PER Accuracy: <0.5 dB
ERM200
Extinction Ratio Meter,
600 nm - 1600 nm
ERM2A
Wide-Key FC/APC Fiber Connector Adapter
(Not to Scale)
ERM2S
SC/PC Fiber Connector Adapter
(Not to Scale)
Please Wait
特長
- 偏波保持(PM)ファイバの偏光消光比(PER)測定
- ピーク波長において最大40 dBまでの偏光消光比を測定
- 3波長域に対応する製品で波長範囲400 nm~2500 nmの測定が可能
- 400 nm~700 nm (型番ERM210)
- 600 nm~1600 nm (型番ERM200)
- 1200 nm~2500 nm (型番ERM220)
- 前面パネルまたはUSBインターフェイスを介して操作
- 交換可能なファイバーコネクターアダプタを別売りでご用意
- 対応コネクタ FC/PC(ワイドキーまたはナローキー付き)、FC/APC(ワイドキーまたはナローキー付き)、LC/PC、SC/PC
一般的な用途
- 直線偏光の偏波保持ファイバへの最適結合
- コネクターキーとのアライメント
- ピグテールの取付け(半導体レーザと偏波保持ファイバとのアライメント)
- 偏波保持ファイバの融着接続時のアクティブアライメント
消光比メータERM2xxは、偏波保持(PM)ファイバの偏光消光比(PER)と偏光方向の角度の測定が可能です。ベンチトップ型で使いやすく、偏波保持ファイバにコネクタを接続するときや、半導体レーザに偏波保持ファイバを取付けてピグテール化するときなどのアライメント用として有用です。フォトダイオードに回転可能な偏光子を組み合わせて光を検出するようにセットアップすると、偏波保持ファイバのPERを素早くかつ高精度に測定することができます。また、入射光の偏光方向の角度と光パワーの測定もできます。400 nm~700 nm (型番ERM210)、600 nm~1600 nm (型番ERM200)、および1200 nm~2500 nm (型番 ERM220)の3種類のユニットで、波長範囲400 nm~2500 nmの測定が可能です。ERM2xxシリーズは、偏波保持ファイバのアクティブアライメント用に変換係数0.1 V/dBのモニタ出力端子が付いており、当社のPM融着接続機Vytran® と組み合わせてお使いいただくことができます。
コネクタ用アクセサリ
前面パネルには、交換可能なファイバーコネクタアダプタ(別売り)を取付けられるポートが付いています。これにより、この消光比メータで、FC/PC、FC/APC、LC/PC、SC/PC コネクタの取付けられたファイバの測定ができます。下記でご用意のないカスタム仕様のコネクタについては当社までご相談ください。
モジュール操作
ERM2xxシリーズは、前面パネルの画面とコントロールノブで操作が可能です。消光比メータの背面には、フューズボックス付きの電源インレット、接地ピン用のバナナジャック、およびモニタ出力用BNC端子が付いています。詳細は「前面&背面パネル」タブをご覧ください。また、お客様の方でC、C++、C#、LabVIEW™、LabWindows™/CVI、またはVisual Studioで書かれたソフトウェアをご用意いただくと、USB 2.0 Type-Bコネクタを介してリモート操作をすることも可能です(「ドライバーパッケージ」タブをご参照ください)。
すべての技術データは、温度23±5°C、相対湿度45±15%(結露なし)の条件下で有効です。
Item # | ERM210 | ERM200 | ERM220 |
---|---|---|---|
Wavelength Range | 400 nm - 700 nm | 600 nm - 1600 nm | 1200 nm - 2500 nm |
Peak Wavelength | 700 nm | 1550 nm | 2300 nm |
Maximum Input Powera | +13 dBm | +13 dBm | +8 dBm |
PER Resolution | 0.1 dB (Display) 0.01 dB (USB) | ||
PER Rangea | 0 to 40 dB (for +13 dBm to -12 dBm) 0 to 30 dB (for -12 dBm to -27 dBm) 0 to 20 dB (for -27 dBm to -37 dBm) | 0 to 40 dB (for +13 dBm to -12 dBm) 0 to 30 dB (for -12 dBm to -27 dBm) 0 to 20 dB (for -27 dBm to -37 dBm) | 0 to 40 dB (for +8 dBm to -12 dBm) 0 to 30 dB (for -12 dBm to -27 dBm) 0 to 20 dB (for -27 dBm to -37 dBm) |
PER Accuracy | < 0.5 dB | ||
Polarization Angular Resolution | 0.1° (Display) 0.01° (USB) | ||
Accuracy of Polarization Angle | < 0.5° | ||
Measuring Speed | Approximately 10 Hz | ||
Responsivity (Click for Graph) | Raw Data | Raw Data | Raw Data |
Connector Type | M12 x 0.5 Thread for: ERM2F (Wide-Key, 2.2 mm FC/PC) ERM2F2 (Narrow-Key, 2.0 mm FC/PC) ERM2A (Wide-Key, 2.2 mm FC/APC) ERM2A2 (Narrow-Key, 2.0 mm FC/APC) ERM2L (LC/PC) ERM2S (SC/PC) | ||
Monitor Output | |||
Voltage Output | 0 V to 5 V (High-Z, Conversion Factor 0.1 V/dB) | ||
Accuracy | ±10 mV (Typ.) ±50 mV (Max) | ||
General | |||
Interface | USB Type B | ||
Display | 2.42" OLED | ||
AC Input | Universal, 110 V to 220 V, 50/60 Hz | ||
Power On Warm-Up Time | 15 minutes | ||
Operating Temperature Rangeb | 5 °C to 40 °C | ||
Storage Temperature Range | -20 °C to 40 °C | ||
Relative Humidity | Max 80% up to 31 °C, Decreasing to 50% at 40 °C | ||
Dimensions (W x H x D) | 153.2 mm x 85.4 mm x 188.8 mm (6.03" x 3.36" x 7.43") | ||
Weight | 1.05 kg |
Click to Enlarge
偏波保持ファイバのスロー軸を偏光子の透過軸にアライメントするための実験セットアップ
光源について
ERM2xxを使用した一般的な用途に対しては、アライメント手順を容易にするために、当社では狭帯域光源よりもASE光源やSLD光源などの広帯域光源のご使用をお勧めしています。狭帯域光源についても、手順を追加することでご使用頂けます。 詳細はマニュアルをご参照ください。
例:偏波保持ファイバーパッチケーブルのスロー軸を偏光子の透過軸にアライメントする方法
偏波保持ファイバーパッチケーブルを偏光子の透過軸にアライメントするときは、消光比メータERM2xxの何れか1台、SLD、および偏光子とFiberPortが取付けられたFiberBenchを用いて、下記の手順で行います。
- 測定するファイバの出力コネクタをERM2xxのファイバーアダプタに接続し、電源を入れます。
- SLDを偏光子の取付けられたFiberBenchの入力部に接続します*。こうすると、アライメントしようとしている偏波保持ファイバーパッチケーブルを接続するFiberBenchの出力部では、光は偏光されています。
- 偏波保持ファイバの入力部をFiberBenchの出力部に接続します。
- 消光比メータのメニューを操作し、デジタル画面に消光比(ER)を表示します。詳細はマニュアルをご参照ください。
- 最大の消光比が表示されるまで、FiberBench上の偏光子の透過軸に対して、偏波保持ファイバの入力部を回転させます。最大の消光比が得られた時点で、ファイバーパッチケーブルのスロー軸は、FiberBench上の偏光子の透過軸にアライメントされています。
*カップリング用の光学素子は光源により異なるため、ここでは記載していません。
前面パネル
背面パネル
Callout | Description |
---|---|
1 | Fiber Adapter Connection Port |
2 | Power Button |
3 | Menu Selection Button |
4 | Display |
5 | Rotary Navigation and Control Knob |
6 | Return Button |
Callout | Description |
---|---|
1 | Monitor Out (BNC Female, 0 to 5 V) |
2 | USB Type B Connector |
3 | IEC-60320 C14 Power Inlet |
4 | Fuse Compartment |
5 | Banana Jack for Chassis Ground |
型番ERM200、ERM210およびERM220には下記のコンポーネントが含まれます。
- 消光比メータ
- USB 2.0ケーブル、Type A-B、2 m
- 国内対応AC電源ケーブル
- 検査報告書
- 簡易マニュアル
Posted Comments: | |
user
 (posted 2024-03-19 15:53:35.387) Is there any chance to get a python wrapper for the ERM200 libraries? GBoedecker
 (posted 2024-03-20 08:41:54.0) Thank you for you feedback! I will send you the Python wrapper. Besides that, we have a Python example on Github https://github.com/Thorlabs |
Click to Enlarge
アダプタERM2Fを取り付けたERM200
- 消光比メータERM2xxで様々な偏波保持ファイバを測定するためアダプタ
- 6種類をご用意
当社では、上記の消光比メータで様々なコネクタの付いた偏波保持ファイバを測定できるように、6種類のアダプタをご用意しております。何れのアダプタも、前面パネルのファイバーコネクタ用ポートに直接取付けることができます(「前面&背面パネル」タブ参照)。