Polaris® XY移動マウント、Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用


  • SM1-Threaded Bore with ±2.0 mm of XY Travel
  • Integrated Locking Mechanisms on Each Axis
  • Heat Treated to Minimize Temperature-Dependent Hysteresis

POLARIS-1XY

SM1-Threaded
XY Translation Mount

Front

Back

The front face features an SM1-threaded bore.

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特長

  • Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用XY移動マウント、移動範囲±2.0 mm
  • SM1ネジ付き内孔、ロック機構内蔵
  • アクチュエータと本体の整合調整により安定性と滑らかなキネマティック調整を実現
  • 様々な試験により、10 °C幅の温度サイクル後の反射ビームシフトは5 μrad以下を保証(詳細は「試験データ」タブ参照)
  • 熱膨張係数(CTE)の小さい熱処理済みステンレススチールより機械加工
  • 真空および高出力レーザ共振器での使用に適した、不動態化処理済みのステンレススチール製

Polaris® XY移動マウントは、アライメントに対して厳しい長期安定性が要求される用途にお勧めです。前面プレートには、SM1ネジ付き内孔とステンレススチール製の固定リングが付いており、Ø25.4 mm(Ø1インチ)のレンズやSM1ネジ付きコンポーネントが取り付け可能です。移動プレートの固定に使用されるプリロードフレクシャ機構(特許出願中)は、ボールチップ付きの止めネジ(セットスクリュ)でロックが可能です。ボールチップにより最小限の角度変位でロック・アンロックができます。この設計によって、高い保持力とポインティングの安定性が得られるとともに、光学素子を素早く簡単に取り付けることができます。取り付け位置は右手系と左手系用に2箇所あります。

光学素子の保持
こちらのマウントはSM1ネジ付きの内孔で様々の光学素子を固定可能です。各マウントには、ステンレススチール製の固定リングが付属しています。固定リングは別途、追加購入も可能です。Polarisマウントの光学素子取付け穴は、温度変化や移動時の衝撃・振動など、様々な環境変化に対して最良のビームポインティング安定性が得られるように精密加工されています。こちらのマウントは、外径公差が0より大きい光学素子や、Ø25.0 mmサイズ(ミリ規格)の光学素子と使用すると性能が低下します。ミリ規格の光学素子用のマウントのご注文については、当社までお問い合わせください。

設計
熱処理済みのステンレススチールから機械加工されたPolarisマウントには、ボール接触やサファイアシートを用いて精密に整合されたアジャスタが使用されています。そのため、滑らかなキネマティック調整が可能です。「試験データ」タブでご覧いただけるように、これらのマウントは様々な試験により、その高い性能が実証されています。このPolaris製品は、ビームに生じるミスアライメントの一般的な要因にすべて対応するように設計されています。詳しくは「設計の特長」タブをご覧ください。

ポストへの取付け
移動マウントPOLARIS-1XYには、ポスト取付用のM4穴と、取付穴の周りにØ2 mmの位置決めピンが付いており、Polarisミラーマウント用ポストを用いた際に精密なアライメントが可能です。推奨する取り付け方法等については「使用方法」タブをご覧ください。

クリーンルームならびに真空への対応
POLARIS-1XYは、クリーンルームや真空での使用にも対応する設計です。詳細は「仕様」タブおよび「設計の特長」タブをご覧ください。

Item #POLARIS-1XY
Optic SizeaØ1"
Optic Thickness (Max)0.20" (5.0 mm)
XY Travel Range±2 mm / ±2 mm
Adjusters130 TPI Matched Actuator/Body Pairs, 195 µm/rev, 5/64" (2.0 mm) Hex Drive
Measured Point-to-Point
Mechanical Resolution per Adjuster
5 µm (Typical)
Measured Beam Shift from
Locking Screw (per Axis)b
15 µrad (Typical)
5 µrad (Achievable)
Crosstalk (X/Y)< 3.4 µm/rev
Orthogonality (X/Y)90.0° ± 0.5°
Beam Deviationc< 5 μrad
Recommended Optic Mounting Torque5 - 18 oz-in for 5 mm Thick Optics
Maximum SM-Threaded Component
Mounting Torque
30 lb-in for SM1-Threaded Parts
Maximum Front Plate Payload0.5 lb-in (0.05 N·m) / 0.5 lb (2.3 N)
MountingdTwo #8 (M4) Pocket Holes at 90°
Alignment Pin HoleseTwo at Each Counterbore
Vacuum Compatibilityf10-9 Torr at 25 °C with Proper Bake Out;
10-5 Torr at 25 °C without Bake Out;
DuPont Krytox® LVP High-Vacuum Grease Vapor Pressure:
10-13 Torr at 20 °C; 10-5 Torr at 200 °C;
DuPont Krytox® XHT-BDX High-Vacuum Grease Vapor Pressure:
10-14 Torr at 20 °C; 10-6 Torr at 200 °C;
EPO-TEK® 353ND (353NDPK) Epoxy Meets
Low Outgassing Standards NASA ASTM E595, Telcordia GR-1221
CleaningfPassivated per ASTM-967 using Carpenter AAA Method
Operating Temperature Range-30 to 200 °C
  • 最良の性能を得るためには、直径公差が最大+0/-0.1 mmまでの光学素子をご使用ください。
  • ロックネジ締め付け時から反射ビームの角度変化を測定
  • Ø1インチポストに取り付けられたPolarisマウントで、ビームは10 °C °Cの温度サイクル試験の後、5 μrad以内で初期の位置に戻ります。詳細は「試験データ」タブをご参照ください。
  • こちらのマウントは取り付け時に標準的なM4キャップスクリュを使用しても、透過ビーム路の障害にはなりません。
  • ここでは標準的な位置決めピンDIN 7-m6のご使用をお勧めしています。推奨する位置決めピン用穴とネジ付き取付け穴の位置の公差は±0.076 mmです。
  • こちらのマウントは、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、Carpenter AAA不動態化処理法による化学洗浄を行って表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去し、さらに2重の真空バッグに入れています。一般的なM4キャップスクリュは、10-5 Torr以下の真空での使用については想定されていません。高真空システムに入れる全ての部品は、ベーキングオーブンでプリベークし、水分や表面の揮発物を取り除く必要があります。詳細は当社までお問い合わせください。

Polaris® XY移動マウントの試験データ

移動マウントPOLARIS-1XYは広範な試験により、その高い性能が実証されています。2つのマウントPOLARIS-1XYにそれぞれØ1インチ(Ø25.4 mm)ミラーを取り付け、付属の固定リングで5 lb-inのトルクをかけます。そしてこれらのマウントを温度制御された環境下で、それぞれØ1インチステンレススチール製ポストに取り付け、ポストを隣り合わせでステンレススチール製光学テーブルに固定しています。1つのマウントの移動軸をアンロック(右上のグラフ)、そしてもう1つのマウントでは両軸をロックしています(右下のグラフ)。独立して温度制御されている半導体レーザからのビームをこのミラーで反射し、ビーム位置センシングディテクタ(PSD)に入射させました。

熱衝撃後の位置再現性

目的: この試験では、マウントにヒステリシスが生じることなく、ミラーがどの程度確実に初期位置に戻るかを測定しています。測定結果から、光学システムのアライメントが熱衝撃の影響を受けないことを示します。

手順: 試験を実施するミラーマウントの温度を34°C以上までに上げ、その後ミラーマウントの温度を初期値まで戻しました。試験結果は下記の通りです。

結果: 下のグラフに示すように、Polarisマウントが初期の温度に戻ると、マウントに取り付けられたミラーの角度(ピッチとヨー)は、初期位置の5 μrad 以内に戻りました。マウントの性能試験は、さらに温度変動サイクルを繰り返して行われました。各サイクルの後に、ミラーの位置は確実に初期位置の5 µrad以内に戻っていました。

結論: マウントPOLARIS-1XYは、温度を繰り返し変化させても光学素子を確実に初期位置に戻すことができる、高性能かつ高安定なマウントです。以上のことから、このシステムは長期に渡ってアライメントの安定性が必要となる用途に適しています。


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マウントPOLARIS-1XYの設計の特長

光学系のミスアライメントには、一般にいくつかの共通要因があります。それには、光学素子の位置の温度によるヒステリシス、クロストーク、ドリフト、バックラッシュなどが上げられます。Polarisの光学素子取付用マウントは、特にこれらのミスアライメント要因を最小化するように設計されており、その結果として極めて高い安定性が実現されました。長期にわたる広範囲な研究、有限要素解析ソフトなど先進の設計ツールを用いた数多くの設計検証や何ヶ月間にも渡る安定性確認テストの結果、極めて高い安定度が求められる実験で使用する光学マウントに適した構成部品を選択することができたのです。

熱ヒステリシス
多くの実験室の室内温度は、空調、室内の人数、設備の動作状況などの影響により一定ではありません。そのため、精密なアライメントが求められる光学セットアップで使用されるマウントには、温度によるアライメントへの影響を最小化する設計が求められます。温度の影響は、ステンレススチールのような熱膨張係数(CTE)の小さい材料を選ぶことによって抑制できます。しかしCTEが小さい材質で作られたマウントであっても、元の温度に戻った時、通常、光学素子は元の位置に戻りません。マウントPOLARIS-1XYの重要部品は全て組立前に熱処理され、温度ヒステリシスの原因になりうる内部応力が除去されます。それにより、マウントの温度を元の温度に戻すと、光学系のアライメントも元に戻ります。

もう1つの重要な設計要素は、光学素子のマウントへの固定方法です。このPolarisマウントでは、接着剤を使用せずに、SM1ネジ付き内孔とステンレススチール製の固定リングで光学素子の位置固定することで優れた性能が実現されます。ステンレススチール製固定リングの保持力を利用すると、周囲温度にかかわらず、光学素子をしっかりと固定することができます。このネジ切加工された穴を利用すると、その他のSM1ネジ付き部品がマウントに固定できます。

クロストーク
クロストークは、マウントのプレートの寸法公差を注意深く調整し、XとYのアクチュエータの動きを直交させることで最小化しています。さらに、両方接触点にはサファイアシートが使用されています。標準的な金属-金属の接触点は、時間の経過とともに摩耗します。Polarisマウントでは研磨されたサファイアシートが使われており、硬化処理されたステンレススチール製のアクチュエーターチップとの間の接触面では時間が経過しても整合性が保たれます。

ドリフトならびにバックラッシュ
ミラーマウントの位置ドリフトとバックラッシュを最小限に抑えるためには、アジャスタ内のあそびと潤滑剤の量を制限することが必要です。アクチュエータを調整(操作)すると、余分な潤滑剤は絞り出されて他の部位に蓄積します。この非平衡状態にある潤滑剤はゆっくりと平衡状態に戻っていきます。それにより、マウントのプレートが移動する場合があります。Polarisマウントでは、工業規格よりも厳しい基準で本体と整合しているアジャスタを使っているので、アジャスタの潤滑剤はほんのわずかしか必要ありません。また、アジャスタは非常に滑らかに動かすことができるので、繰り返し細かい調整を行なうことができます。

Double Vacuum Bagging for Polaris Mounts
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Polarisマウントは2重の真空バッグに入れて出荷されます。

クリーンルームならびに真空対応について
こちらのページに記載されているPolarisマウント、固定リング、止めナットはすべてクリーンルームならびに真空チャンバ内での用途に対応します。Carpenter AAA不動態化処理による化学洗浄を行い、表面から硫黄、鉄、汚染物質などを除去しています。不動態化処理の後は、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立て、2重の真空バッグに入れてクリーンルームに搬入するまでの間に汚染されないようにしています。

サファイアシートはNASA認証のアウトガスが少ない方法により、所定の位置に固定されています。また、アジャスタには、DuPont社製Krytox® LVP高真空対応グリース(超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリース)を使用しています。位置決めの機構に使用されているのはDuPont社製Krytox® XHT-BDX高真空対応グリース(超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリース)です。

真空対応のPolarisマウントは、クリーンな(汚染されていない)環境下で組み立てられた後、右の写真のように2重の真空バッグに封入されます。この真空バッグには乾燥剤は入れずにしっかりと包装し、輸送時の摩擦を防いでいます。この梱包方法によって、マウントは輸送中における腐食、ガスや液体による汚染、異物の付着から保護されます。1層目の真空バッグはクリーンな環境で開封し、2層目のバッグは設置の直前に開封してください。10-5 Torrより高い真空度で使用するときは、アウトガスによる汚染を最小限に止めるために、マウントの設置前に適切なベークアウト処理を施すことを強くお勧めします。

Spanner Bit and Torque Driver Application
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スパナビットトルクドライバTD24を使用してマウントPOLARIS-1XYに光学素子を取り付けることができます。

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レンズを取り付けたマウントPOLARIS-1XY

移動マウントPOLARIS-1XYは、温度変化や振動のある環境下においても、長期の使用に耐える設計となっています。以下では、性能を最大限に引き出すための使用上のヒントを示します。

取り付けの際に考慮すべき事項
Polarisマウントの前面ならびに背面プレートの材料として、熱膨張係数が比較的小さいステンレススチールが選択されています。取り付け時にはPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストPolarisクランプアームなど、同じ材料から製造されたコンポーネントのご使用をお勧めします。これらのポストはステンレススチール製であり、またマウントに対して2本の線で接触するため、周囲温度が変化してもマウント底面は安定であり、アライメントに係る問題の発生を最小限に抑えられます。

振動や温度の影響を最小限に抑えるために、光学系はできるだけ低い位置に設置することをお勧めします。短いポストを使用すると温度変化によるY軸方向の動きが小さくなり、また振動による動きも小さく抑えられます。例えば、Polarisマウントをブレッドボードなどのフラットな表面にM6 x 1.0 - M4 x 0.7のネジアダプタ(型番AE4M6M)を用いて直接取り付けると、ポストによって生じる不安定性を排除できます(この時のビーム高さは31.8 mmとなります)。

光学素子の取り付け
光学素子は取付け穴の中で動くことがあるので、Polarisマウントをセットアップから外した状態で光学素子を取付け、ミスアライメントの影響を最小限に抑えるようにしてください。SM1ネジ付きPolarisマウントには、トルクレンチTD24とスパナビットSPB1のご使用をお勧めいたします(右の写真参照)。推奨するトルクについては「仕様 」タブをご参照ください。固定リングに過度なトルクを加えると表面に大きな歪みが生じます。

SM1ネジ付き部品の取り付け
Polarisマウントの前面プレートはほかのプレートから独立して動かせるため、SMネジ付き部品を取り付けるときにはすべてのプレートを押さえることが重要です。これにより、前面プレートがほかのプレートを軸に回転し、間にあるフレクシャ機構が損傷することが防げます。

この動画では止めナットPOLARIS-LN1と低歪みPolarisマウントを使用して、止めナットの取付方法をご紹介しています。止めナットを取り付けるときには、クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように、まずアジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分をよく整合させてからアジャスタに締め込むようにしてください。

移動の制限
POLARIS-1XYの各軸の移動量は、光学素子の公称中心から±2.0 mmです。事故による損傷を防ぐため、移動範囲の両端には移動リミットストッパが付いています。移動リミットの近くでアジャスターネジを操作するときには、マウントをオーバードライブさせ、損傷しないよう注意が必要です。

接触部の研磨とクリーニング
マウントとポストの接触部、およびポストとテーブルの接触部はクリーンな状態を維持し、傷や欠陥が生じないように注意してください。テーブル面を研磨石でクリーニングし、ポストの上下とマウントの底を研磨パッドでクリーニングするのが、最も効果がある方法としてお勧めしています。

推奨しない使い方
本体からアジャスタ(アジャスターノブではありません)を取り外すことは推奨していません。これによりネジ切加工部に汚れが入って、精密な調整ができなくなる可能性があります。また前面プレートを引き離すような操作は避けてください。バネが作動範囲以上に伸びてしまったり、サファイアシートにヒビが入ったりする可能性があります。

アジャスタの止めナット
マウントPOLARIS-1XYには、さらにアジャスタをロックする方法として止めナットPOLARIS-LN05がご使用いただけます。長期的な安定のためには、アジャスタ用の止めナットと移動ロックの両方をお使いになることをお勧めいたします。

POLARIS-LN05締付け時のクロススレッド(斜めにねじ込む状態)を防ぐには、止めナットをアジャスタ部分に置いた際、ロックナットがアジャスタのネジにはまるまで緩める方向に回し、その後アジャスタに締め付けてください(右の動画参照)。止めナットには、ほかのPolarisマウント同様、あらかじめ超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが塗布されており、また、アジャスタとの適合性が試験されています。

ネジ仕様

下記はネジの概要についての説明です。仕様や寸法の詳細については、市販のMachinery's Handbook等をご参照ください。

ネジ山の名称
ネジ山は頂点(crest)、斜面(flank)、谷(root)の3つが繰り返されることで構成されています(右図参照)。特殊な場合を除き、ネジ山は、頂点または谷の中心に垂直な線を描いたとき、両側が対称的で、同じ角度で傾斜しています。隣り合うネジ山の間の距離はネジピッチと呼ばれます。フランク角とは、ネジ軸に対して垂直な線と斜面がなす角度と定義します。別途特記のない限り、ネジ山の斜面角度は30°なので、斜面と斜面の間の角度は合計で60°となります。それぞれの名称は右の図で示されています。

ネジの外径はネジ山の頂点の径、内径はネジの谷の径となります。ほとんどのネジでは頂点や谷の先端が鋭点ではないため、外径や内径の定義には頂点や谷を丸めた値が含まれています。ピッチ径は、外径と内径のおおよその中間値となります。 

Thread Form
Thread Formはネジの特長を定義しています。世界の多くで使用されているのはISOミリネジで、国際単位系で測定されています。またアメリカではインチ単位で測定されたユニファイネジが一般的です。ユニファイネジには様々な形状がありますが、UN規格は谷の輪郭が平ら、UNR規格では丸くなります。UNやUNRに文字を追加することによりネジ山の形状が詳細に説明されます。例えば谷の輪郭が平ら(UN規格)で極細目(extremely fine)のネジはUNEFネジとなります。またユニファイネジ規格で特殊なネジはUNSネジとなります。 

Thread Series
ほとんどのネジはThread Seriesで識別されます。Thread Seriesは外径とネジ山の密度で示されます。ネジ山の密度はミリネジではネジピッチ、ユニファイネジではThreads per Inch(TPI)で規定されています。ユニファイネジの場合、1/4"-20キャップスクリュのバレルは直径が1/4インチ、ピッチは20 TPIと表されます。ミリ規格のM4 x 0.7キャップスクリュのバレルは直径が4 mm、ピッチが0.7 mmです。M4 x 0.7はよくM4に省略されています。 

Unified Thread Class Tolerancing
LocationLooseOptimalStrict
Internal1B2B3B
External1A2A3A
Metric Thread Tolerance Positions
LocationLooseOptimalStrict
Internal-GH
Externale or fgh
Metric Thread Tolerance Grades
DimensionLocationTolerance Gradesa
Minor DiameterInternal4, 5, 6, 7, 8
Major DiameterExternal4, 6, 8
Pitch DiameterInternal4, 5, 6, 7, 8
External3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
  • 公差等級が上がると公差が大きくなります。通常の長さのはめあいでは下線が引いてある等級が使用されます。

Thread Class
ネジ山の公差と許容差は、ネジのクラス(thread class)によって示されます。ユニファイネジは英数字で識別されます。数字は1から3まであり、大きいほど公差が厳しくなります。また、Aは外ネジ、Bは内ネジを示しています。

ミリネジは、数字の3から9までの公差等級と、eからhまでの公差位置で公差が決まります。等級がそのまま公差の度合を示しており、数字が小さいほど公差が厳しくなります。位置はピッチ径からの公差の距離を示しています。またアルファベットの大文字は内ネジ、小文字は外ネジです。 

Machinery's Handbook, 29th Edition, p. 1885より(和訳):「公差域クラスは、最初にピッチ径の等級と位置が記述され、次に外ネジの場合は外径のの等級と位置、内ネジの場合は内径の等級と位置が記述されます。よって外ネジの場合は4g6g、内ネジの場合5H6Hというような表記となります。2つの等級と位置が同じの場合は、繰り返す必要がないため、4g4gの場合は4g、5H5Hの場合は5Hとなります。」

当社のSMシリーズ規格
SMシリーズ規格は、当社のレンズチューブやケージシステム部品に使用されています。下表はご用途に合ったコンポーネントを機械加工する際にご参照ください。多くのSMシリーズネジ規格は特殊ネジ(UNSネジ)で、側面角度は30°、ネジクラスは2A および2Bになっております。ただしSM30シリーズネジはミリネジで、側面角度は30°、公差は6H/6gです。当社ではCマウントやRMSネジ付きの製品もご用意しております。ネジ規格は下記をご覧ください。なお、他社製品は公差が下記ネジと異なる場合がありますのでご注意ください。こちらに掲載されていないネジの規格については当社までお問い合わせください。 

SM05 Threading: Ø1/2" Lens Tubes, 16 mm Cage Systems
External Thread, 0.535"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 0.535"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter0.5340"Min Major Diameter0.5350"
Min Major Diameter0.5289"Min Pitch Diameter0.5188"
Max Pitch Diameter0.5178"Max Pitch Diameter0.5230"
Min Pitch Diameter0.5146"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.508"
Max Minor Diameter0.5069"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.514"
RMS Threading: Objective, Scan, and Tube Lenses
External Thread, 0.800"-36.0 UNS-2AInternal Thread, 0.800"-36.0 UNS-2B
Max Major Diameter0.7989"Min Major Diameter0.8000"
Min Major Diameter0.7934"Min Pitch Diameter0.7820"
Max Pitch Diameter0.7809"Max Pitch Diameter0.7866"
Min Pitch Diameter0.7774"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.770"
Max Minor Diameter0.7688"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.777"
C-Mount Threading: Machine Vision Lenses, CCD/CMOS Cameras
External Thread, 1.000"-32.0 UN-2AInternal Thread, 1.000"-32.0 UN-2B
Max Major Diameter0.9989"Min Major Diameter1.0000"
Min Major Diameter0.9929"Min Pitch Diameter0.9797"
Max Pitch Diameter0.9786"Max Pitch Diameter0.9846"
Min Pitch Diameter0.9748"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)0.966"
Max Minor Diameter0.9651"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)0.974"
SM1 Threading: Ø1" Lens Tubes, 30 mm Cage Systems
External Thread, 1.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 1.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter1.0339"Min Major Diameter1.0350"
Min Major Diameter1.0288"Min Pitch Diameter1.0188"
Max Pitch Diameter1.0177"Max Pitch Diameter1.0234"
Min Pitch Diameter1.0142"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)1.008"
Max Minor Diameter1.0068"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)1.014"
SM30 Threading: Ø30 mm Lens Tubes
External Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6gInternal Thread, M30.5 x 0.5 – 6H/6g
Max Major Diameter30.480 mmMin Major Diameter30.500 mm
Min Major Diameter30.371 mmMin Pitch Diameter30.175 mm
Max Pitch Diameter30.155 mmMax Pitch Diameter30.302 mm
Min Pitch Diameter30.059 mmMin Minor Diameter (and 83.3% of Thread)29.959 mm
Max Minor Diameter29.938 mmMax Minor Diameter (and 64.9% of Thread)30.094 mm
SM1.5 Threading: Ø1.5" Lens Tubes
External Thread, 1.535"-40 UNS-2AInternal Thread, 1.535"-40 UNS-2B
Max Major Diameter1.5339"Min Major Diameter1.535"
Min Major Diameter1.5288"Min Pitch Diameter1.5188"
Max Pitch Diameter1.5177"Max Pitch Diameter1.5236"
Min Pitch Diameter1.5140"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)1.508"
Max Minor Diameter1.5068"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)1.514"
SM2 Threading: Ø2" Lens Tubes, 60 mm Cage Systems
External Thread, 2.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 2.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter2.0338"Min Major Diameter2.0350"
Min Major Diameter2.0287"Min Pitch Diameter2.0188"
Max Pitch Diameter2.0176"Max Pitch Diameter2.0239"
Min Pitch Diameter2.0137"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)2.008"
Max Minor Diameter2.0067"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)2.014"
SM3 Threading: Ø3" Lens Tubes
External Thread, 3.035"-40.0 UNS-2AInternal Thread, 3.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter3.0337"Min Major Diameter3.0350"
Min Major Diameter3.0286"Min Pitch Diameter3.0188"
Max Pitch Diameter3.0175"Max Pitch Diameter3.0242"
Min Pitch Diameter3.0133"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)3.008"
Max Minor Diameter3.0066"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)3.014"
SM4 Threading: Ø4" Lens Tubes
External Thread, 4.035"-40 UNS-2AInternal Thread, 4.035"-40.0 UNS-2B
Max Major Diameter4.0337"Min Major Diameter4.0350"
Min Major Diameter4.0286"Min Pitch Diameter4.0188"
Max Pitch Diameter4.0175"Max Pitch Diameter4.0245"
Min Pitch Diameter4.0131"Min Minor Diameter (and 83.3% of Thread)4.008"
Max Minor Diameter4.0066"Max Minor Diameter (and 64.9% of Thread)4.014"

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Polaris® XY移動マウント、Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用

Dowel Pin Holes
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Y軸の移動機構。ここでは示していませんが写真には、X軸アジャスタとロックもあります。
Translation Features
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Polarisマウントの各M4取付穴の側には、アライメント用のØ2 mm位置決めピンが2つ付いています。
  • XY移動範囲:±2.0 mm
  • 厚さ5 mmまでのØ25.4 mm(Ø1インチ)光学素子取付用SM1ネジ付き穴
  • 2つのアジャスタは、六角レンチを用いて調整
  • アクチュエータと本体の組み合わせは130 TPI
  • 温度サイクル試験後の変化量は5 µrad以下(詳細は「試験データ」タブ参照)

Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用XY移動マウントPOLARIS-1XYの移動量は±2.0 mmで、容易かつ高分解能の調整(0.2 mm/rev)と、長期安定のアライメントをもたらします。マウントに付いているプリロードフレクシャ機構(特許申請中)により、スムーズで再現性の高い移動が可能です。また、クリーンルームや真空用途でもお使いいただける設計となっています。

マウントPOLARIS-1XYには、2つの3/16"-130 TPIの微細アジャスタ(2.0 mm六角レンチを使用)が付いており、当社のつまみネジ型六角レンチHKTS-5/64(別類、下記参照)や調整ツールSA1 の末端の六角レンチ、あるいは汎用の2.0 mm六角レンチで調整が可能です。マウントのアジャスタは内蔵の移動ロック(2.0 mm六角)か、止めナットPOLARIS-LN05(別売り、下記参照)で固定可能です。なお、各軸にある内蔵ロックは、もう一方の軸のアジャスタの隣にあります(右のY軸機構の写真参照)。長期的な安定のためには、アジャスタ用の止めナットと移動ロックの両方をお使いになることをお勧めいたします

ステンレススチール製固定リング(付属)は、厚さ5 mmまでの光学素子の保持に使用されます。固定リング(POLARIS-SM05RR)は、追加で別途ご購入いただくこともできます。マウントには、移動の目安となる0.5 mm単位の目盛も2つ付いています。

ポスト取り付け用に、2つのM4ザグリ穴が付いています。カスタム構成で取り付ける場合は、各取付面にあるØ2 mmの位置決めピン用の穴を利用することで、取り付けの位置と角度を精密に設定できます(上の写真参照)。ここで用いるピンには、標準的なDIN 7-m6位置決めピンのご使用をお勧めしています。当社ではこのマウントをPolarisミラーマウント用Ø25 mmポストをはじめとするステンレススチール製ポストと組み合わせて使用することをお勧めしています。

これらのマウントはØ25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用に設計されており、Ø25.0 mmの光学素子には対応しておりませんのでご注意ください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-1XY Support Documentation
POLARIS-1XYNEW!Ø25.4 mm(Ø1インチ)光学素子用Polaris XY移動マウント、M4取付穴
¥123,500
7-10 Days
POLARIS-SM1RR Support Documentation
POLARIS-SM1RRCustomer Inspired! ステンレススチール製SM1ネジ付き固定リング
¥1,598
7-10 Days

2 mm(5/64インチ)六角レンチ型アジャスタ

POLARIS-K12AH with HKTS-5/64 Adjuster
Click for Details

アジャスタHKTS-5/64が挿入されたPOLARIS-K1-2AH
  • 2 mm(5/64インチ)の六角レンチを使用するアクチュエータの調整に便利
  • 赤色アルマイト加工の調整ノブで六角レンチのサイズが刻印
  • 六角チップは取り替え可能
  • 1パック4個入り

この2 mm(5/64インチ)六角レンチ型の調整用つまみネジを使用することで、2 mm六角レンチで調整するアクチュエータ(またはノブを取り外した標準タイプのアクチュエータ)が迅速に調整できます。 これは取り外し可能なノブであるため、調整の合間にネジの六角穴に取り付けたままにしておくことができて便利です(右の写真参照)。 #8-32止めネジ(2 mm六角)が取り替え可能の六角形のビットを固定します。この取り替え可能なビットは、一方の先端がつぶれてしまっても、逆向きで再利用できます。 交換用の六角レンチ型ビットが必要な場合には、当社にお問い合わせください。

つまみネジ型六角レンチには、0.050~3/16インチと2 mm~5 mmのサイズの製品があります。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
HKTS-5/64 Support Documentation
HKTS-5/64Customer Inspired! 2 mm(5/64インチ)つまみネジ型六角レンチ、4個入り
¥3,449
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3/16"-130アジャスタ用止めナット、Polarisマウント用

クロススレッド(斜めにねじ込む状態)しないように止めナットを取り付けるには、まずアジャスタの先に止めナットをそっと置いてください。止めナットを少々緩める方向に回し、止めナットのネジ部分とアジャスタのネジ部分が整合してからアジャスタに締め込むようにしてください。 動画では止めナットPOLARIS-LN1を低歪みマウントPOLARIS-K1F1に取り付ける方法をご紹介しています。


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マウントPOLARIS-K19S4に取り付けられた止めナットPOLARIS-LN05
  • アジャスタの長期安定性を保持
  • Polarisマウントに対応(一部使用できない製品あり)

こちらの止めナットは3/16"-130アジャスタ付きのPolarisマウントとお使いいただけます。アジャスタの長期安定性、または衝撃や振動にさらされる用途向けに設計されているこちらの止めナットには、Polarisマウントと同じ超高真空対応のアウトガスの少ないPTFEグリースが予め塗布されており、またアジャスタとの適合性が試験されています。

アジャスタの調整が頻繁に必要な用途では、止めナットは手で軽く締め付けるだけでロックします。止めナットPOLARIS-LN05の締め付けには6 mm六角レンチが必要です。ねじ山の損傷を防ぐため、止めナットをアジャスタの反対に置き、わずかに下がる感触を得るまで止めナットを「緩め」てください。その後、止めナットをアジャスタにねじ込んでください。

+1 数量 資料 型番 - インチ規格 定価(税抜) 出荷予定日
POLARIS-LN05 Support Documentation
POLARIS-LN053/16"-130止めナット、6 mm六角、ステンレススチール製(インチ規格)
¥1,739
7-10 Days