ポッケルスセルドライバー
- 1000 V Differential Voltage Output
- Rise Time: <1.2 μs
- LCD Touch Screen or Remote Computer Control
- Internal or External Signal Operation
PCD1K
Pockels Cell Driver
LCD Touch Screen
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このグラフは、ドライバPCD1Kとその付属のケーブルCA3262を用いて、20 pFのポッケルスセルに200 Vおよび1000 Vの信号を加えたときの立ち上がり時間を示しています。
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このグラフはドライバPCD1Kからの典型的な差動出力を示しています。
特長
- 最大差動電圧:1000 V
- 立ち上がり時間: < 1.2 μs
- 内部または外部からの入力信号およびオフセット信号を増幅
- タッチパネルまたはリモートPCによる制御
- ポッケルスセルドライバPCD1Kの同梱品
- 長さ1.524 mの高電圧(SHV)同軸ケーブル、2本
- 国内用電源コード
- ソフトウェアはダウンロード可能(詳細は「ソフトウェア」タブをご覧ください)
当社のポッケルスセルドライバPCD1Kは、ポッケルスセルを最大電圧1000 V、立ち上がり時間< 1.2 µsで駆動できるように設計された電圧増幅器です。液晶タッチパネルとエンコーダを備えており、シンプルなインターフェイスですべての機能を操作できます。このドライバは、内部または外部からの入力信号とオフセット信号を増幅することができます。
操作方法
このドライバには周波数250 kHzまでの矩形波を発生できる周波数発生器が内蔵されており、外部からの信号やDC電圧が無くても機能します。タッチパネルのインターフェイスにより、振幅、周波数、デューティーサイクル、およびDCオフセットの調整が可能です。内蔵の周波数発生器を使用した時には、DCオフセットのフル調整が可能です。 このドライバは、DCオフセットのある矩形波などの外部電圧源の増幅にもご使用いただけます。外部からの入力信号とDCオフセット信号の増幅は、それぞれ独立して調整できます。入力信号の条件に関する詳細は「仕様」タブの表をご覧ください。
電圧モニタ出力では、高電圧(HV)出力のリアルタイムでのモニタリングができます。モニタ出力の電圧は1/100にスケーリングされているため、高電圧出力1000 Vに対するモニタ電圧は10 Vになります。これには差動信号が出力されるため、モニタ出力は±5 Vのバイポーラ信号です。入出力信号の接続については「前面&背面パネル」タブをご覧ください。
低電圧ポッケルスセルのBNCコネクタに接続する場合は、コネクタの変換にSHV(メス)-BNC(オス)アダプタT4005をご使用頂けます。 安全に接続するために、SHVケーブルを接続する前に、アダプタをポッケルスセルのBNCコネクタに接続してください。 当社では追加用の高電圧(SHV)同軸ケーブルも別売りでご提供しております。
安全機能
出力電圧は、定格1 kV+のSHVコネクタから、個別にシールドされた正と負の信号の差動信号として出力されます。シールドをケースに直接接続して高電圧回路を完全に遮蔽することで、危険な高電圧への接触を防止しています。SHV出力端子は、アクセスを制限し、また低電圧信号と分離するために、背面パネルに付いています。安全性を高めるために、HV出力をBNC出力端子に接続するには、タッチパネルのHV動作Enableボタンを押さなければならないようになっています。このHV出力はシステムの電源を入れる度に自動的にDisableになります。
さらに、カバーが開いているときにはユニットが動作しないように、安全割り込み機能が付いています。ドライバPCD1Kの内部にはお客様が点検するような部品等はありませんので、カバーを開けないようにしてください。
PC制御
このドライバは、タッチパネルのほかに、USBを介してPCで制御することも可能です。PC制御にはHyperTerminalなどのターミナルコマンド、付属のソフトウェアアプリケーション、またはソフトウェア開発キット(SDK)をご使用いただけます。ソフトウェアのダウンロードについては「ソフトウェア」タブをご覧ください。
PCD1K Specifications | ||
---|---|---|
Bandwidth (Square Wave) | 250 kHz | |
Output Voltage (Max) | Differentiala | 1000 V |
Each Output to Chassisb | ±500 V | |
Output Currentc | 85 mA | |
Output Rise/Fall Timed (Click for Graph) | < 1.2 μs | |
Signal In BNCe | Voltagef | 5 Vpp |
Range Options | -5 V to 0 V, ±2.5 V, or 0 V to 5 V | |
Impedance | 2 kΩ | |
Offset In BNCe | Voltage | 0 V to 5 V, DC |
Impedance | 10 kΩ | |
Monitor Out BNCe | Voltage | ±5 V |
Max Load Current | 10 mA | |
Min Load Impedance | 500 Ω | |
Trigger Out BNCe | Voltage | 5 V TTL |
Max Load Current | 5 mA | |
Min Load Impedance | 1 kΩ | |
Output Connector (Rear) | SHV | |
USB Port Type | USB 2.0 Type-B | |
Operating Temperature | 15 °C - 35 °C | |
Storage Temperature | 0 °C - 50 °C | |
AC Input | 85 - 264 VAC, 50 - 60 Hz Switching Power Supply | |
AC Input Power | 130 W | |
AC Input Fuse | 1.0 A Type T Slow Blow | |
Display | 3.5" TFT LCD Touchscreen | |
Size (L x W x H) | 15.60" x 17.01" x 4.14" (396.3 mm x 432.0 mm x 105.3 mm) |
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このグラフは、ドライバPCD1Kとその付属のケーブルCA3262を用いて、20 pFのポッケルスセルに200 Vおよび1000 Vの信号を加えたときの立ち上がり時間を示しています。
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このグラフは差動信号のノイズ特性を示しています。ノイズは、ドライバPCD1Kをポッケルスセルに接続して0 Vで駆動し、ポッケルスセルの電極間で測定しています。
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このグラフはドライバPCD1Kの各出力チャンネルの典型的な出力電圧を示しています。チャンネル1はシステム接地(アース)に対して正極性の出力です。チャンネル2はシステム接地(アース)に対して負極性の出力です。
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このグラフはドライバPCD1Kからの典型的な差動出力を示しています。
前面&背面パネル
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背面パネル
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前面パネル
Back Panel | |
---|---|
Callout | Description |
1 | USB 2.0 Type-B Port |
2 | High Voltage Output (SHV Female Connector) |
3 | High Voltage Output (SHV Female Connector) |
4 | Main Power Connection with Fuse Drawer |
Front Panel | |
---|---|
Callout | Description |
1 | Main Power Toggle Button |
2 | Control Knob with LED Status Ring |
3 | Main Display |
4 | Signal In (BNC Female Connector) |
5 | Offset In (BNC Female Connector) |
6 | Monitor Out (BNC Female Connector) |
7 | Trigger Out (BNC Female Connector) |
ポッケルスセルドライバPCD1K用ソフトウェアの前面パネル
PC(付属しません)でポッケルスセルドライバを制御するためのWindows®版GUIアプリケーションソフトウェアです。デバイスにはポッケルスセルドライバをご自身のアプリケーションに組み込むためのソフトウェア開発キット(SDK)も付属します。
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