30 mmケージキューブ、蛍光フィルターセット用

- Quickly Interchange Filter Sets with Repeatable Alignment
- Mounts Ø1" Round Optics and 25 mm x 36 mm Rectangular Optic
- 30 mm Cage System and Ø1" Lens Tube Compatible
DFM1
30 mm Cage Cube for Fluorescence Filter Sets, SM1-Threaded Ports
Cube Inserts and Base Also Available Separately
Magnetic Coupling Offers Repeatable Alignment of a Fluorescence Filter Set within a Cage System

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フィルターキューブは1組の蛍光フィルターセット(ダイクロイックミラー、励起フィルタ、吸収フィルタを各1枚)を保持することができます。

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DFM1(/M)には励起フィルタ(EX)および吸収フィルタ(EM)用のポートがそれぞれ2つずつあります。同じ番号が記されたポートを一緒に使用します。
特長
- 蛍光フィルターセット(別売り)を保持するための30 mmキネマティックケージキューブ
- 30 mmケージシステムとSM1レンズチューブに対応
- 少なくとも1つの吸収フィルタ用ポートは、不要な戻り光を防ぐために3°傾斜
- キューブインサート、ベース、ならびにカバープレートは単品でもご購入可能
- 透過光と反射光(左方向または右方向)のビーム経路の切り替えが容易
- 2つのキューブを並列接続する30 mmケージキューブコネクタ(別売り。下記をご参照ください。)
- 30 mm ビームスプリッターキューブ、直角プリズム用キューブおよび直角プリズムミラー付きケージキューブに対応
当社の蛍光フィルターキューブDFM1/MおよびDFM1L/Mは、自作の顕微鏡システム用のケージシステムに対応しており、内部に蛍光フィルターセット(ダイクロイックミラー、励起フィルタ、吸収フィルタ)を保持できます。フィルターキューブはベースと、蛍光フィルターセットや他の光学素子を取り付けるための脱着可能なインサートから構成されています。追加のインサートもご用意しておりますので、アライメント済みのセットアップ内で光学素子を簡単に交換することもできます。これにより、蛍光イメージングの波長を切り替えたり、反射光の方向を変更したりすることが可能になります(下の各製品の画像をご参照ください)。
右の動画でご覧いただけるように、このインサートは長方形光学素子(ダイクロイックミラー、ビームスプリッタ、銀ミラーなど)を保持するように設計されています。長方形光学素子は板バネでそっと固定するため、均一な力で保持され、応力も最小限に抑えられます。長方形光学素子を取り付けるには、まず#00のプラスドライバで板バネを取り外し、光学素子の反射コーティング面が下に来るように取り付けます。光学素子はわずかな力で固定することができます。ネジは完全に締め付ける前に両方のネジをある程度締めておくことをお勧めします。30 mmケージキューブで1 mmより厚いフィルタをご使用の場合は、板バネを止めネジで最後まで締めつけず1~1.5 mm程度の隙間を設けてください。その後、取り外した本体前面部分で板バネを挟み込むようにご使用ください。詳細は、当社までご相談ください。
キューブインサートにはØ25 mmフィルタ用のポートが4つ付いています。励起フィルタおよび吸収フィルタは、2通りの光路構成の取付け方ができます(右の写真参照)。フィルタは付属の固定リングSM1RRで固定しますが、その固定リングは当社のスパナレンチSPW606またはSPW602(いずれも別売り)で締め付けたり、緩めたりすることができます。蛍光フィルタ用キューブDFM1/Mに付属するキューブインサートDFM1T1の吸収フィルタ用ポートの1つは、不要な戻り光の影響を低減するためにキューブ面に対して3°傾斜しています。このポートは右の写真ではEM2になります。蛍光フィルタ用キューブDFM1L/Mに付属するキューブインサートDFM1T3では、両方の吸収フィルタ用ポートが3°傾斜しています。フィルターセットの管理のために、上部には取り付けられたフィルタやミラーのラベルを記載できるスペースがあります。キューブインサートは、キューブベースに対して1つの向きで挿入するよう設計されているので、キューブアセンブリ全体を適切な向きに配置することが重要となります。こちらのページでご紹介している30 mmケージキューブならびにケージインサートは、左向き反射用も右向き反射用もご用意しております。
Kinematic Cage Cubes Selection Guide | ||
---|---|---|
Type | ||
Empty Fluorescence Filter Cubes | DFM1 | DFM2 |
Empty Beamsplitter Cubes | DFM1BS | - |
Empty Right-Angle Optic Cubes | DFM1RM | DFM2RM |
Beam-Turning Cubes with Pre-Mounted Prism Mirrors | DFM1-xxx | - |
キネマティックキューブのベース部分の各面には、底部から高さ30 mmの位置に光軸を有するSM1ネジ付きポートが付いています。このポートには当社のSM1レンズチューブが取り付け可能です。また、各ポートの周囲にある4つの#4-40タップ穴にはケージロッドを取り付けることができ、当社の30 mmケージシステムに組み込むことができます。キューブベースの底面には3つのM6タップ穴があり、当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)ポストまたはØ38 mm(Ø1.5インチ)ポストに直接取り付け可能です。 ネジアダプタAE4M6M(別売り)の使用によりM4ネジに変換し、Ø12 mm~Ø12.7 mm(Ø1/2インチ)ポストに取り付けることもできます。
#a | Product Description | Qty. | Photo (Click to Enlarge) |
---|---|---|---|
1 | DFM1 - Kinematic Fluorescence Filter Cube | 1 | ![]() |
2 | Microscopy Filters | 1 Set | ![]() |
3 | SM1B3 - Lens Tube Bellows | 1 | ![]() |
4 | SM1ZM - Non-Rotating SM1 Zoom Housing | 1 | ![]() |
5 | Focusing Lens Inside Zoom Housing | 1 | ![]() |
6 | ST1XY-D - XY Translator with Differential Drives | 1 | ![]() |
7 | Precision Pinhole Between XY Translator and Photodetector | 1 | ![]() |
8 | Photodetector SM1-Compatible Photodetector | 1 | ![]() |
フィルターキューブDFM1/M:共焦点顕微鏡用検出モジュールにおける光学的アライメント
DFM1/Mはカスタム仕様の顕微鏡セットアップにフィルターセットを組み込むのに適しています。下の例は共焦点顕微鏡の一部で、顕微鏡用フィルターセット(下図では2)が組み込まれた蛍光フィルターキューブDFM1(/M)(1)とフォトディテクタAPD130A(/M)(8)が接続されています。ビームは、高精度ズーム筐体SM1ZM(4)に保持されたレンズ(5)によって、アバランシェフォトディテクタの検出素子のすぐ手前に置かれた高精度ピンホール(7)に集光されます。ズーム筐体SM1ZMは、差動アジャスタ付きXY移動マウントST1XY-D1(/M)(6)に直接取り付けられており、これでコンパクトなXYZマウントを構成しています。SM1レンズチューブと蛇腹型レンズチューブSM1B3(3)をお使いいただくことで、XYZマウントの自由な動きを阻害することなく、遮光された状態での接続が可能です。
この構成で使用されている部品は、右表に掲載されています。SM1レンズチューブとポストアセンブリは別売りとなっています。

Posted Comments: | |
Basilio Javier Garcia
 (posted 2020-09-18 19:17:18.05) DFM1 filter cube application note seems to have a erratum.
It is probably a DFM1L cube instead a DFM1 one llamb
 (posted 2020-09-29 10:20:06.0) Thank you for your feedback. The "Applications" tab image and parts list does use the DFM1 cube. Its initial mounting happens to be used in a more "left-turning" orientation because of the location of the light source. I have reached out to you directly to discuss this further as well. Ben Garber
 (posted 2020-06-26 12:53:35.537) This mount is listed as kinematic but I don't see where the adjusters are to change the angle of the optic. Is it actually a kinematic mount, or do you just mean that the optic mount can be replaced? YLohia
 (posted 2020-07-09 09:40:54.0) Hello, thank you for your feedback. While the mirror mounts are removable, these cube mounts do not have tip-tilt ability. We will make this more clear in our documentation. |


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キューブDFM1/M(右)とキューブDFM1L/M(左)により、フィルタを通過したビームはそれぞれ右方向と左方向に向けられています。LED MCWHL7からの光は、キューブ内のフィルターセットMDF-TRITCによってその方向が決定されます。

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DFM1(インチ規格)の図面。DFM1/M(ミリ規格)のSM1ネジ付きポートの光軸は高さ30 mmの位置にあります。
DFM1(/M) & DFM1L(/M) Compatible Filters | ||
---|---|---|
Type | Dimensions | Thickness |
Excitation | Ø25 mm | 5.0 mm |
Emission | Ø25 mm | 3.5 mm |
Dichroic | Min: 25.0 mm x 35.6 mm Max: 25.2 mm x 36.0 mm | Min: 1.0 mma Max: 2.0 mmb |
- 蛍光フィルターセット取り付け用キネマティックキューブ、30 mmケージシステム対応
- DFM1/M: 右向き反射用
- DFM1L/M: 左向き反射用
- 各SM1ネジ付きポートの周囲には30 mmケージシステム対応のケージロッド取り付け用タップ穴が4つ
- 底部にポスト取付け用M6タップ穴が3つ
こちらのキネマティック蛍光フィルターキューブは、ポスト取り付けが可能なキューブベースと、蛍光フィルターセット(別売り)を取り付ける脱着可能なキューブインサートから構成されています。ダイクロイックミラーは、DFM1/Mでは右向き反射用に、DFM1L/Mでは左向き反射用にセットされます。従って、DFM1L/Mの代わりにDFM1/Mを用いた場合、光の出力方向は180°異なります(右の画像をご参照ください)。
取付け可能な光学素子のサイズについては右表をご覧ください。フィルターキューブ内に光学素子を取り付ける方法は上の「概要」タブ内の動画をご覧ください。1 mmより厚いフィルタの取付けをご検討されている場合は、当社までご相談ください。長方形ダイクロイックミラーを取り付ける際には、光学素子の厚さが2.0 mmを超えていないことをご確認ください。2.0 mmよりも厚いダイクロイックフィルタを取り付ける場合には、ダイクロイックミラー用ケージキューブのご使用をお勧めいたします。
キューブインサートは、キューブベースに対して1つの向きにしか挿入できないように設計されているので、キューブアセンブリ全体を適切な向きにセットしておくことが重要です。
フィルターキューブの4つ全ての側面にはSM1ネジ付きポートが付いており、当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブが取り付けられます。SM1ネジ付きポートは、30 mmケージシステムのØ6 mmケージロッドを取り付けるための4つの#4-40タップ穴中心に位置し、その光軸高さは30.0 mmです。
空のキネマティックフィルターキューブインサート、ベース、およびカバープレートはそれぞれ単品でもご用意しております(下記参照)。

DFM1T1 & DFM1T3 Compatible Filters | ||
---|---|---|
Type | Dimensions | Thickness |
Excitation | Ø25 mm | 5.0 mm |
Emission | Ø25 mm | 3.5 mm |
Dichroic | Min: 25.0 mm x 35.6 mm Max: 25.2 mm x 36.0 mm | Min: 1.0 mma Max: 2.0 mmb |
- お手持ちのフィルタやミラーに交換するための空のキネマティックベースおよびインサート
- アライメント済みの実験セットアップ内で、蛍光フィルターセットや反射方向を素早く変更するのに便利
- キューブベースの各SM1ネジポート周囲には#4-40タップ穴が4つ
- 底部にポスト取付け用M6タップ穴が3つ
- ビーム経路を遮らないカバープレートもご用意
こちらのキネマティック蛍光フィルターキューブのインサート(DFM1T1とDFM1T3)およびベース(DFM1B/M)は、実験セットアップ内のフィルターセットを簡単に交換できます(右の画像をご覧ください)。こちらの製品には、蛍光フィルタやダイクロイックミラーは含まれていません。
取付け可能な光学素子のサイズについては右表をご覧ください。フィルターキューブ内に光学素子を取り付ける方法は上の「概要」タブ内の動画をご覧ください。1 mmより厚いフィルタの取付けをご検討されている場合は、当社までご相談ください。長方形ダイクロイックミラーを取り付ける際には、光学素子の厚さが2.0 mmを超えていないことをご確認ください。2.0 mmよりも厚いダイクロイックフィルタを取り付ける場合には、ダイクロイックミラー用ケージキューブのご使用をお勧めいたします。
キューブインサートは、キューブベースに対して1つの向きにしか挿入できないように設計されているので、キューブアセンブリ全体を適切な向きにセットしておくことが重要です。ダイクロイックミラーを保持するケージキューブインサートには、右向き反射用(DFM1T1)または左向き反射用(DFM1T3)がございます。
フィルターキューブの4つ全ての側面にはSM1ネジ付きポートが付いており、当社のØ25 mm~Ø25.4 mm(Ø1インチ)レンズチューブが取り付けられます。SM1ネジ付きポートは、30 mmケージシステムのØ6 mmケージロッドを取り付けるための4つの#4-40タップ穴中心に位置し、その光軸高さは30.0 mmです。
ケージキューブ用のカバープレートDFM1Cは、フィルタがキューブ内に設置されていないとき用にご用意しております。カバーをエンドキャップSM1CP2と一緒に使用すると、上部あるいは未使用のポートからの迷光量を減らすことができます。


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ケージキューブコネクタC4W-CCを使用して2つのケージキューブDFM1(/M)-P01を接続
ケージキューブコネクタC4W-CCは、右の写真のように2つのキネマティックビーム偏向キューブや蛍光フィルターキューブを接続させることができます。C4W-CCの2本のピンをケージキューブのSM1ネジポート付き面のドリル穴に取り付けることでアライメントが保持されます。 蛍光フィルタや直角プリズムはキューブ筐体が接続したままでも取り外しや交換が可能です。
C4W-CCは当社の30 mmケージキューブにも対応します。