スーパーアクロマティック波長板、マウント付き


  • Quarter- or Half-Wave Plates
  • Extremely Flat Retardance Over a Super Broadband Range
  • Ø1" Engraved Housing with Ø10.0 mm Clear Aperture

SAQWP05M-700

Quarter-Wave Plate for 325 - 1100 nm

SAHWP05M-1700

Half-Wave Plate for 600 - 2700 nm

Related Items


Please Wait

プロット図では、当社のスーパーアクロマティック波長板と、それに最も近いアクロマティック波長板の理論値を比較しています。 左には、SAQWP05M-1700と1/4波長板AQWP05M-1600、右にはSAHWP05M-1700と1/2波長板AHWP05M-1600を示しています。 スーパーアクロマティック波長板には優れたリターダンスの平坦度と確度があることが分かります。 スーパーアクロマティック波長板のリターダンス曲線の詳細については下のInfoアイコン(Info Icon)をクリックしてご覧ください。

各種資料のご案内
info icon仕様や図面等の情報は、仕様表内のInfo欄の青いアイコンから取得可能です。
info icon型番横の赤い資料アイコンでは、各種技術資料を提供しています。

特長

  • 超広帯域にわたる高確度のリターダンス
    • 1/4波長板: 325~1100 nmまたは600~2700 nm
    • 1/2波長板: 310~1100 nmまたは600~2700 nm
  • 開口:Ø10.0 mm
  • 刻印付きØ25.4 mm(Ø1インチ)のマウント付き
  • 6枚の結晶板が光学接着されている設計
  • カスタム仕様もご用意しております。当社までお問い合わせください。

スーパーアクロマティック波長板は、超広帯域において非常に平坦な1/4または1/2波長のリターダンスを実現します。1/4波長板は325~1100 nmまたは600~2700 nm、1/2波長板は310~1100 nmまたは600~2700 nmの範囲でご用意しています。Pancharatnamaの設計に基づき、それぞれ3枚の石英板と3枚のフッ化マグネシウム (MgF2)板から構成されています。それらは透過率が最大になるように光学接着され、さらにリターダンスの波長依存性が最小になるよう慎重にアライメントされています。 スーパーアクロマティック波長板は、ほかの波長板と比べて、著しく広い波長範囲で非常に平坦なリターダンス特性を実現しています。 右のプロット図では、最も近い光学素子のアクロマティック波長板と比較しています。

スーパーアクロマティック波長板は垂直入射で使用するように設計されており、開口はØ10.0 mmです。 ページトップの写真でご覧いただけるように、Ø25.4 mm(Ø1インチ)のアルマイト加工済みアルミニウム製の筐体に納められていて、筐体にはリターダンス値、波長範囲、そして633 nmでのファスト軸方向が刻印されています(ほかの波長でのファスト軸の方向については下記をご覧ください)。 筐体にはネジが付いておりませんので、SM1ネジ付き回転マウントに固定リングSM1RRを使用して固定することをお勧めします。

12.7 mm角の結晶板6枚のスタックは固定リングによって筐体に固定されています。 光学アライメントに影響を及ぼす可能性があるため、この固定リングは動かさないことをお勧めします。光学素子上にはファスト軸を決めるうえで参照できる物理的な基準が無いため、波長板をマウントから外した場合はユーザがファスト軸の向きを決定しなければなりません。

当社ではARコーティング無しまたは異なるARコーティング付き、あるいは下記以外の設計波長のカスタム波長板も製造可能です。当社までお問い合わせください。

ファスト軸の波長依存性
各筐体には633 nmで測定されたファスト軸の方向が刻印されています。 超広帯域で動作させる目的で6枚設計になっているため、このファスト軸は波長によって若干変化します。 600~2700 nmの全波長範囲における変動の絶対値は1°未満、310~1100 nmおよび325~1100 nmでは5°未満です。 ファスト軸方向の波長依存性のプロット図は下記のInfoアイコン(Info Icon)をクリックしてご覧ください。 当社のほかの波長板には、このような波長依存はありません。

組立て誤差
スーパーアクロマティック波長板のアクロマティック特性を達成するために、3枚の石英板と3枚のフッ化マグネシウム板を組み合わせて調整しています。その際に組み立て誤差が存在しRetardanceにばらつきが生じますが、概ね±0.02λに収まります。

a. Pancharatnam, S., Proceedings of the Indian Academy of Sciences 41, 130 (1955).

Wave Plate Selection Guide
AchromaticSuperachromaticQuartz Zero-Order
Half-Wave
Quartz Zero-Order
Quarter-Wave
Polymer Zero-Order
Half-Wave
Polymer Zero-Order
Quarter-Wave
Multi-OrderDual WavelengthTelecomOther Polarization Optics
Damage Threshold Specification
Pulsed0.5 J/cm² (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø1 mm)
CWa1500 W/cm (1064 nm, Ø0.091 mm)
  • ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算してください。線形パワー密度が長パルスおよびCW光源において最も適した測定基準である理由については、下記の「CWレーザと長パルスレーザ」をご覧ください。

マウント付きスーパーアクロマティック波長板の損傷閾値データ

右の仕様は当社のマウント付きスーパーアクロマティック波長板の測定値です。損傷閾値の仕様は、当社のすべてのスーパーアクロマティック波長板で同じです。

 

レーザによる損傷閾値について

このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。

テスト方法

当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。

初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

LIDT metallic mirror
上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。
LIDT BB1-E02
Example Test Data
Fluence# of Tested LocationsLocations with DamageLocations Without Damage
1.50 J/cm210010
1.75 J/cm210010
2.00 J/cm210010
2.25 J/cm21019
3.00 J/cm21019
5.00 J/cm21091

試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。

CWレーザと長パルスレーザ

光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。

パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。

Linear Power Density Scaling

線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

Intensity Distribution

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。

ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。

  1. レーザの波長
  2. ビーム径(1/e2)
  3. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
  4. レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)

ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。

ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。

次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。

CW Wavelength Scaling

この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。

パルスレーザ

先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。

パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。

Pulse Durationt < 10-9 s10-9 < t < 10-7 s10-7 < t < 10-4 st > 10-4 s
Damage MechanismAvalanche IonizationDielectric BreakdownDielectric Breakdown or ThermalThermal
Relevant Damage SpecificationNo Comparison (See Above)PulsedPulsed and CWCW

お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。

Energy Density Scaling

エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。

  1. レーザの波長
  2. ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
  3. レーザのパルス幅
  4. パルスの繰返周波数(prf)
  5. 実際に使用するビーム径(1/e2 )
  6. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)

ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。

次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。

Pulse Wavelength Scaling

 

波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。

ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。

次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。

Pulse Length Scaling

お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。


[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).

レーザーシステムが光学素子に損傷を引き起こすかどうか判断するプロセスを説明するために、レーザによって引き起こされる損傷閾値(LIDT)の計算例をいくつかご紹介します。同様の計算を実行したい場合には、右のボタンをクリックしてください。計算ができるスプレッドシートをダウンロードいただけます。ご使用の際には光学素子のLIDTの値と、レーザーシステムの関連パラメータを緑の枠内に入力してください。スプレッドシートでCWならびにパルスの線形パワー密度、ならびにパルスのエネルギ密度を計算できます。これらの値はスケーリング則に基づいて、光学素子のLIDTの調整スケール値を計算するのに用いられます。計算式はガウシアンビームのプロファイルを想定しているため、ほかのビーム形状(均一ビームなど)には補正係数を導入する必要があります。 LIDTのスケーリング則は経験則に基づいていますので、確度は保証されません。なお、光学素子やコーティングに吸収があると、スペクトル領域によってLIDTが著しく低くなる場合があります。LIDTはパルス幅が1ナノ秒(ns)未満の超短パルスには有効ではありません。

Intensity Distribution
ガウシアンビームの最大強度は均一ビームの約2倍です。

CWレーザの例
波長1319 nm、ビーム径(1/e2)10 mm、パワー0.5 Wのガウシアンビームを生成するCWレーザーシステム想定します。このビームの平均線形パワー密度は、全パワーをビーム径で単純に割ると0.5 W/cmとなります。

CW Wavelength Scaling

しかし、ガウシアンビームの最大パワー密度は均一ビームの約2倍です(右のグラフ参照)。従って、システムのより正確な最大線形パワー密度は1 W/cmとなります。

アクロマティック複レンズAC127-030-CのCW LIDTは、1550 nmでテストされて350 W/cmとされています。CWの損傷閾値は通常レーザ光源の波長に直接スケーリングするため、LIDTの調整値は以下のように求められます。

CW Wavelength Scaling

LIDTの調整値は350 W/cm x (1319 nm / 1550 nm) = 298 W/cmと得られ、計算したレーザーシステムのパワー密度よりも大幅に高いため、この複レンズをこの用途に使用しても安全です。

ナノ秒パルスレーザの例:パルス幅が異なる場合のスケーリング
出力が繰返し周波数10 Hz、波長355 nm、エネルギ1 J、パルス幅2 ns、ビーム径(1/e2)1.9 cmのガウシアンビームであるNd:YAGパルスレーザーシステムを想定します。各パルスの平均エネルギ密度は、パルスエネルギをビームの断面積で割って求めます。

Pulse Energy Density

上で説明したように、ガウシアンビームの最大エネルギ密度は平均エネルギ密度の約2倍です。よって、このビームの最大エネルギ密度は約0.7 J/cm2です。

このビームのエネルギ密度を、広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDT 1 J/cm2、そしてNd:YAGレーザーラインミラーNB1-K08のLIDT 3.5 J/cm2と比較します。LIDTの値は両方とも、波長355 nm、パルス幅10 ns、繰返し周波数10 Hzのレーザで計測しました。従って、より短いパルス幅に対する調整を行う必要があります。 1つ前のタブで説明したようにナノ秒パルスシステムのLIDTは、パルス幅の平方根にスケーリングします:

Pulse Length Scaling

この調整係数により広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDTは0.45 J/cm2に、Nd:YAGレーザーラインミラーのLIDTは1.6 J/cm2になり、これらをビームの最大エネルギ密度0.7 J/cm2と比較します。広帯域ミラーはレーザによって損傷を受ける可能性があり、より特化されたレーザーラインミラーがこのシステムには適していることが分かります。

ナノ秒パルスレーザの例:波長が異なる場合のスケーリング
波長1064 nm、繰返し周波数2.5 Hz、パルスエネルギ100 mJ、パルス幅10 ns、ビーム径(1/e2)16 mmのレーザ光を、NDフィルタで減衰させるようなパルスレーザーシステムを想定します。これらの数値からガウシアン出力における最大エネルギ密度は0.1 J/cm2になります。Ø25 mm、OD 1.0の反射型NDフィルタ NDUV10Aの損傷閾値は355 nm、10 nsのパルスにおいて0.05 J/cm2で、同様の吸収型フィルタ NE10Aの損傷閾値は532 nm、10 nsのパルスにおいて10 J/cm2です。1つ前のタブで説明したように光学素子のLIDTは、ナノ秒パルス領域では波長の平方根にスケーリングします。

Pulse Wavelength Scaling

スケーリングによりLIDTの調整値は反射型フィルタでは0.08 J/cm2、吸収型フィルタでは14 J/cm2となります。このケースでは吸収型フィルタが光学損傷を防ぐには適した選択肢となります。

マイクロ秒パルスレーザの例
パルス幅1 µs、パルスエネルギ150 µJ、繰返し周波数50 kHzで、結果的にデューティーサイクルが5%になるレーザーシステムについて考えてみます。このシステムはCWとパルスレーザの間の領域にあり、どちらのメカニズムでも光学素子に損傷を招く可能性があります。レーザーシステムの安全な動作のためにはCWとパルス両方のLIDTをレーザーシステムの特性と比較する必要があります。

この比較的長いパルス幅のレーザが、波長980 nm、ビーム径(1/e2)12.7 mmのガウシアンビームであった場合、線形パワー密度は5.9 W/cm、1パルスのエネルギ密度は1.2 x 10-4 J/cm2となります。これをポリマーゼロオーダ1/4波長板WPQ10E-980のLIDTと比較してみます。CW放射に対するLIDTは810 nmで5 W/cm、10 nsパルスのLIDTは810 nmで5 J/cm2です。前述同様、光学素子のCW LIDTはレーザ波長と線形にスケーリングするので、CWの調整値は980 nmで6 W/cmとなります。一方でパルスのLIDTはレーザ波長の平方根とパルス幅の平方根にスケーリングしますので、1 µsパルスの980 nmでの調整値は55 J/cm2です。光学素子のパルスのLIDTはパルスレーザのエネルギ密度よりはるかに大きいので、個々のパルスが波長板を損傷することはありません。しかしレーザの平均線形パワー密度が大きいため、高出力CWビームのように光学素子に熱的損傷を引き起こす可能性があります。


Posted Comments:
Kimi Huang  (posted 2024-03-05 12:52:26.08)
hi Sir, What is the lead time of this part if I would like to order 5 pcs
cdolbashian  (posted 2024-03-05 03:31:01.0)
Thank you for reaching out to us with this inquiry. At the time of posting, I have contacted you regarding the lead time for this item.
user  (posted 2022-11-16 13:13:53.873)
Hello Thorlabs! How robust is retardation against temperature change (around room temperature)?
cdolbashian  (posted 2023-01-23 12:18:28.0)
Thank you for reaching out to us with this inquiry. Unfortunately we do not have temperature-dependent phase data for this component for small fluctuations about room temp. Due to the materials used and their thermal properties, we do not expect a significant change in performance while within room temperature.
Yumin Sim  (posted 2022-11-01 11:15:40.727)
Dear Thorlabs, Currently, using SAQWP05M-700, PL signal imaging is performed along the circularly polar. direction. However, when the Quarter Wave Plate (QWP) is rotated, the physical position of the PL signal in the CCD detector is slightly changed. It's probably because of the beam deviation of QWP, right? To explain in more detail, it is inferred that if the QWP is rotated, the deviated beam pass also rotates. Please tell us exactly the cause or principle of beam deviation of QWP. I want to know exactly how beam deviation occurs. I'm asking because I couldn't find the exact information about the beam deviation of QWP. And, if there is a way to reduce or eliminate the beam deviation effect, please let me know. Lastly, is it possible to order and purchase the customized products with minimal beam deviation?
cdolbashian  (posted 2022-11-08 01:45:44.0)
Thank you for reaching out to us Yumin. Depending on the degree of deviation, this might be attributed to the beam deviation spec. This can be attributed to the thick stack of birefringent materials. Any small wedge in the stack causing rotational asymmetry will yield some sort of deviation. I have reached out to you regarding some more specifics.
Simon Neves  (posted 2022-09-16 22:35:02.39)
PS to my previous comment: I obviously meant "surface coating", not quoting. Apologies.
Simon Neves  (posted 2022-09-16 22:27:46.803)
I see these plate are quite lossy (90% transmission) and I assume this is due to the absence of optical quoting, compared to single-wave length wave plates. I was wondering if it was possible to ask for a surface quoting, to get more transmission in specific wavelengths. In our case, we would require a high transmission around 1550nm (+/- 10nm), and still keep a pretty high transmission at 775nm (at least 90%). Could you tell me what solution you could propose? Thank you very much! Simon
cdolbashian  (posted 2022-10-04 02:56:41.0)
Thank you for reaching out to us with this inquiry! These plates already have a dielectric AR coating on them coating both sides. Due to the construction of these achromatic waveplates, there are many surfaces which need to be traversed in the material accumulating this loss. For future custom requests please feel free to reach out to our Solutions Team (Techsales@thorlabs.com)
user  (posted 2020-02-20 06:32:26.79)
We have seen non-negligible fast axis deviation at two wavelengths, 665nm and 1120nm on the superachromatic waveplate SAQWP05M-1700, seems larger than the calculated values. Can it be improved?
nbayconich  (posted 2020-02-27 09:31:54.0)
Thank you for contacting Thorlabs. I will reach out to you directly to discuss your application and the values you had measured.
David Vojna  (posted 2019-11-11 10:30:04.203)
Dear Sir/Madam I would like to ask whether you could share with me the retardance of the SAHWP05M-1700 wave plate between 500 to 600 nm? Thank you. Best David Vojna
YLohia  (posted 2019-11-11 11:18:41.0)
Hello David, thank you for contacting Thorlabs. The retardance performance in this extended range is given in the raw data file that is brought up when you click the blue "info" icon next to the part number and going over to the "Retardance" tab on the pop-up. Here is a direct download link: https://www.thorlabs.com/images/popupimages/SAHWP05M-1700.xlsx
user  (posted 2019-08-22 11:25:36.553)
Do you have 1 inch version of SAHWP05M-1700 and SAQWP05M-1700?
YLohia  (posted 2019-08-22 05:14:40.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. Custom items can be requested by emailing techsupport@thorlabs.com. I have reached out to you directly to discuss the possibility of offering this.
blanchet valerie  (posted 2019-03-15 11:43:18.267)
dear thorlabs. Just received a SAQWP05M-700. this quarter waveplate is mounted in autocollimation of a 400nm vertically polarized beam. The image of the focused beam (focal length of 300 mm) is recorded as function of the rotation of the quarter wave plate.The position of the focused beam rotates by 70microns with the rotation of the quarter waveplate. What is the wedge tolerance of this quarter waveplate ?
nbayconich  (posted 2019-03-19 03:45:07.0)
Thank you for contacting Thorlabs. We do not specify a wedge tolerance however we do specify the beam deviation for these superachromatic waveplates to be <3arcminutes. Given the distance traveled this displacement should be within specification of the superachromatic waveplates. Our achromatic waveplates will have a much tighter beam deviation tolerance of <15 arseconds, which may be an alternative option.
user  (posted 2018-07-09 22:33:07.93)
Hi, I would like to use these waveplates for a 1kHz 100 fsec pulses centered around 400 nm. Would it be fine or would it damage the waveplates ?
YLohia  (posted 2018-07-10 04:46:05.0)
Hello, unfortunately, we have not performed damage threshold testing on these waveplates with femtosecond sources. We do, however, have the following information: 1500 W/cm (CW, 1064 nm, Ø0.091 mm) and 0.5 J/cm² (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø1 mm). It is highly recommended to be at least within these power levels as a guideline. Please note that the test data for CW or ns regime cannot be directly scaled to provide useful information about the fs regime.
user  (posted 2018-05-10 22:03:33.877)
Wow! wavelength dependency on retardance is 0.5 waves ±0.03% or better if I read correctly the graph. I has been looking for that. Other company provides only 0.5 waves +/-0.01 waves.... Again, My reading correct?
YLohia  (posted 2018-05-14 08:51:16.0)
Hello, yes, those plots show the theoretical deviations in retardation as a function of wavelength, same as provided by other companies. The actual performance can differ slightly from these specs. Since you did not leave your contact info, please reach out to us via email if you would like to discuss this further.
simon.neves  (posted 2018-04-30 09:07:35.567)
Hello, I see that the retardance is said to be around 0.5 or 0.25 wave-length. I assume that the SAWP are zero-order then. Can you confirm that assumption ? Thank you !
YLohia  (posted 2018-04-30 09:18:07.0)
Due to the nature of the Pancharatnam-type design, these superachromatic waveplates are not true-zero order.
e0167142  (posted 2018-04-03 20:20:32.763)
Hello, I would like to know your product SAHWP05M-1700's temperature dependence. For example if the temperature of environment fluctuates between 22 and 25 degree C, how would it affect the performance of your product. And is this true zero order? Thank you!
YLohia  (posted 2018-04-04 09:08:20.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. While we don't currently have a temperature dependence plot for SAHWP05M-1700, we do not expect a noticeable difference in performance with environmental temperature fluctuations between 22 and 25 degrees C since this is made of quartz and MgF2, which do not have a significant temperature dependence within that range. Due to the nature of the Pancharatnam-type design, these superachromatic waveplates are not true-zero order.
dvalovcin  (posted 2017-12-29 15:05:13.973)
What's the expected tolerance on the surface normal angle relative to the housing? The back reflection moves significantly when rotating the optic through 360°.
tfrisch  (posted 2018-01-16 02:06:20.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. While we don't have a formal tolerance on the parallelism of the optic face and the housing face, the waveplate is held against the inside of the housing by a retaining ring. I will reach out to you directly about the angle of the precession you are seeing and what impact the rotation stage might have as well.
asherw  (posted 2017-08-02 11:48:44.203)
I'd like to know the approximate thickness of this waveplate outside of the mount (total crystal layer thickness) and find out if it could be ordered unmounted. Thanks, Asher
tfrisch  (posted 2017-08-16 02:22:43.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. There will be some variation on the thickness of the optic assembly, I'll reach out to you with more details on the dimensions and a quote.
leonard.monniello  (posted 2016-09-05 11:04:46.083)
What is the polarization conservation of the fast axis of the SAQWP05M-700 ? Right now, in between two polarizers with up to 10^5 of polarization ration, I got 10^3 when adding the QWP, at the very best. Thanks for your help
tfrisch  (posted 2016-09-08 08:48:20.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. I have contacted you asking for more details on the experimental setup.
florian.enderli  (posted 2016-04-26 12:30:15.953)
Can the superchromatic wave plates be used under ultra high vacuum conditions? This would depend on whether the glue used to cement the individual quartz and magnesium fluoride plates does outgas under these conditions or not. Thanks for your help.
besembeson  (posted 2016-04-26 10:23:38.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: The glue that we use is a low out-gassing epoxy so depending on your vacuum level, it may be suitable. I will follow up with you.
neil.troy  (posted 2014-12-17 14:06:36.893)
Can you provide the measured reflection across the full bandwidth? Or 100%-Transmission can be assumed to be reflected?
myanakas  (posted 2015-01-12 04:07:50.0)
Response from Mike at Thorlabs: Thank you for your feedback. The reflectance should not be assumed to be 100%-Transmission. This data can be found in the blue info icons located in the gray tables immediately above the ordering area.

波長板の選択

当社では、位相差が1/4または1/2波長のアクロマティック波長板、スーパーアクロマティック波長板、ゼロオーダ波長板(マウント無しまたはマウント付き)、低オーダ波長板、マルチオーダ波長板(単波長対応またはデュアル波長対応)をご用意しています。

アクロマティック波長板は、広いスペクトル範囲にわたって比較的一定の位相リターダンスを与えるのに対し、スーパーアクロマティック波長板は、これよりも広いスペクトル範囲にわたってほぼ一定のリターダンスを与えます。これに対して、ゼロオーダおよびマルチオーダ波長板は、波長に強く依存した位相差が生じます。当社のアクロマティック波長板は260~410 nm、350~850 nm、400~800 nm、690~1200 nm、1100~2000 nmの5種類の動作範囲からお選びいただけます。また、スーパーアクロマティック波長板の動作範囲は310~1100 nm、または600~2700 nmからお選びいただけます。

Round Zero-Order Wave Plate Comparison
MaterialQuartzLCP
SizesØ1/2" and Ø1"Ø1/2", Ø1", and Ø2"
Mounted Versions AvailableYesYes
Retardances Available1/4 λ and 1/2 λ1/4 λ and 1/2 λ
Retardance Accuracy <λ/300 <λ/100
Surface Quality20-10 Scratch-Dig60-40 Scratch-Dig
CoatingV CoatBroadband AR
Coating Reflectance
(per Surface)
0.25%0.5% Average Over Specified Coating Range

ゼロオーダ波長板は、位相差が正確に1/4波長または1/2波長になるように設計されています。マルチオーダ波長板に比べると、温度や波長への依存性は小さいです。1/2波長板1/4波長板ともに1枚の波長板のファスト軸がもう1枚のスロー軸に合うように2枚重ねることによって、ゼロオーダの性能を実現しています。当社では266 nm~2020 nmの間の波長でゼロオーダ波長板を取り揃えています。ポリマーゼロオーダ1/2波長板および1/4波長板は、リターダンス効果のある液晶ポリマ(LCP)の薄層を2枚のガラスプレートに挟んでできており、405~1550 nmの間の波長でご用意しています。石英波長板はリターダンス確度が高く反射率が低いのに対し(表参照)、LCP波長板は大きな入射角でもリターダンスはわずかに減少するだけ、というそれぞれの特長があります。また、当社ではWDM用途向けにマウント無しのゼロオーダ通信用波長板もご用意しています。

中赤外域用波長板は、高品質のフッ化マグネシウム(MgF2)の単体から作られており、中心波長 2.5 µm、 3.5 µm、 4.0 µm、 4.5 µm、5.3 µmにおいて、1/4波長または1/2波長のリターダンスを有します。中赤外域用波長板を透過する光のリターダンスには、設計で定めたリターダンスに加えて1波長や半波長などの倍数(次数mで表される)のシフトが生じています。これは、シフトが発生しない真のゼロオーダ波長板や、シフトが数多く発生するマルチオーダ波長板と異なります。この低オーダ設計ではほぼゼロオーダに近い性能を維持できるため、真のゼロオーダ波長板の代替品としてご使用いただくことができます。単体のフッ化マグネシウム基板は、マルチオーダ波長板を2枚組み合わせて設計されたゼロオーダの基板よりも薄いため、この低オーダーリターダは分散しやすい用途に適しています。

マルチオーダ波長板は、光路のリターダンスが整数倍(次数またはm)の波長シフトを受けるように設計されています。ゼロオーダ波長板に比べて、マルチオーダのリターダンスは波長や温度変化に敏感です。しかし、マルチオーダ波長板は低価格なのでこのような敏感さが問題とならない用途で多く使われています。当社では、405~1550 nmの間の波長でマルチオーダ波長板を取り揃えています。また、532 nmと1064 nmで設計されたデュアル波長対応のマルチオーダ波長板もご用意しています。

これらの製品に加えて、当社ではカスタム仕様の波長板の設計や製造も可能です。組み込み用途(OEM用途)向けや小ロットのご注文も承ります。カスタム品のご要望や製造に関するご質問などございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

Back to Top

12.7 mm角、スーパーアクロマティック1/4波長板、Ø25.4 mmマウント付き

Quarter-Wave Plate
1/4波長板は直線偏光を円偏光に変換します。
Item #Wavelength RangeSpecifications
SAQWP05M-700325 - 1100 nminfo
SAQWP05M-1700600 - 2700 nminfo
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SAQWP05M-700 Support Documentation
SAQWP05M-7001/2" x 1/2" Mounted Superachromatic Quarter-Wave Plate, Ø1" Mount, 325 - 1100 nm
¥432,845
Lead Time
SAQWP05M-1700 Support Documentation
SAQWP05M-17001/2" x 1/2" Mounted Superachromatic Quarter-Wave Plate, Ø1" Mount, 600 - 2700 nm
¥432,845
Today
Back to Top

12.7 mm角、スーパーアクロマティック1/2波長板、Ø25.4 mmマウント付き

Half-Wave Plate
1/2波長板は直線偏光を回転させます。
Item #Wavelength RangeSpecifications
SAHWP05M-700310 - 1100 nminfo
SAHWP05M-1700600 - 2700 nminfo
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
SAHWP05M-700 Support Documentation
SAHWP05M-7001/2" x 1/2" Mounted Superachromatic Half-Wave Plate, Ø1" Mount, 310 - 1100 nm
¥432,845
Lead Time
SAHWP05M-1700 Support Documentation
SAHWP05M-17001/2" x 1/2" Mounted Superachromatic Half-Wave Plate, Ø1" Mount, 600 - 2700 nm
¥432,845
Today