オプトメカニクスの製造

Please Wait

概要
設計
試作品
テスト
部品製造
アセンブリ
カスタムオーダ
Feedback

オプトメカニクスの設計と製造工程

当社のメカニクス製品の開発と製造プロセスではいくつかの互いに関連するステップから構成されています。各工程については下の写真をクリックしてください。

Optomechanics Design Cycle

Optome
chanics Design Cycle

オプトメカニクスの設計

主要能力

SolidWorksによる3Dモデリング
有限要素解析(FEA)による材料の応力評価

当社のメカニクス設計スタッフは、エンジニアと製図担当で構成されるチームにより協力して最新のオプトメカニクス部品製造に取り組んでおります。当社の設計はお客様からのご提案からスタートすることが多く、メカニクスチームが導入した製品の約95%が「Customer Inspired」(お客様の声)から生まれています。

「生のアイディア」が決定した後、設計は共同プロセスで進められていきます。アイディアはデザインレビューミーティングにてチームで議論され、設計作業を始める前に主な仕様値や特長を決定します。当社の目標は、設計に関する要求や潜在する懸案事項をすべてプロセスの早い段階において対処し、新製品をいち早くお客様のもとに届けることです。その後コンセプトはSolidWorksの3Dモデリングを使用し、発展・改良されていきます。有限要素解析(FEA)ソフトウェアは、部品の故障につながる材料に内在する不要な応力を評価するために使用されます。

Click to Enlarge
機械エンジニアがSolidWorksを使用して製品を設計しています。

Click to Enlarge
もう1人はミラーマウント設計にFEAを実行中です。

Click for Details
作業者が試作品用に使用する垂直ミルを操作しています。

オプトメカニクスの試作品

主要能力

プラスチック製の形状確認試作品を作成する3Dプリンタ
4軸CNCミル
CNCターニングセンタ
試作品から初回の製品ロットまでのリードタイムは3週間

当社では試作品製造プロセスの最初のステップとして、多くの場合3Dプリンタを使用して、製品と同じ形状のプラスチック製の試作品を作成します。プリンタは完全に機能する部品を作成可能なため、機械加工した試作品を作るよりも時間やコストをかけずにネジ切りやその他の機能を評価できます。

そして試作品の加工には、4軸ミルならびにターニングセンタ5基で構成されている試作品製造設備が使用されます。試作品は当社の設計チームがテストし、仕様値や機能を検証できる数量が製造されます。単純な設計の場合、この試作品ロットが初回の製品ロットとなり、お客様に製品をいち早くお届けすることが可能となります。

オプトメカニクスの試験

主要能力

性能仕様値を測定するフォースゲージとダイヤルインジケータ
精密測定用Optek Vision System
測定とツールマーク可視化用Dorsey Optical Comparator
温度・湿度下でのテスト用Espec製チャンバ
光学テーブル上に専用の実験セットアップ

当社設計品はすべて広範なテストを行い、主要な仕様値を満たしているかが確認されています。テストは当社のネジアダプタに対するGO/NO GOゲージ(通り止まりゲージ)のようにシンプルなものから、Polaris™ミラーマウントの熱的ならびに再現性テストのような高度なものを含みます。

Click to Enlarge
Haas EC400パレットプール水平ミルは72の工具が選択可能です。

製造機械工場

主要能力

垂直ミル: キャパシティが増加するカスタム仕様回転可能バイス付きもあり
水平ミル: パレットプール付きにより6時間の加工時間を実現する加工機2基
ターニングセンタ

バーフィーダは、より多くの材料を保持することにより加工時間を増加、材料のロード時間を低減

精密ネジ加工
レーザ刻印機
マニュアルツールルーム
機械加工仕上げのためのターニングセンタ

当社の製造機械工場では1週間に20,000個の部品を製造できる能力があります。機械工場には約50名の作業者が2交代制で働いています。また、主要設備は1日最大20時間まで完全自動で操作可能です。工場内のミル、旋盤、ネジ旋盤、レーザ刻印機により、当社のすべての製造プロセスが慎重に制御されています。セットアップ時間を大幅に減少させる、または無くすカスタム仕様の冶具の設計など、製造技術の向上努力により、標準的な工場設備の効率が上げられています。当社工場の全体目標は最新の技術を駆使し、コストを抑えながら部品をいち早く製造することです。

最終製品のアセンブリならびにリーン生産方式

主要能力

リーン生産方式

当社の機械製品アセンブリチームは、40名を超える組立担当者が同等品群を製造するようチーム、またはセルで働いています。クロストレーニングにより、組立担当者が製造ニーズによって素早く他製品の製造に動けるようにしています。チームは数量が異なる製品の製造を1週間で1,000以上実施します。製造注文の「ライトサイジング」とは、倉庫に保管している製品在庫が販売数に近いという意味です。これにより廃棄物が最小限に抑えられ、コストも低下します。

当社の組立担当者は、コストを下げ、品質を上げるためのリーン生産方式に熱心に取り組んでいます。アンドン信号灯は製造注文種類の追跡と品質制御が必要な時の表示に使用されています。当社が開発した製造技術、例えば精密接着剤ディスペンサや超音波クリーナの技術は、組立時間を節約し、完成品の耐性も強化します。組立プロセスの最後のステップ、「袋づめ&ラベル付け」機械は1つのステップでラベルならびにパッケージを印刷します。当社従業員には新しい解決策の提案を推奨していますが、その新しいアイディアは、このような柔軟的な製造モデルにより素早くテストし、評価し、また実行することができます。

特殊製品ならびにカスタムオーダ

当社の製造能力

見積書やリードタイムに関するご要望にお応えする専用スタッフ
組立てのみ改良が必要な場合のリードタイムは1～2週間
機械加工が必要な特注製品のリードタイムは5～7週間(複雑さにより異なります)

当社の設備ならびにアセンブリチームは、カタログ掲載のオプトメカニクス部品をベースとした特殊リクエストに対応が可能です。当社のカスタムオーダ専門スタッフは、見積もり、販売、企画ならびに製造サポートの全段階においてお客様のお手伝いを致します。当社には特殊製品専用の組立セルがあり、また当社のラピッドプロトタイピング設備でも特殊製品の製造が可能なのでリードタイムが短くなります。特殊製品またはカスタム仕様のご要望、または当社の製造能力についてご質問等がございましたら、当社までお問い合わせください。

下記には当社がOEMならびにカスタムオーダ向けにサポートできる例として精密ネジの生産能力をご説明しています。

量産用ならびに
カスタム仕様精密ネジ

当社ではカスタム仕様ならびに量産(OEM)対応のとブッシュを様々なネジ径、長さ、TPIで製造しております。詳細については当社までお問い合わせください。

Click to Enlarge

精密ネジの生産能力

当社は、ニュージャージー州ニュートンにある自社工場内で精密ネジやブッシュを生産しています。当社の設備ではネジ径2 mm～20 mm、最大長さ165 mm、最大TPI200の製品が製造可能です。当社の標準のアジャスターネジの先端には硬化鋼ボールが付いていますが、硬化鋼ボール無しでもご提供可能です。カスタムオーダは個別に承っておりますので、詳しくは当社へお問い合わせください。当社では標準品の精密ネジもご用意しております。詳しくはこちらからご覧いただけます。

Click to Enlarge

ご注文に素早く対応
カスタム仕様ならびに量産(OEM)対応の精密ネジは、熟練の機械工が当社保有のCitizen製スイス型自動旋盤を24時間稼働することで大量に生産されています。各機械は無人運転で稼働しており、毎30～120秒でネジ1本を製造します。このように製造に融通がきくため、1度に複数の注文を、品質に妥協することなく製造することが可能です。

高品質
当社では最初の製造過程終了後のネジやブッシュすべてを、梱包直前に検査します。すべての検査項目はANSI AQL1.5の合格品質水準に準拠しており、製造ロット量に応じた一定の割合の製品が仕様に満たない場合、その製造ロットすべての製品が販売されることはありません。これにより高品質で同等の性能を持つ製品を確実にすべてのお客様にお届けしています。