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広帯域偏光ビームスプリッターキューブ、30 mmケージキューブ付き


  • Transmitted Beam Extinction Ratio: >1000:1
  • Reflects S Polarization 90º
  • SM1 and 30 mm Cage System Compatible
  • Engraved Housing

CCM1-PBS252

620 - 1000 nm

CM1-CC

CCM1-PBS253

900 - 1300 nm

CCM1-PBS254

1200 - 1600 nm

Related Items


Please Wait
Coating Range Damage Threshold
420 - 680 nmCWa50 W/cm at 532 nm, Ø0.015 mm
Pulse2 J/cm2 at 532 nm, 10 ns, 10 Hz
620 - 1000 nmCWa50 W/cm at 810 nm, Ø0.019 mm
Pulse2 J/cm2 at 810 nm, 10 ns, 10 Hz
900 - 1300 nmCWa,b1000 W/cm at 1070 nm, Ø0.971 mm
Pulse2 J/cm2 at 1064 nm, 10 ns, 10 Hz
1200 - 1600 nmCWa,b1000 W/cm at 1540 nm, Ø1.030 mm
Pulse5 J/cm2 at 1542 nm, 10 ns, 10 Hz
  • ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算してください。このパワー密度の単位(単位長さあたりのパワー)が長パルスおよびCW光源に対して最も適した測定量である理由については、「損傷閾値」タブをご参照ください。
  • この損傷閾値は、様々な因子を考慮して実測した損傷閾値よりも低めに設定されております。実際にはこの損傷閾値のレーザ出力であれば光学素子は損傷を受けません。
Mounted Beamsplitter Cube
ビームスプリッターキューブの概略図
(コーティングと接着層は分かりやすく
表示しており原寸比ではありません)

特長

  • 30 mmケージおよびSM1レンズチューブに互換性のあるマウント
  • 420~1600 nmの波長範囲
  • 消光比:
    • TP:TS >1000:1
    • Rs:Rp 約 100:1

本ページの偏光ビームスプリッターキューブは、キューブを構成する2つの直角プリズム間の対面に誘電体コーティングが施されています。このコーティングはS偏光を反射してP偏光を透過します。

偏光消光比を最大にするには、TP:TS > 1000:1の消光比を示す透過ビームをお使いください。反射ビームはビームスプリッタにより約20:1~100:1の消光比を示します。こちらのキューブでは、反射による損失を最少に抑える広帯域反射防止(AR)コーティングを全ての面に施しています。キューブを形成する2つのプリズムのうちの一方の斜辺に、誘電体ビームスプリッタ(BS)コーティングを施し、その後、2つのプリズムを接着剤を用いて貼り合わせています。50:50の分岐比は、どの面から入射しても実現することができます。また、ケージキューブの上面には推奨光路の1つが刻印されています。各ビームスプリッターキューブは、ケージキューブにエポキシ剤で接着されており、取り外すことができません。 マウント無しのビームスプリッターキューブには、ビームスプリッター用の30 mmケージキューブもご用意しています。

当社のキューブマウント付き光学素子のセレクションについては「マウント付き光学素子ガイド」タブをご覧ください。高い損傷閾値が求められる用途ではハイパワー偏光ビームスプリッターキューブもご用意しております。また3000:1(TP:TS)の高い消光比を有するレーザーライン波長の偏光ビームスプリッタキューブもございます。

Cube-Mounted Beamsplitter Drawing
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CCM1-PBSシリーズキューブの参考図。インチ規格シリーズには#8-32タップ穴、ミリ規格シリーズにはM4 x 0.7タップ穴があります。
 CCM1-
PBS251(/M)
CCM1-
PBS252(/M)
CCM1-
PBS253(/M)
CCM1-
PBS254(/M)
AR-Coating Range420 - 680 nm620 - 1000 nm900 - 1300 nm1200 - 1600 nm
AR Coating
(0° Incident Angle)
Ravg < 0.5%Ravg < 0.5%Ravg < 0.5%Ravg < 0.5%
Ports4 Ports With SM1 (1.035"-40) Thread
Beamsplitter MaterialN-SF1
Extinction RatioaTp:Ts >1,000:1
Transmission
Efficiencyb
Tp > 90%
Reflection EfficiencybRs > 99.5%
Transmitted
Beam Deviationc
±5 arcmin
Reflected Beam
Deviationd
90° ± 20 arcmin
Clear ApertureØ20.3 mm
Surface Flatness<λ/4 @ 633 nm 
Transmitted
Wavefront Error
<λ/4 @ 633 nm
Surface Quality40-20 Scratch-Dig
  • 消光比(ER)は、評価する上で十分な偏光比を有する直線偏光を入射したときに得られる、最大透過率の最小透過率に対する比率です。偏光子の透過軸に対して入射光の偏光方向が平行のときに最大透過率、そこから偏光子を90°回転させると最小透過率が得られます。
  • 透過と反射のデータは、BBAR表面コーティングではなくビームスプリッタのコーティングのデータに基づいています。
  • 偏光無依存型ビームスプリッターキューブに関して定義されており、筐体ではありません。
  • 筐体に関して定義されています。

当社では偏光無依存ビームスプリッターキューブ、偏光ビームスプリッターキューブ(下に掲載)とペリクルビームスプリッタの3種類のマウント付きビームスプリッタを販売しています。 マウント無しビームスプリッタも多様に取り揃えています。

PBS1 Transmittance
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生データはこちらからダウンロードいただけます。
PBS2 Transmittance
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PBS3 Transmittance
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PBS4 Transmittance
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生データはこちらからダウンロードいただけます。

当社ではビームを強度比や偏光に基づいて分岐する、様々なタイプのビームスプリッタを豊富にラインナップしています。フォームファクタの異なるものも多少ありますが、ペリクルや複屈折性結晶なども含めて、プレート型やキューブ型のビームスプリッタをご提供しております。ビームスプリッタの多くはマウント付きまたはマウント無しで取り揃えています。下記のリストでは当社のビームスプリッタの全ラインナップがご覧いただけます。 各項目のMore [+]をクリックすると、ご用意しているビームスプリッタの種類、波長、分岐比もしくは消光比、透過率、サイズをご確認いただけます。

偏光無依存型ビームスプリッタ

プレート型ビームスプリッタ
キューブ型ビームスプリッタ
ペリクルビームスプリッタ
  • 特に記載がない限り入射角は45°

偏光ビームスプリッタ

プレート型ビームスプリッタ
キューブ型ビームスプリッタ
複屈折性結晶ビームスプリッタ
  • 保護用筐体、ネジ切り無しリング、または偏光軸が表示されたシリンダにマウント済み
  • マウント無しの製品、保護用筐体または偏光軸が表示されたネジ切り無しシリンダにマウント済みの製品をご提供

その他のビームスプリッタ

その他のビームスプリッタ

30 mmケージキューブ付き光学素子のセレクションガイド

下の表には当社の30 mmケージキューブ付き光学素子全製品のリンクがございます。16 mmケージキューブ付き光学素子については、16 mmケージシステムガイドをご覧ください。

Non-Polarizing BeamsplittersPolarizing BeamsplittersHigh Power Polarizing Beamsplitters
Non-Polarizing Beamsplitter CubePolarizing Beamsplitter CubeHigh-Power Polarizing Beamsplitter Cube
Pellicle BeamsplitterLaser Line Polarizing BeamsplittersCircular Polarizer
Pellicle BeamsplittersLaser Line Polarizing Beamsplitter CubeCircular / Variable Polarizers
Penta PrismsTurning MirrorsVariable Beamsplitters/Attenuators
Penta PrismsTurning MirrorsVariable Beamsplitters / Attenuators

光学素子なしの30 mmケージキューブセレクションガイド

Dichroic Mirror HolderEmpty Compact Cage Cube
Rectangular Dichroic Mirrors and FiltersEmpty Compact 30 mm Cage Cube
Coating Range Damage Threshold
420 - 680 nmCWa50 W/cm at 532 nm, Ø0.015 mm
Pulse2 J/cm2 at 532 nm, 10 ns, 10 Hz
620 - 1000 nmCWa50 W/cm at 810 nm, Ø0.019 mm
Pulse2 J/cm2 at 810 nm, 10 ns, 10 Hz
900 - 1300 nmCWa,b1000 W/cm at 1070 nm, Ø0.971 mm
Pulse2 J/cm2 at 1064 nm, 10 ns, 10 Hz
1200 - 1600 nmCWa,b1000 W/cm at 1540 nm, Ø1.030 mm
Pulse5 J/cm2 at 1542 nm, 10 ns, 10 Hz
  • ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算してください。 このパワー密度の単位(単位長さあたりのパワー)が長パルスおよびCW光源に対して最も適した測定量である理由については、下記の「CWレーザと長パルスレーザ」をご覧ください。。
  • この損傷閾値は、様々な因子を考慮して実測した損傷閾値よりも低めに設定されております。実際にはこの損傷閾値のレーザ出力であれば光学素子は損傷を受けません。

当社の偏光ビームスプリッターキューブの損傷閾値データ

右の仕様は当社の偏光ビームスプリッターキューブの測定値です。損傷閾値の仕様は波長範囲が同じであればビームスプリッタのサイズにかかわらず同じです。

 

レーザによる損傷閾値について

このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。

テスト方法

当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。

初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

LIDT metallic mirror
上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。
LIDT BB1-E02
Example Test Data
Fluence# of Tested LocationsLocations with DamageLocations Without Damage
1.50 J/cm210010
1.75 J/cm210010
2.00 J/cm210010
2.25 J/cm21019
3.00 J/cm21019
5.00 J/cm21091

試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。

CWレーザと長パルスレーザ

光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。

パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。

Linear Power Density Scaling

線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

Intensity Distribution

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。

ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。

  1. レーザの波長
  2. ビーム径(1/e2)
  3. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
  4. レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)

ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。

ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。

次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。

CW Wavelength Scaling

この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。

パルスレーザ

先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。

パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。

Pulse Durationt < 10-9 s10-9 < t < 10-7 s10-7 < t < 10-4 st > 10-4 s
Damage MechanismAvalanche IonizationDielectric BreakdownDielectric Breakdown or ThermalThermal
Relevant Damage SpecificationN/APulsedPulsed and CWCW

お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。

Energy Density Scaling

エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。

  1. レーザの波長
  2. ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
  3. レーザのパルス幅
  4. パルスの繰返周波数(prf)
  5. 実際に使用するビーム径(1/e2 )
  6. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)

ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。

次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。

Pulse Wavelength Scaling

 

波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。

ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。

次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。

Pulse Length Scaling

お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。


[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).


Posted Comments:
a1133195  (posted 2018-10-11 23:06:25.783)
What is the performance of the CCM1-PBS254/M at 2000nm?
YLohia  (posted 2018-10-15 10:42:15.0)
Hello, the out-of-band performance at this wavelength varies between different production runs since this is quite far out of the design range. I will reach out to you directly with some data.
danielpwhite1993.dw  (posted 2018-06-25 15:21:51.49)
Is there a PBS that would work from 405 to 532nm?
YLohia  (posted 2018-06-25 10:49:21.0)
We will reach out to you directly to look into the possibility of offering a customized solution.
user  (posted 2018-03-31 12:33:04.263)
Hi, could you tell me if the stated reflection extinction ratio applies to polarised or un-polarised input, .i.e. If highly linearly polarised light was input into the cube would it matter if you used the transmitted or reflected component?
nbayconich  (posted 2018-04-11 02:53:21.0)
Thank you for contacting Thorlabs. The extinction ratio specification for our polarization dependent beamsplitters is given assuming a linearly polarized input as a ratio of the maximum to minimum transmission.
geosmith  (posted 2016-06-13 11:12:01.653)
I would like to swap the polarization that is transmitted without rotating the entire cube since the only mount is on the bottom face. Is it possible for the end user to access the beamsplitter cube and rotate it 90 degrees within the mount?
besembeson  (posted 2016-06-15 09:43:05.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: The cube is glued to the base so it is not advisable to do that as you risk damaging the cube. You could have the freedom to orient the cube as you desire if you consider a combination of the CM1-4ER and the PBS251.
cagrikaan.akkan  (posted 2013-07-29 10:10:18.653)
Dear Sir/Madam, I have a problem with this specified item ( CM1-PBS251). Last weak i was trying to make an experiment and suddenly the beam splitter got burned. Althouhg it is written on your web page it can resist 2J/cm^2 at 532nm/10Hz/10ns, the beam splitter burned at an output energy of 0.2J (10Hz/10ns/532nm/9mm beam dia). As you can see the specification that i wrote here, even the laser intensity at the center of the beam (gaussian consideration) can not be higher than 1J/cm^2. Do you have any suggestion to recover our damage? Kind Regards... Cagri Kaan AKKAN
tcohen  (posted 2013-08-01 10:18:00.0)
Response from Tim at Thorlabs to Cagri: Thank you for contacting us. This stated damage threshold is based on tested energy density where the optic suffered no damage. If the optic has dust/dirt accumulation or the surface quality has been compromised, the power handling can be reduced. I will contact you directly so we can discuss your damage in more detail.

偏光子セレクションガイド

当社では、ワイヤーグリッド、フィ ルム、方解石、α-BBO、ルチル、ならびにビームスプリッタを含むさまざまな偏光子をご用意しております。 ワイヤーグリッド偏光子のラインナップは、可視域から遠赤外域にも達する波長範囲に対応します。 ナノ粒子直線フィルム偏光子は最高で100 000:1の消光比を有しています。 また、その他のフィルム偏光子は、可視域から近赤外域までの光の偏光に使用できる製品としてお手軽な価格でご提供しております。 次に当社のビームスプリッタ偏光子は反射ビームの利用や、より完全に偏光された透過ビームの使用を可能にします。 最後に、α-BBO(UV域)、方解石(可視~近赤外域)、ルチル(近赤外~中赤外域)ならびに、オルトバナジン酸イットリウム(YVO4)(近赤外域~中赤外域)偏光子は、それぞれの波長範囲で100 000:1の高い 消光比を有する製品となっております。

偏光子の種類、波長範囲、消光比、透過率、ならびにサイズについては、下の表のMore [+]をクリックしてご覧ください。

Wire Grid Polarizers
Film Polarizers
Beamsplitting Polarizers
alpha-BBO Polarizers
Calcite Polarizers
Quartz Polarizers
Magnesium Fluoride Polarizers
Yttrium Orthovanadate (YVO4) Polarizers
Rutile Polarizers
  • 透過率特性をご覧になるにはグラフのアイコンをクリックしてください。 各特性データは、ある1つの基板またはコーティングの透過率をサンプルとして示しており、その特性は保証されているものではありません。
  • 偏光軸の印付きのマウント、ネジ切り無しリング、またはシリンダに取付け済み。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのSM05ネジ付きマウントに取付け済みのタイプをご用意。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのSM01ネジ付きマウントに取付け済みのタイプをご用意。
  • マウント無し、またはケージシステム対応キューブに取り付け済みのタイプをご用意。
  • 方解石は天然の物質で、350 nmあたりの典型的な透過率は約75%となります(Transmission欄をご覧ください)。
  • マウント無し、またはØ12.7 mmの筐体(ネジ切りなし)に取付け済みのタイプをご用意。
  • 方解石の透過率特性は、直線偏光が偏光子筐体に記されている偏光軸とアライメントしている場合に有効です。
  • Vコーティング(1064 nm)付きの製品は、型番末尾が「-C26」となっています。
  • マウント無し、または偏光軸印付きのマウントやネジ切り無しシリンダに取付け済みのタイプをご用意。

偏光ビームスプリッターキューブ、キューブマウント付き

Item #Transmission
CCM1-PBS251 and
CCM1-PBS251/M
420 - 680 nm Transmission Graph
生データはこちらから
ご覧いただけます。
CCM1-PBS252 and
CCM1-PBS252/M
620 - 1000 nm Transmission Graph
生データはこちらから
ご覧いただけます。
CCM1-PBS253 and
CCM1-PBS253/M
900 - 1300 nm Transmission Graph
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CCM1-PBS254 and
CCM1-PBS254/M
1200 - 1600 nm Transmission Graph
生データはこちらから
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  • 透過光の消光比:Tp:Ts>1,000:1
  • 透過率:Tp>90%
  • 反射率:Rs>99.5%
  • 4面にSM1ネジポート
  • 30 mmケージ用に#4-40タップ穴

CCM1-PBSシリーズのマウント付き偏光ビームスプリッターキューブには、当社のØ25.4 mm(Ø1インチ)偏光ビームスプリッターキューブが使用されています。キューブは30 mmケージシステムに対応した筐体内に取り付けられており、またSM1ネジ付きポートが4つ付いています。ケージシステムやレンズチューブシステムに対応しているので、さまざまな用途でお使いいただけます。底部にはM4タップ穴があるのでポストに取り付けが可能です。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
CCM1-PBS251 Support Documentation
CCM1-PBS251Customer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 420-680 nm, 8-32 Tap
¥41,656
3-5 Days
CCM1-PBS252 Support Documentation
CCM1-PBS252Customer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, 8-32 Tap
¥41,656
Today
CCM1-PBS253 Support Documentation
CCM1-PBS253Customer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 900-1300 nm, 8-32 Tap
¥41,656
3-5 Days
CCM1-PBS254 Support Documentation
CCM1-PBS254Customer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1200-1600 nm, 8-32 Tap
¥41,656
Today
+1 数量 資料 型番 - ミリ規格 定価(税抜) 出荷予定日
CCM1-PBS251/M Support Documentation
CCM1-PBS251/MCustomer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 420-680 nm, M4 Tap
¥41,656
Today
CCM1-PBS252/M Support Documentation
CCM1-PBS252/MCustomer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, M4 Tap
¥41,656
Today
CCM1-PBS253/M Support Documentation
CCM1-PBS253/MCustomer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 900-1300 nm, M4 Tap
¥41,656
Today
CCM1-PBS254/M Support Documentation
CCM1-PBS254/MCustomer Inspired! 30 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 1200-1600 nm, M4 Tap
¥41,656
Today

ケージキューブコネクタ

CM1-CC Application
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View Imperial Product List
型番数量Description
BA2T21調整機能付き取付けベース、2インチ x 3インチ x 3/8インチ(インチ規格)
CM1-CC2ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
CCM1-BS014130 mmケージキューブ付き偏光無依存型ビームスプリッタ、700~1100 nm、#8-32タップ穴(インチ規格)
CCM1-PBS252130 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, 8-32 Tap
CCM1-4ER1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、#8-32タップ穴(インチ規格)
PH21Ø1/2インチポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ2インチ(インチ規格)
TR21Ø1/2インチポスト、#8-32ネジ、1/4”-20タップ穴付き、長さ2インチ(インチ規格)
View Metric Product List
型番数量Description
BA2T2/M1調整機能付き取付けベース、50 mm x 75 mm x 10 mm(ミリ規格)
CM1-CC2ケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
CCM1-BS014130 mmケージキューブ付き偏光無依存型ビームスプリッタ、700~1100 nm、#8-32タップ穴(インチ規格)
CCM1-PBS252130 mm Cage Cube-Mounted Polarizing Beamsplitter Cube, 620-1000 nm, 8-32 Tap
CCM1-4ER/M1プリズム/ミラー用小型4ポート30 mmケージキューブマウント、M4タップ穴(ミリ規格)
PH50/M1Ø12 mm~Ø12.7 mmポストホルダ、バネ付き六角固定つまみネジ付き、長さ50 mm(ミリ規格)
TR50/M1Ø12.7 mmポスト、M4ネジ、M6タップ穴付き、長さ50 mm(ミリ規格)
2つのコネクタCM1-CCを使って複数の38.1 mm角のケージキューブを接続 
  • 38.1 mm(1.5インチ)角のケージキューブを2つ隣接して接続 
  • 全てのCM1およびCCM1シリーズのケージキューブに対応

キューブコネクタCM1-CCによって、右図のように2つ以上のキューブが接続できます。このコネクタは、空洞キューブダイクロイック用空洞キューブマウント付きビームスプリッタマウント付きペンタプリズム、およびマウント付き90°偏向ミラーなどの当社の数多くのケージキューブに適用できます。

尚、キューブの2面にはØ6 mm ケージロッド用の穴がないため、CM1-CCを使用して2個のキューブマウント付き直角ミラーを接続することはできません。

アライメント用ピン 
キューブコネクタにはアライメントピンがあるので、いずれのコネクタにおいてもSM1ネジポートの隣のキューブ面にはピン用の穴が必要となります。 既にお持ちの旧バージョンのキューブを新バージョンへ無料アップデートをご希望の際は当社までお問い合わせください。 また、アライメントピンは取付け穴内部に圧入されており、ドリル穴無しのキューブで使用する場合は、押し出すことができます。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
CM1-CC Support Documentation
CM1-CCケージキューブコネクタ、小型30 mmケージキューブ用
¥6,146
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