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アナモルフィックプリズムペア


  • Transform Elliptical Laser Diode Beams Into Nearly Circular Beams
  • Magnification from 2.0 to 4.0
  • Three Broadband AR Coating Choices

PS879-A

Mounted, Pre-Aligned Prism Pair

SM05
Threading

PS871-B

Unmounted Prism Pair

Related Items


Please Wait
General Specifications
MaterialN-SF11a (Uncoated, -B, -C)
N-KZFS8a (-A Coating)
Dimensional
Tolerances
±0.15 mm
Angular
Tolerances
±15 arcmin
Maximum Input
Beam Size
Unmounted: Ø9.9 mm
Mounted: 5.1 mm Minor Axis, 9.9 mm Major Axis
Maximum Output
Beam Size
Ø9.9 mm
Surface Flatnessλ/10 @ 633 nm
Surface Quality40-20 Scratch-Dig
Coating OptionsUncoated
AR Coated: 350 - 700 nm (-A)
AR Coated: 650 - 1050 nm (-B)
AR Coated: 1050 - 1700 nm (-C)
Material Damage
Threshold
N-KZFS8 -A Coating: 5 J/cm2
(532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.456 mm)
N-SF11 -B Coating: 10 J/cm2
(1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.454 mm)
N-SF11 -C Coating: 10 J/cm2
(1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.521 mm)
  • リンクをクリックすると基板ガラスの仕様がご覧になれます。
Optic Cleaning Tutorial

アナモルフィックプリズムペアは、楕円形の半導体レーザ光の縦横の像倍率を変えることで、ほぼ円形のビームに変換するために用いられます。 また、円形ビームを楕円形ビームに変換する用途にもご使用いただけます。 このプリズムペアはSM05ネジ加工が施されたØ25.4 mm(Ø1インチ)筐体のマウント付きまたはマウント無しのいずれかのバージョンでご提供可能で、反射防止(AR)コーティング無し(マウント無しバージョンのみ)またはARコーティング付き(350~700 nm、650~1050 nmまたは1050~1700 nmのスペクトル範囲)がお選びいただけます。 マウント付きプリズムの場合、倍率は2.0~4.0の製品をご用意しています。

プリズムペアへの光がブリュースタ角で入射する方向にセットされ、各面にARコーテイングが施されている場合、平均的な透過率は95%です。 この場合、入射光の最大幅はプリズム幅の90%である点にご留意ください。 マウント付きのプリズムの場合、入射光の最大高さは開口の大きさによって決まります。

ビーム成形は、シリンドリカルレンズでも行うことができます。この方法では、ビームの1次元的な成形が可能です。 当社の豊富なプリズム製品のラインナップについては、「プリズムガイド」タブをご参照ください。 

Schematic of Unmounted Anamorphic Prism Pairs
Schematic of Mounted Anamorphic Prism Pairs
Lは、入射開口と出射開口の間の距離で、下に掲載されている表に記載されています。尚、出射開口は筐体の機械的中心ではありませんのでご注意ください。

N-KZFS8 の反射率と透過率


N-SF11 の反射率と透過率

N-SF11 Transmission
生データはこちらからダウンロードいただけます。
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下のグラフは、このページでご紹介しているすべてのマウント付きアナモフィックプリズムペアの倍率の波長特性を示しています。

ナモルフィックプリズムペアの角度依存

Prism Ray Diagram


下図では、倍率とプリズムのセット角度の関係を図示しています:

Prism Angles: -A Coating
Prism Angles: -B and -C Coatings
Beam Circularization Setup
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 実験セットアップ上の黄色い四角で囲まれたエリアにビーム円形化システムを設置
Spatial Filter Setup
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空間フィルターシステム
Anamorphic Prism Pair Setup
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アナモルフィックプリズムペアシステム
Cylindrical Lens Pair Setup
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シリンドリカルレンズペアシステム

楕円ビームの円形化技術の比較

端面発光型半導体レーザは、発光開口部の断面が長方形になっているため、楕円形のビームを出射します。開口部の短辺から出射されるビーム成分は、これに直交するビーム成分よりも大きな広がり角を有します。一方のビーム成分がもう一方よりも大きく拡散するため、ビームの形状は円形ではなく楕円形になります。 

楕円形のビーム形状は、円形のビームよりも集光ビームのスポットサイズが大きいことで放射照度(面積あたりのパワー)が低くなってしまいます。楕円ビームを円形化する技術は複数ありますが、ここではシリンドリカルレンズのペア、アナモルフィックプリズムのペア、空間フィルタを利用した3種類の方法で実験を行い性能を比較しています。 円形化されたビームの特性は、M2測定、波面測定、伝送パワー測定によって評価しました。

これらの円形化技術によって楕円形の入射ビームの真円度は向上しますが、それぞれの技術ごとに円形化やビーム品質および伝送パワーの特性が異なることを示しました。この「実験データ」タブ内に記載されている結果から、用途に必要な要件を満たした円形化技術を選択するべきである事がわかりました。

実験の設計とセットアップ

この実験セットアップは右上の写真で示されています。温度制御された670 nm半導体レーザからの楕円コリメート光をそれぞれの円形化システムに入射させます。コリメートにより、広がり角は小さくなりますが、ビーム形状はレーザ出力時と変わりません。

ビーム円形化システム(右写真参照)を黄色い四角で囲まれた空きスペースに1台ずつ設置しました。このようにすることでそれぞれの円形化技術を同じ実験条件で評価できるため、実験結果を直接比較することができます。この実験で使用したコンポーネントの選択および構築方法についての情報は、下記のリンクをクリックしてご覧いただけます: 

それぞれの円形化システムから出射されたビームの特性は、パワーメータ波面センサならびにM2システムを使用して測定を行い、評価されました。例示目的のため、実験セットアップの写真内、テーブルの右側に、これらの評価機器がすべて表示されていますが、評価は1種類ずつ行います。 パワーメータは、ビーム円形化システムが入射ビームの強度をどの位減衰させるのかを測定するために使用します。波面センサは、出射ビームの収差を測定するために使用します。M2システムは出力ビームのビーム品質(理想のガウシアンビームからの劣化具合)の測定に使用します。円形化システムはレーザービームの減衰もされず、収差も生じず、完全なガウシアンビームを出射することが理想的です。 

端面発光型半導体レーザからの発光には非点隔差があるため、直交するビーム成分の変位した焦点をオーバーラップで望ましい形状が得られます。ここで調査している3種類の円形化技術のうち、シリンドリカルレンズペアのみが非点収差も補償することができます。直交するビーム成分の焦点間の変位はこれらすべての円形化技術で測定できます。シリンドリカルレンズペアの場合、構成を調整することでレーザービーム内の非点収差を最小限に抑えます。この非点収差は規格化しています。

実験結果

実験結果を下の表にまとめています。緑色のセルは各カテゴリ内における最も良い結果を示しています。円形化の方法にはそれぞれの利点があります。用途に最適な円形化技術は、ビーム品質、伝送パワー、セットアップの制約に対するシステムの要件によって決まります。 

空間フィルタは真円度とビーム品質を著しく向上させますが、ビームの伝送パワーは低くなります。シリンドリカルレンズペアは、伝送ビームを綺麗な円形にし、バランスの良い円形およびビーム品質を実現します。また、シリンドリカルレンズペアはビームの非点収差のほとんどを補償します。アナモルフィックプリズムペアによるビームの真円度はシリンドリカルレンズペアによる真円度と比較しても遜色ありません。シリンドリカルレンズと比較して、プリズムからの出力ビームのM2値は高く、波面誤差は少なくなりますが、伝送パワーはやや低くなります。

MethodBeam Intensity ProfileCircularityaM2 ValuesRMS WavefrontTransmitted PowerNormalized 
Astigmatismb
Collimated Source Output
(No Circularization Technique)
Collimated
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Scale in Microns
0.36X Axis: 1.28
Y Axis: 1.63
0.17Not Applicable0.67
Cylindrical Lens PairCylindrical
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Scale in Microns
0.84X Axis: 1.90
Y Axis: 1.93
0.3091%0.06
Anamorphic Prism PairAnamorphic
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Scale in Microns
0.82X Axis: 1.60
Y Axis: 1.46
0.1680%1.25
Spatial FilterSpatial
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Scale in Microns
0.93X Axis: 1.05
Y Axis: 1.10
0.1034%0.36
  • 真円度(Circularity)=dminor/dmajor、ここでdminorとdmajorは対応する楕円(強度:1/e)の長径と短径を表し、真円度 = 1は完全な円形ビームを表します。
  • 規格化された非点収差(Normalized astigmatism)はビームの2つの直交する成分のウェスト位置の差で、ウェストが小さい方のビーム成分のレイリ長で割った値です。

円形化システムに使用されている部品は、同じ実験セットアップで全ての実験を行えるように選択されています。これにより、全ての円形化技術を直接比較することができます。ただし、円形化システムのセットアップを個別に最適化した方が性能は向上します。コリメートレンズおよびアナモルフィックプリズムペア用のマウントを使用すると、操作や実験システムへの取り付けが簡単に行えます。小型のマウントを使用して、それぞれのペア同士をより精密に設置して、実験結果を向上させることもできます。 また、焦点距離をカスタマイズした受注生産品のシリンドリカルレンズを使用して、シリンドリカルレンズペアの円形化システムの実験結果を向上させることもできます。ビームプロファイルソフトウェアのアルゴリズムを用いて、真円度の計算に使用するビーム半径を決定すると、全ての実験結果に影響を与えます。

Damage Threshold Specifications
Coating Designation
(Item # Suffix)
Substrate
Material
Damage Threshold
-AN-KZFS85 J/cm2 (532 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.456 mm)
-BN-SF1110 J/cm2 (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.454 mm)
-CN-SF1110 J/cm2 (1064 nm, 10 ns, 10 Hz, Ø0.521 mm)

当社のアナモルフィックプリズムペアの損傷閾値データ

右の仕様は、当社のアナモルフィックプリズムペアの測定値です。損傷閾値の仕様は、コーティングの種類が同じであればプリズムの倍率やマウントに関わらず同じです。

 

レーザによる損傷閾値について

このチュートリアルでは、レーザ損傷閾値がどのように測定され、使用する用途に適切な光学素子の決定にその値をどのようにご利用いただけるかを総括しています。お客様のアプリケーションにおいて、光学素子を選択する際、光学素子のレーザによる損傷閾値(Laser Induced Damage Threshold :LIDT)を知ることが重要です。光学素子のLIDTはお客様が使用するレーザの種類に大きく依存します。連続(CW)レーザは、通常、吸収(コーティングまたは基板における)によって発生する熱によって損傷を引き起こします。一方、パルスレーザは熱的損傷が起こる前に、光学素子の格子構造から電子が引き剥がされることによって損傷を受けます。ここで示すガイドラインは、室温で新品の光学素子を前提としています(つまり、スクラッチ&ディグ仕様内、表面の汚染がないなど)。光学素子の表面に塵などの粒子が付くと、低い閾値で損傷を受ける可能性があります。そのため、光学素子の表面をきれいで埃のない状態に保つことをお勧めします。光学素子のクリーニングについては「光学素子クリーニングチュートリアル」をご参照ください。

テスト方法

当社のLIDTテストは、ISO/DIS 11254およびISO 21254に準拠しています。

初めに、低パワー/エネルギのビームを光学素子に入射します。その光学素子の10ヶ所に1回ずつ、設定した時間(CW)またはパルス数(決められたprf)、レーザを照射します。レーザを照射した後、倍率約100倍の顕微鏡を用いた検査で確認し、すべての確認できる損傷を調べます。特定のパワー/エネルギで損傷のあった場所の数を記録します。次に、そのパワー/エネルギを増やすか減らすかして、光学素子にさらに10ヶ所レーザを照射します。このプロセスを損傷が観測されるまで繰返します。損傷閾値は、光学素子が損傷に耐える、損傷が起こらない最大のパワー/エネルギになります。1つのミラーBB1-E02の試験結果は以下のようなヒストグラムになります。

LIDT metallic mirror
上の写真はアルミニウムをコーティングしたミラーでLIDTテストを終えたものです。このテストは、損傷を受ける前のレーザのエネルギは0.43 J/cm2 (1064 nm、10 ns pulse、 10 Hz、Ø1.000 mm)でした。
LIDT BB1-E02
Example Test Data
Fluence# of Tested LocationsLocations with DamageLocations Without Damage
1.50 J/cm210010
1.75 J/cm210010
2.00 J/cm210010
2.25 J/cm21019
3.00 J/cm21019
5.00 J/cm21091

試験結果によれば、ミラーの損傷閾値は 2.00 J/cm2 (532 nm、10 ns pulse、10 Hz、 Ø0.803 mm)でした。尚、汚れや汚染によって光学素子の損傷閾値は大幅に低減されるため、こちらの試験はクリーンな光学素子で行っています。また、特定のロットのコーティングに対してのみ試験を行った結果ではありますが、当社の損傷閾値の仕様は様々な因子を考慮して、実測した値よりも低めに設定されており、全てのコーティングロットに対して適用されています。

CWレーザと長パルスレーザ

光学素子がCWレーザによって損傷を受けるのは、通常バルク材料がレーザのエネルギを吸収することによって引き起こされる溶解、あるいはAR(反射防止)コーティングのダメージによるものです[1]。1 µsを超える長いパルスレーザについてLIDTを論じる時は、CWレーザと同様に扱うことができます。

パルス長が1 nsと1 µs の間のときは、損傷は吸収、もしくは絶縁破壊のどちらかで発生していると考えることができます(CWとパルスのLIDT両方を調べなければなりません)。吸収は光学素子の固有特性によるものか、表面の不均一性によるものかのどちらかによって起こります。従って、LIDTは製造元の仕様以上の表面の質を有する光学素子にのみ有効です。多くの光学素子は、ハイパワーCWレーザで扱うことができる一方、アクロマティック複レンズのような接合レンズやNDフィルタのような高吸収光学素子は低いCWレーザ損傷閾値になる傾向にあります。このような低い損傷閾値は接着剤や金属コーティングにおける吸収や散乱によるものです。

Linear Power Density Scaling

線形パワー密度におけるLIDTに対するパルス長とスポットサイズ。長パルス~CWでは線形パワー密度はスポットサイズにかかわらず一定です。 このグラフの出典は[1]です。

Intensity Distribution

繰返し周波数(prf)の高いパルスレーザは、光学素子に熱的損傷も引き起こします。この場合は吸収や熱拡散率のような因子が深く関係しており、残念ながらprfの高いレーザが熱的影響によって光学素子に損傷を引き起こす場合の信頼性のあるLIDTを求める方法は確立されておりません。prfの大きいビームでは、平均出力およびピークパワーの両方を等しいCW出力と比較する必要があります。また、非常に透過率の高い材料では、prfが上昇してもLIDTの減少は皆無かそれに近くなります。

ある光学素子の固有のCWレーザの損傷閾値を使う場合には、以下のことを知る必要があります。

  1. レーザの波長
  2. ビーム径(1/e2)
  3. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)
  4. レーザのパワー密度(トータルパワーをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)

ビームのパワー密度はW/cmの単位で計算します。この条件下では、出力密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません(右グラフ参照)。平均線形パワー密度は、下の計算式で算出できます。

ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。次に、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときはビームの強度が1/e2の2倍のパワー密度を有します(右下図参照)。

次に、光学素子のLIDTの仕様の最大パワー密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です。おおよその目安として参考にできるのは、損傷閾値は波長に対して比例関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(つまり、1310 nmで10 W/cmのLIDTならば、655 nmでは5 W/cmと見積もります)。

CW Wavelength Scaling

この目安は一般的な傾向ですが、LIDTと波長の関係を定量的に示すものではありません。例えば、CW用途では、損傷はコーティングや基板の吸収によってより大きく変化し、必ずしも一般的な傾向通りとはなりません。上記の傾向はLIDT値の目安として参考にしていただけますが、LIDTの仕様波長と異なる場合には当社までお問い合わせください。パワー密度が光学素子の補正済みLIDTよりも小さい場合、この光学素子は目的の用途にご使用いただけます。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社は個別の情報やテスト結果の証明書を発行することもできます。損傷解析は、類似した光学素子を用いて行います(お客様の光学素子には損傷は与えません)。試験の費用や所要時間などの詳細は、当社までお問い合わせください。

パルスレーザ

先に述べたように、通常、パルスレーザはCWレーザとは異なるタイプの損傷を光学素子に引き起こします。パルスレーザは損傷を与えるほど光学素子を加熱しませんが、光学素子から電子をひきはがします。残念ながら、お客様のレーザに対して光学素子のLIDTの仕様を照らし合わせることは非常に困難です。パルスレーザのパルス幅に起因する光学素子の損傷には、複数の形態があります。以下の表中のハイライトされた列は当社の仕様のLIDT値が当てはまるパルス幅に対する概要です。

パルス幅が10-9 sより短いパルスについては、当社の仕様のLIDT値と比較することは困難です。この超短パルスでは、多光子アバランシェ電離などのさまざまなメカニクスが損傷機構の主流になります[2]。対照的に、パルス幅が10-7 sと10-4 sの間のパルスは絶縁破壊、または熱的影響により光学素子の損傷を引き起こすと考えられます。これは、光学素子がお客様の用途に適しているかどうかを決定するために、レーザービームに対してCWとパルス両方による損傷閾値を参照しなくてはならないということです。

Pulse Durationt < 10-9 s10-9 < t < 10-7 s10-7 < t < 10-4 st > 10-4 s
Damage MechanismAvalanche IonizationDielectric BreakdownDielectric Breakdown or ThermalThermal
Relevant Damage SpecificationN/APulsedPulsed and CWCW

お客様のパルスレーザに対してLIDTを比較する際は、以下のことを確認いただくことが重要です。

Energy Density Scaling

エネルギ密度におけるLIDTに対するパルス長&スポットサイズ。短パルスでは、エネルギ密度はスポットサイズにかかわらず一定です。このグラフの出典は[1]です。

  1. レーザの波長
  2. ビームのエネルギ密度(トータルエネルギをビームの強度が1/e2の範囲の面積で割ったもの)
  3. レーザのパルス幅
  4. パルスの繰返周波数(prf)
  5. 実際に使用するビーム径(1/e2 )
  6. ビームのおおよその強度プロファイル(ガウシアン型など)

ビームのエネルギ密度はJ/cm2の単位で計算します。右のグラフは、短パルス光源には、エネルギ密度が適した測定量であることを示しています。この条件下では、エネルギ密度はスポットサイズとは無関係になります。つまり、スポットサイズの変化に合わせてLIDTを計算し直す必要がありません。ここでは、ビーム強度プロファイルは一定であると仮定しています。ここで、ビームがホットスポット、または他の不均一な強度プロファイルの場合を考慮して、おおよその最大パワー密度を計算する必要があります。ご参考までに、ガウシアンビームのときは一般にビームの強度が1/e2のときの2倍のパワー密度を有します。

次に、光学素子のLIDTの仕様と最大エネルギ密度を比較しましょう。損傷閾値の測定波長が光学素子に使用する波長と異なっている場合には、その損傷閾値は適宜補正が必要です[3]。経験則から、損傷閾値は波長に対して以下のような平方根の関係であるということです。短い波長で使う場合、損傷閾値は低下します(例えば、1064 nmで 1 J/cm2のLIDTならば、532 nmでは0.7 J/cm2と計算されます)。

Pulse Wavelength Scaling

 

波長を補正したエネルギ密度を得ました。これを以下のステップで使用します。

ビーム径は損傷閾値を比較する時にも重要です。LIDTがJ/cm2の単位で表される場合、スポットサイズとは無関係になりますが、ビームサイズが大きい場合、LIDTの不一致を引き起こす原因でもある不具合が、より明らかになる傾向があります[4]。ここで示されているデータでは、LIDTの測定には<1 mmのビーム径が用いられています。ビーム径が5 mmよりも大きい場合、前述のようにビームのサイズが大きいほど不具合の影響が大きくなるため、LIDT (J/cm2)はビーム径とは無関係にはなりません。

次に、パルス幅について補正します。パルス幅が長くなるほど、より大きなエネルギに光学素子は耐えることができます。パルス幅が1~100 nsの場合の近似式は以下のようになります。

Pulse Length Scaling

お客様のレーザのパルス幅をもとに、光学素子の補正されたLIDTを計算するのにこの計算式を使います。お客様の最大エネルギ密度が、この補正したエネルギ密度よりも小さい場合、その光学素子はお客様の用途でご使用いただけます。ご注意いただきたい点は、10-9 s と10-7 sの間のパルスにのみこの計算が使えることです。パルス幅が10-7 sと10-4 sの間の場合には、CWのLIDTも調べなければなりません。

当社のウェブ上の損傷閾値の仕様と我々が行った実際の実験の値の間にはある程度の差があります。これはロット間の違いによって発生する誤差を許容するためです。ご要求に応じて、当社では個別のテスト情報やテスト結果の証明書を発行することも可能です。詳細は、当社までお問い合わせください。


[1] R. M. Wood, Optics and Laser Tech. 29, 517 (1997).
[2] Roger M. Wood, Laser-Induced Damage of Optical Materials (Institute of Physics Publishing, Philadelphia, PA, 2003).
[3] C. W. Carr et al., Phys. Rev. Lett. 91, 127402 (2003).
[4] N. Bloembergen, Appl. Opt. 12, 661 (1973).

レーザーシステムが光学素子に損傷を引き起こすかどうか判断するプロセスを説明するために、レーザによって引き起こされる損傷閾値(LIDT)の計算例をいくつかご紹介します。同様の計算を実行したい場合には、右のボタンをクリックしてください。計算ができるスプレッドシートをダウンロードいただけます。ご使用の際には光学素子のLIDTの値と、レーザーシステムの関連パラメータを緑の枠内に入力してください。スプレッドシートでCWならびにパルスの線形パワー密度、ならびにパルスのエネルギ密度を計算できます。これらの値はスケーリング則に基づいて、光学素子のLIDTの調整スケール値を計算するのに用いられます。計算式はガウシアンビームのプロファイルを想定しているため、ほかのビーム形状(均一ビームなど)には補正係数を導入する必要があります。 LIDTのスケーリング則は経験則に基づいていますので、確度は保証されません。なお、光学素子やコーティングに吸収があると、スペクトル領域によってLIDTが著しく低くなる場合があります。LIDTはパルス幅が1ナノ秒(ns)未満の超短パルスには有効ではありません。

Intensity Distribution
ガウシアンビームの最大強度は均一ビームの約2倍です。

CWレーザの例
波長1319 nm、ビーム径(1/e2)10 mm、パワー0.5 Wのガウシアンビームを生成するCWレーザーシステム想定します。このビームの平均線形パワー密度は、全パワーをビーム径で単純に割ると0.5 W/cmとなります。

CW Wavelength Scaling

しかし、ガウシアンビームの最大パワー密度は均一ビームの約2倍です(右のグラフ参照)。従って、システムのより正確な最大線形パワー密度は1 W/cmとなります。

アクロマティック複レンズAC127-030-CのCW LIDTは、1550 nmでテストされて350 W/cmとされています。CWの損傷閾値は通常レーザ光源の波長に直接スケーリングするため、LIDTの調整値は以下のように求められます。

CW Wavelength Scaling

LIDTの調整値は350 W/cm x (1319 nm / 1550 nm) = 298 W/cmと得られ、計算したレーザーシステムのパワー密度よりも大幅に高いため、この複レンズをこの用途に使用しても安全です。

ナノ秒パルスレーザの例:パルス幅が異なる場合のスケーリング
出力が繰返し周波数10 Hz、波長355 nm、エネルギ1 J、パルス幅2 ns、ビーム径(1/e2)1.9 cmのガウシアンビームであるNd:YAGパルスレーザーシステムを想定します。各パルスの平均エネルギ密度は、パルスエネルギをビームの断面積で割って求めます。

Pulse Energy Density

上で説明したように、ガウシアンビームの最大エネルギ密度は平均エネルギ密度の約2倍です。よって、このビームの最大エネルギ密度は約0.7 J/cm2です。

このビームのエネルギ密度を、広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDT 1 J/cm2、そしてNd:YAGレーザーラインミラーNB1-K08のLIDT 3.5 J/cm2と比較します。LIDTの値は両方とも、波長355 nm、パルス幅10 ns、繰返し周波数10 Hzのレーザで計測しました。従って、より短いパルス幅に対する調整を行う必要があります。 1つ前のタブで説明したようにナノ秒パルスシステムのLIDTは、パルス幅の平方根にスケーリングします:

Pulse Length Scaling

この調整係数により広帯域誘電体ミラーBB1-E01のLIDTは0.45 J/cm2に、Nd:YAGレーザーラインミラーのLIDTは1.6 J/cm2になり、これらをビームの最大エネルギ密度0.7 J/cm2と比較します。広帯域ミラーはレーザによって損傷を受ける可能性があり、より特化されたレーザーラインミラーがこのシステムには適していることが分かります。

ナノ秒パルスレーザの例:波長が異なる場合のスケーリング
波長1064 nm、繰返し周波数2.5 Hz、パルスエネルギ100 mJ、パルス幅10 ns、ビーム径(1/e2)16 mmのレーザ光を、NDフィルタで減衰させるようなパルスレーザーシステムを想定します。これらの数値からガウシアン出力における最大エネルギ密度は0.1 J/cm2になります。Ø25 mm、OD 1.0の反射型NDフィルタ NDUV10Aの損傷閾値は355 nm、10 nsのパルスにおいて0.05 J/cm2で、同様の吸収型フィルタ NE10Aの損傷閾値は532 nm、10 nsのパルスにおいて10 J/cm2です。1つ前のタブで説明したように光学素子のLIDTは、ナノ秒パルス領域では波長の平方根にスケーリングします。

Pulse Wavelength Scaling

スケーリングによりLIDTの調整値は反射型フィルタでは0.08 J/cm2、吸収型フィルタでは14 J/cm2となります。このケースでは吸収型フィルタが光学損傷を防ぐには適した選択肢となります。

マイクロ秒パルスレーザの例
パルス幅1 µs、パルスエネルギ150 µJ、繰返し周波数50 kHzで、結果的にデューティーサイクルが5%になるレーザーシステムについて考えてみます。このシステムはCWとパルスレーザの間の領域にあり、どちらのメカニズムでも光学素子に損傷を招く可能性があります。レーザーシステムの安全な動作のためにはCWとパルス両方のLIDTをレーザーシステムの特性と比較する必要があります。

この比較的長いパルス幅のレーザが、波長980 nm、ビーム径(1/e2)12.7 mmのガウシアンビームであった場合、線形パワー密度は5.9 W/cm、1パルスのエネルギ密度は1.2 x 10-4 J/cm2となります。これをポリマーゼロオーダ1/4波長板WPQ10E-980のLIDTと比較してみます。CW放射に対するLIDTは810 nmで5 W/cm、10 nsパルスのLIDTは810 nmで5 J/cm2です。前述同様、光学素子のCW LIDTはレーザ波長と線形にスケーリングするので、CWの調整値は980 nmで6 W/cmとなります。一方でパルスのLIDTはレーザ波長の平方根とパルス幅の平方根にスケーリングしますので、1 µsパルスの980 nmでの調整値は55 J/cm2です。光学素子のパルスのLIDTはパルスレーザのエネルギ密度よりはるかに大きいので、個々のパルスが波長板を損傷することはありません。しかしレーザの平均線形パワー密度が大きいため、高出力CWビームのように光学素子に熱的損傷を引き起こす可能性があります。

プリズムセレクションガイド

当社では、光を反射、反転、回転、分散、偏向、コリメートすることができる多くの種類のプリズムをご用意しています。下記のリストに無い材料で作られたプリズムについては、 当社にご相談ください。

ビームステアリング用プリズム

プリズム材質偏向反転

逆転または 回転

図解用途
直角プリズムN-BK7, UV溶融石英(UVFS), フッ化カルシウム(CaF2)セレン化亜鉛(ZnSe)90°90°No 1

90°リフレクタ、望遠鏡やペリスコープなどの光学システムに使用可能。

180°180°No 1

入射光角に無依存な180°リフレクタ。

非反転ミラー、双眼鏡における使用。

マウント無しレトロリフレクタ
および
マウント付きリトロフリフレクタ

N-BK7180°180°No Retroreflector

入射光角に無依存な180°リフレクタ。

ビームアライメントやビームデリバリで使用。向きの制御が難しい状況でミラーの代替品として使用可能。

マウント無しペンタプリズム
および
マウント付きペンタプリズム
N-BK790°NoNo 1

90°リフレクタ、ビームプロファイルの逆転や反転無。

アライメントや光調整に使用可能。

ルーフプリズムN-BK790°90°180o 回転 1

90°リフレクタ、像を反転し回転(像が左右上下反対になります)。

アライメントや光調整に使用可能。

マウント無しダブプリズム
および
マウント付きダブプリズム
N-BK7No180°2x プリズム 回転 1

ダブプリズムは、光の入射面によって像を反転、逆転または回転。

ビーム回転子の回転方向を決定。

180°180°No 1

非逆転ミラー。

光学系におけるレトロリフレクタや直角(180°偏向)プリズムの特性。

ウェッジプリズムN-BK72°~10°のモデルNoNo 1

ビームステアリング用途。

1つのウェッジプリズムを回転するとき、光線を偏向角の2倍の角度で円に沿って動かすことが可能。

NoNo Wedge Prism Pair

可変ビームステアリング用途。

両方のウェッジを回転した時、光線を、偏向角の4倍の角度で円弧状に動かすことが可能。

結合プリズムルチル(TiO2) またはGGG可変倍率可変aNoNo Coupling Prism

光をフィルムに向けて結合するために屈折率の高い基材を使用。

ルチルは nfilm > 1.8で使用

GGGは nfilm < 1.8で使用

  • 入射角と屈折率に依存。


分散プリズム

プリズム材質偏向反転逆転または  回転図解用途
等辺プリズムF2, N-SF11, フッ化カルシウム,
セレン化亜鉛(ZnSe)
可変aNoNo 

分散プリズムは回折格子を代替。

白色光を可視領域に分岐するために使用。

分散補償プリズムペアUV溶融石英, フッ化カルシウム(CaF2), SF10,N-SF14可変垂直オフセットNoNo Dispersion-Compensating Prism Pair

超短パルスレーザーシステムにおけるパルス拡がり効果を補償。

分散補償や波長調整用の光学フィルタとして使用。

ペロン・ブロカプリズムN-BK7,
UV溶融石英, フッ化カルシウム
90°90°No 1

光線の波長分離に使用。出力90°。

レーザ高調波の分離、群速度分散の補償に使用。

  • 入射角と屈折率に依存。

ビーム操作用プリズム

プリズム材質偏向反転逆転または  回転図解用途
アナモルフィックプリズムペアN-KZFS8,
N-SF11
可変垂直オフセットNoNo 1

単軸に沿った可変倍率。

楕円形ビームのコリメートに使用(例:半導体レーザ)。

入射ビームを単軸に縮小・拡大して、楕円形ビームを円形ビームに変換。

円錐(アキシコン)レンズUV溶融石英可変aNoNo 1

コリメート光源からベッセル型の強度プロファイルの円錐状の非発散ビームを生成。

  • プリズムの物理的角度に依存。

光状態変更用プリズム(偏光子)

プリズム材質偏向反転逆転または  回転図解用途
グランテーラ, グランレーザ, α-BBO グランレーザ 偏光子グランテーラ:
方解石

グランレーザ:
α-BBO, 方解石
p 偏光 - 0°

s 偏光 - 112°a
NoNo Glan-Taylor Polarizer

プリズムを2個使った構成の複屈折方解石を使用し、非常に消光比の高い直線偏光を生成。

プリズムの境目でs偏光が完全に内部反射されるのに対し、p偏光は透過。

ルチル偏光子ルチル(TiO2)s偏光 - 0°

p 偏光は筐体によって吸収
NoNo Rutile Polarizer Diagram

プリズムを2個使った構成の複屈折ルチル(TiO2)を使用し、 非常に消光比の高い直線偏光を生成。

2つのプリズム間のギャップにおけるp偏向は内部反射されるのに対し、s偏光は透過。

 

2重グランテーラ偏光子方解石p偏光 - 0°

s 偏光は筐体によって吸収
NoNo Glan-Taylor Polarizer

プリズムを3個使った構成の複屈折方解石を使用し、大きな見込み角で最大の偏光効率を得る

プリズムの境目でs偏光が完全に内部反射されるのに対し、p偏光は透過。

グラントムソン偏光子方解石p 偏光 - 0°

s 偏光は筐体によって吸収
NoNo Glan-Thompson Polarizer

プリズムを2個使った構成の複屈折方解石を使用し、高い消光比を維持しながら最大視野を実現。

プリズムの境目でs偏光が完全に内部反射されるのに対し、p偏光は透過。

ウォラストンプリズム、ウォラストン偏光子石英, フッ化マグネシウム, α-BBO, 方解石, YVO4対称形の
p 偏光及び
s 偏光の偏角
NoNo Wollaston Prism

プリズムを2個使った構成の複屈折方解石を使用し、ビーム移動偏光子で最大の偏角を実現。

s-偏光とp-偏光は、プリズムから対称形で偏位。ウォラストンプリズムは分光計や偏光アナライザで使用。

ロションプリズムフッ化マグネシウム ,
YVO4
常光: 0°

異常光: 偏角
NoNo

プリズムを2個使った構成で複屈折MgF2 またはYVO4が小さい偏角で高い消光比をもたらします。

異常光は入力光と同じ光軸を伝播しますが、常光は偏光しません。

ビーム移動プリズム方解石2.7 または 4.0 mm のビーム移動NoNo Beam Displacing Prism

プリズムを1個使った構成の複屈折方解石を使用し、入射ビームを垂直に偏光された2本の出射光に分岐。

s 偏光とp 偏光は 2.7または4.0 mmで分離。このビーム分離プリズムは、90o分割ができない場合に偏光ビームスプリッタとして使用。

フレネル・ロム リターダN-BK7

直線偏光から円偏光

垂直オフセット

NoNo Fresnel Rhomb Quarter Wave

λ/4フレネル・ロムリターダでは、直線偏光入力を円偏光出力に変換。

複屈折波長板と比較して、幅広い波長で均一なλ/4遅延特性。

直線偏光を 90°回転NoNo Fresnel Rhomb Half Wave

λ/2フレネル・ロムリターダでは、直線偏光入力を90o回転。

複屈折波長板と比較して、幅広い波長で均一なλ/2遅延特性。

  • s偏光には、p偏光反射が一部含まれています。

ビームスプリッタープリズム

プリズム材質偏向反転

逆転または 回転

IllustrationApplications
ビームスプリッターキューブN-BK7分岐比50:50、0°と 90°

sおよびp偏光が互いに10%以内
NoNo Non-polarizing Beamsplitter

プリズムを2個使った構成、誘電体コーテイング済。ほぼ偏光無依存で分岐比は50:50。

指定の波長範囲で非偏光ビームスプリッタとして機能。

偏光ビームスプリッターキューブN-BK7, UV溶融石英, N-SF1p 偏光 - 0°

s 偏光 - 90°
NoNo Polarizing Beamsplitter Cube

プリズムを2個使った構成において誘電体コーテイング済で、p偏光を透過し、s偏光を反射。

高度に偏光する際には、透過光を利用。


Posted Comments:
Justin Molloy  (posted 2019-08-28 05:12:30.04)
To produce an (approximately) circularized beam from a laser diode it would be helpful to have a threaded coupling on the input side (as well at the output side) of this mounted anamorphic prism pair (PS875-A). Then it would be easier to couple it to the laser-diode cage mount (LDH56-P2) using the cage plate translator (CPX1) to offset the input window so that it can be aligned (on-axis) with the incoming (elliptical) laser beam. The current design seems to require a bit more hardware, leading to a less compact, and slightly less rigid, optical setup.
YLohia  (posted 2019-08-28 03:13:38.0)
Hello Justin, thank you for your feedback. The PS875-A can be coupled to the CPX1 by using the SM05A3 (the adapter would go into the internally SM05-threaded port of the PS875-A).
Wenzel Jakob  (posted 2019-08-16 05:53:04.35)
Dear Thorlabs support, I'm wondering if there is a recommended way to mount an anamorphic prism pair like PS879-A in a 30mm or 60mm cage system where the input beam is centered? This means that I would need a cage system element that can hold such a long 1 inch diameter element with a vertical offset of 5.85 mm relative to the optical axis. Any suggestions would be greatly appreciated!
YLohia  (posted 2019-08-16 09:49:39.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. You can use the CPX1 or the LCPX1 translating cage segment plates to achieve over +/- 6mm offset. You would have to use this with an appropriate SM1 lens tube such as the SM1L15.
Michael Levin  (posted 2019-06-13 10:48:31.887)
Hello Thorlabs team, what is the distance between the middle of the entrance slit and the axis of the case in which the prisms are mounted? Is this distance the same for all prism pairs? To avoid confusion: I'm talking about mechanical dimensions only. For some reason this dimension is missing from mechanical drawings. Best regards, Michael
YLohia  (posted 2019-06-13 12:06:57.0)
Hello Michael, thank you for contacting Thorlabs. This distance is 5.08mm for the Mag 3.5 prism pairs. This number changes as the magnification changes and can be found using the Solidworks file that we provide.
asckinha  (posted 2018-11-06 11:20:36.39)
Hello, Is it possible with the PS872-C to obtain a magnification of less than 2 reducing alpha1 and alpha2 even further? We're aiming a magnification of 1.4 approximately. Best Regards,
nbayconich  (posted 2018-11-07 01:19:49.0)
Thank you for contacting Thorlabs. Yes the magnification can be adjusted to less than 2X or even less than 1.4X by adjusting either angles (alpha1 or alpha2). I will reach out to you directly with more information.
ralley  (posted 2018-03-27 14:46:38.25)
I was curious if you have a technical guide or note for building Anamorphic beam expander? I need to build custom optics for fixing elliptical beams. With fine details on theory. Best regards.
YLohia  (posted 2018-03-30 04:29:35.0)
Hello, thank you for leaving your feedback. Currently, we do not have a specific guide for building two-dimensional beam expanders with these since the typical application for anamorphic prism pairs is for beam shaping, which is beam expansion in one dimension. If that is what you mean, then we do have a guide here: https://www.thorlabs.com/images/TabImages/Circularization_of_Elliptical_Beams.pdf. We will reach out to you directly to discuss the possibility of offering custom optics.
w.husson  (posted 2018-01-24 16:05:28.673)
Hello, I need to use your prism pair backwards to reduce the beam size on the output of a laser diode (520nm). Unfortunately it forces us to work on S polarization, and according to our measurements, the AR coating is totally inefficient with a very bad throughput. Do you have a solution? Best regards.
tfrisch  (posted 2018-01-26 02:30:18.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. I would recommend using WPH05M-514 to rotate the polarization state 90 degrees which will not change the geometric shape of the beam. Then you will be working with the P state on the prism pair. I will reach out to you directly to discuss your application.
rsubkh  (posted 2016-10-05 09:23:25.267)
Dear Sirs, I would like to know what is the optical transmission of the pair of anamorphic prisms at 355nm with AR coating applied. Kind regards, Ruslan
jlow  (posted 2016-10-05 02:20:24.0)
Response from Jeremy at Thorlabs: The transmission is estimated to be around 70% at 355nm.
volker  (posted 2016-06-17 16:03:09.493)
would you be able to supply the prisms with no coating on the surface with Brewster angle incidence? We are planning to use them intra-cavity in a laser system, where we found that the losses of the AR coating at the Brewster side are too high >3% One the side with 0degree AOI we still require the AR coating.
besembeson  (posted 2016-06-21 02:40:44.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: Yes this is possible. I will contact you.
quig5862  (posted 2016-05-30 23:10:02.46)
Hi i dont know much about optics. lenses, etc. But would anything u sell be of use for a Home projector. Basically I'm looking for a cheap option to view 21:9 content with a 16:9 projector and read that you can use prism lens for horizontal stretching.
besembeson  (posted 2016-06-02 01:12:34.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: In principle you can, as these are designed to stretch a beam or image rays in one direction. But the ones we carry are mostly designed for laboratory use to stretch the elliptical output from a diode laser in one direction. You will have to construct an imaging system to achieve that.
gotodani  (posted 2016-02-01 03:04:16.873)
Hello We are currently using the Anamorphic Prism Pairs (PS879-B) for beam shaping of two lasers (766 and 780 nm). Both lasers are combined before entering the prism pairs. Our question is will these two lasers (which are combined into one single beam) be separated into two beams after passing through the prism pairs because of the diffraction?
besembeson  (posted 2016-02-04 11:41:23.0)
Response from Bweh at Thorlabs USA: Yes this will happen. The magnification is also wavelength dependent so the beams will be stretched differently through the prism pair. If you can refocus the beam before the shaping optics, a cylindrical lens combination (achromatic) will be more appropriate.
mmodena  (posted 2014-02-04 12:16:46.72)
Hi, I need to shape a circular beam into an elliptical one. As I read, I can use the prism pair in reverse configuration to achieve this. My only concern regards the ar coating: should I purchase an uncoated prism pair? Thank you, Mario Modena
besembeson  (posted 2014-02-07 04:45:32.0)
Response from Bweh E at Thorlabs: I think it will be better to use the coated ones, since two of the four surfaces will coincide with the optimal AR coating angle. The other two will be off but based on the reflectivity specifications (see "Reflectivity tab at the following link: http://www.thorlabs.de/newgrouppage9.cfm?objectgroup_id=149&pn=PS873-A) you should still be okay.
christian  (posted 2013-12-05 10:01:24.507)
I am using using the F810SMA-635 Collimator(with LPM-635-SMA Diode)with a beam aprox. 17mm in diameter. Are there larger prism pairs or other possibilities for transforming to a cylindrical beam?
cdaly  (posted 2013-12-05 02:35:27.0)
Response from Chris at Thorlabs: Thank you for your inquiry. I would recommend using a par of cylindrical lenses to manipulate the beam this way. You can use two which are position to share a focal point. If they are lined up the same way, it will expand or reduce the beam in one axis by the ratio of the focal lengths of the lenses.
bdada  (posted 2012-03-15 15:06:00.0)
Response from Buki at Thorlabs to sechaniz: As an update, the damage threshold of the uncoated prism is 10 J/cm2, 10 nsec, 10 Hz @ 1064nm.
bdada  (posted 2012-03-15 12:50:00.0)
Response from Buki at Thorlabs to sechaniz: Thank you for your feedback. We don't have damage threshold test data for the anamorphic prism pairs, but the damage threshold limit for the coated prisms is determined by the AR coating, which is nominally 100 mJ/cm^2 for a 10 ns pulse or 100W/cm^2 at 1064nm. Based on the information you provided, your beam should have a density of about 12W/cm^2, which is below the damage threshold of the coating. Please contact TechSupport@thorlabs.com if you have any questions.
sechaniz  (posted 2012-03-12 15:41:47.0)
Could you please let me know what is the damage threshold of these prisms? In particular, I'd like to use them with an 808 nm laser diode with 1.2 W of power and a beam of 5 x 2 mm. Would this be possible? Thank you.
bdada  (posted 2012-01-27 02:18:00.0)
Response from Buki at Thorlabs: Thank you for using our feedback forum. Anamorphic prism pairs can be used in reverse to convert a circular beam into an elliptical one. We do not anticipate any issues. Please contact TechSupport@thorlabs.com if you have additional questions or want to discuss your application further.
franxm  (posted 2012-01-13 14:34:45.0)
Any issues if the input and output are reversed (i.e., using the anamorphic prism pair to convert a circular beam into an elliptical one)?
bdada  (posted 2011-03-08 18:09:00.0)
Response from Buki: Thank you for your request. We do manufacture custom prisms and we will contact you directly to discuss your application.
spotnis  (posted 2011-03-07 10:26:22.0)
Does thorlab manufacture custom prisms with a wide exit aperture? Im looking for a prism pair which has 10-15x expansion and a 20mm exit aperture.
Thorlabs  (posted 2010-10-29 15:37:16.0)
Response from Javier at Thorlabs to kjsong: Thank you very much for your feedback. I will discuss adding -A versions of our anamorphic prism pairs with our optics department. I will keep you updated.
kjsong  (posted 2010-10-29 13:41:46.0)
I am working with 635nm light. I would like to have PS875-A. But its not listed. It seems odd that there are laser diodes at 400nm and 633nm but no AR coating to cover that range. Its 4 surfaces in an anamorphic prism! That reflects a lot of light!
Tyler  (posted 2008-09-09 17:02:54.0)
A response from Tyler at Thorlabs to rieko.verhagen: We dont have damage threshold test data for the anamorphic prism pairs at 1600 nm. However, the damage threshold limit is determined by the AR coating (if present), which is nominally 100 mJ/cm^2 for 10 ns pulse. Does your application require a higher damage threshold?
rieko.verhagen  (posted 2008-09-05 07:50:41.0)
Thorlabs, Could you please provide me with the damage threshold for nanosecond pulsed laser operation around 1600nm for the PS872-C anamorphic prism pair? With kind regards, Rieko Verhagen

アナモルフィックプリズムペア、マウント無し

このプリズムペアは、コーティング無し、および350~700 nm(-A)、650~1050 nm(-B)または1050~1700 nm(-C)範囲のARコーティング付きバージョンからお選びいただけます。アナモルフィック倍率(1次元拡大)は、プリズム間の角度とオフセットを変えることによって調整できます。詳細は「ビーム拡大」タブをご参照ください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PS870 Support Documentation
PS870N-SF11 Unmounted Anamorphic Prism Pair, Uncoated
¥17,726
3-5 Days
PS873-A Support Documentation
PS873-ACustomer Inspired! N-KZFS8 Unmounted Anamorphic Prism Pair, ARC: 350 - 700 nm
¥22,368
Today
PS871-B Support Documentation
PS871-BN-SF11 Unmounted Anamorphic Prism Pair, AR Coating: 650 - 1050 nm
¥21,382
Today
PS872-C Support Documentation
PS872-CN-SF11 Unmounted Anamorphic Prism Pair, AR Coating: 1050 - 1700 nm
¥22,368
3-5 Days

アナモルフィックプリズムペア、マウント付き、ARコーティング:350~700 nm

Item #Anamorphic
Magnificationa
Input Offset, Lb
(mm)
PS875-A2.04.7
PS879-A3.05.85
PS883-A4.05.81
  • 405 nmで測定。
  • 上図をご参照ください。出射開口は筐体の機械的中心ではありませんのでご注意ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PS875-A Support Documentation
PS875-ACustomer Inspired! N-KZFS8 Mounted Prism Pair, ARC: 350 - 700 nm, Mag: 2.0
¥50,644
Today
PS879-A Support Documentation
PS879-ACustomer Inspired! N-KZFS8 Mounted Prism Pair, ARC: 350 - 700 nm, Mag: 3.0
¥50,644
3-5 Days
PS883-A Support Documentation
PS883-ACustomer Inspired! N-KZFS8 Mounted Prism Pair, ARC: 350 - 700 nm, Mag: 4.0
¥50,644
Today

アナモルフィックプリズムペア、マウント付き、ARコーティング:650~1050 nm

Item #Anamorphic
Magnificationa
Input Offset, Lb
(mm)
PS875-B2.03.7
PS877-B2.55.15
PS879-B3.05.43
PS880-B3.25.63
PS881-B3.56.0
PS883-B4.06.06
  • 670 nmで測定。
  • 上図をご参照ください。出射開口は筐体の機械的中心ではありませんのでご注意ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PS875-B Support Documentation
PS875-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 2.0
¥50,644
Today
PS877-B Support Documentation
PS877-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 2.5
¥50,644
Today
PS879-B Support Documentation
PS879-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 3.0
¥50,644
Today
PS880-B Support Documentation
PS880-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 3.2
¥50,644
3-5 Days
PS881-B Support Documentation
PS881-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 3.5
¥50,644
3-5 Days
PS883-B Support Documentation
PS883-BN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 650 - 1050 nm, Mag: 4.0
¥50,644
Today

アナモルフィックプリズムペア、マウント付き、ARコーティング:1050~1700 nm

Item #Anamorphic
Magnificationa
Input Offset,
L (mm)b
PS875-C2.03.37
PS879-C3.05.43
PS883-C4.06.06
  • 670 nmで測定。
  • 上図をご参照ください。出射開口は筐体の機械的中心ではありませんのでご注意ください。
+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
PS875-C Support Documentation
PS875-CN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 1050 - 1700 nm, Mag: 2.0
¥50,644
Today
PS879-C Support Documentation
PS879-CN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 1050 - 1700 nm, Mag: 3.0
¥50,644
Today
PS883-C Support Documentation
PS883-CN-SF11 Mounted Prism Pair, ARC: 1050 - 1700 nm, Mag: 4.0
¥50,644
Today
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