ベンチトップ型NanoTrak®自動アライメントコントローラー


  • Advanced Active Alignment
  • High-Voltage Piezo Output Channels for Precise Positioning
  • IR (InGaAs) Detector Included
  • Visible (Si) Detector Available Separately

Supplied with a Full Suite of Software Support Tools

BNT001/IR

Front Panel

Back Panel
(See Front & Back Panel Tab)

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用途例

  • ファイバ同士のアクティブアライメント
  • ファイバ光学系と自由空間光学系のアクティブアライメント
  • 光学デバイスのアライメント
  • 導波路の接続
  • ファイバの特性評価および試験
  • アクティブ・パッシブデバイスのファイバ取り付け
  • 光学系全体の高スループット維持

特長

  • 高度な光検出アルゴリズムを用いたアクティブアライメントシステム
  • トラッキング機能による適切な光透過効率の恒久的な維持
  • アライメントの安定性を長期にわたって維持するためのLatchモード
  • 2つのピエゾコントローラ出力閉ループフィードバック
  • 赤外域(IR)用InGaAsディテクタおよびSMBコネクタが付属
  • 可視域(VIS)用Siディテクタヘッドを別売りにてご用意
  • サードパーティのカスタム用途向けソフトウェアGUI制御セットおよびサポート
  • 2軸コントローラを2台接続により、最大4軸にアップグレード可能

自動アライメントコントローラNanoTrak®は、アクティブフィードバックのアライメント制御システムと、2チャンネル型のピエゾコントローラを組み合わせて1つのベンチトップ型ユニットに組み込んでいます。このシステムは、高度なアライメントシステムを素早く構成するためのベースとなるシステムです。当社の3軸NanoMax6軸NanoMaxのピエゾアクチュエータ付きフレクシャーステージを含め当社が幅広くご用意していピエゾを用いた位置決めシステムに組み込み可能です。

2つのデバイス(例:ファイバ)からの光を結合するために、最初に信号が検出されるまで、デバイスを移動しての検索します。NanoTrakのサポートソフトウェア は、この最初の光検出用に一連の検索アルゴリズムを提供します。NanoTrakは主に光ファイバや光集積装置のアライメントに使われていますが、導波路の特性解析、アクティブおよびパッシブデバイスのファイバーピグテール付け、その他多くのR&D用途のような手間のかかるアライメント作業の自動化にも適しています。

NanoTrakには、赤外(IR)域波長用InGaAsディテクタ(型番NTA007)と外部ディテクターヘッドとご使用いただくPINダイオードSMB入力が付属しています。可視(VIS)域波長用のSiディテクタ(型番NTA009)は下記にて別途ご購入いただけます。SMBメス-BNCオスの長さ914 mmのケーブルPAA236Rも別売りでご用意しております。

NanoTrak® Automated Fiber Alignment Controllers
K-Cube™ 2-Channel ControllersBenchtop 2-Channel Controller Modular 2-Channel Rack System Module

BNT001/IRの仕様

Signal Measurement
PIN Photo-Diode Input
Connector TypeSMB male
Current Range1 nA to 10 mA Photocurrent
Visible Light Detector
Connector TypeFC/PC
Detector TypeSilicon (Si)
Operating Wavelength320-1000 nm
IR Detector
Connector TypeFC/PC
Detector typeInGaAs
Operating Wavelength900-1700 nm
NanoTraking
Circle Scanning Frequency1 to 300 Hz
Circle Position Range<1% to >99% Maximum Piezo Extension (MPE)
Circle Diameter Adjustment ModesAutomatic and Manual
Signal Phase Compensation-180° to 180°
Piezoelectric Input/Output
Number of Piezo Channels2
HV Output Connectors
Connector TypeSMC male
Voltage Output0 to 75 VDC/Channel
Voltage Stability100 ppm over 24 Hours
Noise< 3 mV (rms)
Output Current500 mA/Channel
Analog Output Monitors
Connector TypeBNC
Voltage Range0 to 10 VDC
Analog Drive Inputs
Connector TypeBNC
Voltage Range0 to 10 VDC
Strain Gauge Position Feedback
Connector Type9 Pin D-type Female
Feedback TypeAC
Other Input/Output
Optical Power Monitor
Connector TypeBNC
Voltage Range0 to 10 VDC
User Control
Connector Type37 Pin D-Type Female
Isolated Digital Inputs8 off TTL
Isolated Digital Outputs4 off TTL
Trigger Input1 off TTL
Trigger Output1 off TTL
Potentiometer Channel Control Input1k to 10k (each channel)
Analog Channel Output Monitors0 to 10 VDC (each channel)
LV Channel1 Output / Trigger Output
Connector TypeBNC
Voltage Range (LV Ch1 Mode)0 to 10 VDC
Trigger Output ModeTTL
LV Channel 2 Output / Trigger Input
Connector TypeBNC
Voltage Range (LV Ch2 Mode)0 to 10 VDC
Trigger Input ModeTTL
USB Port
Connector TypeType B
SpeedUSB1.1
Power Requirementsa
Voltage85 to 264 VAC
Frequency47 to 63 Hz
Power200 W
Fuse3A
General
Dimensions (W x D x H)245 x 130 x 330 mm
Weight6 kg (13 lbs)
  • 電源コード付属


NTA009の仕様

Spectral RangeActive AreaFiber InputRise TimeNEPDark Current
320 - 1000 nmØ 0.8 mmFC/PC Bulkhead100 ps @ 12 V3.1 x 10-15 W/Hz0.01 nA @ 10 V

 

NTA007の仕様

Spectral RangeActive AreaFiber InputRise TimeNEPDark Current
900 - 1700 nmØ 0.12 mmFC/PC Bulkhead300 ps @ 5 V4.5 x 10-15 W/Hz0.05 nA @ 5 V

ユーザI/Oコントローラ

Dタイプメス型

DB37 Female

PinDescriptionReturnPinDescriptionReturnPinDescriptionReturn
1Ch 1 RS485 (-)2014DIG I/P 3a27 to 3727Isolated Groundb-
2Ch 2 RS485 (-)2115DIG I/P 4a27 to 3728Isolated Groundb-
3Not Used-16DIG I/P 5a27 to 3729Isolated Groundb-
4Potentiometer Wiper Ch 1-17DIG I/P 6a27 to 3730Isolated Groundb-
5Potentiometer Wiper Ch 2-18DIG I/P 7a27 to 3731Isolated Groundb-
6Channel 1 10 V O/Pd-19DIG I/P 8a27 to 3732Isolated Groundb-
7Channel 2 10 V O/Pd-20Ch 1 RS485 (+)133Isolated Groundb-
8DIG O/P 1a27 to 3721Ch 2 RS485 (-)234Isolated Groundb-
9DIG O/P 2a27 to 3722Potentiometer Reference2335Isolated Groundb-
10DIG O/P 3a27 to 3723Analog Ground-36Isolated Groundb-
11DIG O/P 4a27 to 3724External Trigger O/Pc-37Isolated Groundb-
12DIG I/P 1a27 to 3725External Trigger I/Pc-
13DIG I/P 2a27 to 37265 V User O/P (Isolated)27 to 37

a 光アイソレーション、TTLレベルの信号
b デジタル信号用
c TTL信号
d 外部信号モニタ装置用

ピエゾコントローラ

Dタイプメス型

DB9 Female

PinDescriptionReturnPinDescriptionReturnPinDescriptionReturn
1Wheatstone Bridge Excitation4 or 64d.c.(+) or Equipment Groundc-7d.c.(-) or Actuator ID Signalb,c4 or 6
2+15Va4 or 65Feedback Signal In4 or 68RS485 (-)9
3-15Va4 or 66Equiptment Ground-9RS485 (+)8

a ピエゾアクチュエーターフィードバック回路用の電源です。 他の回路やデバイスにはお使いいただけません。
b この信号は当社のアクチュエータにのみご利用になれます。 この信号によって、システムはアクチュエータに関連したピエゾ素子の伸縮を識別することができます。
c 歪ゲージまたはDCフィードバック用の信号の切り替えは、ソフトウェアで可能です。

信号In

BNCメス型

BNC Female

0~10 Vで、抵抗値は100 kΩ。 外部のパワーメータから光パワー信号を受信するために使用します。

信号Out

BNCメス型

BNC Female

0~10V、2mA。 OPTICAL IN端子で受けたパワー信号をモニタするためにオシロスコープに接続できます。

HV OUT

SMC

SMC

0~75 V、0~250 mA。駆動信号をピエゾアクチュエータに送ります。

 

Ext In (+)とExt IN (-)

BNCメス型

BNC Female

外部からピエゾアクチュエータの位置を制御するときに利用します。 0~±10Vで、抵抗値は100kΩ。 極性は、設定パネル内、またはPiezo SetIPSourceメソッドを呼び出してソフトウェア上で選択します。 2つの信号の差分は、HV OUTコネクタに送られる前に、内部で増幅されます。

LV Ch1/Trig. Out
とLV Ch2/Trig. In

BNCメス型

BNC Female

0~+10V。ここからの出力は、HV OUTに反映され、10VがHV出力端子の75Vと等しくなります。また、オシロスコープに接続できるので、ピエゾアクチュエータの駆動信号がモニタできます。

PC接続用

USB Aタイプ

USB type A

USBケーブル付属

前面パネル

CalloutDescription
1Enable/Disable Channel 1 Button
2Enable/Disable Channel 2 Button
3Power LED

背面パネル

CalloutDescription
13.5 mm Jack for Optical/Pin I/Pa
2BNC for Monitor Out for Horizontal Actuator
3SMC Connector HV Out for Horizontal Actuator Drive Signal
4BNC for Monitor In for Horizontal Actuator
5BNC for Monitor Out for Vertical Actuator
6SMC Connector HV Out for Vertical Actuator Drive Signal
7BNC for Monitor In for Vertical Actuator
8BNC for Control I/O Trigger Out
9BNC for Control I/O Trigger In
10BNC Signal Out for an External Power Meeter
11USB Type-B Port for System Communications
12BNC Signal In for an External Power Meter
139-Pin D-Type Female Port Input for Horizontal Movement
149-Pin D-Type Female Port Input for Vertical Movement
15Main Power Switch
16Fuse Holder
17AC Power Cord Connector
1837-Pin D-Type Female Port for Programmable I/O
  • こちらのポートには、付属するSMBオス型コネクタ付きのアダプタ、付属するInGaAsディテクタ(NTA007)、または別売りのSiディテクタ(NTA009)が取り付け可能です。

動作原理

NanoTrak®では、北極を探すコンパスに似た操作を行なう勾配探索アルゴリズムを使って自動アライメントを行ない、ピーク信号の方向を特定します。検索は感度が高く、小さな(ピーク信号から遠く離れた)パワー勾配でさえも、NanoTrakはピーク信号がどの方向にあるか判断することがで きます。この情報を使って、装着された高速ピエゾアクチュエータで位置の補正を行なうので、広い範囲をマッピングまたは検索する必要がありません。

ピーク信号の近くでは信号の勾配はずっと小さく見えるので、より小さな位置補正が必要となります。ピーク信号に届くと、見える勾配はゼロになり、位置補正は必要ないということを示します。

NanoTrakの動的な操作により、アライメント作業を無限に続けることが可能です。アライメントが変わると、勾配検索は変化を検出して補正作業を行ないます。

一般的な使用例 (光学デバイスのアライメント)

アライメント下でのシステムへの光パワーの透過は、ガウス型結合として説明できます。結合パワーはアライメントされた(デバイスによる)位置からの相対距離に応じて低くなります。それぞれのパワーレベルでのアライメント位置は、距離が等しいと考えられます。 これらの離散的なパワーアライメント位置は同心円を形成します。これらの同心円はパワーの輪郭(外形)を表し、地図上の丘の等高線として考えられます。

一定の位置でのパワー勾配を検出することによって、NanoTrakはパワーが最大になるまでその位置を調整して勾配をゼロにすることができます。 これは円形の路にある輪郭をスキャンして円形軌道上で最大の信号方向を確立することによって行なわれます。スキャンした円の始点は最大信号の方向に移動さ れます。

連続した動的アライメントを使ってアライメントを維持することができます。また、次の段階のアセンブリやR&D操作のために検索アルゴリズムを中止することもできます。

当社では幅広い種類のモーションコントローラを駆動できるよう、Kinesis® ソフトウェアパッケージと従来のAPT™(Advanced Positioning Technology)ソフトウェアパッケージの2種類のプラットフォームをご用意しております。どちらのパッケージも小型で低出力のシングルチャンネルドライバ(K-Cube™やT-Cube™など)から高出力でマルチチャンネルのモジュール式19インチラックナノポジショニングシステム(APTラックシステム)まで幅広い種類のモーションコントローラをカバーするKinesisシリーズのデバイスを制御できます。

Kinesisソフトウェアには、最新のC#、Visual Basic、LabVIEW™またはその他の.NETに対応する言語を使用してカスタムプログラムを作成するサードパーティの開発者向けに、.NETコントロールが付属しています。また、.NETフレームワークを使用しない用途向けに低級言語用のDLLライブラリも付いています。センターシーケンスマネージャが、当社の全てのモーションコントロールハードウェアの統合と同期をサポートします。

Kinesis Software
KinesisのGUIスクリーン
APT Software
APTのGUIスクリーン

当社従来のAPTシステムソフトウェアプラットフォームは、C#、Visual Basic、LabVIEWまたはその他のActive-Xに対応する言語を使用してカスタムプログラムを作成するサードパーティの開発者向けに、ActiveXをベースとしたコントロールが付属しています。また、ハードウェア無しでカスタムプログラムの開発を行うためのシミュレーターモードも付いています。

これらの共通のソフトウェアプラットフォームにより、あらゆるKinesisとAPTコントローラをシングルアプリケーションに簡単に組み込むことができます。ソフトウェアツールは1セット習得するだけで共通した操作が可能です。シングルチャンネルシステムからマルチチャンネルシステムまで、あらゆるコントローラを組み合わせ、全てを1台のPCのソフトウェアインターフェイスから制御することが実現可能です。

このソフトウェアパッケージを使用するには2つの手段があります。GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)ユーティリティを使用したコントローラとの直接対話ならびに「out of the box」コントロール、またはご選択の開発言語でカスタム統合の位置決めやアライメントソリューションを簡単にプログラムできる一連のプログラミングインターフェイスです。

APTシステムソフトウェアをよりご理解いただけるために様々なチュートリアルビデオもご用意しております。ビデオではソフトウェアの概要とAPT Configユーティリティをご説明しています。また、ソフトウェアのシミュレーターモードを利用すると、コントローラを接続しないでソフトウェアを試すことができます。その方法を説明したビデオもあります。これらのビデオは「APTチュートリアル」タブ内のリンクからご覧いただけます。

ソフトウェア

Kinesis バージョン 1.14.47

このKinesisソフトウェアパッケージには、当社のKinesisならびにAPT™システムコントローラを制御するためのGUIが含まれています。

下記もご用意しております:

  • 通信プロトコル
Software Download

ソフトウェア

APT バージョン 3.21.6

このAPTソフトウェアパッケージには、当社のAPT™およびKinesisシステムコントローラを制御するためのGUIが含まれています。

下記もご用意しております:

  • 通信プロトコル
Software Download

Kinesis®ソフトウェアでは新しい.NETコントロールが使用でき、最新の最新のC#, Visual Basic, LabVIEW™、ほかの.NET対応言語を使用する開発者がカスタムにプログラムを作成することもできます。

C#
このプログラミング言語はマルチプログラミングパラダイムやマルチプログラミング言語が使用可能となるよう設計されているため、複雑な問題が簡単かつ効率的に解決できます。型付け、命令型、宣言型、関数型、ジェネリック、オブジェクト指向、そしてコンポーネント指向が含まれます。 この共通のソフトウェアプラットフォームにより、1セットのソフトウェアツールを習得するだけで、あらゆるKinesisコントローラを簡単に組み合わせることができます。このようにして1軸システムのコントローラから多軸システムのコントローラまで、様々なコントローラを組み合わせ、全てを1台のPCのソフトウェアインターフェイスから制御することが可能となりました。

Kinesisシステムソフトウェアを使用するには2つの手段があります。コントローラを直接つないで制御を行なう付属のGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)ユーティリティ、またはご希望の開発言語でカスタム仕様の位置決めやアライメントを簡単にプログラムできる一連のプログラミングインターフェイスです。

Kinesisモーションコントロールライブラリの構築の参考となる実行可能なプロジェクト機能拡張例については下のリンクをクリックしてください。なお、Quick Startのプロジェクト例の実行には別の統合開発環境(IDE)(Microsoft Visual Studioなど)が必要です。C#のプロジェクト例はKinesisソフトウェアパッケージに付属する.NETコントロールで実行可能です(詳細は「Kinesisソフトウェア」タブをご覧ください)。

C Sharp IconClick Here for the Kinesis with C# Quick Start Guide
Click Here for C# Example Projects
Click Here for Quick Start Device Control Examples
C Sharp Icon

LabVIEW
LabVIEWは、.Netコントロールを介してKinesisまたはAPTベースのコントローラとの通信に使用できます。LabVIEWでは、ツールとオブジェクトでフロントパネルとして知られるユーザーインターフェイスを構築した後、グラフィカル表記の関数を使ってコードを追加し、フロントパネルのオブジェクトを制御します。下記のLabVIEWチュートリアルでは.Netコントロールを使用してLabVIEW内KinesisまたはAPT駆動デバイス用の制御GUIを作成するための情報をご提供しています。 LabVIEWでコントローラを制御する基本的な方法や、LabVIEW GUIを用いてデバイスを操作する前に行うべき設定の手順についても解説しています。

Labview IconClick Here to View the LabVIEW Guide
Click Here to View the Kinesis with LabVIEW Overview Page
Labview Icon

こちらのページでご覧いただくAPTビデオチュートリアルは、付属のATPユーティリティに関する説明と、いくつかのプログラミング環境におけるAPTシステムのプログラミングに関する説明の2つの部分から構成されています。

免責事項:これらの動画は、当初はAdobe Flashによって作成されました。2020年のAdobe Flashのサポート終了後、これらのチュートリアルは再録画されています。各動画の下にはFlash Playerの操作ボタンが見えますが、機能はしません。

APTコントローラには、APTUserユーティリティとAPTConfigユーティリティが付いています。APTUserを用いると、直感的操作が可能なグラフィック制御パネルを介して、APTで制御するハードウェアに素早く簡単に接続することができます。APTConfigは「オフライン」ユーティリティで、メカニカルステージのタイプを事前に選択し、それらを特定のモーションコントローラに対応付けるなど、システム全体のさまざまな設定を行うことができます。

APT Userユーティリティ

下の左側の動画では、APTUserユーティリティの操作概要について説明しています。シングルチャンネルコントローラのOptoDriverは、制御用のPCが無くても前面パネルのコントローラを介して操作できます。前面パネルのコントローラに保存されている操作に関する設定は、APTUserユーティリティを使用して変更することができます。そのプロセスは下の右側の動画でご覧いただけます。

APT User - 概要
APT User - OptoDriverの設定


APT Configユーティリティ

シミュレートされたハードウェア構成のセットアップや、メカニカルステージの特定のモータードライブチャンネルへの対応付けなど、APT Configユーティリティを使用してAPTシステム全体の様々な設定ができます。下の最初の動画ではAPT Configの概要をご覧いただけます。シミュレートされたハードウェア構成の作成方法やステージと対応付ける方法についての詳細は、その右側の2つの動画でご覧いただけます。

APT Config - 概要
APT Config - シミュレータのセットアップ
APT Config - ステージとの対応付け


APTのプログラミング

APTソフトウェアシステムは、ActiveXコントロールのコレクションとして実装されています。ActiveXコントロールは言語に依存しないソフトウェアモジュールで、グラフィカルユーザーインターフェイスとプログラミングインターフェイスの両方を提供します。ハードウェアユニットのタイプごとにActiveXコントロールのタイプがあります。例えば、Motor ActiveXコントロールはすべてのタイプのAPTモーターコントローラ(DCまたはステッパ)の操作に対応します。ActiveXコントロールは多くのWindowsソフトウェア開発環境やソフトウェア言語で直接サポートされており、そのようなコントロールがカスタムアプリケーションに組み込まれると、そこに含まれるすべての機能が即座にアプリケーションで利用できるようになります。下の動画では、LabVIEW、Visual Basic、Visual C++によるAPT ActiveXコントロールの基本的な使用方法について説明しています。これ以外に、LabWindows CVI、C++ Builder、VB.NET、C#.NET、Office VBA、Matlab、HPVEEなどの多数の言語でもActiveXはサポートされています。これらの言語環境についてはチュートリアルのビデオでは特に取り上げていませんが、動画内の考え方の多くは他の言語環境でも適切に使用できます。

Visual Basic

Part 1ではVisual Basicで動作するAPT ActiveXコントロールを設定する方法について説明しており、Part 2では独自の位置決めシーケンスをプログラミングする方法について説明しています。

Visual BasicによるAPTプログラミング:Part 1
Visual BasicによるAPTプログラミング:Part 2


LabVIEW

LabVIEWはActiveXをフルサポートしています。下の一連のチュートリアルビデオでは、APTによる独自のモーションコントロールシーケンスを作製する際の基本的な構成要素を示しています。まずソフトウェア開発中にオンラインヘルプを呼び出す方法をご紹介します。Part 2ではAPT ActiveXコントロールの作成方法をご紹介します。ActiveXコントロールではメソッド(機能)とプロパティ(数値設定)の両方を設定できます。Part 3と4では、ActiveXコントロールで示されたメソッドとプロパティを作成してワイヤで接続する方法をご紹介します。最後に、Part 5では全体をまとめて、独自の移動シーケンスを実行するLabVIEWのプログラム例をご紹介します。

LabVIEWによるAPTプログラミング -
Part 1:オンラインヘルプへのアクセス方法
LabVIEWによるAPTプログラミング -
Part 2:ActiveXコントロールの作成方法
LabVIEWによるAPTプログラミング -
Part 3:ActiveXのメソッドの作成方法
LabVIEWによるAPTプログラミング -
Part 4:ActiveXのプロパティの作成方法
LabVIEWによるAPTプログラミング -
Part 5:ActiveXコントロールの開始方法


下のチュートリアルビデオでは、メソッドおよびプロパティのノードを作成する別の方法について説明しています。

LabVIEWによるAPTプログラミング -
ActiveXメソッドの作成方法(別の方法)
LabVIEWによるAPTプログラミング -
ActiveXプロパティの作成方法(別の方法)


Visual C++

Part 1ではVisualC++で動作するAPT ActiveXコントロールを設定する方法について説明しており、Part 2では独自の位置決めシーケンスをプログラミングする方法について説明しています。

Visual C++によるAPTプログラミング:Part 1
Visual C++によるAPTプログラミング:Part 2


MATLAB

当社のAPTポジショナにMATLABおよびActiveXコントロールを使用する場合は、こちらの資料をご覧ください。

プログラマー向けとして、LabVIEWでAPTソフトウェアをプログラミングする方法もこちらからご覧いただけます。


Posted Comments:
Anders Harpøth  (posted 2023-05-10 06:18:27.943)
Dear Thorlabs I have the NanoTrak® Auto-Alignment Controller (BNT001). I would like the functionality of the NTA009 NanoTrak® Visible Light (Si) Detector Head, 320 - 1000 nm, but I would prefer to avoid the optical patch-cord and have the Si photodiode near the light source and then connect through the standard SMB connector on the controller. So basically my question is what detector setup do I need to mimic what's inside the NTA009? Thank you Best regards Anders
do'neill  (posted 2023-05-15 07:00:16.0)
Response From Daniel at Thorlabs. There is functionality with the BNT001 to connect to an external detector using the BNC "Sig In" connector that receives a 0 to 10 V signal. I will reach out to you directly to discuss your application.
Vedavyas Sivakumar  (posted 2022-07-14 12:19:35.267)
Can I get the wavelength/responsivity data for this detector?
cwright  (posted 2022-07-15 08:18:12.0)
Response from Charles at Thorlabs: Thank you for contacting us. We have reached out to you with the requested data.
empire135  (posted 2016-10-25 12:36:39.393)
I lost my software CD. Can i get a software? I have a serial number of BNT001(SN:22829095).
bhallewell  (posted 2016-10-25 08:55:19.0)
Response from Ben at Thorlabs: Thank you for your product feedback. You can download our new Kinesis software Motion Control software from the following link. Here you can also find further links to resources including example code as well as links to our legacy software package, APT. https://www.thorlabs.de/software_pages/ViewSoftwarePage.cfm?Code=Motion_Control
frederic.vandijk3-5lab.fr  (posted 2015-06-16 08:40:20.147)
I finally succeeded in making the system work. It works very well. The software interface is very intuitive and efficient. We are going to save a lot of time during the numerous optical alignments.
msoulby  (posted 2015-06-16 03:52:11.0)
Response from Mike at Thorlabs: I am glad to hear that you have solved the problem and we appreciate your feedback on the software interface. Please feel free to contact us if you have any further questions.
frrederic.vandijk  (posted 2015-06-13 09:40:40.387)
We just acquired a BNT001/IR system. I installed the software downloaded from the net successfully (no CD delivered with the system), installed it on a windows7 os pc, re-started the pc after connecting the BNT001/IR and couldn't see the user interface when using the APT-user software. Can you help me with this big problem?
msoulby  (posted 2015-06-16 03:45:45.0)
Response from Mike at Thorlabs: If the user interface does not appear there are a few things that can typically cause this. 1) Please ensure all USB cables are connected prior to powering up the controller, this is to help ensure USB communication is established correctly. 2) Check that the simulator mode is disabled in APT config, having this enabled accidently will prevent you from using the actual unit. 3) In APT User if the interface is not displayed you can check the View menu and then expand the 'graphical panels' sub-menu, in here you will be able to open or close any active devices that are currently connected.
Laurie  (posted 2009-02-05 17:12:29.0)
Response from Laurie at Thorlabs to melsscal: Thank you for your interest in our BNT001 nano trak controller. Yes, it can be used with our MAX313/M.
melsscal  (posted 2009-02-05 03:45:50.0)
Can we use BNT001 as Nano Track Controller with MAX313/M ? Regards A.K.Bose
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NanoTrak®自動アライメントコントローラ

APT System Benchtop Controller with Detector Installed
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コントローラBNT001/IRの左上に取り付けられているディテクタNTA007
APT System Benchtop Controller with Detector Installed
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コントローラBNT001/IRの左上に取り付けられているSMBコネクタ

NanoTrak®自動アライメントコントローラは、デバイスのアライメント時の結合パワーを最適化します。ピエゾ駆動信号出力は、適切なスループットのために入力・出力デバイスの位置決めに使用されます。900 nm~1700 nm波長用のInGaAsディテクタNTA007とともに発送いたします。ディテクタは3ピン3.5 mmジャックによりユニットの背面に取り付けます。320~1000 nm用SiディテクタNTA009は別売りでご用意しております(下記参照)。コントローラには、PINフォトダイオード型の外付けディテクタの組み込みにご使用いただけるSMBコネクタも付属しています。当社では、長さ914 mmのケーブルPAA236R(SMBメス-BNCオス)を別売りでご用意しております。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
BNT001/IR Support Documentation
BNT001/IRベンチトップ型NanoTrak®コントローラ、InGaAsディテクタ
¥964,025
Today
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NanoTrak®ディテクターヘッド

Detector Head Back ViewClick to Enlarge
ディテクターヘッドの背面

こちらの赤外(IR)域波長(NTA007)用および可視(VIS)域波長(NTA009)用ディテクターヘッドは、ベンチトップ型(BNT001/IR)、T-Cube™(TNA001/IR、旧製品)、ラックマウント型(MNA601/IR)のNanoTrak®コントローラに対応しています。どちらのディテクターヘッドも背面にFC/PC光ファイバ入力ポートと、ジャックを介してベンチトップコントローラと接続するインターフェイスが付いています(右写真参照)。

Item #Wavelength RangeActive AreaFiber InputDark CurrentJunction Capacitance
NTA009320 - 1000 nmØ 0.8 mmFC/PC0.01 nA (Typ.) @ 10 V3.00 pF(Typ.) @ 10 V
NTA007900 - 1700 nmØ 0.12 mmFC/PC0.05 nA (Typ.) @ 5 V2.0 pF (Typ.) @ 5 V

NTA Responsivity

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
NTA009 Support Documentation
NTA009NanoTrak®用可視域(Si)ディテクターヘッド 、320~1000 nm
¥50,613
7-10 Days
NTA007 Support Documentation
NTA007NanoTrak®用IR(InGaAs)ディテクターヘッド、900~1700 nm
¥48,660
7-10 Days