ターンキー式中赤外域(MIR)レーザーシステム


  • Plug-and-Play Benchtop Laser Systems
  • Fabry-Perot (4.00 µm, 4.55 µm, or 10.5 µm) or Distributed Feedback (4 - 5 µm or 9 - 10 µm)
  • Collimated CW Output
  • Each System Includes a Laser Head & Touchscreen Controller

MLQF4550

4.55 µm CWL, 250 mW
Fabry-Perot Laser

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Home Screen
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タッチパネル式コントローラーインターフェイス
ターンキー式中赤外域レーザーシステムには、すべてのレーザーパラメータが操作可能なタッチパネル式コントローラが付属しています。詳細については「コントローラのインターフェイス」タブをご覧ください。
MIR Laser Types
Fabry-PerotTO Can
Two-Tab C-Mount
D-Mount
HHL
Turnkey
Distributed
Feedback
Two-Tab C-Mount
D-Mount
HHL
Turnkey
FP and DFB Comparison
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ファブリペローレーザと分布帰還型レーザの比較
ファブリペロー(FP)型レーザが広帯域の光を出力するのに対し、分布帰還型(DFB)レーザは特定の波長の光を出力します。

ターンキー式量子カスケードレーザ(QCL)

  • 標準品としてご用意しているファブリペローレーザ
    • 中心波長:4.00 µm、4.55 µm、10.5 µm
    • 光出力パワー
      • MLQF4000、MLQF4550: 250 mW以上
      • MLQF10500: 200 mW以上
    • 広帯域光の出力
  • 標準品としてご用意している分布帰還型(DFB)レーザ
    • 単一周波数出力、中心波長: 4~5 µm、9~10 µm
    • 光出力パワー
      • MLQD4500: 40 mW(典型値)
      • MLQD9500: 30 mW(典型値)
    • 中心波長は1~5 cm-1の範囲でチューニングが可能(製品固有のデータシートをご参照ください)
  • 3~12 µmのファブリペローレーザとDFBレーザは、受注生産品としてご提供(下のグラフをご覧ください)
  • 操作が容易なタッチパネル式コントローラ
  • 最高周波数100 kHzまでの内部および外部変調が可能
  • インターロック回路および手動操作のシャッタを内蔵
  • より高出力のレーザもご提供可能(当社までお問い合わせください) 

当社のターンキー式中赤外域レーザは、中赤外域のコリメートされたCW光を出力するレーザーシステムで、すぐに使えてメンテナンスも容易な製品です。レーザーシステムは、単一空間モードの量子カスケードレーザーヘッドと、それを操作するための4.3インチ液晶ディスプレイの付いたタッチパネル式電流・温度コントローラで構成されています。当社のパッケージ型中赤外域レーザーチップの品質試験と同じ自動試験装置を使用して、工場で各レーザーヘッドの波長とL-I-V特性を測定し、その試験結果をレーザーヘッド筐体内のEEPROMに保存しています。コントローラはEEPROMに従って自動調整を行うため、接続するだけで校正済みの動作が可能になります。

一般にファブリペローレーザからは広帯域の高出力光が得られます。一方、DFBレーザからは単一波長の光が得られますが、その波長は1~5 cm-1の範囲(チップに依存します)でチューニング可能です(詳細は「仕様 」タブをご覧ください)。 標準品のファブリペローレーザの中心波長は4.00 µm、4.55 µm、10.5 µmのいずれかの帯域で、光出力は、MLQF4000とMLQF4550では250 mW以上、MLQF10500では200 mW以上です。標準品のDFBレーザの中心波長は4~5 µmまたは9~10 µmの範囲内にあります。この波長は温度と電流でわずかに調整できますが、調整範囲はデバイスによって異なります。各標準品についての工場で測定されスペクトル、出力パワー、ビームプロファイル等の情報は、下記の「Choose Item」をクリックしてご覧いただくことができます。また中心波長が3~12 µmのファブリペローレーザおよびDFBレーザもカスタム品としてご提供可能ですので、当社までお問い合わせください。

Custom QCL Wavelengths
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カスタム仕様のターンキー式中赤外域レーザのご注文を承ります。当社では上記の波長でレーザを製造した経験がございます。詳しくは当社までお問い合わせください。

タッチパネル式コントローラ
このコントローラでは、レーザ出力のローカル制御およびリモート制御が可能です。抵抗膜方式のタッチパネルを使用しているため、手袋などの保護具を使用していても操作が可能です。インターフェイスのスクリーンショットは「コントローラのインターフェイス」タブでご覧いただけます。コントローラの背面にはSMAコネクタが3つ付いています。これらは、正弦波、三角波、または矩形波信号を入力する外部変調用入力端子、DFBレーザの出力光を吸収スペクトル線に精密に同調させたり、エラー信号をフィードバックして波長をロックしたりするためのチューニング用外部入力端子、およびTTL同期信号の出力端子です。インターロック接続用の2.5 mmモノラルジャックと、接地ピン用の4 mmバナナジャックが付いています。また、USB 2.0 Mini-Bコネクタに接続して、C、C++、C#、LabVIEW®、LabWindows™/CVI、またはVisual Studioで書かれたお客様のソフトウェアにより、リモート操作することも可能です。

空冷型レーザーヘッド
レーザヘッドには、レーザーチップとコリメート用非球面レンズが入っています。レーザーヘッドとコントローラは付属のHD DB26ケーブルだけで接続されます。コントローラは、内蔵のサーミスタとTEC素子を用いて、レーザーチップの温度設定とアクティブな温度制御を行うことができます。また過熱した場合は自動的にシャットオフして、レーザを熱的ダメージから保護します。チラーは必要ありません。

3本の取付け脚SWB/Mが付いており、ビームの高さは67.0 mm(公称値)になります。これらの取付け脚は個別に調整が可能で、±10.0 mmの範囲でビーム高の粗調整が可能であるとともに、スイベルジョイントも付いています。そのため、レーザの光学テーブルに対するレベルを保ちながら、ビームポインティングを調整できます。取付け脚をクランプフォークで固定すると、各脚の角度も固定されます。レーザーヘッドにはクランプフォークCF175が3個付属しています。

レーザーヘッドの上面、側面、底面には通気孔が付いております。レーザーシステムを取り付ける際は、空気循環のために通気孔の周囲には十分なスペースを確保してください。取付け脚を取り外した状態では、レーザーヘッドは動作させないでください。

ファブリペローレーザーヘッド

Optical Specifications
Item #MLQF4000MLQF4550MLQF10500
CharacteristicMinimumTypicalMaximumMinimumTypicalMaximumMinimumTypicalMaximum
Center Wavelength3.90 µm4.00 µm4.10 µm4.45 µm4.55 µm4.65 µm10.0 µm10.5 µm11.5 µm
Optical Output Powera250 mW-< 500 mWb250 mW-< 500 mWb200 mW-< 500 mWb
Spectral Bandwidth
(5 - 95% Integrated Power)
-130 nm--130 nm--300 nm-
Beam PointingHorizontal-0.3°+0.3°-0.3°+0.3°-0.3°0.3°
Verticalc-0.3°+0.3°-0.3°+0.3°-0.3°0.3°
Beam DivergencedHorizontal-3.5 mrad--3.5 mrad--6 mrad-
Vertical-3.0 mrad--3.0 mrad--6 mrad-
M2 (See Footnote a)Horizontal1-1.31-1.311.11.3
Vertical1-1.31-1.311.11.3
Sample Beam Profile (Click to Enlarge)
Sample L-I-V Curve (Click to Enlarge)
Output Power Stability over Operating
Temperature Rangee 
(+15 to +35 °C)
-3%-+3%-3%-+3%-3%-+3%
Output Power Stability over 24 Hours at
Room Temperature
-2.5%-+2.5%-2.5%-+2.5%-2.5%-2.5%
Laser Current--1.2 A--1.2 A--1.2 A
  • M2値は、レーザーヘッドの最小出力値(Optical Output PowerのMinimum値)において保証されています。最小出力値を超えて動作させた時は、ビーム品質が低下する場合があります。
  • より高出力のレーザもご提供可能です。当社までお問い合わせください。
  • レーザーヘッド底部にある取付け脚SWB/Mにより、高さ方向のビームポインティング調整ができます。
  • ビームに関するデータは、レーザ光源からいくつかの異なる距離において取得したカメラ画像から取得しています。各位置でのビーム幅はパワー分布の二次モーメントを用いて導出し、ビームパラメータはそのビーム幅と伝播距離の関係を双曲線でフィッティングして決定しています。.
  • 動作温度範囲は、レーザーヘッドの外部の周囲温度を指します。


Physical Specifications
Dimensions (W x H x D)114.0 mm x 132.8 mm x 208.4 mm
(4.49" x 5.23" x 8.21")
Operating Temperature Rangea+15 to +35 °C, Non-Condensing
Storage Temperature Range0 to +50 °C, Non-Condensing
Weight of Laser Head2.1 kg (4.6 lbs)
Laser Class3B (Output Power < 500 mw)
  • この温度範囲は、レーザーヘッドの外部の周囲温度を指します。
Spectrum
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こちらのスペクトルのサンプルは25 °Cで測定されています。個々のデバイスでスペクトルは異なります。特定のシリアル番号の製品のスペクトルをご覧になりたい場合には、下記の「Choose Item」をクリックし、シリアル番号横の赤い資料アイコンをクリックしてください。ご紹介しているスペクトル特性以外のレーザが必要な場合は、当社までご連絡ください。
Spectrum
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こちらのスペクトルのサンプルは25 °Cで測定されています。個々のデバイスでスペクトルは異なります。特定のシリアル番号の製品のスペクトルをご覧になりたい場合には、下記の「Choose Item」をクリックし、シリアル番号横の赤い資料アイコンをクリックしてください。ご紹介しているスペクトル特性以外のレーザが必要な場合は、当社までご連絡ください。
Spectrum
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こちらのスペクトルのサンプルは25 °Cで測定されています。個々のデバイスでスペクトルは異なります。特定のシリアル番号の製品のスペクトルをご覧になりたい場合には、下記の「Choose Item」をクリックし、シリアル番号横の赤いアイコンをクリックしてください。ご紹介しているスペクトル特性以外のレーザが必要な場合は、当社までご連絡ください。

分布帰還型(DFB)レーザーヘッド

Optical Specifications
Item #MLQD4500MLQD9500
CharacteristicMinimumTypicalMaximumMinimumTypicalMaximum
Center Wavelength4.00 µm-5.00 µm9.00 µm-10.00 µm
Optical Output Powera5 mW40 mW-5 mW30 mW-
Side Mode Supression Ratio (SMSR)20 dB--20 dB--
Beam PointingHorizontal-0.3°+0.3°-0.3°+0.3°
Verticalb-0.3°+0.3°-0.3°+0.3°
Beam DivergencecHorizontal-3.5 mrad--6 mrad-
Vertical-3.0 mrad--6 mrad-
M(See Footnote a)Horizontal1-1.311.11.3
Vertical1-1.311.11.3
Sample Beam Profile (Click to Enlarge)
Sample L-I-V Curve (Click to Enlarge)
Sample Spectrum (Click to Enlarge)
Sample Wavelength Tuning (Click to Enlarge)
Output Power Stability over Operating Temperature Ranged
(+15 to +35 °C)
-±3%--±3%-
Output Power Stability over 24 Hours at Room Temperature-±2.5%--±2.5%-
Output Wavelength Stability over Operating Temperature Rangee
(+15 to +35 °C)
-0.125 cm-1
(0.25 nm)
---0.125 cm-1
(1.2 nm)
  • M2値は、レーザーヘッドの最小出力値(Optical Output PowerのMinimum値)において保証されています。最小出力値を超えて動作させた時は、ビーム品質が低下する場合があります。
  • レーザーヘッド底部にある取付け脚SWB/Mにより、高さ方向のビームポインティング調整ができます。
  • ビームに関するデータは、レーザ光源からいくつかの異なる距離において取得したカメラ画像から取得しています。各位置でのビーム幅はパワー分布の二次モーメントを用いて導出し、ビームパラメータはそのビーム幅と伝播距離の関係を双曲線でフィッティングして決定しています。
  • 動作温度範囲は、レーザーヘッドの外部の周囲温度を指します。
  • 動作温度範囲内における24時間の連続テストでは、波長安定性は0.125 cm-1以下となります。この測定値はFTIR分解能により制限されています。


Physical Specifications
Dimensions (W x H x D)114.0 mm x 132.8 mm x 208.4 mm
(4.49" x 5.23" x 8.21")
Operating Temperature Rangea+15 to +35 °C, Non-Condensing
Storage Temperature Range0 to +50 °C, Non-Condensing
Weight of Laser Head2.1 kg (4.6 lbs)
Laser Class3B (Output Power < 500 mw)
  • 動作温度範囲は、レーザーヘッドの外部の周囲温度を指します。内部温度の動作許容範囲については、個別の製品データシートをご覧ください。

レーザーコントローラMLSC

Laser Controller SpecificationsLaser Controller Setting
(If Applicable)a
Front PanelbRemote Controlb
Laser Current Control
PolarityCathode Grounded (CG)
Current Control Range0 to 1.2 Ac
Current Control Resolution100 µA20 µA
Current Control Accuracy±(0.1% + 500 µA)
Current Limit Range10 mA to 1.2 Ac
Current Limit Resolution100 µA20 µA
Current Limit Accuracy±(0.2% + 1 mA)
Noise and Ripple
(Typical; RMS; 10 Hz to 10 MHz;
Current < 600 mA; 33 Ω Load)
Noise Reduction Off10 µA
Noise Reduction On5 µA
Drift
(24 Hours; Typical; 0 Hz to 10 Hz; at Constant Ambient Temperature)
<50 µA
Temperature Coefficient<50 ppm / °C
Laser Compliance Voltage
Compliance Voltage20 V
Compliance Voltage Measurement Resolution10 mV1 mV
Compliance Voltage Measurement Accuracy±(0.2% + 10 mV)
Internal Modulation
Amplitude of Modulation Current0 mA to Current Limit (Peak to Peak)
See Laser Setup Screen in Controller Interface Tab
Sine Wave BandwidthNoise Reduction Off10 Hz to 100 kHzd
Noise Reduction On10 Hz to 1 kHz
Triangle Wave BandwidthNoise Reduction Off10 Hz to 10 kHz
Noise Reduction On10 Hz to 300 Hz
Square Wave BandwidthNoise Reduction Off10 Hz to 10 KHz
Noise Reduction On10 Hz to 300 Hz
External Modulation Input
(3 dB Bandwidth; for Small Signals <±5% of Maximum Drive Current of 1.2 A; Measured with 5 Ω Load)
Input ConnectorSMA Connector
Input Voltage Range-10 to +10 V
Input Impedance10 kΩ
External Modulation CoefficientLow Sensitivity12 mA/V ± 5%
High Sensitivity120 mA/V ± 5%
Sine Wave BandwidthNoise Reduction OffDC to 100 kHz
Noise Reduction OnDC to 4 kHz
Triangle Wave BandwidthNoise Reduction OffDC to 40 kHz
Noise Reduction OnDC to 1.5 kHz
Square Wave BandwidthNoise Reduction OffDC to 20 kHz
Noise Reduction OnDC to 1 kHz
Tune Input
Input ConnectorSMA Connector
Input Voltage Range-10 to +10 V
Input Impedance10 kΩ
Tune Modulation Coefficient6 mA/V ± 5%
Sync Output
Output ConnectorSMA Connector
Logic LevelTTL
Low Level<0.3 V
High Level>2.5 V (50 Ω Load)
>3.5 V (10 kΩ Load)
Delay in Modulated Current with
Respect to Sync Output
Noise Reduction Off3 µs
Noise Reduction On30 µs
Temperature Control
Temperature Control Rangee (Tset)
0 to +50 °C
Temperature Resolution0.01 °C
Temperature Stability (24 Hours; Typical)<0.005 °C
Temperature Window Setting Rangee (Twin)0.01 to 25.0 °C
Delay for Protection Reset0 to 600 s
  • コントローラのレーザ設定画面(Laser Setup)でノイズ低減フィルタのOn/Offの切り替えが可能です(マニュアルのSection 4.5をご覧ください)。外部変調の感度はコントローラの変調設定画面(Modulation)でLow/Highの切り替えが可能です(マニュアルのSection 4.7をご覧ください)。
  • コントローラの前面パネルでは、高い分解能での設定はディスプレイによって制限されます。より高い分解能は、「ソフトウェア」タブのProgramming Referencesに従って作成したソフトウェアを用いて設定することができます。
  • コントローラの最大供給電流は1.2 Aですが、レーザへの最大電流はレーザーヘッドのEEPROMにより工場で設定された値に制限されます。電流リミット値は、工場で設定されたこの最大値までの範囲で、お客様が独自に設定できます。
  • 30 kHz以下の周波数では、電流の変調振幅はユーザ設定値の±5%以内に維持されます。30 kHzを超えると、この誤差は100 kHzで最大3 dBまで悪化します。コントローラは30 kHzを超えると警告を表示します。
  • レーザーヘッドの温度がTset ± Twinの範囲を超えた場合、レーザ電流は一時停止するかOffになります(マニュアルのSection 4.6をご覧ください)。

すべての技術データは、温度23±5°C、相対湿度45±15%の条件下で有効です。すべての確度仕様は30分のウォームアップ後に有効です。

General Laser Controller Specifications
Safety FeaturesInterlock, Keylock Switch, Laser Current Limit, Soft Start, Overtemperature Protection, Temperature Window Protection, and Switch-On Delay (3 to 60 s)
Display4.3" LCD TFT, 480 x 272 Pixels
Connector for DC Power Input4-Pin Mini-DIN Connector
Connector for External Modulation InputFemale SMA
Connector for Tune InputFemale SMA
Connector for Sync OutputFemale SMA
Connector for Interlock and
Laser On Signal
2.5 mm Mono Jack
Connector for USB InterfaceUSB Type Mini-B
Chassis Ground Connector4 mm Banana Jack
Warm-Up Time for Rated Accuracy30 min
Power Input100 to 240 VAC ± 10%; 47 to 63 Hz
Maximum Power Consumption180 VA
Dimensions (W x H x D)112.0 mm x 85.0 mm x 197.3 mm
(4.41" x 3.35" x 7.77")
Weight (with Power Supply)1.6 kg (3.52 lbs)
Operating Temperature0 to +40 °C
Storage Temperature-40 to +70 °C

コントローラのインターフェイス

タッチパネル式コントローラは直観的に操作できる2段階のメニュー階層を使用しています。ホーム画面ではレーザの設定値や実際の値を表示し、メニュー画面からはすべての設定画面にアクセスできます。レーザの動作パラメータには大きな文字が使用されているので、離れた位置からでも簡単に読めます。

パラメータを変更するときは、指またはスタイラスペンでタップするだけで編集可能になります。ホーム画面やメニュー画面には、パラメータ編集時以外はワンタップで戻れます。

画面下の固定されたステータスバーには、レーザならびにTECの切り替え(On/Off)スイッチのほか、キーロック、インターロック回路、レーザの過熱保護回路、そして電流リミット値に関するステータスインジケータが表示されます。

 

主要画面

Home Screen
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ホーム画面
ホーム画面ではレーザの設定値と実際の値を表示するほか、ユーザ定義の4つの設定値へのアクセスができます。コントローラに電源が入ると、最後に使用した設定が表示されます。
Menu Screen
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メニュー画面
ホーム画面右下のMENUを押すと、すべての設定画面にアクセス可能なメニュー画面が表示されます。
Modulation Screen
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変調設定画面
内部変調では、正弦波による最大周波数範囲は10 Hz~100 kHz、三角波と矩形波の場合は10 Hz~10 kHzです。コントローラのSMAコネクタを通じて外部変調する場合は、DC~100 kHzの変調に対応しています。
Laser Setup Screen
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レーザ設定画面
工場で測定された中心波長、光出力、最大順方向電圧、そして最大駆動電流が表示されます。「FP Laser Interpolation Type」をNONEからPOWERに変更すると、mW単位で特定の出力を要求することができます。
TEC Driver Setup Screen
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TECドライバ設定画面
TEC電流リミット値と、温度の下限値および上限値の設定が可能です。
System Settings Screen
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システム設定画面
ディスプレイの輝度を20%~100%の範囲で設定したり、波長の表示単位(nm or cm-1)を切り替えたりするのに使用します。

ピン配列

Rear of Laser
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レーザーヘッドの背面にはレーザーコントローラに接続するメス型HD DB26コネクタが付いています。
Rear of Controller
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レーザーコントローラの背面にはその他のすべてのコネクタが付いています。

変調入力端子

SMAメス型

SMA Connector
Modulation In
ParameterLaser Controller Setting
(If Applicable)
Value
Input Impedance10 kΩ
Input Voltage-10 to +10 V
Modulation Coefficient
of Drive Current
Low Sensitivity12 mA/V ± 5%
High Sensitivity120 mA/V ± 5%
Input
Frequencya
Sine
Wave
Noise Reduction OffDC to 100 kHz
Noise Reduction OnDC to 4 kHz
Triangle
Wave
Noise Reduction OffDC to 40 kHz
Noise Reduction OnDC to 1.5 kHz
Square
Wave
Noise Reduction OffDC to 20 kHz
Noise Reduction OnDC to 1 kHz
  • 3 dB帯域幅、負荷5 Ωで測定、最大電流1.2Aで駆動時の微小信号<±5%

変調係数の感度レベルとノイズ低減フィルタの状態は、レーザ設定(Laser Setup)画面で設定が可能です(「コントローラーインターフェイス」タブをご覧ください)。ノイズ低減フィルタを作動させると、駆動電流ノイズが約1/2まで低減します。

チューニング用入力端子

SMAメス型

SMA Connector
Tune In
ParameterValue
Input Impedance
10 kΩ
Input Voltage-10 to +10 V
Modulation Coefficient
of Drive Current
6 mA/V ± 5%

チューニング用入力端子はDFBレーザを吸収スペクトル線に精密に同調させたり、エラー信号をフィードバックして波長をロックしたりするのに使用します。

同期出力端子

SMAメス型

SMA Connector
Sync Out
ParameterValue
Low Level<0.3 V
High Level50 Ω Impedance>2.5 V
10 kΩ Impedance>3.5 V
Delay in Modulated Current
with Respect to Sync Out
Noise Reduction Off3 µs
Noise Reduction On30 µs

TTL出力信号は、内部変調信号が増加するときに0を超えたタイミングでLowからHighに切り替わります。

PC制御

メス型USB Mini-B

USB Mini B

このインターフェイスにより、PCはSCPI準拠のコマンドセットを使用してコントローラの設定変更が可能になり(「ソフトウェア」タブ参照)、またWindows®OS経由でファームウェアアップグレードをロードすることができます。

インターロック

2.5 mmモノラルジャック

2.5 mm Mono Jack

レーザを動作可能にするにはこのコネクタを短絡させなければなりません。レーザーシステムにはジャンパーピンが1個付属しています。

接地端子

4 mmバナナジャック

4 mm Banana Jack

必要に応じてこのコネクタをシステムの接地用に使用できます。

電源

メス型4ピンMini-DIN

4-Pin Mini DIN

このコネクタからレーザーシステム全体に電源を供給します。

レーザーヘッドとコントローラを接続

メス型HD DB26

HD DB26

コネクタの1つはレーザーヘッドに、もう1つはレーザーコントローラに付いています。これらは信号や電力の伝送に使用されます。

タッチパネル式コントローラのリモート制御用ドライバ

下のボタンのリンク先から、ユーザ作成のソフトウェアで当社のターンキー式レーザーシステムを操作するためのVXIpnpドライバとサポートドキュメントをダウンロードできます。コントローラは、ダウンロードページのProgramming Referenceタブに記載されているSCPI準拠のコマンドセットに対応しています。C、C++、C#、LabVIEW®、LabWindows™/CVIならびにVisual Studioのプログラミング環境がサポートされています。

ドライバ

バージョン1.0(2017年2月16日)

Software Download
All Items Included with Turnkey MIR Lasers
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中赤外域レーザーシステムMLQF4550の内容(写真は北米対応の電源ケーブルです)

発送リスト

ターンキー式中赤外域レーザーシステムには下記が含まれています。

  • 工場で校正済みのレーザーヘッド
  • タッチパネル式コントローラMLSC
  • レーザーヘッドをコントローラに接続するケーブルHD DB26
  • レーザーヘッドを光学テーブルに固定するクランプフォークCF175が3個
  • 中赤外域ビュワーカードVRC6S (写真には表示されていません)
  • リモート操作用USB 2.0 A-Mini Bケーブル
  • レーザ用Enableキー(2個)
  • インターロックの短絡用2.5 mmジャンパーピン(コントローラに装着して発送、写真には表示されていません)
  • 電源と電源ケーブル(日本国内用)
  • クイックスタートガイド
Laser Packages of QCLs
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ご提供可能なパッケージ例
Wire Bonding
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Cマウント上の量子カスケードレーザのワイヤーボンディング

カスタム対応/組み込み用量子カスケードレーザおよびインターバンドカスケードレーザ

カスタム対応/組み込み用量子カスケードレーザおよびインターバンドカスケードレーザ半導体製造工場では、パッケージされた中赤外レーザや利得チップを製造しています。当社の技術チームが、工場内でエピタキシャル成長、ウェハ加工、およびレーザーパッケージを行っています。3 µm~12 µmのチップを在庫しており、また当社の垂直統合型の施設ではユニークな要求にも対応できるよう十分な設備を整えております。

高出力ファブリペロー型量子カスケードレーザ(QCL)
ご注文に応じてマルチワット出力のファブリペローレーザをご提供可能です。出力パワーは、波長やご希望のパッケージなどに依存します。

カスタム波長のDFB量子カスケードレーザ(QCL)
分布帰還型(DFB)量子カスケードレーザ(QCL)を、ご希望の中心波長と波長精度でご提供いたします。ご注文の際には、お話を伺うことにより使用条件に合った製品のご提案が可能です。

下のグラフと右の写真ではご提供可能な製品例をご紹介しています。詳細については「当社の半導体製造能力」のページをご覧ください。

Contact Thorlabs

Custom QCL Wavelengths
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カスタムQCLまたはICLとしてご提供可能な波長
High-Power QCLs
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カスタム仕様のファブリペロー型QCLの最大出力
QCL Gain Chips
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ご提供可能な利得チップ材料のELスペクトル

レーザの安全性とクラス分類

レーザを取り扱う際には、安全に関わる器具や装置を適切に取扱い、使用することが重要です。ヒトの目は損傷しやすく、レーザ光のパワーレベルが非常に低い場合でも障害を引き起こします。当社では豊富な種類の安全に関わるアクセサリをご提供しており、そのような事故や負傷のリスクの低減にお使いいただけます。可視域から近赤外域のスペクトルでのレーザ発光がヒトの網膜に損傷を与えうるリスクは極めて高くなります。これはその帯域の光が目の角膜やレンズを透過し、レンズがレーザーエネルギを、網膜上に集束してしまうことがあるためです。

Laser GlassesLaser CurtainsBlackout Materials
Enclosure SystemsLaser Viewing CardsAlignment Tools
Shutter and ControllersLaser Safety Signs

安全な作業および安全に関わるアクセサリ

  • クラス3または4のレーザを取り扱う場合は、必ずレーザ用保護メガネを装着してください。
  • 当社では、レーザのクラスにかかわらず、安全上無視できないパワーレベルのレーザ光線を取り扱う場合は、ネジ回しなどの金属製の器具が偶然に光の方向を変えて再び目に入ってしまうこともあるので、レーザ用保護メガネを必ずご使用いただくようにお勧めしております。
  • 特定の波長に対応するように設計されたレーザ保護眼鏡は、装着者を想定外のレーザ反射から保護するために、レーザ装置付近では常に装着してください。
  • レーザ保護眼鏡には、保護機能が有効な波長範囲およびその帯域での最小光学濃度が刻印されています。
  • レーザ保護カーテンレーザー安全保護用布は実験室内での高エネルギーレーザの遮光にご使用いただけます。
  • 遮光用マテリアルは、直接光と反射光の両方を実験装置の領域に封じ込めて外に逃しません。
  • 当社の筺体システムは、その内部に光学セットアップを収納し、レーザ光を封じ込めて危険性を最小限に抑えます。
  • ピグテール付き半導体レーザは、他のファイバに接続、もしくは他のファイバとの接続を外す際には、レーザ出力をOFFにしてください。パワーレベルが10 mW以上の場合には特にご注意ください。
  • いかなるビーム光も、テーブルの範囲で終端させる必要があります。また、レーザ使用中には、研究室の扉は必ず閉じていなければなりません。
  • レーザ光の高さは、目線の高さに設定しないでください。
  • 実験は光学テーブル上で、全てのレーザービームが水平を保って直進するように設定してください。
  • ビーム光路の近くで作業する人は、光を反射する不要な装飾品やアクセサリ(指輪、時計など)をはずしてください。
  • レンズや他の光学装置が、入射光の一部を、前面や背面で反射する場合がありますのでご注意ください。
  • あらゆる作業において、レーザは必要最小限のパワーで動作するようにご留意ください。
  • アライメントは、可能な限りレーザの出力パワーを低減して作業を行ってください。
  • ビームパワーを抑えるためにビームシャッタフィルタをお使いください。
  • レーザのセットアップの近くや実験室には、適切なレーザ標識やラベルを掲示してください。
  • クラス3Rやクラス4のレーザ(安全確保用のインターロックが必要となるレーザーレベルの場合)で作業する場合は、警告灯をご用意ください。
  • ビームトラップの代用品としてレーザービュワーカードを使用したりしないでください。

 

レーザ製品のクラス分け

レーザ製品は、目などの損傷を引き起こす可能性に基づいてクラス分けされています。国際電気標準会議(The International Electrotechnical Commission 「IEC」)は、電気、電子工学技術関連分野の国際規格の策定および普及を行う国際機関で、IEC60825-1は、レーザ製品の安全性を規定するIEC規格です。レーザ製品のクラス分けは下記の通りです

ClassDescriptionWarning Label
1ビーム内観察用の光学機器の使用を含む、通常の条件下での使用において、安全とみなされているクラス。このクラスのレーザ製品は、通常の使用範囲内では、人体被害を及ぼすエネルギーレベルのレーザを発光することがないので、最大許容露光量(MPE)を超えることはありません。このクラス1のレーザ製品には、筐体等を開かない限り、作業者がレーザに露光することがないような、完全に囲われた高出力レーザも含まれます。 Class 1
1Mクラス1Mのレーザは、安全であるが、望遠鏡や顕微鏡と併用した場合は危険な製品になり得ます。この分類に入る製品からのレーザ光は、直径の大きな光や拡散光を発光し、ビーム径を小さくするために光を集束する光学素子やイメージング用の光学素子を使わない限り、通常はMPEを超えることはありません。しかし、光を再び集光した場合は被害が増大する可能性があるので、このクラスの製品であっても、別の分類となる場合があります。 Class 1M
2クラス2のレーザ製品は、その出力が最大1 mWの可視域での連続放射光に限定されます。瞬目反射によって露光が0.25秒までに制限されるので、安全と判断されるクラスです。このクラスの光は、可視域(400~700 nm)に限定されます。 Class 2
2Mこのクラスのレーザ製品のビーム光は、瞬目反射があるので、光学機器を通して見ない限り安全であると分類されています。このクラスは、レーザ光の半径が大きい場合や拡散光にも適用されます。 Class 2M
3Rクラス3Rのレーザ製品は、直接および鏡面反射の観察条件下で危険な可視光および不可視光を発生します。特にレンズ等の光学機器を使用しているときにビームを直接見ると、目が損傷を受ける可能性があります。ビーム内観察が行われなければ、このクラスのレーザ製品は安全とみなされます。このクラスでは、MPE値を超える場合がありますが、被害のリスクレベルが低いクラスです。可視域の連続光のレーザの出力パワーは、このレベルでは5 mWまでとされています。 Class 3R
3Bクラス3Bのレーザは、直接ビームを見た場合に危険なクラスです。拡散反射は通常は有害になることはありませんが、高出力のクラス3Bレーザを使用した場合、有害となる場合もあります。このクラスで装置を安全に操作するには、ビームを直接見る可能性のあるときにレーザ保護眼鏡を装着してください。このクラスのレーザ機器にはキースイッチと安全保護装置を設け、さらにレーザ安全表示を使用し、安全照明がONにならない限りレーザがONにならないようにすることが求められます。Class 3Bの上限に近いパワーを出力するレーザ製品は、やけどを引き起こすおそれもあります。 Class 3B
4このクラスのレーザは、皮膚と目の両方に損傷を与える場合があり、これは拡散反射光でも起こりうるとみなされています。このような被害は、ビームが間接的に当たった場合や非鏡面反射でも起こることがあり、艶消し面での反射でも発生することがあります。このレベルのレーザ機器は細心の注意を持って扱われる必要があります。さらに、可燃性の材質を発火させることもあるので、火災のリスクもあるレーザであるとみなされています。クラス4のレーザには、キースイッチと安全保護装置が必要です。 Class 4
全てのクラス2以上のレーザ機器には、上記が規定する標識以外に、この三角の警告標識が表示されていなければいけません。 Warning Symbol

Posted Comments:
ebayri  (posted 2018-12-18 02:21:48.093)
Dear Sir/Madam, We are looking for single frequency (narrow band) QCL laser between 4.3-4.4um wavelength? Could you provide such product and what is the maximum power level for such unit? Can we specify wavelength during purchase order? Best regards,
YLohia  (posted 2018-12-21 10:06:29.0)
Hello, thank you for contacting Thorlabs. Custom items can be requested by emailing techsupport@thorlabs.com. It is possible to specify wavelengths before being formally quoted and the minimum output power required for your application should also be specified along with it. We can then check the feasibility of offering a custom solution suited for your needs.
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ターンキー式ファブリペロー量子カスケードレーザ

アイコン等について
info icon下記の赤い資料アイコンをクリックすると、補足資料をダウンロードすることができます。

Choose Item

下記の「Choose Item」をクリックすると、ご希望の中心波長に近い在庫品のリストが表示されます。シリアル番号横の赤いアイコンをクリックするとその製品のデータシートをダウンロードいただけます。
Contact Thorlabs
  • 中心波長が4.00 µm、4.55 µm、10.5 µmのファブリペローレーザ
  • 光出力パワー
    • MLQF4000、MLQF4550: 250 mW以上
    • MLQF10500: 200 mW以上
  • 中心波長3~12 µmの製品もご提供可能(当社までお問い合わせください)
  • 工場で校正済みのレーザーヘッド、タッチパネル式コントローラの他、「発送リスト」タブに記載の全てのアイテムが付属

中心波長が4.00 µm、4.55 µm、10.5 µmの中赤外域ファブリペローレーザを標準品としてご用意しています。出力パワーは、MLQF4000とMLQF4550では250 mW以上、MLQF10500では200 mW以上です。広帯域発光が特長で、帯域幅はMLQF4000とMLQF4550では約50 cm-1、MLQF10500では約30 cm-1となっております。レーザ出力パワーの仕様値は全スペクトル域での合計出力値となります。この種類のレーザは広帯域発光であるため、医療分野でのイメージング、照明、顕微鏡などの用途に適しています。光出力は垂直方向の直線偏光となります。

製品は、シリアル番号毎にそれぞれスペクトル、出力パワー、ビームプロファイルを自動試験装置で測定後、出荷されます。測定結果は下記の「Choose Item」をクリックするとご覧いただけますが、レーザと共に発送されるデータシートにも記載されています。

レーザーヘッド内のEEPROMには、校正に必要な値がすべて含まれており、その値はコントローラにより自動で読み取られます。そのため、追加のレーザーヘッドを購入しても同じコントローラで駆動させることができます。当社の半導体製造部門では、ターンキーシステムに適したレーザーチップを常時製造しています。ご提供可能な波長や出力パワーについては当社までお問い合わせください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
Choose ItemMLQF4000 Support Documentation
MLQF4000Turnkey Fabry-Perot Quantum Cascade Laser, 4.00 µm CWL, 250 mW (Min)
¥1,988,151
7-10 Days
Choose ItemMLQF4550 Support Documentation
MLQF4550Turnkey Fabry-Perot Quantum Cascade Laser, 4.55 µm CWL, 250 mW (Min)
¥1,988,151
7-10 Days
Choose ItemMLQF10500 Support Documentation
MLQF10500Turnkey Fabry-Perot Quantum Cascade Laser, 10.5 µm CWL, 200 mW (Min)
¥1,988,151
7-10 Days
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ターンキー式分布帰還型(DFB)量子カスケードレーザ

アイコン等について
info icon下記の赤い資料アイコンをクリックすると、補足資料をダウンロードすることができます。

Choose Item

下記の「Choose Item」をクリックすると、ご希望の中心波長に近い在庫品のリストが表示されます。シリアル番号横の赤いアイコンをクリックするとその製品のデータシートをダウンロードいただけます。
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  • 単一周波数出力の分布帰還型(DFB)レーザ
  • 標準品は中心波長4~5 µmと9~10 µmでご用意
  • 中心波長は1~5 cm-1の範囲でチューニングが可能
  • 光出力パワー:5 mW以上
    • MLQD4500の出力光パワー:40 mW(典型値)
    • MLQD9500の出力光パワー:30 mW(典型値)
  • 工場で校正済みのレーザーヘッド、タッチパネル式コントローラの他、「発送リスト」タブに記載の全てのアイテムが付属
  • 中心波長4~11 µmの製品もご提供可能( 当社までお問い合わせください)

分布帰還型(DFB)量子カスケードレーザは4~5 µmまたは9~10 µmの中心波長で発振し、単一空間モードで動作します。入力電流と内部温度を調整することで、出力波長(波数)を 1 cm-1~5 cm-1の狭い範囲でチューニングできます。この種類のレーザは化学センシングや光通信などの用途に適しています。

製品は、シリアル番号毎にそれぞれスペクトル、出力パワー、ビームプロファイルを自動試験装置で測定後、出荷されます。測定結果は下記の「Choose Item」をクリックするとご覧いただけますが、レーザと共に発送されるデータシートにも記載されています。なお、シリアル番号付きのDFBレーザのチューニングレンジは付属文書に明記されていますが、4~5 µmまたは9~10 µmの全領域でチューニング可能ではありませんのでご留意ください。

各レーザーヘッドには、工場で測定した中心波長、 L-I-V特性、 波長/波数チューニング特性が保存されたEEPROMが組み込まれています。レーザーヘッド内のEEPROMには、校正に必要な値がすべて含まれており、その値はコントローラにより自動で読み取られます。そのため、追加のレーザーヘッドを購入しても同じコントローラで駆動させることができます。当社の半導体製造部門では、ターンキーシステムに適したレーザーチップを常時製造しています。ご提供可能な波長や出力パワーについては当社までお問い合わせください。

+1 数量 資料 型番 - ユニバーサル規格 定価(税抜) 出荷予定日
Choose ItemMLQD4500 Support Documentation
MLQD4500Turnkey DFB Quantum Cascade Laser, 4 - 5 µm CWL, 5 mW (Min)
¥2,068,851
7-10 Days
Choose ItemMLQD9500 Support Documentation
MLQD9500Turnkey DFB Quantum Cascade Laser, 9 - 10 µm CWL, 5 mW (Min)
¥2,068,851
7-10 Days